柏市教育委員会平成28年第2回定例会会議録

最終更新日 2016年4月11日

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1.日時

平成28年2月25日(木曜日)開会午後2時58分 閉会午後4時7分

2.場所

沼南庁舎 501会議室(沼南庁舎5階)

3.出席委員

  • 委員長
    塚本睦子
  • 委員長職務代理者
    原田圭子
  • 委員
    岩佐信道
  • 委員
    吉田佳子
  • 教育長
    河原健

4.委員及び傍聴人以外の出席者

生涯学習部

  • 生涯学習部長
    藤江美紀雄
  • 生涯学習部次長兼教育総務課長
    小城亨
  • 生涯学習部次長兼生涯学習課長
    篠原忠良
  • 中央公民館長
    海老原謙一
  • 沼南公民館長
    渡耒充章
  • 少年補導センター所長
    宮武孝之
  • 文化課長
    小宮山勉
  • スポーツ課長
    小貫省三
  • 図書館副参事
    諏訪部正敏
     

学校教育部

  • 学校教育部長
    山本和寿
  • 学校教育部理事
    大内俊郎
  • 学校教育課長
    川本徹
  • 学校企画室長
    藤木亮平
  • 学校財務室長
    荒巻幸男
  • 学校施設課長
    鮫田英俊
  • 学校保健課長
    増田義男
  • 学校給食センター所長
    小池秀一
  • 指導課長
    片岡通有
  • 市立柏高等学校事務長
    若井典之
     
  • 教育研究所長
    内田守

事務局

  • 教育総務課副参事
    籠博郎
  • 教育総務課統括リーダー
    伊藤正則
  • 教育総務課副主幹
    渡辺延宏
  • 教育総務課主事
    松沢宏治 

5.出席状況の確認

  • 塚本委員長
    会議に先立ちまして、出席状況を確認します。まず、教育委員については、全員出席されており会議は成立しています。次に、事務局職員の出席状況について教育総務課長から報告をお願いいたします。
  • 教育総務課長
    市立柏高等学校の校長並びに、図書館長が用務により欠席しております。かわりまして市立柏高等学校事務長、また、図書館副参事が出席しています。

6.傍聴に関する説明

  • 塚本委員長
    会議に入りますが、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第6項の規定により、会議は原則公開となっています。本日は、傍聴希望者がお1人いらっしゃいますので、柏市教育委員会会議傍聴規則第1条の2第2項の規定に基づき報告いたします。

7.開会宣言

  • 塚本委員長
    ただいまから、教育委員会平成28年第2回定例会を開会いたします。

8.前回会議録の承認

平成28年第1回定例会会議録について全委員異議なく承認した。

9.教育長報告

報告

  • 学校教育部長
    教育長報告は2点ございます。
    アの第49回柏市教職員教育実践記録論文表彰式、並びに記念講演会についてを指導課長から、また、イの平成28年度柏市教職員人材育成指針及び平成28年度柏市教職員人材育成指標の策定についてを教育研究所長から、それぞれ御報告させていただきます。
  • 指導課長
    2月19日、沼南庁舎大会議室において、第49回柏市教職員教育実践記録論文表彰式を実施いたしました。
    本年度は、教職員70人から71件の応募がありました。今回1次審査・2次審査では聖徳大学大学院の南部昌敏教授による審査を経て、特選3編、入選6編、佳作6編を選出いたしました。
    当日は、この3点の特選については実践発表を行い、また、南部教授による記念講演「教育実践論文の特徴と論文のまとめ方」が行われました。
    なお、今回の表彰に当たり、和食をとおした豊かな給食についての実践をまとめました、星栄養教諭につきましては、これまでも何回も熱心に応募していただいていることもあり、その実践に対して教育長特別賞を贈りました。

質疑等

  • 塚本委員長
    ありがとうございました。
    それでは、アの第49回柏市教職員教育実践記録論文表彰式、記念講演会について、質問がありましたらお願いいたします。
  • 岩佐委員
    前年度に比べて多くの論文というか実践記録が提出され、大変結構でないかと思います。
    先ほど御紹介がございました、特選3点はそれぞれに興味あるテーマだと思うのですが、できれば中身をかいつまんで教えていただければありがたいなと思います。それから、今年提出された作品の全体的な傾向について一言、教えていただければと思います。
  • 指導課長
    先ず、特選の実践記録についてです。
    高田小学校、高橋静先生の論文ですが、子どもたちが自分自身の存在を深く肯定する、もしくは自己肯定感を高める指導のあり方、これを明らかにする実践論文でした。これを道徳として実践し、自他の関係から狙いに迫る意図がよくわかる実践でございました。
    2番目に十余二小、下妻先生の実践でございます。十余二小学校が安全の研究指定校ということで、科学警察研究所との合同授業を行っております。その中で、児童がみずから危険を意識し、自助、共助の力をつけていく機会が多く用意されている防犯学習の取組みです。地域を巻き込み、児童が多くの人に守られていることが実感できるという実践でございました。
    3番目に、酒井根東小学校、北村大明先生でございます。この方は特別支援学級の担任で、登校渋りの子どもに対して、応用行動分析学の知見をもとに、児童への支援の経過と成果を非常にわかりやすく、説得力のある形式でまとめた論文でございました。
    もう1つ御質問の点、今年度の特徴でございます。今年は70人と多くの応募がございました。その中で教職経験10年目の先生方からの応募が約4割もあり、学校の中核として活躍される先生方が自身の教育課題に向き合い、実践をまとめる。10年目の多くの先生方が書かれていることが今回の特徴と考えています。今後は、佳作までの作品を実践記録集として市内に配付してまいります。
  • 塚本委員長
    私自身も中学校で教えておりましたので経験があるのですが、日々の授業、部活動、生徒指導に追われて、授業計画や生徒指導の計画を立てて実践するというところまでは何とかいきます。けれどもその後、さらにそれを何かに生かすということは、かなりの努力を必要とすることです。この先生方は、忙しい毎日の中で時間をつくって、自分の教育実践をまとめて発表するために応募されたわけです。本当になかなかできないことで、この71人の先生方は御立派だなと思います。
    審査基準にもありますように、優秀な教育実践であるとされた先生方の報告は、ほかの先生方の刺激になり、また、大いに参考になるはずです。さらに、それは全ての先生方の力量の向上につながっていくものと思います。
    例年40人ぐらいの応募だったものが、71人と大変増えています。特に小学校の先生方が多く応募されているのが目につきます。各学校で活躍されている年代の方々34人の応募というのがまた、すばらしいなと思いました。
    この表彰式で賞状は出ると思いますけども、賞品または副賞というものはあるのかどうか、ちょっとお尋ねしたいと思います。
    私としては、この先生方がさらに研さんを積んで、実践につなげていただくために、図書券か何かの副賞があればより意欲がかきたてられ、さらに多くの方が、実践報告の応募されるのではないかと考えますが、いかがでしょうか。
  • 指導課長
    今回、賞状のほかに記念品はございません。今後検討してまいりたいと思います。ただ、教育長特別賞を今回、柏の葉小学校の星栄養教諭に贈呈させていただきましたが、和食をテーマとした論文でしたので、記念品として、すてきなお箸をお贈りしました。特別賞でございます。
  • 塚本委員長
    ありがとうございました。ほかに質問や御意見はありますか。
  • 岩佐委員
    これまで道徳というのは、1件あったりなかったりということでございましたが、今年は3件も出されたということで、大変結構ではないかなと思います。特に道徳が特別の教科というようなことになる状況の中で、これは大変いい傾向なので、ますます数が増えていくことを期待しております。
  • 塚本委員長
    それでは、次にイの平成28年度柏市教職員人材育成指針及び平成28年度柏市教職員人材育成指標の策定について、説明をお願いいたします。
  • 教育研究所長
    社会の急激な変化で、学校教育をめぐる課題が複雑化・高度化し、今までの経験や方法では対応しきれないという難しい状況が生じております。また、教員の年齢構成につきましても、大量退職・大量採用に伴い、指導力や指導法の継承がなかなか難しい状況になっております。
    そこで、柏市の目指す教職員像、経験や職層に応じて身につけるべき能力を明らかにすることで、個々の教職員、学校、教育委員会が目指す教職員像、身につけるべき資質能力を共通理解し、教職員の人材育成を意図的・計画的なものへ転換していくということが重要と考え、指針及び指標を策定いたしました。
    なお、12月に中教審の答申が人材育成に関して出されておりますが、そちらでも育成指針や指標を策定することが今後義務化され、制度化されていくということに触れておりますので、それらに先んじる形で柏市としては取り組んで行きたいという思いもございます。
    1つずつ簡単に御報告させていただきますと、まず、教職員の中間層である40歳代が今ほぼいないという年齢構成であり、2極化という中での問題や解決すべき課題を示させていただきました。
    それを受けて先ほど申しました、意図的・計画的な人材育成ということで、柏市の目指す教職員の姿と、人材育成の基本方針を掲げさせていただきました。
    基本方針は4点ございます。人材育成の考え方も、これまでとこれからをと対比させることで、わかりやすく表示しました。中核的な考え方として、この人材育成はこれまで教育委員会等で行う校外研修、各学校で行われる校内研修、それぞれ個人で研究する自己研さんという、3種類があるのですが、この3つを1つの指針、指標として同じ方向で進めていこうというところに、今回策定の大きな特徴がございます。
    特にこれまで、OJTにより現場で研修を積む仕組みが各学校まちまちだったところもありますので、文科省の答申にもあるメンター方式も、今後研究してまいりたいと思います。
    最後に、柏市の教職員に求める資質能力としまして、資質のほうが大きく4点、能力のほうも大きく4つの能力ということでまとめさせていただきました。
    続きまして、この指針をもとに作成したそれぞれの資質能力を分け、大きな特徴として3つのキャリアステージというものを考えました。教員生活は約38年間という長きにわたるわけですけれども、基礎形成期、伸長期、充実期というように分けまして、キャリアステージという考え方で、この3つの段階で備えるべき能力や資質について、具体的な表現で示すことに努めました。特にこのキャリアステージという考え方は、経験年数ということもありますが、その次の段階に上がるという期間は先生方それぞれの能力であるとか、教員としてどのようにキャリアアップしていくかという考え方によっても変わってきます。3年で第2ステージに行くかたもあれば、5年かかるかたもあるでしょう。第3ステージではもっと個人差が生まれるかなとも思いますが、それぞれの個人の特性や能力も見きわめながら、チェックしていけるようにできたらということで、作成させていただきました。
    細かい文言につきましては、今、すぐに目を通していただくことは難しいと思いますが、私どもが目指しているものだということで御理解いただければと思います。
    なお、この指針と指標につきましては来年度、先生方一人一人に配付される指導計画手帳というものに掲載します。それにより全職員がこれを手元に持つということと、初任者研修や各年代別の研修の手引きをつくりますが、この手引きにも載せて、研修の中でも積極的に使えるようにと考えています。
    なお、この指針と指標を使って現在、来年度の教職員の研修計画を作成しておりますが、これを見ながら精選するという作業も行っております。現在、17講座について見直し削減して、先生方の負担を軽くしながら中身も充実する計画としております。 
  • 塚本委員長
    ただいまの平成28年度柏市教職員人材育成指針及び平成28年度柏市教職員人材育成指標の策定について、質問や御意見がございましたらお願いいたします。
  • 岩佐委員
    このように柏市としての人材育成指針というものを確認して、大変結構なことであろうかとうれしく思います。
    ところで、資料の中に教職員に求める資質能力というのがございまして、資質のほうには教育愛、使命感・責任感、向上心・研修意欲、同僚性と、この4項目が書いてあります。思いますに、教師にとって広い視野というのでしょうか、平面的あるいは時間的にも、領域的にも、広い視野を持つことも大変大事ではないかと思うのですが、そうした観点は、この中にどう位置づけられるのでしょうか。
  • 教育研究所長
    広い視野ということですので、資質の項目というより、その中にある説明の部分に加えられるか検討させていただきたいと思います、例えば、使命感、責任感という中に、その広い視野を持つというような表現を入れることができるか検討させていただきます。
  • 塚本委員長
    ほかにいかがでしょうか。
  • 吉田委員
    教職員の人材育成ということで、前向きに、子どもたちのことを思ってやってくださっていることが、ありがたいと思っています。
    先生方も大学で一所懸命勉強して、やっと教員になられたわけです。女性の先生が産休を機にやめられたり、家庭を持ってやめられたり、さまざまな事由があると思うのですけども、そのほかの理由でやめてしまう方もいるのでしょうか。たくさん勉強してこられた先生方が、やめてしまうというのは残念だなと思います。各学校でも取り組まれていると思いますが、先生方が元気でないと子どもたちも元気になれないので、先生方の心のケアをしながら、学校を運営していただけたらありがとうございます。
  • 塚本委員長
    先生方の指導手帳に挟まれるものも、カラー刷りでなさるのですか。
  • 教育研究所長
    残念ながらモノクロになります。
  • 塚本委員長
    もし予算が措置できるならカラー刷りでやっていただければと思います。カラーだと、とても見やすいと思います。立派な指標と指針をつくってくださり、ありがたいと思います。
  • 岩佐委員
    現職の教員に対する研修に大いに活用していこうということをおっしゃってますが、こういうものが柏市の教員になりたいという若者、学生諸君の目に触れて刺激になるとか、そういう活用の仕方というのは考えられますか。
  • 教育研究所長
    教員になる前にということですと、講師になる方も毎年100人を超えている状況です。その講師の方々には研修の機会もあり、指針や指標も配付されますので、そこでお示しできると思います。
    学生に関しては、現在そのような計画はありませんが、大学との連携や協定という話もありますので、今後どのように形にできるか検討してまいりたいと思います。
  • 塚本委員長
    これで教育長報告を終わります。

10.議事

  • 塚本委員長
    続きまして、議事に入ります。
    本日は3議案の審議が予定されておりますが、このうち議案第1号 第37回柏市教育功労者表彰については人事に関する事案であるため、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第13条第6項ただし書きの規定に基づき非公開で審議したいと思いますがいかがでしょうか。

(各委員、了承)

  • 塚本委員長
    それでは議案第1号については、本日の日程の最後に非公開で審議いたします。

議案第2号 教育財産の用途廃止について

説明

  • 塚本委員長
    では、議案第2号 教育財産の用途廃止についてを議題といたします。生涯学習部長から提案理由の説明をお願いいたします。
  • 生涯学習部長
    柏市沼南公民館の廃止により、この4月から柏市沼南近隣センターとなりますので、沼南公民館の土地、建物及び工作物の用途を廃止したいので提案するものでございます。詳細は、沼南公民館長から説明申し上げます。
  • 沼南公民館長
    昨年の第4回定例会で、教育機関の廃止の御承認をいただいておりますが、今回は沼南近隣センターへの移行に伴い、教育財産の用途を廃止するものでございます。
    土地、建物及び工作物の用途を廃止にするもので、具体的には48筆の土地、合計6、024.14平米、建物3、775.20平米。外部に図書館用車庫・倉庫としまして、141.61平米、現在これは倉庫と図書館の古本整理に利用しております。
    工作物につきましては消火水槽、受水槽、変電施設、汚水ポンプピット、移動図書バス車庫、高架水槽、消火補給水槽、エレベーターとなります。いずれも用途の廃止時期は、平成28年3月31日となります。
    御審議のほどよろしくお願いいたします。

質疑等

  • 塚本委員長
    提案理由の説明がありましたが、質問がございましたらお願いいたします。

採決結果

全委員賛成可決

議案第3号 柏市立小学校及び中学校通学区域規則の一部を改正する規則の制定について

説明

  • 塚本委員長
    続いて、議案第3号 柏市立小学校及び中学校通学区域規則の一部を改正する規則の制定についてを議題といたします。
    学校教育部長から提案理由の説明をお願いいたします。
  • 学校教育部長
    議案第3号につきましては、柏市立柏第三小学校及び、柏市立柏第二中学校の通学区域を変更しようとするものでございます。
    詳細内容につきましては、学校企画室長より御説明を申し上げます。
  • 学校企画室長
    今回の改正は、柏市立柏第三小学校及び柏市立第二中学校の通学区域のうち柏一丁目1、000番につきまして、柏一丁目7番へ変更しようとするものでございます。柏一丁目1、000番の場所ですが、JR柏駅東口の2番街とセントラルパル通りに挟まれた柏駅東口D街区第1地区です。ここに地上27階建ての商業住宅複合ビルが建設され、4階以上のマンションの入居が、この5月から始まることに伴いまして、現在の地番表示から住居表示へ変更しようとするものです。なお、柏駅東口D街区第1地区の通学区域ですが、既に平成26年2月21日付けで、柏第一小学校、柏中学校から柏第三小学校、柏第二中学校へ変更済みとなっており、今回の改正によりまして、学区の線引きが変わるものではございません。
    御審議のほどよろしくお願いいたします。

質疑等

  • 塚本委員長
    提案理由の説明がありましたが、質問がありましたらお願いいたします。
  • 岩佐委員
    柏一丁目1、000番という地番から住居表示に変わるということは何を意味するのか、説明していただきたいと思います。
  • 学校企画室長
    もともと、土地だけがあったということから、いわゆる住居表示ではなくて地番表示ということでした。今回建物ができたことに伴いまして、それぞれこの先、登記の関係といいましょうか、そちらに発展するということで今回提案させていただきました。
  • 教育長
    人の住んでいないところには、住所がないのです。人が住んで初めて住所ができる。今まで人が住んでいなかったところなので、地番という表示で示していたものです。
  • 岩佐委員
    建物がありビジネスはあったけども、住居としてはそこに入ってはいなかったと、そういうことですか。
  • 教育長
    住所というのは、人がいるところにつくんです。恐らく手賀沼周辺など、人が住んでいないところは柏市柏下何番とかの地番で、住所にはなっていないと思います。今回、大きなビルが建ち、そこにマンションができて人が住むことになったので住所が割り振られて、それが一丁目7番という住所になった。今までは一丁目1、000番という地面の番号であらわしていたものが、住所の番号にかわったということです。
  • 岩佐委員
    ありがとうございました。了解いたしました。

採決結果

 全委員賛成可決

 塚本委員長: 以上で議案第1号を除き議事を一旦終了します。

11.協議

ア 体育行事における「組体操」の実施について

  • 塚本委員長
    では、続きまして協議に入ります。
    初めに、ア、体育行事における組み体操の実施についてを学校教育部長から説明をお願いいたします。
  • 学校教育部長
    小中学校における運動会、体育祭など体育行事における組み体操については、お手元の資料にありますとおり、毎年のように事故による児童生徒のけがが発生している状況でございます。このことから、組み体操の実施の是非についてはかねてから各学校や校長会におきまして、教育委員会とも意見の交換をしながら検討をしてまいりました。その結果として、本年2月5日付けで、柏市小中学校長会から、平成28年度以降は体育行事において組み体操は実施しないという結論に至ったとの報告が、教育長宛てに提出をされたところでございます。
    本来、体育行事で行われる種目につきましては、指導要領などを参考に各学校で決めるものでございますが、児童、生徒の安全に関わる事柄でございまして、全市、全小中学校で統一した理解と取り扱いが求められるものと判断いたしまして、本日教育委員会議の協議事項として提出をさせていただいた次第でございます。
    委員の皆様の御意見をいただきまして、柏市教育委員会として校長会の協議結果についての考え方をまとめたいと考えておりますので、よろしく御協議のほどお願いを申し上げます。
    なお、詳細につきましては指導課長から御説明をさせていただきます。
  • 指導課長
    市内小中学校の組み体操実施による児童生徒のけがの状況、及び柏市校長会からの報告内容について御報告いたします。
    初めに、市内における組み体操の27年度実施状況について申し上げますが、中学校では、20校中5校の実施、小学校におきましては42校中41校の実施となっております。
    次に、組み体操実施時の児童生徒のけがの状況ですが、平成27年度には、骨折等のけがが48件報告されております。主な内訳は、打撲が20件、捻挫が8件、挫傷が7件、骨折が6件となっております。
    どのような状況で起きたかというと、サボテンという2人組の技で15件、タワーで12件、ピラミッドで9件となっております。全て練習中のけがです。他の年度も見ますと、25年度が34件、26年度が42件となっており、けがが増加傾向にあることがわかります。本番中のけがについては3年間で4件であり、けがのほとんどが練習中であることがわかります。
    続きまして、柏市校長会からの報告内容についてです。柏市教育委員会は、平成28年度以降の小学校の運動会、及び中学校の体育祭における組み体操は実施しないとの報告を柏市校長会から受けました。その理由として児童生徒がけがをする危険性が高いこと、けがの中で骨折等重大な事故も多いことを挙げており、危険性が指摘されている組み体操をあえて実施し、事故が発生した場合、学校への信頼が大きく損なわれるとの報告でございました。
  • 塚本委員長
    事務局から御説明がありましたが、何か御質問はございますでしょうか。また、質問と合わせて、この組み体操の実施に関する今後の方針について委員の皆様はどのようにお考えなのか、そして校長会からの組み体操を実施しないことという報告をどのように取り扱うべきかということも協議したいと思います。委員の皆様の御意見をいただきたいと思います。
  • 岩佐委員
    この組み体操というものは、学校の教育課程あるいは学習指導要領において、どのように位置づけられているのか、そのことを確認をさせていただきたいと思います。
  • 指導課長
    初めに学習指導要領への位置づけですが、現在小学校の体育、中学校の保健体育の内容に組み体操は示されてございません。
    組み体操の教育課程上の位置づけということですと、学校教育の一環として行われております体育的行事の1つである運動会、体育祭の種目という位置づけで実施されております。
  • 岩佐委員
    今回、校長会からの決定というか考え方が出されたわけですけれども、これについて教育委員会としては基本的にはどういう対応というのが適切なのか、できることとできないことがありますでしょうか。
  • 指導課長
    まず教育委員会の考え方として運動会、体育祭の種目を決める権限と責任につきましては、各学校の校長にあると考えております。私たちとしては設置者として、校長会での議論に対しそのことを協議し、特に児童生徒の安全にかかわる事項に対しましては、一定の方向性を示す必要があると考えています。
  • 塚本委員長
    ほかの委員の皆さん、いかがですか。
  • 吉田委員
    この理由の中に、生徒がけがをする危険性が高いということと、骨折等の重大な事故の例も多いということです。これに対して、安全配慮義務はどの程度保たれているのか、組み体操のときに先生方がどの程度補助して、子どもを守って上げられるかということがをきちんとされていたのでしょうか。運動会のときには教職員も総出なので、十分に守ってあげられると思っていました。しかし、今のお話ですと、練習中にすごくけがが多いということなので、練習中の先生方の人数のかけ方など安全性はどうだったのかなということをお尋ねします。
  • 指導課長
    けがの状況、教職員の指導の状況について、お答えいたします。
    一番多いけがは、サボテンという二人組の種目で起きております。これが15件です。二人組、三人組の種目ですと、周りに先生方がいても指導しきれない状況だと思われます。
    また、集団で行うピラミッドや、タワーにおいても先生方が、必ずどこかで支え切れなくなる状況があり、崩れようとしている中で、安全を確保しきれない状況があると考えています。
  • 吉田委員
    組体操の種目のサボテンとはどういうものなのか、教えてもらってもよろしいでしょうか。
  • 指導課長
    サボテンは二人組で行う種目でございまして、初めに二人組のうち一人が土台となり、片方の生徒を肩車します。肩車して立ち上がった後、頭を上に乗っている子どもの股から抜いて、その子を膝の上に立たすのです。その膝の上に立たせた子が両手を広げて、また下の子は膝に乗せた子の膝を手で支えるという形で、サボテンのような形状になる組み体操となっています。 
  • 塚本委員長
    インターネットで組み体操の動画を検索すると、ピラミッド、タワー、サボテン、それから最後の飛行機ですね。全部、動画で出てくるので見やすいと思います。
  • 吉田委員
    うちの子どもは体が大きいので、いつもそういうときは下になると思うのです。軽い子がやはり上に乗りますよね。組み体操について、子どもたちの反応というのはどうだったのかなと、喜んでやっていたのか、それとも嫌々やっていたのか、お聞きしたいのですが。
  • 指導課長
    お答えできるのは、子どもたちにとっても賛否両論があるということでございます。
    例えば、達成感があるのでやりたい。ピラミッドやタワーで、一番上に乗りたいのでぜひやりたいという声がある一方で、痛いのでやりたくない、後輩の前で失敗すると格好悪いという声もあります。そのような賛否両論があります。
  • 原田委員
    先ほど小学校では42校中41校、中学校は20校中5校この組み体操が実施されているというお話でしたけれども、小学校のほうが実施している学校の率が高くて、中学校が少ないというのはどういった理由からでしょうか。
  • 指導課長
    中学校の実施校が20校中5校しかないということからお答えいたします。中学校の場合、技の難易度もございますが、実際の練習期間が一週間に満たないことが多くあります。練習時間が短い中で技を取得し、危険を回避しながら演技することが難しいということで、中学校は減少傾向でございます。
    一方で、小学校におきましては、技の難易度も低いこと、また、考え方として、児童生徒は失敗を重ねながら練習を積んで、お互いに信頼し合うことで演技が成立する、こういう演技特性から子どもたちが感動や一体感、達成感などを得ることができるとの考えで、小学校ではかなりの学校が実施しているのだと考えています。
  • 原田委員
    組み体操を実施していない学校は、実際にどんなことをやられているのか、教えていただければと思います。
  • 指導課長
    例えば創作ダンス。また、組み体操もマスゲームの一種ではあるのですけれども、身体表現を用いたマスゲーム。さらに、いろいろな形での表現活動ということで、各校が創意工夫した取り組みを現在行っています。
  • 吉田委員
    事故も多く起こってきた中で、保護者の方から先生方や教育委員会へ「やめてほしい」と言ってきた場合はあるのでしょうか。
  • 指導課長
    先ほどの子どもたちの声と同じように、保護者におきましても賛否両論がございます。これまでの報道を受けて、組み体操がなくなると運動会で見たいものがなくなる。自分と同じ達成感を子どもにも味あわせたいという意見がある一方で、昔の子どもと体力が違うので無理だろう。また、加熱していくと危ないと思っていた。などの意見がございます。吉田委員の言われていることは、各学校でも重く受けとめているものと考えております。
    けがした子どもたちは本番の組体操に参加できなくなるわけですし、実際に本年度は48人、けがをしておりますので、学校も安全第一という考えをもって臨んでいると考えております。
  • 岩佐委員
    教育あるいは学校教育というのは、子どもたちの健全な成長と発達というものを願って行われるものだと思います。
    27年度のデータを見ますと、実施校が小中合わせて46校、けがをした児童生徒が48人。ということは平均1校に、1校でたくさん起こった場合もあるかもしれませんが、平均1校1人はけがをしているという状況でございます。
    こういう危険な、危険度の認識の違いはあるかもしれませんが、これほど危険の可能性が大きいものを学校の中で行っていくことは、やはりやめるべきであると感じます。
    校長会がこういう結論を出し、報告を出されたということに、私は賛成したいと思います。
    これまで、こういう事故が起きても教育委員会が注目して、学校を指導するということはなかったのではないかと思います。けれども、やはりこれからはそういう問題を本当に真剣に考えて、けがをすることで子どもたち本人と親御さんがどのように悲しむか。そのリスクを無視してはいけないのではと思いますので、この校長会の決定を私は支持したいと思います。
  • 原田委員
    私もそのように考えます。学校で毎年これだけの事故が起きていることが明らかになった以上は、続ける必要はないと思いますし、校長会で判断されたことを尊重したいと思います。
  • 吉田委員
    私もこれまでの御説明を聞く中で、この安全配慮というのは、絶対大丈夫というようには感じられませんでした。安全を保つことには、今までも努力してきたと思います。でも、これまでできなかったということは、またこれからもその心配があるので、やめざるを得ない状況と言っても仕方がないなと感じました。
  • 塚本委員長
    そもそも運動会、体育祭は、児童生徒のためのもので、日ごろの体育の成果を、保護者や親せきの方、地域の方に見ていただく発表の機会でもあると思います。
    今までずっと組体操が行われてきたというのはメリットがあったから、よかったから、教育的に意義があったからということで続けてこられたのだと思います。しかし、最近はこの種目を外す学校が増えてるということは、やはり一つには先ほど指導課長がおっしゃったように、子どもたちの体力が落ちていること。それから新聞の報道では、3年間かけて組体操が中学校の3年生でできるように、1年生から順番に段階を踏んで指導してきたというようなことがあるようです。
    しかし、現在の状況を見ますと、体育祭がとても短い期間・時間で準備され実施されていることを考えますと、組み体操は実施しないほうがいいという意見が多くなっているように思います。
    先ほど私が申し上げたように、インターネットで組み体操、動画で検索しますと、一番初めに大阪の小学校で、巨大なピラミッド、10段のピラミッドをつくっていて、10段目の一番上に男の子が乗って、旗のような白いものを掲げようとしているときに、中からがっと崩れ、中というか下のほうから崩れたのですが、周りにいた先生方も何の手も差し伸べられないような状況でした。恐らくけがをしたと思うのですけども、両側を支えられて、退場していく生徒が数人いた動画を見て胸を突かれました。
    メリットとして挙げられているその意義としては、児童生徒の感動や一体感、達成感、集団行動性を高めるというのが掲げられていました。けれども、これはほかの種目でもできることではないかと思います。実際にほかの種目でなさっている学校もあるということです。
    運動会、体育祭で、組体操をすることによって、当日の朝元気に出かけて行った子どもが、夕方に帰ってこない。あるいは一生残るけがを負って、そのために苦しむ人生を送るようなことがあってはならないと思いますので、校長会で話し合われて、柏市の全校で実施しないと結論されたことを尊重したいと思います。
    これまでの協議の中では、組み体操の件についてどう対処すべきかというのは、意見が一致したように思います。
    結論としては柏市小中学校長会、教育委員会事務局のお考えのとおり、小中学校の体育行事においては今後組み体操は実施しない、という校長会の方針を尊重していただくよう、各学校にお願いするということでよろしいでしょうか。それでは、最後に教育長から御意見お願いします。
  • 教育長
    今般その危険性とか、事故発生の状況とか全国的な関心を集めてきた組体操の問題ですけれども、教育委員会事務局としても年末から実態調査をして、安全確保のためガイドラインを作成する等を急ぎ行うことを検討してきました。同様に検討を進めてきた校長会のほうから、実施しない旨の報告をいただいたことは先ほどの説明のとおりでございます。
    私としては、学校の教育活動の実施に当たっては、子どもたちが安全に教育活動に参加できるというのが大前提だと思うのです。つまり組み体操の問題だけではなくて、学校の教育活動ではいつも安全がきちんと確保されていなければならないと思います。
    この機会に、運動会や体育祭での他の種目、あるいは通常の体育の授業や、いろいろな教育活動での安全確保、安全配慮というものを学校に広く強く呼びかけてまいりたいと思います。
    委員の皆さんの御意見のとおり、近々、少なくとも3月中旬ぐらいには、本日の委員の皆さんの御意見を尊重して、校長会の通知のとおり、各学校とも今後組み体操は実施しないという周知を、文書により行いたいと思っています。
  • 塚本委員長
    それでは事務局のほうで、今おっしゃったような方針で進めていただくようにお願いいたします。
    続いて、イの次回教育委員会議の日程について教育総務課長から説明をお願いいたします。

イ 次回教育委員会定例会の開催日程について

教育委員会平成28年第3回定例会

日時

平成28年3月25日(金曜日)開会午後1時30分

場所

沼南庁舎501会議室

12.その他

  • 塚本委員長
    そのほかに何かございますか。
  • 生涯学習部長
    それでは、行事予定を御説明させていただきます。3月の行事予定につきましては、生涯学習部は特段大きいものはございません。
  • 学校教育部長
    学校教育部です。3月8日市立柏高等学校の卒業式、15日柏市立中学校の卒業式、そして18日が柏市立小学校の卒業式ということでございます。それぞれ教育委員の皆様には御出席をお願いしますが、よろしくお願いいたします。
    それから2点ほど、補足の説明をさせていただきます。2日にございます運動器検診に関する説明会と、18日の柏市いじめ問題対策連絡協議会。この2点についてだけ、担当に御説明させていただきたいと思います。
    まず、運動器検診に関する説明会について学校保健課長より御説明します。
  • 学校保健課長
    運動器検診は、学校健康安全法の改正に伴いまして、平成28年度から子どもたちの健康診断に新たに加わった検診項目でございます。
    運動器は、骨、間接、皮膚、靭帯兼神経など体を支えたり、動かしたりする器官の名称でございます。
    現在の子どもたちには運動不足による体力、運動能力の低下や、逆に運動のし過ぎによるスポーツ障害の発生という、二極化の事態が深刻となっております。
    このままでは、子どもたちの運動器に問題が起きる心配があるとして、これまで実施している脊柱や胸郭の検診に加え、新たに上肢、下肢などの四肢や、骨、関節の運動器機能についての検診が加わったものでございます。これらの運動器検診が円滑に実施されるよう、3月2日には養護教諭などの学校関係者、16日には学校医を対象として説明会を開催する予定でございます。
  • 指導課長
    続きまして、指導課から平成27年度第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会について御説明いたします。
    3月18日、沼南庁舎大会議室におきまして、本年度のいじめの現状報告と現在増加傾向にございますネットトラブル、ネットいじめ対策について協議を行う予定でございます。
  • 塚本委員長
    それでは以上をもちまして、議案第1号の議事を除く日程を終了いたします。
    引き続き、議案第1号の審査を行います。
    会場は教育長室隣の会議室になりますので、関係職員のみ、そちらへ再度お集まりください。 一旦閉会といたします。

情報発信元

生涯学習部教育総務課

所在地 柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)
電話番号 04-7191-7389
ファクス 04-7190-0892
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