平成29年度第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会 会議録

最終更新日 2018年7月3日

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1 開催日時

平成29年3月16日(金曜日)午後2時30分から

2 開催場所

柏市沼南庁舎5階大会議室(柏市大島田48番地1)

3 出席者

委員

河嶌議長(柏市教育長)、原田委員(柏市教育委員)、奥野委員(柏児童相談所)、岡部委員(千葉地方法務局柏支局)、芝田委員(東葛地区少年センター)、津金委員(人権擁護委員)、長瀬委員(医師)、表委員(弁護士)、羽間委員(大学教授)、武田委員(柏警察生活安全課)、髙井委員(臨床心理士)、矢作委員(小学校校長)、小林委員(中学校校長)

事務局及び関係部署

内田学校教育部長、山口学校教育部理事、篠原生涯学習部長、高木こども福祉課次長、依田学校教育課長、菅原教職員課長、麻生教職員課副参事、杉本指導課長、須藤指導課副参事、宮武指導課生徒指導室長、藤崎指導課生徒指導室統括リーダー、菅原指導課生徒指導室指導主事、杉本指導課生徒指導室指導主事、星こども福祉課専門監、野戸こども福祉課統括リーダー、池田教育研究所長、山口教育研究所指導主事、長谷川少年補導センター所長、山田少年補導センター指導主事、安齋いじめeメール相談員

4 議題(報告・協議事項)

  1. サイバーパトロール実施状況及び柏市学校警察連絡協議会生活実態調査について

  2. いじめ防止推進の取り組みについて

  3. いじめを匿名で報告・相談できるストップイットアプリの実績について 

上記項目に関し、事務局が作成した資料を説明した後、委員による協議を行った。

報告1 サイバーパトロール実施状況及び柏市学校警察連絡協議会生活実態調査について

【主な報告内容】

  • サイバーパトロール実施状況及び柏市学校警察連絡協議会生活実態調査について
    (少年補導センター)山田健二指導主事報告

事務局が作成した資料を説明した後、委員による協議を行った。

その際に表明された主な意見は、次のとおり。

(河嶌議長)

ネット型の非行について、スマートフォン関係で小学校でのトラブルはありますでしょうか。

(矢作委員)

本校においてはほとんど発生していないが、年度初めにメールでのトラブルがあった。SNSでのトラブルは今のところ発生していない。スマートフォンの所持率については6年で増えてきている。

(河嶌議長)

警察では、この状況についてどのように捉えているか。

(武田委員)

子ども達のスマートフォンの技能が高いと感じている。大人も同等の知識をつけていかなければならない。また、スマートフォンを使用する際のルール作りが必要である。

(河嶌議長)

児童相談所では、この状況についてどのように捉えているか。

(奥野委員)

保護者の世代間のギャップはあまり感じていないが、保護された子どもはほとんどスマートフォンを持っている。通常の回線が使えないスマートフォンを渡すと、無料でインターネットができるところで通信するようになる。親は知らないことが多いが、コンビニエンスストアやファストフード店等の無線LANを使っている。スマートフォンが禁止されている子どもの中で、友だちから回線がないスマートフォンをかりて、公衆LANを使っていることがあり、トラブルの報告もある。親としては使えないスマートフォンをおもちゃ代わりで与えているケースもある。契約していないスマートフォンの扱いに注意が必要である。また、ゲーム機でもネットが使えるので注意しなければいけない。

(河嶌議長)

このような子どもの実態について、青少年健全育成の点から東葛地区少年センターではどのように捉えているか。

(芝田委員)

子どもだけでスマートフォンの契約できないが、アイパッドやゲーム機などを買い、ネットを使って、保護者が知らない間に周りとのつながりを持つ子が多い。例えば、家出先等についてSNSを使って探すような事案もあり、保護者から相談も来ている。SNS上でのやり取りで安心して実際に会ってしまい、異なった要求をされてトラブルになるケースがある。また、会わないからいいだろうと思っていても、SNS上のつながりで好意を持ってしまい、相手から「画像を送ってほしい」と言われ、画像を送ってしまいSNSで広がってしまうようなケースもある。このような現状については、県警としても問題視している。

(河嶌議長)

このような状況について、弁護士に相談はあるか。

(表委員)

ネット上の誹謗中傷・画像投稿での相談は頻繁にある、書き込みを複製されると全て消去することはできない。画像等はネットに挙げてはいけないと繰り返し教えなければならない。後で取り返しのつかないことになる。調査結果を見ると「悩み事の相談をだれにするか」という項目で、学校の先生は6パーセントと、あまり多くない。調査をするだけでなく、何らかの対策をとるようにしないといけない。先生に相談できる環境づくりを目指してほしい。

(河嶌議長)

対策について事務局では、どのような対策をとっているか

(事務局)

委員おっしゃる通り、学校の教員が相談を受け止めることが大切である。現在、SOSの出し方に関する教育の推進に努めている。その中で、ストップイットアプリの紹介・活用だけでなく、学校への指導も行っていく。

(河嶌議長)

調査結果を見ると、以前より「相談できる人がいない」という人数は減ってきている。相談できる環境は広がってきていると感じている。引き続き、自分で抱え込まないで相談できる環境を作っていく必要がある

報告2 いじめ防止推進の取り組みについて

【主な報告内容】

  • 「いじめ防止推進の取り組みについて」
    (指導課生徒指導室)菅原仁人指導主事報告

事務局が作成した資料を説明した後、委員による協議を行った。

その際に表明された主な意見は、次のとおり。

(河嶌議長)

ご質問やご意見はありますでしょうか。

(矢作委員)

本校においては、子ども達のいじめの認識が低いので、いじめ防止の川柳を作成し、廊下に掲示している。それによって「いじめが許されないこと」だということに気付いてほしいと考えている。柏市中学生によるいじめ防止サミットで行っていたロールプレイについて、小学校高学年でも取り入れてみたいと思った。

(羽間委員)

ロールプレイについてお伺いしたい。聞き方の訓練をするというのはとても重要だと思う。信頼できる大人につなげることが重要だと思うが、どのような取り組みをしているのか。

(事務局)

委員のおっしゃる通り、いかに教師のアンテナを高くSOSに気づいて対応するかが重要だと考えている。アンテナを高くして指導力を高めていく必要がある。組織的な対応をするリーダーを要請するために、10年経験者研修等のいじめ防止の研修を行っている。講義形式だけでなく、ロールプレイの研修を入れる等、実効性のある研修をしながら、いじめ問題の対応ができる人材について育成していきたい。

(表委員)

「信頼できる大人につなげよう」が、教師の逃げ腰に感じられる。相談したい時は、「目の前にいる先生に言おう」と伝えた方が良いのではないか。担任に相談できれば、信頼できる大人を探す必要がなくなる。先生が受け止めてくれんだという気持ちをアピールした方がいいのではないか。

(髙井委員)

教育相談の観点から、先生方に対する教育が必要だと思う。先生が子どもに向ける言葉が気になる。先生の感情的な発言等がもとに、その子に対してそういう言葉を向けていいのだ、という認識になっているケースがある。先生のいじめに対する認識が低いケースがあるので、若い先生への啓発を図る必要がある。

(河嶌議長)

髙井委員のおっしゃるように、若い教師の感性を高める必要があると思う。

(津金委員)

人権擁護団体として中学校で講演を行っており、小学校へ授業に行っている。そこで感じたのは教師の意識によって、子どもたちの状況は違うということである。本音が出せるクラスとそうでないクラスがある。中学校へ、いじめや自死を防止するためNPO団体を派遣しているのだが、やはり教師の意識によって子ども達への効果も違ってくる。

(長瀬委員)

中学の卒業生への健康教育や中学生の性教育を行っているが、地域性や年代によって違いがある。雰囲気の悪い学校というのは、生徒のノリが悪い。ノリの悪い学校は先生がいつも怒っている。そういうところでは、手を挙げることができない。そういう学校は、生徒たちが手を挙げさせない雰囲気を、教師が作っているのかもしれない。従って、相談を教師にだけに任せるのは無理だと思う。外部の人間の力も借りる、というのが大事なのではないのではないだろうか。きれい事だけでなく本音の部分で考えないといけないと思う。また、スマートフォンの所持率が高くなっており、家庭のルールが必要だというのは理解できるが、学校でのルールはどうなっているのか。本音の部分で考えないといけないと思う。

また、文部科学省のLGBT啓発については、Tの部分だけで、LGBについては対応していない。LGBの人については、自らの性自認についてどう考えるのか等、資料を作るのにも大変気を使う。同時に先生たちは大変忙しくしている。やはり学校だけでなく、外部の力を借りなければならないと思う。

報告3 いじめを匿名で報告・相談できるストップイットアプリの実績について

【主な報告内容】

  • 「報告3. いじめを匿名で報告・相談できるストップイットアプリの実績について」
    (指導課生徒指導室)菅原仁人指導主事報告

事務局が作成した資料を説明した後、委員による協議を行った。

その際に表明された主な意見は、次のとおり。

(河嶌議長)

ご質問やご意見はありますでしょうか。

(表委員)

学校のスマートフォン使用についてのルールを教えてほしい。学校の中でいじめを受けた場合、校内でストップイットを使用することはできるのか。

(事務局)

スマートフォンを持ち込むことは基本的に禁止になっている。しかし、家庭によっては持たせたいという要望もある。そのような場合は、個別に相談に乗り、対応している。ストップイットの相談については、放課後帰宅してからになる。そのため夜に相談が来ることが多い。我々が勤務している時間帯は、すぐに返信することもできるが、夜遅くに相談があった場合は、翌日の午前中に返信し、再度夕方に受けるような形が多い。

(小林委員)

中学校では、スマートフォンの持ち込みは原則禁止になっている。特例で持ってくる場合は、登校時に担任に預け、下校時に返すようにしている。間違って持ってきてしまったという事例はあるが、基本的には授業に必要のないものであるという指導をしている。

(原田委員)

ストップイットの相談内容について「その他」の相談は何か?また、ダウンロード数が少ないことに対し、増やすための対策があれば教えてほしい。

(事務局)

「その他」の相談内容については、子どもがどんなものか使ってみるための挨拶や反応を見てみようというような軽微なものが多い。また、ダウンロード率の向上については、引き続きポスターやリーフレット等で周知していく。さらに、いじめ防止基本方針に信頼できる相談窓口の一つとして記載すると共に、アプリの成果や相談状況をいじめ防止授業の中で紹介していく。

(表委員)

実際にいじめがあった場合、聞き取り調査をして解決するまでは大変だと思うが、いじめを発見して解決するまでのプロセスや期間を研究していく必要があると思う。いじめを発見して解決の期間はどれくらいなのか。ケースバイケースになるかもしれないが、解決に向かうまでの流れもぜひ研究してほしい。

(事務局)

学校からの報告で解決としているケースもあるが、判断は難しい。自死念慮などの深刻なものではなく、軽微なものもある。また、いじめ調査で把握できていたケースについては、早くつながることができた

解決の時間となると、かなり長い期間になる。ケースバイケースなので、正確に何日かかるかは言えないが、慎重にやり取りをすると時間はかかる。

(表委員)

いじめ解決へのイメージが持てないので、解決像が明確になると中学生にとっても良いのではないか。具体的な話があれば教えてほしい。

(事務局)

一旦解決したと思ったら再燃したケースもある。小学校低学年でのいじめの認知件数が多くなっている。これは、けんか等のトラブルもしっかりと認知している結果であるが事態が大きくならないように注視していく必要がある。また最近では、保護者同士がこじれているケースが多く、継続して関わっている。

(長瀬委員)

確認したいことが3点ある。

1点目は、通報内容について以前はレベルを1・2・3と分けていたと思うが、現在は無くなっているのか。

2点目は、生徒がスマートフォンで通報した時に、履歴は残っているのか。通報した履歴が残っていると、通報したことがばれてしまい、新たないじめにつながってしまう恐れがある。

3点目は中学3年生が使った場合、高校へ進学した時に使うことはできないのか。

(事務局)

1点目について、かつてはレベル分けの判断をしていたが、大人の基準でいじめのレベルは測れないので、最近はやっていない。一つひとつ丁寧に対応するように努めている。

2点目について、履歴については設定ができる。履歴が残る時間はこちらで調整でき、現在は3日間となっている。また、嫌な内容を履歴で残しているとそれを見てまたストレスになるので消去するのは有効だと感じている。ただし事務局には、履歴は全て残っている。

3点目について、高校進学以降は、対応していない。

(長瀬委員)

6年から中学校へはどうなっているのか?

(事務局)

小学校では対応している。基本的には匿名でのやり取りになるが、やり取りを続けていくとつながりはわかってくるので、フォローもできる。小中連携の中で対応していく。

(岡部委員)

このストップイットアプリについて大変注目しており、今後、様々な活用方法が考えられる。現在のところ、ダウンロードが高くない状況だが、活用方法の検討が必要だと感じている。例えば、相談窓口について、周りの大人とするのではなく担任の教員とするべきではないか。法務局では、悩み事を相談できる手紙を用意しているが、返信用封筒は信頼できる教員へとなっている。「大人」としないで具体的に明記するのが良いのではないか。

(事務局)

委員がおっしゃる通り、担任が受け止められる状況が良い。担任や近くにいる大人に相談してほしいということを伝えた上で、どうしても相談できない場合のセーフティネットの役割として周知していきたい。

(羽間委員)

保護者の受け止め方はどうなのか。

(事務局)

保護者の調査はしていないが、今後調査していきたい。また、保護者から相談を受けた形もある。子どもたちや教職員、保護者へのアンケート調査を今後広げていきたい。

(河嶌議長)

ダウンロード率の向上について、事務局が目指している数字はあるのか。

(事務局)

具体的な数値は定めていない。現在5パーセントだが、相談件数は増えており、子どもたちのニーズにあっていると感じている。現在は相談したい子どもがダウンロードしている。学年別にみると、1年生が多い。1年生だけ見るとダウンロード率は10パーセント以上になっている。これは、授業を行い、いじめ防止や傍観者について考えた後に、紹介しているからである。現在は、必要のない子はダウンロードしていない状況である。困った時にすぐにダウンロードできる環境を整えていきたい。 

(原田委員)

その他の意見27パーセントについて、具体的に教えてほしい。

(事務局)

「いじめってなんですか?」等の質問も多い。また、その他の相談の中には家族の中でのトラブルもあった。様々な悩みに対応できる可能性があると感じている。引き続き、いじめだけでなく、困った時に気軽に相談できるツールにしていきたい。 

(原田委員)

いじめに特化したものだけでなく、いろいろな質問に答えられたらいいと思う。

(河嶌議長)

ご意見ありがとうございました。それでは、以上を持ちまして平成29年度第3回柏市いじめ問題対策連絡協議会を閉会します。

5 予定

次回開催日時

平成30年度 第1回 平成30年5月28日(月曜日)午後2時30分~

情報発信元

学校教育部 児童生徒課

所在地 柏市大島田48番地1(沼南庁舎2階)
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ファクス 04-7191-1212
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