学校教育部ってどんなところ?

最終更新日 2017年5月1日

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平成29年度 学校教育部プロフィール(部局運営方針)

学校教育部長からのメッセージ

内田守学校教育部長の写真
内田守学校教育部長(写真真ん中)

今年度柏市では、市立小学校42校、市立中学校20校、市立高等学校1校で、32,412人(補足1)の児童生徒が学校生活を送っています。
来春には、市内で21校目となる中学校の開校を北部地区に予定しており、名称も「柏市立柏の葉中学校」と決定し、今年度は開校に向けた最後の準備を進めているところです。

さて、今年3月に、教育課程の基準を示す学習指導要領の改訂案が公示されました。
学習指導要領は、時代の変化や子どもたちの状況、社会の要請等を踏まえて約10年ごとに改訂されるものとなっており、今回公示された新学習指導要領は、小学校は東京オリンピックの開催年となる平成32年度から、中学校は33年度から、全面実施される計画となっています。

今回の改訂においては、社会の変化が加速度を増す中で、これから学んでいく子どもたちが大人になる2030年頃の社会の在り方を見据えながら、どのように知・徳・体にわたる「生きる力」を育むのかが重要視されています。

柏市も同様に、子どもたちが未来を担う社会の一員として豊かな人生を送ることができるよう、その基礎となる力を培う場として、学校が担う役割は非常に重要だと考えています。
学校がその役割を十分に果たすためには、教職員の力が重要なことはもちろんのこと、家庭や地域といった多くの大人が子どもたち一人一人に関わりながら、みんなでよりよい学校をつくるという観点が大切です。

そこで、柏市では「みんなでつくる魅力ある学校~子どもたちの学ぶ意欲と学ぶ習慣を育み、学び続ける力につなげる教育~」を基本方針に掲げ、保護者や地域・関係機関、市民の皆様のご支援・ご協力を頂きながら、様々な施策に取り組んでいるところです。

柏市の公立学校が、子どもたちにとって魅力ある学校となることを目指し、今年度も取り組みを進めてまいりますので、皆様の学校教育への一層のご支援・ご協力をよろしくお願いします。

(補足1)平成29年4月11日現在

学校教育部が設置する課・室

  • 学校教育課
  • 学校財務室
  • 教職員課
  • 学校施設課
  • 学校保健課
  • 学校給食センター
  • 指導課
  • 生徒指導室
  • 市立教育研究所
  • 市立柏高等学校

学校教育部の資源

組織構成

課名

常勤

再任用

(短時間)

臨時

その他

合計

部長・次長級職

2

1

0

0

3

学校教育課

13

0

1

0

14

学校財務室

6

0

3

0

9

教職員課

7

0

2

0

9

 小中学校(用務員)

6

0

100

0

106

 小中学校(サポート教員等)

0

0

74

0

74

 小中学校(事務補助員)

0

0

69

0

69

学校施設課

22

 1

2

0

25

学校保健課

13

0

1

0

14

 小中学校(栄養士、調理員)

33

4

9

0

46

学校給食センター

3

0

0

0

3

指導課

10

2

1

17

30

 小中学校(理科教育支援員・
 学校図書館指導員・外国語
 指導助手等)
0 0 133 0 133

生徒指導室

5

1

 0

58

64

市立教育研究所

12

0

3

15

30

 小中学校(教育支援員) 0 0 132 0 132

市立柏高等学校

69

0

10

14

93

部職員合計854名、うち正規職員201名(全正規職員(2,645名)に占める割合7.6パーセント)

平成29年度当初予算

  • 一般会計
    9,202,298,000円(一般会計全体(122,730,000,000円)に対する予算割合7.5パーセント)
  • 特別会計(学校給食センター事業)
    452,000,000円

学校教育部の主な課題と対応・取り組み方針

課題1 これからの時代に必要な力を育み、わかる喜びにつなげる授業の推進

「柏市学力・学習状況調査」の結果から、学年が上がるにつれ学力の二極化が進み、それに伴って学習に対する意欲も低下していくことが明らかになっています。「学習内容が難しくなる→ 分からない、できない→ つまらない→ 進んで学習しない→ ますます分からない、できない」という悪循環を断ち切るために、「学力」を「学ぼうとする力」「学び続ける力」と捉え、子どもたちの「学ぶ意欲」を育てるための魅力ある授業づくりに取り組むことが重要課題となっています。

対応・取り組み方針

子どもたちが、日々の学習活動の中で「わかった」「できた」ときの喜びや「学ぶことの楽しさ」を実感し、「もっと学びたい」という意欲につながるような授業づくりを推進します。
また、自ら課題を発見し解決する力、他者と協働するためのコミュニケーション能力、物事を多様な観点から論理的に考察する力などの育成を重視した授業づくりを推進します。

課題2 発達や学びの連続性を踏まえた教育の推進

小学校入学当初、幼稚園・保育園(認定こども園を含みます。以下同じ)との環境の違いに戸惑い、集団行動ができない、学習に集中できない、教員の話が聞けないといった状態が起こる、いわゆる「小1プロブレム」や、中学入学後の新しい学習環境や人間関係のつまずきなどから学校生活への不適応を起こす、いわゆる「中1ギャップ」について、幼稚園・保育園、小学校、中学校の各段階において、教職員同士が相互理解を深め、学校間の連携や交流を積極的に進める必要があります。

対応・取り組み方針

幼稚園・保育園、小学校、中学校の各段階の円滑な接続を図るため、子どもの発達や学びの連続性を踏まえた一貫性のある教育活動を推進します。

課題3 自他を尊ぶ教育の推進

学年が上がるにつれて、自己肯定感が低い子どもが増える傾向が見られ、子どもたちが自分という存在を大切にし、他者に対する優しい気持ちを深められるようになることが重要です。
また、規範意識の低い児童生徒も一定の割合で存在しており、学校や家庭では、「ルールを守る」ことの重要性や必要性を児童生徒が自覚し、遵守できるような取組を進めていく必要があります。
さらには、いじめについても、未解消事案に対し解決に向けた支援を充実させるとともに、引き続き、すべての学校で、いじめの未然防止、早期発見、早期解決に向けて取り組む必要があります。

対応・取り組み方針

 子どもたちの豊かな情操や規範意識、自尊感情と互いに尊重し合い、協力し合える好ましい人間関係、公共の精神などを育むため、道徳教育や読書活動、人権尊重教育を推進するとともに、いじめ防止対策、生徒指導、情報モラル教育等を推進します。

課題4 一人一人に応じた教育の推進

中学校の不登校の生徒数は減少傾向にありますが、小学校の不登校児童数は、若干増加傾向にあります。小学校で不登校だった児童は、中学生になっても不登校が続く場合があり、不登校の小学生に対する支援の充実が課題となっています。
また、特別支援学級に在籍する児童生徒数と通常の学級に在籍する支援を要する児童生徒数も、増加傾向にあります。
今後は、一人一人のニーズに応じた特別な支援に加え、障がいのある子もない子も可能な限り共に学び合う仕組みを構築する必要があります。

対応・取り組み方針

一人一人の子どもが抱える様々な教育上の問題を解決するため、教育相談を充実するとともに、一人一人の子どもの教育的ニーズを把握し、そのニーズに応じたきめ細かで適切な支援を充実させます。

課題5 健やかな体をつくる教育の推進

毎日朝食を食べない児童生徒が増えており、こうした朝食の習慣に関しては、保護者の意識や家庭環境による影響も少なくないとの調査結果もあることから、児童生徒に対する食に関する指導に加えて、保護者に対する働きかけを重点的に進めていく必要があります。
また、体育の授業以外に積極的に体を動かしている児童生徒の割合も、学年が上がるにつれて減少しており、大人になっても健康で充実した生活を送るために、子どもの頃から積極的に体を動かし、十分な体力をつけておく必要があります。

対応・取り組み方針

子どもたちが基本的な生活習慣を確立し、健康で充実した学校生活を過ごすことができるよう、健康増進のための正しい知識や習慣を身に付けさせるとともに、体力、運動能力の向上のための取組を推進します。

課題6 子どもの安全の確保の充実

柏市の児童生徒が被害に遭う交通事故は、毎年度一定の件数発生しており、道路交通法の改正により自転車の安全対策の強化が図られたことも受け、子どもたちが被害者にも加害者にもならないように、交通安全教育を充実する必要があります。
また、食物アレルギー対応について、教職員が正しい知識、緊急時の対応等理解を深め、校内体制を強化し、事故防止を徹底する必要があります。

対応・取り組み方針

子どもたちが安心して過ごすことができる環境づくりに努めるとともに、地域や関係機関との連携によって子どもの安全を守る取組を進めます。

課題7 学校施設の適切な整備及び管理

市立小中学校の現校舎の多くは、昭和40年代から50年代にかけて児童生徒数の急激な増加に対応して新規に整備されたため、老朽化が進み、大規模改修工事や備品の更新等が必要な状況となっています。限られた財源の中で、優先順位を決め、市が保有する他の公共施設等と併せて総合的かつ計画的に施設整備を進めていく必要があります。

対応・取り組み方針

安全・安心で良好な教育環境を確保するため、学校施設の計画的な整備と適切な維持管理を行うとともに、学校規模の適正化を推進します。

課題8 様々な教育課題に対応できる力量を備えた教職員の育成

教員の年齢構成の二極化により、10年後には、現在20~30歳代の若手教諭が学校組織の中核を担うようになり、その層からミドルリーダーとなる者が育っている必要があります。
また、その時管理職として学校組織を牽引することが期待される層は極めて母数が少なく、管理職の人材不足や若年化が学校経営に及ぼす影響も懸念されており、10年後を見据えた人材育成を計画的に進めていくことが急務となっています。

対応・取り組み方針

社会状況や教育を取り巻く環境が大きく変化する中で、学校が抱える様々な教育課題に対応するため、教職員一人一人の力量を向上させるとともに、教職員同士が互いに学び合い、高め合う体制づくりを推進します。

課題9 組織的な学校運営による学校の総合力の向上

教員の年齢構成の二極化により、10年後に管理職として学校組織を牽引することが期待される層は極めて母数が少なく、管理職の人材不足や若年化が学校経営に及ぼす影響が懸念されており、人材の育成に加え、限られた資源の中でより高い成果を出すための組織的な学校運営が必要となっています。

対応・取り組み方針

各学校が、校長のリーダーシップのもと、すべての教員と専門性を持った様々な人材が一体となって、機動的に教育課題に対応できる組織づくりを推進します。

課題10 家庭と地域と学校が一体となった教育の推進

従来から、学校支援ボランティアの協力を得ながら交通安全指導、防犯パトロール、学校図書館支援などの様々な教育活動を行ってきていますが、学校だけでは解決できない、対応困難な課題の解決に向けて、これらの活動を組織的なものに発展させ、学校・家庭・地域が一体となって地域ぐるみで子どもを育てる体制を整える必要があります。

対応・取り組み方針

社会がますます複雑多様化し、子どもを取り巻く環境も大きく変化する中で、学校だけでは解決できない様々な教育課題に対応するため、家庭と地域と学校が一体となった教育を推進します。中でも学校教育部では、学校支援体制の充実等に取り組みます。

平成29年度の主な事業

1. 学びづくりフロンティアプロジェクト校への支援

  • 新たに2つの中学校区で第四次プロジェクト校の取組を開始します。
  • プロジェクト校にサポート教員を集中配置します。また、サポート教員の質の向上に向けて研修体制の強化を図ります。
  • 一部のプロジェクト校においては、子どもの理解度が低い学年・学習に重点を置いた授業改善の支援に取り組み、効果を検証します。

目標

取組を通して、学校におけるPDCAサイクルの効果的な運用の確立を目指します。

関連する課題

これからの時代に必要な力を育み、わかる喜びにつなげる授業の推進

予算

74,542,000円

担当課

学校教育課、指導課ほか教育委員会各事業担当課

2.ICTを活用した学習の推進

  • 平成29年度から4年間の計画で全小中学校62校のICT機器を更新します。更新に併せて、老朽化が著しい校内LANの再構築を行い、大規模校など6校には可動式の教育用パソコンを増設します。
  • 中学校の全学年で英語の指導者用デジタル教科書を導入します。
  • 小学校全校の小学4年生を対象に、総合的な学習の時間を使ってプログラミング教育の授業を開始します。

目標

日常的にICTを活用できる環境の整備を進め、情報活用能力の育成を推進していきます。また、ICTの利活用により、分かりやすい授業の推進を図るとともに、児童生徒の学ぶ意欲を喚起し、自ら主体的に学び、対話による協働的な学習の実現に努めます。

関連する課題

これからの時代に必要な力を育み、わかる喜びにつなげる授業の推進

予算

599,196,000円 

担当課

教育研究所、学校教育課

3.教職員の人材育成

学校経営力の向上を図るため、次世代を担うリーダーの人材育成として、千葉大学及び聖徳大学の教職大学院に指導主事を派遣します。

目標

学修の成果を、市内小中学校の指導で還元します。

関連する課題

様々な教育課題に対応できる力量を備えた教職員の育成

予算

800,000円

担当課

指導課

4.いじめ防止対策

  • 平成28年度に改訂した「柏市いじめ防止基本方針」及び「いじめ問題対応の手引き」に基づき、いじめの未然防止を含む各種取組を推進します。
  • 児童生徒がいじめを自分たちの問題として受け止め、自ら主体的に考え、行動できるよう、市内の小中学生に向けて柏市いじめ防止啓発月間の取組への参加を促進します。
  • ネットいじめの早期発見と抑止力を生み出すための教育について、大学等と連携した取組を推進します。

目標

いじめの早期発見・早期対応と未然防止に努めます。

関連する課題

自他を尊ぶ教育の推進

予算

41,517,000円

担当課

生徒指導室

5.人権尊重教育の推進

いじめや差別のない学校づくりに向けて、性同一性障がいに係る児童生徒への理解と対応について、教職員を対象とした研修を、平成29年度から3年間かけて実施します。

目標

柏市すべての教職員が、性同一性障がい等に係る児童生徒への理解を深めることを目指します。

関連する課題

自他を尊ぶ教育の推進

予算

46,000円

担当課

生徒指導室

6.不登校児童生徒への支援

スクールソーシャルワーカーを増員し、困難を有する児童生徒への支援体制を強化します。

目標

教育相談や訪問活動により、困難を有する子供への支援の充実を目指します。

関連する課題

一人一人に応じた教育の推進

予算

41,540,000円

担当課

生徒指導室

7.障がい者スポーツ体験交流事業

平成29年度から3年間の計画で、市内の全小中学校において障がい者スポーツ選手等とのスポーツ体験交流を実施し、子どもたちの障がい者に対する理解を深めます。

目標

この体験が子どもたちの障がい者に対する理解を深めるだけにとどまらず、東京オリンピック・パラリンピックに向け、選手や競技に対する興味関心を高め、大会を成功させるための応援やボランティア等につながっていくものとなるよう推進します。

関連する課題

一人一人に応じた教育の推進

予算

2,800,000円

担当課

教育研究所

8.柏の葉中学校の整備

平成30年4月の開校に向けて、建築工事を完了します。また、必要な施設・設備の整備及び教材・教具、什器等の備品の準備や、給食設備の増設等を進めます。

目標

平成30年4月の円滑な開校を目指します。

関連する課題

学校施設の適切な整備及び管理

予算

2,886,400,000円

(平成29年度当初2,159,900,000円+平成28年11月補正分587,200,000円+平成29年2月補正139,300,000円)

担当課

学校教育課、学校施設課、学校財務室、学校保健課

9.空調設備の設置

小中学校の普通教室等への空調設備の整備を開始します。

目標

平成30年度の使用開始を目指します。

関連する課題

学校施設の適切な整備及び管理

予算

債務負担行為設定 4,700,000,000円

担当課

学校施設課

10.学校施設の老朽化対策

屋内運動場2棟の長寿命化改良工事を実施するほか、校舎については長寿命化対策計画の策定を行います。計画の策定に当たっては、モデル校でワークショップを開催します。

目標

安心で安全な学習環境を確保するため、屋内運動場2棟の工事の実施、屋内運動場3棟の設計を行います。

関連する課題

学校施設の適切な整備及び管理 

予算

386,830,000円
(平成29年度当初21,430,000円+平成28年11月補正365,400,000円)

担当課

学校施設課

11.学校給食室改修工事と備品の整備

開校と同時に給食を開始した松葉第一小学校の給食室は既に36年が経過し、施設や調理器具の老朽化が顕著になっています。このような状況を踏まえ、改修工事と給食用備品の購入を行います。

目標

改修工事と備品の入替えにより、「安定した給食の提供」を行うとともに、最新備品の導入により「さらにおいしい給食の提供」を目指します。

関連する課題

学校施設の適切な整備及び管理

予算

改修工事 79,000,000円、備品整備 39,837,000円

担当課

学校施設課、学校保健課

12.部活動の適正化

「部活動・特設クラブ活動のあり方に関するガイドライン」に基づき、各学校において、活動の目的や意義、指導力向上への取組、児童生徒の心身の発達を踏まえた活動や休養のあり方、保護者や地域との連携のあり方、事故防止対策等についての議論を深め、部活動の適切な実施と部活動運営の「量から質への転換」を目指します。

目標

部活動に関する議論の場と理解を深める場をつくります。

関連する課題

組織的な学校運営による学校の総合力の向上

予算

190,000円

担当課

指導課

13.就学援助制度の拡充

更なる保護者の経済的負担軽減を目的に、PTA会費を就学援助費として支給します。

目標

小中学校併せて約2,700戸の準要保護世帯に対し、制度の周知を図るとともに適正かつ円滑に支給します。

関連する課題

家庭と地域と学校が一体となった教育の推進

予算

7,327,000円

担当課

学校教育課