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更新日令和3(2021)年3月24日

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監査結果に基づく措置状況(平成29年度工事等監査)

平成29年度に実施した工事等監査の結果(平成30年3月12日公表)(PDF:163KB)を受けて監査対象部局が講じた措置状況のあらましは、次のとおりとなっています。

経済産業部の措置結果通知書

経済産業部の措置結果通知書

部署名

指摘事項等 講じた措置の内容

公設市場

経済産業部公設市場では、場内施設の機能維持と安全の確保等を図るため整備計画に沿って施設の整備を進めている。
計画策定の意義は、組織の目標や方針を明確化し、関係者との共有や外部周知を容易にし、目標等達成のための手段として役立てるものと捉えることができる。
本監査の対象工事等の背景及び現状は、6(1)イ及び6(2)イに記載したとおりであり、計画どおりの整備推進が実施されているとは言えず、整備計画に位置づけられていない工事等も、都度判断して実施している状況であった。
この結果、以下の問題があると判断した。
  • ア 整備計画の策定後の見直しや更新がされておらず、実際の施設整備が整備計画に基づくものとそうでないものが混在しており、全体的な市場整備の方針が不明確となっていること。
  • イ 青果倉庫棟耐震設計業務は委託契約を締結し履行されたが、本年度に予定していた耐震工事は見送られており、委託と工事を一体として捉えたマネジメントが不足していたこと。
  • ウ 立体駐車場棟への包装作業の場の移転案については、その有効性、経済性及び効率性が十分に確認できなかったこと。
以上のことから、整備計画を現状に即して見直すとともに、今後も環境の変化等に応じて、適宜、整備計画の更新に努められたい。

(平成30年6月12日公表)

平成29年度の松戸北部市場との統合により柏公設市場の置かれた状況が変化している。平成30年度、整備計画の見直しを行う。また、今後も柏公設市場の状況を判断し、短期的に見直しを図っていく。
経済産業部の措置結果通知書
部署名 指摘事項等 講じた措置の内容
公設市場 上記(1)イで指摘したとおり、青果倉庫棟耐震工事の年度内見送りは、耐震設計業務委託の本年度実施の必要性が問われる事案である。このまま当該工事が行われなければ、委託費を始めとする設計業務に係る関係経費の無駄遣いとなる状況であり、公金の有効活用という点で、市民感覚からかけ離れていると言わざるを得ない。
柏市場は独立採算制の特別会計で運営されており、施設整備費が増加すれば、財源を確保しなければならない。市場使用料に負担を求めれば、場内業者の経営を圧迫し商品価格に転嫁され、最終的には市民に影響するものである。また、同会計にも一般会計から税金が投入されている。行政職員として、行政活動に伴うコストは市民に及ぶことを強く認識して、慎重に業務に当たられたい。

(平成30年6月12日公表)

指摘の設計業務については、今後の整備計画に合わせ活用するよう努める。また、今後の各種工事等は、見直した整備計画に基づき綿密な計画を立てるとともに施設の統合や規模の適正化などを視野に入れて実施する。併せて、適正に予算を執行していく。

経済産業部の措置結果通知書
部署名 指摘事項等 講じた措置の内容
公設市場 上記(1)及び(2)において、施設整備における計画性が不足し、これに関連して、効果的、効率的な公金支出の判断が出来なかったことを指摘した。
本監査において、施設整備の方針や実施判断に係る決定手続きが明確に確認できなかったこともあり、組織としての職層に応じたチェック体制が機能しているか憂慮される。
事業推進にあたっては、職責ごとに事業内容を精査し、問題があれば十分に議論し、その都度組織的な決定手続きと情報共有を図るという過程が必要である。市民への説明責任の面でも、決定手続きや決定権者が明確であることは重要であり、決して疎かにしてはいけない。
担当部署においては、事務決裁規程などの関連規定等に基づいて組織運営がなされているか検証し、必要に応じて改善を図られたい。

(平成30年6月12日公表)

各種事務のチェック体制にあたっては、事務決裁規程に基づいた過程、判断を経ることは元より、今後においても、事務手続きの内容、規模や重要度に応じて細分化を図るなど適正に判断を行う。また、大きな事業の推進にあたっては、市場運営審議会などの組織と十分に議論し、組織的な決定手続きをその都度、執っていく。
経済産業部の措置結果通知書
部署名 指摘事項等 講じた措置の内容
公設市場 本監査では、青果棟庇設置工事において、工事現場の安全管理に問題ないことを確認した。
しかし、柏市場には経年劣化が進行したり耐震性が不十分な施設が多数あり、今後も多くの工事等が実施される見込みである。
柏市場は多くの車両や市場関係者及び市民が出入りする場所であるから、引き続き、工事現場の安全管理や場内の安全な動線確保などの対策を、現状に慣れることなく危機意識を持って取り組まれたい。
(平成30年6月12日公表)

各工事期間中においては、交通誘導員を適宜配置し、工事車両及び来客車両の安全配慮に努めていく。また、場内事業者に対しても車両の運行に際し、安全配慮するよう常日頃より指導するとともに場内常駐の警備員による安全誘導を行うなど安全対策に配慮する。

 

経済産業部の措置結果通知書
部署名 指摘事項等 講じた措置の内容
公設市場 今回青果棟に設置する庇は、その構造の特性からハトの糞による被害が予想される。食品を扱う施設の衛生状況は、食の安全につながるものである。屋根下にネットを張るなどの対応を検討されたい。 (平成30年6月12日公表)

ハト等の鳥が庇下に侵入し、糞害を起こさぬよう、ネットを張るなどの対策を講じる。

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