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更新日令和3(2021)年2月26日
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令和2年度第1回柏市交通政策審議会会議録
1 開催日時
令和2年7月30日(木曜日)午後1時30分~2時50分
2 場所
沼南庁舎5階 大会議室
3 出席者
委員(代理出席含め20名)
井出委員、伊東委員、神森委員、小瀧委員、齋藤委員、塩ノ谷委員、斯波委員、鈴木委員、高田委員、中嶋委員、西川委員、根本委員、松田委員(檜山委員代理)、藤井委員(会長)、伏野委員、星委員(副会長)、松丸委員、武藤委員、矢島委員、吉﨑委員
事務局
坂齊交通政策課長他5名
4 傍聴者
7名
5 内容
(1)議題
第二次柏市総合交通計画について
(2)その他
- ア 新型コロナウイルス状況下での交通利用状況、対策等
- イ 令和元年度第1回地域公共交通部会について(報告)
6 議事要旨
(1)第二次柏市総合交通計画について
事務局から、第二次柏市総合交通計画について、資料4及び資料4(補足資料)に基づき説明し、事務局案について委員全員から承認された。
(2)その他
ア 新型コロナウイルス状況下での交通利用状況、対策等
新型コロナウイルス状況下での交通利用状況、対策等について、鉄道事業者、バス事業者、タクシー事業者、市民委員のそれぞれの代表の方及び事務局から報告し、今後の改善に向けた検討を進めるために情報共有を行った。
イ 令和元年度第1回地域公共交通部会について(報告)
事務局から、令和元年度第1回地域公共交通部会について、資料5に基づき報告した。
7 主な質疑応答等
第二次柏市総合交通計画について
(藤井会長)
資料4の3ページ(2)に各計画の計画期間の表があるが、第二次柏市総合交通計画の策定に当たってベースとなる柏市地域公共交通網形成計画については、今年6月に法改正があり、網形成計画の位置づけが地域公共交通計画という位置づけに今後移行していくという運用になる。何が変わるかと言えば、文科省扱いのスクールバス、福祉関係におけるNPOや福祉有償運送の取り組み、医療関係の医療バスなどについて地域公共交通計画の枠組みの中で自治体が計画作りをし、移動を支える仕組みとしてこれらを総動員していこうというものである。特に公共交通空白不便地域において交通事業者がなかなかサポートできない地域性においては、関係性が出てくる。
第二次柏市総合交通計画の中にも、例えば、福祉の視点で移動を支えるという視点も順次取り入れていくこととなると思うが、事務局はこのこともイメージしていただいているか。
(事務局)
交通に関する様々な施策は年々新しくなり良くなっている。良いものは取り入れ、柏市の交通を良くしていきたいと思っている。
(藤井会長)
福祉と公共交通については線引きが非常に難しく、どの自治体も悩んでいる部分であるので、計画を見直す要素として事務局においては検討を重ねていってもらいたい。
新型コロナウイルス状況下での交通利用状況、対策等
事務局及び各委員からの報告は以下のとおり。
(事務局)
かしわ乗合ジャンボタクシーの令和2年4月~6月の利用者数は前年比約65パーセント減少しており、予約型相乗りタクシー「カシワニクル」は、前年比約35パーセント減少している。
感染予防対策としては、国の方針を踏まえ、一般社団法人全国ハイヤ―・タクシー連合会で策定した「タクシーにおける感染予防対策ガイドライン」などを参考とし、体温測定、定期的な手洗い、手や指の消毒、マスクの着用、定期的な車内の換気、エアコン使用時の外気導入、車内の消毒を各運行事業者において実施している。
より利用者が安心して利用できるための方策や新型コロナウイルス感染症が収束した後にどのような利用促進策が効果的かを模索しており、苦慮している。
(塩ノ谷委員)
JR東日本では、現状における利用状況は東京支社管内で、前年比で60パーセントまで戻ってきている。感染防止への取り組みとしては、車内の換気、車内及び駅設備の消毒、お客様と社員との間の飛沫感染防止策としてシートやパーテーションの設置、駅構内に消毒液を設置しお客様にご利用いただいている。
お客様への呼びかけとして、車内放送や駅の構内放送、デジタルサイネージ等を使い時差出勤やテレワーク協力への呼びかけやマスク着用の呼びかけを行っている。
また、JR東日本アプリで列車の走行位置をお知らせするサービスがあるが、併せて列車の混雑状況がわかる機能を7月15日から追加し、出来るだけ空いている車両をご利用いただけるよう情報提供に取り組んでいる。
(武藤委員)
東武バスイーストにおけるコロナウイルス状況下の利用状況は、対前年比で4月は50パーセント減、5月は60パーセント減、6月は30パーセント減、7月は25パーセント減となっている。観光バスに関しては4月から今日まで1台も稼働がない。
感染防止策として、従業員には出勤前の検温、マスクの着用や手洗い、うがい、アルコール消毒の徹底を実施している。バス車内においては、最前席の使用を中止しており、その他、車内ドライバーわきの床面に黄色のラインを引き、お客様に出来るだけそのラインの前に立たないようにお願いしている。運転席わきに飛沫感染防止のためのシートを設置している。
お客様の感染予防策としてはバス利用時にマスクの着用をお願いする他、車両に装備している換気装置を稼働させ、同時に走行中の窓開け換気をしている。運行終了の際には車内清掃と合わせて消毒を実施している。
(松丸委員)
タクシーでは、2月1日に運賃改定を行い、約1割ほどの値上げを全国の半分の地域で実施した。千葉県においては全域について約1割程度の値上げをした。その矢先に新型コロナウイルスの感染拡大という状況となった。
売り上げは、対前年比で2月はほぼ同じくらい、3月は20%減、4月、5月は60~70パーセント減、地域によって差があり観光地では9割減、6月は45パーセント減、7月は20~30パーセント減という状況である。
千葉県下では5社のタクシー会社が廃業ないし休業という状況で、今後ますますそのような会社がでてくる可能性もあり売り上げ的には非常に厳しい状況である。
感染予防対策については、他の交通事業者と同じような形で行っている。
(矢島委員)
小さい子どもがいるので、感染リスクを考え、移動の際は自家用車を利用していて、公共交通機関は全く利用していない。タクシーでは雨の日に窓を開けることが難しく、他人と接近しすぎる空間にいるのが不安に思う。バスを利用する際にも同じことが言える。
バス停に消毒液があると車内で捕まる際に安心だと思う。手をかざすと自動で消毒液が出てくるものであるとより安心感があると思う。電車では、コロナが落ち着くまでの間、子連れ専用車両があっても良いかと思ったが、マスクをしていない子どももいるので、そこを徹底しないと対策にはつながらないと思った。また、電車で一番不安なことはつり革につかまることである。つり革に直接触れずに捕まるためのハンドルフックという商品があるが、改札付近などでこのような商品の利用を促す看板を設置するのはどうか。
公共交通機関を利用する際の対策について、たくさんの人が目にできるような環境づくり、情報を市から積極的に発信することが大切だと思う。
(藤井会長)
感染防止対策について、口で言っても分からないような小さい子どももいるような中で、どのような対応を公共という空間の中で作り上げていくか、ということになる。他の自治体の委員会におけるバス事業者の方の話であるが、通勤時の高速バスについては、国土交通省において状況確認した結果、3分間で車内の空気が全て入れ替わり、間隔を空けて座ることで安全性が担保されるとの検証ができているとのことであり、これを国土交通省のHPでPRしている、とのことであった。しかし、このような情報がなかなか利用者のところまで届いていない状況である。コロナウイルスがあぶない、ということは日常的に伝わってくるが、感染防止の取り組みがされていて安全に配慮され利用が可能である、という情報まで届かないので、これを市民にどのように伝えていくかが大切であると思う。
令和元年度第1回地域公共交通部会について(報告)
質疑応答なし
8 次回開催予定
令和2年10月1日(木曜日)に開催予定
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