新市街地系地域

最終更新日 2010年9月1日

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1.特性と課題

(1)北部総合整備地域

つくばエキスプレス沿線の二つの土地区画整理事業地域

平成17年度開業予定のつくばエキスプレスと(仮称)柏北部中央駅、(仮称)柏北部東駅の2つの新駅設置、この2つの新駅を中心とした柏北部中央地区、柏北部東地区の2地区における土地区画整理事業については、事業の進捗に合わせて用途地域の変更や地区計画などの都市計画を進めますが、これらの都市計画の諸制度を活用しながら、景観施策を実施していく必要があります。

事業に先立ちまとめた緑園都市構想では、郷土の歴史や生活文化と調和を図った整備・都市の活力と環境が調和したまちづくりを目指しています。

〈緑園都市構想の基本理念〉

  • ふるさとの緑と文化を大切にしたまちづくり
  • いきいきと住み、働き、学び、遊ぶまち
  • 人と環境にやさしいまち

(2)その他の土地区画整理事業地域

豊四季駅南口や南柏駅東口での土地区画整理事業では、地区計画による良好なまちづくりが進められておりますが、さらに重点地区の指定などによりきめ細かな景観形成が望まれます。
北柏駅北口や柏インター第1・第2地区の土地区画整理事業については、事業の進捗に合わせて用途地域の変更や地区計画などの都市計画を進めますが、これらの都市計画制度などを活用しながら、景観施策を実施していく必要があります。

(3)学園文化施設地域

1)学術文化・研究施設が立地しています
東大柏キャンパスや県民プラザ、国立がんセンターなどの学術文化・研究施設が立地する他、大規模な公園である柏の葉公園が立地しています

2)新駅とのネットワークづくりの検討が進められています
新駅開業に合わせた、駅と地域を結ぶ交通(車・人)ネットワークづくりの検討が進められています。将来的にはこのネットワーク沿いの景観誘導を図っていくことが求められます。

3)学園文化施設地域にふさわしい景観の維持・向上のための施策が求められます。
公共施設が集積し、多くの人が集まる地域であり、公共施設の先導的な役割として良好な景観の維持とさらなる向上を図っていく必要があります。

2.景観まちづくりの目標

目標1:周辺の自然環境や歴史文化などと調和した、新たな景観づくり

基盤整備を伴う新たな市街地形成においては、他の地域に比較して大きな景観の変化が予想されます。一方その周辺には、自然環境や地形、歴史性など地域らしさ、柏らしさを感じさせる豊かな景観資源が残されています。新たな市街地形成ではこれら景観資源との共生を図り、旧来の面影を活かした景観づくりを進めていきます。


既存の緑地を活かした公園


既存の大樹を移植保存した商業ビル

特に北部地域には変化に富んだ地形や野馬土手などの緑、こんぶくろ池、地金堀などの水辺、正連寺をはじめとした古くからの農業集落など、柏の原風景を感じさせてくれる景観資源が多く残されており、土地区画整理事業においても、これらの景観資源を活かした計画づくりが進められています。
周辺の景観づくりにおいても、これらの景観資源を活かし、調和した街並みの誘導を図っていく必要があります。

<主要な景観資源>

  • 起伏のある地形とフリンジ(我孫子関宿線を境とした地形の高低差)
  • こんぶくろ池や地金堀などの水辺
  • 農業集落(将来的にも残される農家や農地)
  • 野馬土手、ゴルフ場等の特徴的な緑

目標2:周辺地域との連携に配慮したネットワークづくり

開業が予定される(仮称)柏北部中央駅や(仮称)柏北部東駅と周辺の商業地、住宅地、工業団地や学術文化施設地域との連携、駅前の土地区画整理事業が行われている南柏駅、豊四季駅と周辺の住宅地、公共施設との連携など基盤整備を契機として、駅を起点とした周辺地区との歩行者ネットワークの強化と魅力的な通りへの景観誘導を図ります。


地形を意識した起伏のある住宅の外構


地域イメージを活かした歩道

特に北部地域では、駅を起点として多くの人が利用する歩行者動線は景観づくりの重要な軸となります。以下に示す主要な歩行者動線の強化に加え、これらの歩行者動線沿いについては歩行者の通勤や買い物、散策といった性格に応じ、ふさわしい街並み景観の誘導を図っていく必要があります。

<主要な歩行者動線>

  • 学園文化地域への通勤等の動線
  • 周辺住宅地方面への生活動線
  • 利根川の水辺方面への散策動線

目標3:地域の拠点にふさわしい駅前の景観づくり

新設される(仮称)柏北部中央駅や(仮称)柏北部東駅周辺は、柏市の新たな交通拠点として、駅前空間のシンボル化や、歩行者動線と連動した街並み形成等、新たな魅力を持った景観まちづくりを進めます。


セットバックにより空間にゆとりを与えています。


店舗等と連動して配置された街区内の通路や広場が人のにぎわいを生み出しています。


通り側に低層複合住宅、後ろに高層住宅を配置し圧迫感を軽減してます。


整ったスカイラインや、デザインの協調、質の高い個々のデザインによって美しい街並みとなっています。

3.景観まちづくりの考え方

(1)駅及び周辺地区の顔づくり

1)にぎわいを生み出す街区内歩行者通路・広場などの配置に努める

  • 通りからのセットバックによりゆとりある歩行者空間をつくりましょう。
  • 街区内の通路や中庭広場などによって街区全体の魅力を高める工夫をしましょう。 

2)風格のある街並みを構成する駅前通りとする

  • 建物の主たる壁面位置を協調し、街並みの連続感の形成に努めましょう。
  • 低層部・中高層部、スカイラインなど街並みの見え方に配慮し、デザインに変化をつけましょう。
  • 建物用途に応じた駅前らしいにぎわいの創出や秩序ある街並みに留意したデザインとしましょう。

3)景観を特徴づける素材の活用に努める

  • 自然との調和を図りやすい素材の活用に努めましょう。
  • 低層部には開放感をもたらす素材の活用に努めましょう。

(2)周辺住宅地1)通りや界隈ごとに住宅地のデザインタイプを協調

通りや界隈のイメージをまとまりあるものとするため、デザインの協調に努めましょう。


和風イメージの住宅地の例。
屋根形状、外構デザインに伝統的な意匠が用いられています。

住宅のデザインタイプとして大きくは和風、洋風、現代風といった大別が考えられます。
ここでは特にそのスタイルを限定するものではありませんが、通りで個々のデザインが主張しすぎて落ち着きのない景観とならない配慮が必要です。
敷地周りの緑を豊かにすることでデザインの差は軽減されますが、外構のデザインや建築物の外壁、屋根色などの協調を図りましょう。また、旧家など歴史的景観資源の残る通りでは、これが醸し出す地域景観の固有性を損ねないデザイン配慮が望まれます。

2)生垣や敷地内緑化など、地域性への留意

  • ボリューム感のある敷地内緑化に努めましょう
  • 囲は生垣を基本とし、既存の樹種など地域になじむ生垣としまよう。
  • 塀を設ける場合は自然石や自然石風の塀とし、閉鎖的とならないよう、上部の緑化に努めましょう。

ここでは、新たな景観まちづくりに向けて基本的な考え方と現時点で考えられる街並み景観に配慮した建築物等のイメージを示しています。

新市街地系地域(都市型住宅)

スカイライン(単体・群)


(低層住宅)リズム感のあるスカイライン


(中層住宅)
勾配屋根のスカイライン


(中層住宅)
屋根によるスカイラインの
リズム(妻側のデザイン、
頂部のデザイン)


(中層住宅)
屋根によるスカイラインの
デザイン(ルーフ面による
表現)


(高層住宅)
バランスのとれた高層部の配置


(高層住宅)
ガラスなどの軽快な高層部のデザ
イン

壁面デザイン


(低層住宅)
色彩と壁面形状による
細やかなデザイン


(中層住宅)
分節化による親しみや
すいスケール


(中層住宅)
公園などからの見え方
を意識


(中層住宅)
街角の印象を高めるデ
ザイン


(高層住宅)
通りに圧迫感を与えない
高層棟の配置

低層部・オープンスペース


(低層住宅)
囲み型の落ち着いた
小広場


(中層住宅)
低層部のデザインの変
化・店舗の配置


(中層住宅)
質の高いランドスケープ
デザイン


(中層住宅)
歩行者空間への配慮


(高層住宅)
質の高いランドスケープ
デザイン

エントランス


(低層住宅)
各住戸に直接入れる玄
関の設置


(中層住宅)
ルーバーによる出入口
の演出


(中層住宅)
タウンハウス風低層部と出入口


(中層住宅)
タウンハウス風低層部と出入口


(高層住宅)
ガラス面による出入口の演出

駐車場・駐輪場


(低層住宅)
駐車場出入口の集合化


(中層・高層住宅)
街並みを分断しない駐車
場出入口


(中層・高層住宅)
中庭に駐車場、駐輪場
を配置

その他のディテール


(低層住宅)
緑化のしやすい大きなプ
ランター付のルーフバルコ
ニー


(中層・高層住宅)
ガラスを利用したテラス
による壁面のアクセント


(中層・高層住宅)
通り抜け道
(芝ブロックの通路)


(中層・高層住宅)
やわらかな境界部の処理

新市街地系地域(都市型商業・業務・工業)

スカイライン(単体・群)


(商業)
秩序とリズム感のあるス
カイライン


(業務)
高層となる場合は良好
なランドマークとなる工夫


(業務)
高層となる場合は良好
なランドマークとなる工夫


(工業)
親しみやすさややさしさを
感じさせるスカイライン

壁面デザイン


(商業)
大規模な壁面は単調と
ならない工夫


(業務)
壁面位置や外壁の意匠
形態に連続性や共通性
をもたせる


(業務)
壁面位置や外壁の意匠
形態に連続性や共通性
をもたせる


(商業)
住宅地に面する所はよ
りきめ細やかに分節化


(工業)
大規模な壁面の分節化

低層部・オープンスペース


(商業)
にぎわいを生み出すオープンスペース


(商業)
にぎわいを生み出すオープンスペース


(業務)
質の高いランドスケープデザイン


(業務)
質の高いランドスケープデザイン


(工業)
質の高いランドスケープデザイン

エントランス


(商業)
エントランスの演出


(商業)
エントランスの演出


(業務)
エントランスの演出


(工業)
親しみやすく企業イメー
ジを高めるデザイン

駐車場・駐輪場


(商業)
施設と一体的に見せる
工夫


(業務)
駐車場周囲の緑化


(工業)
周辺の住宅地へ配慮した
駐車場の緑化

その他のディテール


(商業)
親しみやすく洗練された
集合看板のデザイン


(業務)
外階段、屋上設備など建築物と一体的な
デザイン


(工業)
屋上緑化など緑豊かな外観

建物高さと塀・生垣


(小規模)
生垣、建物高さなどの協調


(大規模)
屋敷林、建築物・塀の高さのバランス


(中規模)
生垣、建物高さなどの協調


(中規模)
生垣、建物高さ、門などの
協調


(近隣環境)
建築色彩や庭木など自然
環境との調和に配慮

新市街地系地域(戸建て住宅)


バルコニーと敷地内の緑と生垣


開放的な庭や花など通りか
ら見て楽しい庭


オープンな庭


通りから見て順に高くなっていく植栽


(近隣環境)
公園から見た住宅地の庭の協調


(近隣環境)
公園の緑(右側)と協調した緑

屋根


屋根による壁面の分節化


屋根の向きや高さの協調


屋根による壁面の分節化


(小規模商業)
屋根の向きの協調


屋根の向きの協調

敷地境界


(小規模)
生垣によるやわらかなスクリーン


(小規模)
門の共有


(中規模)
生垣によるやわらか
なスクリーンとゆとり
のある隣棟間隔


道路からの生垣の
後退と緑の演出


(大規模)
歩道空間と協調した庭や塀、
生垣のデザイン


(小規模商業)
前庭の共有


(近隣環境・共通項目)
コモンスペースのある住宅

玄関・アプローチ


(小規模)
門扉による演出


(小規模)
門扉やアーチによる
個性の演出


(中規模)
高めだがやわらかな
スクリーンの木製格子


(大規模)
母屋と門の屋根の協調


(大規模)
玄関と車庫アプローチの分離


(小規模商業)
個性的な入口のデザイン

車庫


(小規模)
門扉による演出


(小規模)
路面のグレードアップ


(中規模)路面のグレードアップ


(中規模)
建物と車庫の一体化


(大規模)
路面のグレードアップ


(大規模)
建物と車庫の一体化


(近隣環境・共通項目)
コモンスペースの共同駐車場

情報発信元

都市部都市計画課

所在地 柏市柏255番地-1(柏市役所分庁舎2-2階)
電話番号 04-7167-1144
ファクス 04-7167-7668
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