住宅系地域

最終更新日 2010年9月1日

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1.特性と課題

(1)戸建て・低層住宅地域

1)各駅を中心として市街化が進んだ住宅地と面的に開発された計画住宅地がみられます

低層・戸建て住宅地域は、JR常磐線や東武野田線の各駅を中心とし徐々に市街化が進んでいる住宅地と計画的に開発された住宅地などが混在し、市全域に広がってます。

2)魅力的な住宅都市としての柏を特徴づけられるような計画住宅地がみられます

基盤の整った計画戸建て住宅地が市内に分布し、ゆったりとした敷地や、2重の緑を配し、素材にこだわった外構、整ったスカイライン(家並み)などそれぞれ個性的な景観を形成しています。

3)住宅地内に介在する屋敷林や平地林など緑が景観に彩りを与えています

一般住宅地周辺に広がる平地林や旧家の屋敷林、生産緑地、野間土手などの緑が点在し、景観の特徴となっています。

(2)中高層住宅地域

1)計画的に整備された中高層住宅地は少ない

豊四季団地、公団北柏ライフタウン、現在段階的に建替えによる高層化が進められている光ヶ丘団地などは、ゆとりある空間や緑地など景観に配慮されています。

2)沿道や駅周辺および工業地等での住宅の混在が見られます

幹線道路沿い、駅周辺および鉄道沿線、また工業地では徐々に新規の住宅の立地が進んでおり、他の商業施設や工業・流通施設等との用途の混在がみられ、ともすれば無秩序な街並みが形成されることが懸念されます。

3.景観まちづくりの目標

目標1:緑の資源をひきたて、より大きな緑へと育てる景観づくり

柏市の住宅地を縁どっている斜面林、住宅地域内の緑の拠点になっている平地林・野馬土手、豊かな屋敷林・社寺林との調和や連続化を図りながら、身近な景観づくりによって、より大きな緑の資源へと育てていきます。

目標2:一人ひとりの気配りから地域コミュニティへと育てる景観づくり

住み心地よく魅力的な住宅地域の景観づくりのためには、近隣住民や事業者相互の気配りや共通の財産といえる景観資源への配慮について共有認識を高めることが大切です。このような共有認識を育てていくための景観まちづくり活動を行政も支援し、地域コミュニティの醸成を図ります。

目標3:個々の住宅から地域全体につなげる景観づくり

良好な住宅環境の良さは柏市民のステイタスとも言えるものであり、今後の住宅地づくりや面的な住宅開発においても、これらを手本とし、住宅系地域の景観向上を目指します。

3.景観まちづくりガイドライン

(1)敷地利用(建物配置、敷き際、庭木など)

1)周辺に圧迫感を与えない建物配置を工夫する

  • 通りからのセットバックにより、ゆとりある空間をつくりましょう。

門のセットバックと緑化による空間の演出をした写真
門のセットバックと緑化による空間の
演出によりゆったりとした雰囲気をつ
くっています。

セットバックスペースを設けた写真
ゆとりのない敷地にも少しでもセットバッ
クスペースを設けるなど、ゆとり感を作り
出すことが可能です。

セットバック部分を緑化や歩行者のための空間とした写真
セットバック部分を緑化や歩行者のため
の空間とすることにより、一層ゆったりと
したものとなります。

歩行者空間、エントランスのゆとり、車寄せをしている写真
歩行者空間、エントランスのゆとり、
車寄せを敷地内で確保しています。

2)塀を生垣にするなど緑豊かな空間をつくる

  • 敷き際の部分は生垣などの緑豊かな空間としましょう。

高さを変化させた写真
庭木、生垣、低木と通りに向かって
高さを変化させることで、緑の豊かさ
を増しています。

通り側に低中 木を配置した写真
生垣でフェンスを隠しつつ、居室のプ
ライバシーを保護し、通り側に低中 木
を配置して緑の豊かさを増しています。

  • 緑の骨格を創っている公園・緑地及び付近の湧水など、景観資源の周辺では、緑の連続性や一体感に配慮し緑をつなぐ工夫が必要です。

手前の公園の緑と連続性を持たせるような配置の工夫をした写真
奥の住宅では、手前の公園の緑と連
続性を持たせるような配置の工夫をし
ています。

敷地内緑化の写真
斜面緑地に合わせて敷地内緑化に
努めています。

3)地区の特徴となる素材を活かし、連続性に配慮する

  • 通り沿いや周辺などで特徴となっている樹種や塀などがある場合、地区固有の素材として取り入れたり、それらを引き立てるよう工夫しましょう。


新しい住宅も生垣や竹垣を用い、昔
の雰囲気を残しています。


敷地周りの緑、石積などの連続が地
区の特徴を創りだしています。建替え
の際もこの秩序を守っていくことが大
切です。


通りに沿って、エントランス(入口)や緑などを
連続させています。

  • 昔の面影の残る地区では、昔ながらの素材を取り入れ、地区の特徴を強調しましょう。


昔ながらの生垣や松を住宅地づくりに取り入れ
個性を創り出しています。

4)周囲から目立たない駐車場の配置を工夫する

  • 駐車場が緑や街並みの連続性を分断しないよう、通りから目立たない配置を工夫するとともに周囲の緑化や舗装の工夫などにより修景しましょう。


立体駐車場を緑で囲み、目立たない
ようにしています。


平面駐車場の周囲を緑で囲み、路面
を修景しています。


周囲への緑の配置や、舗装の工夫
などにより、イメージを和らげています。


駐輪場の周囲を緑化し、囲みのデザ
インを工夫しています。

(2)建築物等(壁面、スカイライン、色彩等)

1)壁に表情を与える工夫をする

  • 小さな壁でも窓がなかったり、窓が小さい場合は、壁の素材などで表情を創り出す工夫をしましょう。


建物の壁に木材で変化をつけています。

  • 大きな壁は、周辺に圧迫感を与えたり景観を味気ないものにしがちです。壁の形や色使いに変化をつけ、窓などの開口部のデザインを工夫しましょう。


バルコニーの仕上げに変化をつけて壁面を
分節化しています。

2)周辺と調和した落ち着いたスカイラインとする

  • 斜面地などでは地形と調和したスカイラインとなるようなデザインとしたり、周辺の緑のスカイラインから大きく突出しないような配慮をしましょう。


背後の緑から建物が突出しない高さとし、
また斜面に沿ってスカイラインを構成し、
地形になじんだものとしています。

  • 長く単調なスカイラインとならないよう、三角屋根などで小さなリズムを創りだしましょう。


小刻みに壁面や屋根を分節化し、
単調とならないような工夫をしています。

3)周辺と調和した落ち着いた色彩とする

  • 屋根や壁などに彩度の高い色彩の使用を避け、周辺との調和した色調とすることにより落ち着いた街並みになるよう配慮しましょう。


窓、窓枠を落ち着いた色調で整え
ています。


壁、柱を落ち着いた色調で整えてい
ます。

(3)設備類、その他

1)屋上やベランダの設備類やごみ箱などを修景する

  • 屋上やベランダの設備類は囲いなどで修景し、きめ細やかな配慮をしましょう。


屋上の設備類を屋根で囲って修景し
ています。


緑が設備を隠しています。

  • ごみ置場などは緑で修景し、美しくデザインしましょう。


ごみ置き場であることを感じさせない修景デザインです。

2)通りに表情を与えるようなデザインとする

  • 門扉やエントランス、門灯、プランターなど建物や周辺との調和を図りつつ、小さなアクセントをつける工夫をしましょう。


門柱や門灯、足元のプランターなど、小さな要素を
丁寧にデザインし、個性と趣を感じさせます。

建物の用途が混在する地域のまちづくりでは


低層住宅と中高層マンションの混在
戸建て住宅に隣り合うマンションで、
屋上緑化する工夫がなされています

市街地では、低層の住宅と中高層の住宅が隣り合ったり、住宅、店舗や事業所が隣り合ってしまうところもあり、混乱した景観となるおそれがあります。

新たに建築物等を建てる際には、次のように周辺への十分な気遣いのある計画とすることが望まれます。

  • 周辺住宅との境界にできるだけ緩衝空間を設けるとともに緑化に努め、相互のプライバシーを保護する。
  • 色彩やボリュームは位置の工夫などにより、調和を図る。

住宅地域の景観 ~さらにワンランクアップを目指して~

(1)良好な景観を維持するために

まとまって計画的に整備された住宅地は、各種法制度(地区計画、建築協定、緑地協定、景観形成重点地区の指定等)を活用し、現在の住宅地の良さを活かすようなルールづくりによって保全していきましょう。

これらのルールづくりや、景観維持・向上のため活動に際して、景観まちづくり条例では、活用の場や情報の提供、技術的支援を定めています。

地区計画

地区計画は都市計画法に基づく地区のまちづくりのルールです。
敷地面積の最低限度や、道路境界からの外壁の後退距離、かき又はさくの構造(生垣化又は透視可能素材)について定めることにより、優れた景観・環境の保全を図っていきます。
地区計画によって建物を建てる際の具体的な制限(地区整備計画)が定められると、建築行為を行う場合は市へ届出が必要となります。

建築協定

建築協定は建築基準法に基づく地区のまちづくりのルールです。
建物用途の制限、敷地面積の最低限度、道路境界からの外壁等の後退距離、建築物の階数及び高さの制限について定めることにより、優れた景観・環境の保全を図っています。
建築協定は参加者が締結するものであり、着手前に参加者からなる代表委員会への設計図面の提示が求められます。
なお、柏ビレジでは別途緑化協定を締結し、道路境界部の生垣化や、緑化の位置や樹種について定めています。

緑地協定

緑地協定は都市緑地保全法に基づく地区のまちづくりのルールです。
道路境界部の生垣化や、緑化位置や樹種について定めている他、緑の維持管理についても定めています。
緑地協定についても建築協定と同様に協定参加者からなる運営委員会が設置されます。

(2)面的な開発の住宅地づくりでは

  • 基盤整備をともなう住宅地開発では魅力的な歩行者空間をつくる
  • 外構の通り側やバルコニーなどに緑化のためのスペースを設ける
  • 既存の緑地を取り込む


通り沿いの住宅とあいまった緑 豊かな緑道


樹林を取り込んだ住宅


外壁や植栽を揃えた小道


通りに面して高さや刈り込みが
整えられています。

情報発信元

都市部都市計画課

所在地 柏市柏255番地-1(柏市役所分庁舎2-2階)
電話番号 04-7167-1144
ファクス 04-7167-7668
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