平成25年度 第1回柏市健康福祉審議会病院事業検討専門分科会会議録

最終更新日 2016年6月16日

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1.開催日時 

平成25年10月3日(木曜日)午後3時30分~5時

2.開催場所 

本庁舎5階 第5・6委員会室

3.出席者

市立病院事業検討専門分科会

大久保委員、岡田委員、金江委員、小林委員、妹尾委員、中谷委員、野坂委員、西田委員、吉田(博)委員、水野委員

(欠席)吉田(勝)委員

柏市

庁内会議構成委員

関口副市長、下保健福祉部長、藤江保健福祉部理事、上野保健福祉部次長、山崎保健所長、羽石消防局長、関保健所次長、飯田企画調整課長、中山財政課長、松本福祉政策室長

事務局

  • 保健福祉総務課:石塚副参事他3名
  • 柏市医療公社:捧病院事務部次長、仲企画課係長
  • パシフィックコンサルタンツ株式会社 :川畑、佐藤

傍聴者

3名

4.議題

柏市立柏病院整備基本方針の策定について ~方向性と進捗状況~

5.資料

  • 次第
  • 資料1
    市立病院事業検討専門分科会の予定について
  • 資料2
    「柏市立柏病院整備基本方針の策定」の方向性と進捗状況
  • 資料3委員名簿

6.議事(要旨)

1 開会 

  1. 関口副市長挨拶
  2. 委嘱状の交付(新委員紹介)
  3. 新委員挨拶
  4. 今年度のスケジュール(事務局説明)

2 議事

柏市立柏病院整備基本方針の策定について ~方向性と進捗状況~

事務局より説明し、質疑及び意見交換

事務局説明

資料2「柏市立柏病院整備基本方針の策定の方向性と進捗状況」について、事務局が説明した。

質疑及び意見交換

  • 会長
    基本方針に基づくご意見を伺う前に、経営の現状等について総論的に、事務局から説明してもらいたい。
  • 事務局
    収益性は、黒字病院と比較して、高い構造とは言いがたい。医業収益を生み出す構造として、人件費よりも医薬品比率や材料比率が高くなっている。職員一人当たりの利益率は黒字病院と同等である。また、総資本回転率、固定資産回転率は高く、比較的、効率的に運営できている。ただ、当院は指定管理者制度のため資本を市が所有しており、単純に比較できない。分母が小さくなる分、回転率が高くなるが、そのまま受け止めるべきではない。人件費は、看護師・医師一人当たりの利益は黒字病院より若干低いものの、それほど差はない。当院の財務上の安全性であるが、固定長期適合率や借入率が低い傾向が見られる。そこは当院の特徴であり、もともと市の資本でやっており、借入や資産を当院は持っていないので、借金が少ない。一方で、流動比率と当座比率も低いが、もともと公益財団法人という性質上、現金をあまり持たず、利益が上がれば公益に再投資している。それゆえ公立病院の運営者また公益法人という点で、単純に比較できない部分もある。病院機能という視点でみると、当院は、外来機能が強い。紹介率が低く、再診患者が多い。入院につながりづらい傾向があり、結果的に外来が中心になっている。成長性という点では、職員数、医業収益、経常利益、付加価値額それぞれ概ね伸びている
  • 会長
    市立病院の赤字が一時問題になったが、柏市は指定管理者制度を導入して、幸いにして黒字運営となっているという状況である。本日は概念的な説明が中心だったため、議論は難しい面があるかもしれないが、全体を通しての質問や今後の議論の方向性等、皆さまからご意見をいただきたい。
  • 意見
    アマチュアの立場からすると、市民の実生活に対応したサービスを提供し、高齢者医療が中心になっていると感じる。利益率が低いという指摘もあるが、公益法人なので当たり前だろう。現状確認のみで、課題抽出がぼやけている。やはり高齢者医療への対応を見ると、重点政策がシフトしている印象を与えるのではないか。現在果たしている役割が大切なのに、そこが変更してしまっているのではないか。そこは十分に議論したのか確認したい。
  • 事務局
    ご指摘のように、当院の入院患者の年齢構成を見ると、70歳以上の高齢者が多いという事実はある。さらに今後分析を進めていくが、外部分析も行っている。団塊の世代が高齢者となる2025年に向けて、高齢化に対応した病院の機能再編を国が進めており、当院もそこを視野に入れながら検討を進めていきたい。現時点で方向性を決めている訳ではない。ここでの議論も踏まえて、立ち位置を決めていきたい。まだ結論は出ていないので、その辺もご意見をいただきたい。
  • 意見
    病院機能はかなり分化しており、超急性期を目指していくことは難しいと思う。市民のニーズはある程度の急性期をきちんとすることだと思う。問題は200床で全てをカバーできるかという点である。全てをカバーするには非常に薄い状況になってしまい、十分な医療ができなくなる。ニーズに応えるためには、機能分化するしかない。そうなると一つの病院で検討しても意味がない。がんセンターも特殊な病院であり、ひとつだけあっても何の役にも立たない。地域と一緒にやっていかなくてはならない。医療コンプレックスとして考えていくことが市民のニーズに応えられるのではないか。
  • 会長
    前年度の審議で、がんセンターという特殊な施設と、慈恵医大の急性期病院がある中で、地域の中でどのような病院を整備していくかが課題だった。市民に定着している一次、二次救急を基本とした病院と、小児救急を中心に整備していこうという方向性になった。時代のニーズによってどう変わるかはわからないが、とりあえずそのような基本的な発想に基づいて、これから病院を建築していくところだ。
    各委員にもご意見を伺いたい。
  • 意見
    現時点の市立病院は高齢者の外来が非常に多いので、それを受け継ぐ分析結果になるのは仕方がないと思う。ただ、柏市の中で小児救急が手薄という状況で、小児救急に力を入れていくという点を前年度の研究会でくみ上げていただき、非常にありがたい。10人の小児科医を確保し、40床の急性期を受け入れることは、人員の確保の面からなかなか難しいと思う。一次診療の下支えがなければ、二次の市立病院は非常に疲弊してしまう。夜間救急の立ち位置も含め、柏市医療センターなどとタイアップしながらでないと上手くいかないのではないか。
  • 意見
    前回までで新しい方向性が出て、新しい病院をという形になっている。経営については、わかりづらい。今どれくらいの実入りがあって、どれくらいが出るかということを示した方が良い。これから新しい病院を作っていくには、市の財政も考えた上で、どの程度費用がかかるのかなどを、もっとわかりやすく説明いただければと思う。
  • 意見
    やはり小児科を充実してほしいと思う。収益性について、人件費よりも医薬品や材料費が多いという点は気になるので、その点も説明していただきたい。それから、南部に病院をという意見もあったが、南部にもいろいろな病院があるのに南部に大きい土地を買って市立病院を建てるのが良いのか、もう少し検討していただきたい。
  • 会長
    その問題についてはまた次回に具体的な数値が出てくると思う。
  • 意見
    職員一人当たりの医業収益は黒字病院と同じだが、医師・看護師一人当たりが低いところ。前者と後者でどういう連携があるのか、意味がよくわからない。
  • 事務局
    データだけで申し上げると、医師・看護師以外のコメディカル職員と事務職員が、他病院に比べると収益率が高いこととなる。
  • 会長
    医療職を事務職員が補っている病院ということだろうか。これはあくまで数字的な問題であって、具体的にそのように言い切っていいのかはわからない。
  • 意見
    次回に具体的なものが出てきて、それから議論になると思うが、今後の方向性について、医師の確保と病院の建替えは決まっており、経営体質の改善も行うということだ。ひとつお願いがあるが、経営体質について収益等の分析が行われているが、それとは別に、患者の立場から顧客満足度の分析も入れてほしい。また医薬品費が多い点については、無駄に使われていないか、内部のガバナンスも含めた見方も入れていただきたい。
  • 会長
    医薬品費については、院外処方が行われていないのでそこはやむを得ない。薬が無駄に使われていることはないと思う。
  • 事務局
    患者満足度については2年に1度実施しており、今年度調査を実施し、分析中である。来月中にはまとめる予定だ。全体計画を考える時は、それらのデータも考慮に入れていく。
  • 意見
    委員より高齢者医療の指摘があったが、柏市で不足している医療のひとつは重症の周産期医療である。これは全国的な問題である。ただこれはスタッフをそろえた、1,000床近い病院でないと対応できない。柏市のみで対応できる状況ではない。もうひとつは小児救急医療。現状では、小児専門医は柏市内で10数名しかいない。特に困るのが休日夜間である。内科や整形外科の医師が小児救急にあたることになる。今年の4月から救急体制が少し変わり、一般病院に小児科の先生が夜間はいなかったが、1ヶ月のうち10日前後はいるようになった。やっと少し解消してきたところだ。残りの20日間は、慈恵が三次になったので、小児の二次を診てくれる先生がいない。一番必要なのは365日24時間で診てくれる小児救急医療だ。もともと小児救急医療は収益性が低いので、練馬で日大の分院が小児救急に力を入れていたが、結局赤字で撤退した。やはり個人病院ではとても補えない。医師会として何とかしなくてはいけないということで、今回の話になった。周産期医療も何とかしないといけないが、現状ではなかなか難しい。  
  • 意見
    公益性があるので、小児救急等の考えはいいと思う。コストを追求するのであれば、医療技術を上げて診療単価を上げることで対応できると思うが、そこは市立病院の目指すところではないと思う。機能のところをはっきりさせていただければと思う。
  • 意見
    慈恵は三次救急が中心であり、二次病院と協力しあって柏市内で救急医療を担保していく。担保というのは、地域の中で完結するということ。その中で柏病院とどうタイアップしていくかということを私たちは常に考えている。小児救急及び周産期は慈恵でも議論の的のひとつとなっている。委員のおっしゃるとおり、ある一定規模以上の規模がないと、責任をもって継続的に運営できない。私どもも貢献できるようなうまい仕組みを作る必要がある。数年かかるかもしれないが、検討していきたい。十分でない領域が小児と周産期医療であることは十分理解しているので、地域の中で協力しあって、フレームを作っていきたい。
  • 意見
    全体像だが、市立病院は50億円の収益を有する規模である。25億円が外来、もう25億円が入院から。その収益をどうしているかというと、20億を人件費、20億を材料・医薬品費、10億をその他に使っている。公益法人なので儲ける必要はないが、少しでも利益を上げ、支出を減らして、設備の改善や機械の購入など、患者サービスに回したい。そのような努力が必要だ。外来は手一杯の状態であるが、入院はプアな状況なので、入院を増やして、収入を増やしていきたい。将来性についての現在の考えは、専門病院ではないが、専門でも対応できる一般病院を目指していくということだ。幸い、柏市は慈恵医大とがんセンターという2つの専門病院があるので、市立病院がその後追いをする必要は全くない。むしろ、色々な病気、子どもから老人まで、さらに災害や感染症にも臨機応変に対応できる一般病院を目指していく。その中で専門疾患にも対応できる。果たしてそれが200床の病院で可能なのかというと難しいので、選択する必要がある。肺がんや脳腫瘍などは、がんセンターがあるので、ここに脳外科と呼吸器外科は必要ない。乳がんも慈恵医大にお願いできるので、放射線治療も必要ない。皮膚科や耳鼻科の患者さんも近くの開業医にお願いできる。逆に、がんセンターで心臓の悪い人や透析患者が出た時は、ぜひうちで診させていただきたい。そういうバックアップはできると思う。全ての疾患を市立病院で引き受けるのでなく、病院群の中で役割分担して、その一翼を市立病院が担えればいいと思う。小児については、今後10人の小児科医を迎えてしっかりやりたいと思うが、全てを診られるわけではない。やはり慈恵や夜間救急センターと連携しながら、小児医療の一翼を担うというスタンスになるかと思う。そのために今後どうすればいいのかという点について議論があると思う。非常に期待している。

3 閉会

(1) 藤江保健福祉部理事より総括と次回課題整理

平成24年度に策定した中期基本構想を実現するために、「3本柱の整備方針」を策定していくことについて説明させていただいた。また、市立病院の経営について、御意見をいただいた。本日は総論的な説明になったが、次回は資金計画など具体的な内容を提案させていただく予定である。

(2) 事務連絡

第2回病院事業検討専門分科会の開催予定

11月28日(木曜日)午後3時30分 市役所本庁舎5階 第5・6委員会室

以上

関連ファイル

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