蚊媒介感染症について

最終更新日 2018年5月15日

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蚊媒介感染症とは

蚊媒介感染症とは、病原体を保有する蚊に刺されることによって起こる感染症のことです。代表的な蚊媒介感染症には、ウイルス疾患であるデング熱、ジカウイルス感染症(ジカ熱)、チクングニア熱、日本脳炎、ウエストナイル熱、原虫疾患であるマラリアなどがあります。これらの感染症は主に熱帯、亜熱帯地域で流行しています。

我が国では輸入感染症としての症例報告が中心ですが、今後、デング熱、ジカウイルス感染症(ジカ熱)、チクングニア熱については国内発生の可能性があるといわれています。

感染経路

日本においては、ヒトスジシマカ等のヤブカ等に刺されることにより、感染を起こします。   

蚊

(ジカウイルス感染症を除き)基本的にヒトからヒトへの直接的な感染は起こりません。

予防対策について

蚊媒介感染症については、以下の予防対策が効果的です。

蚊に刺されないための対策

ヒトスジシマカの成虫は、庭や公園などの植栽や茂みなどに潜み、活動範囲は50~100m といわれています。吸血行動は朝方~夕方までみられます。

蚊の発生が予想される場所で作業などをする際には、長袖と長ズボンを着用したり、虫除けスプレーや蚊取り線香を使ったりして、蚊に刺されないような対策をとりましょう。

蚊を増やさないための対策

デング熱等の蚊が媒介する感染症の流行を防ぐためには、蚊の発生数を少なくすることが有効です。

デング熱を媒介するヒトスジシマカの幼虫は、小さな容器のたまり水などで発生します。

そのため住宅地では、植木鉢やプランターの水の受け皿、庭先に置いたままになっているバケツや壺、古タイヤ、雨をよけるために被せたビニールシートの窪み、廃棄された機械のフレームにたまった水なども発生源となります。

蚊発生しやすい場所

上記のようなたまり水が発生する場所がある際には、容器をひっくり返すなどして、蚊が発生しない環境づくりをしましょう。

流行国地域への渡航時の注意点

  • 流行地に出かける際は、長袖、長ズボンの着用、蚊の忌避剤を使用し、蚊にさされないよう注意しましょう。
  • 帰国時に発熱、発疹などの症状がある場合や心配なことがあれば、検疫所でご相談ください。
  • 帰国後、発熱などの症状がある場合には、渡航歴を伝えた上で、医療機関を受診してください。

デング熱について

デング熱は、デングウイルスに感染した蚊(日本では、ヤブ蚊と呼ばれるヒトスジシマカに限られる)に刺されることによって生じるウイルス感染症です。

蚊に刺されてから3日〜14日(多くは4〜7日)の潜伏期間の後、突然の発熱で始まり、頭痛・筋肉痛・関節痛を伴うことが多く、発症後3~4 日で胸部・体幹から発疹が出現します。通常1 週間程度で回復します。ただし、ごく稀に「デング出血熱」や「デングショック」とよばれる重症な状態になることもありますので、注意が必要です。

気になる症状が出た際には、医療機関を受診するようにしましょう。また、デング熱を疑って医療機関を受診する際には、「いつ」「どこで」蚊に刺されたかを主治医の先生に伝えるようにしましょう。

デング熱に関するさらに詳しい情報はこちら

デング熱について(厚生労働省ホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

デング熱に関するQ&A(厚生労働省ホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

デング熱関連情報(千葉県ホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

ジカウイルス感染症(ジカ熱)について

中南米を中心に流行しているジカウイルス感染症(ジカ熱)について、2017年2月2日に世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言しました。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)に関しては、妊婦の感染と胎児の小頭症の関連がみられるとブラジル保健省から発表されています。このため、妊娠している方及び妊娠の可能性がある方は、特に注意が必要です。

アフリカ、中南米、アジア太平洋地域で発生があり、近年は、中南米及びその周辺地域で流行しています。

ジカウイルスを持った蚊が人を吸血することで感染します。妊娠中の女性が感染すると胎児に発生する可能性が指摘されていますが、感染のしくみや感染時期は、現在までのところ不明です。

また、性行為により男性から女性パートナーへの感染が疑われる事例が報告されています。このため、症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用すること(注1)を推奨します。

(注1)WHOが作成した、性行為による感染予防に関する暫定ガイダンスでは、流行地から帰国した人は、帰国後少なくとも28日間、より安全な性行動をとるか、性行為の自粛を検討するとしています。

症状 

ジカウイルス感染症(ジカ熱)は感染しても症状がないか、症状が軽いため気づきにくいこともあります。

海外の流行地において、蚊にさされてから数日後(2~12日。多くは、2~7日)に、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛等の症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。

比較的症状は軽く、2~7日間症状が続いた後に治り、予後は比較的良好な感染症ですが、治療法はないため、対症療法となります。

ジカウイルス感染症(ジカ熱)に関するさらに詳しい情報はこちら

「ジカウイルス感染症について」(厚生労働省ホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

「ジカウイルス感染症とは」(国立感染症研究所ホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

「渡航時におけるジカウイルス感染症への注意について」(厚生労働省検疫所ホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

チクングニア熱について

チクングニア熱は蚊に刺されることで広がるウイルス性疾患です。「チクングニア」とは、アフリカの現地語で痛みによって「かがんで歩く」という言葉に由来します。最近、ヨーロッパやアメリカ大陸にも感染者が広がり、年々患者数が増加している感染症です。

潜伏期間は2~12日(通常2~4日)です。その後に、発熱、関節炎、発疹がみられます。関節の痛みは、手首、足首、指、膝、肘、肩などに現れます。結膜炎や神経系の症状もみられます。出血しやすくなることもあります。死に至ることは稀ですが、関節の痛みが月単位、年単位で続くことがあります。

症状によるデング熱との鑑別は困難です。デング熱よりも潜伏期間が短く、旅行中に発症する可能性があります。

症状に応じた対症療法が行われます。デング熱と同様に、出血傾向をきたすことがあるため注意が必要です。

チクングニア熱に関するさらに詳しい情報はこちら

「チクングニア熱Q&A」(国立感染症研究所感染症情報センターホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

「チクングニア熱について」(厚生労働省検疫所ホームページ)(外部リンクが別ウィンドウで開きます)

情報発信元

柏市保健所 保健予防課

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