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自殺予防に関する知識
自殺は追い込まれた末の死
自殺の背景は、倒産や失業など生活問題に加えて、病気の悩み等の健康問題や介護疲れ等の家庭問題、さらにはその人の性格傾向や死生観などが複雑に関係しており、その結果として社会とのつながりの減少や生きていても役に立たないという役割喪失感、あるいは逆に与えられた役割の大きさに対する負担感などの要因により心理的に追い込まれていくと考えられています。
自殺は防ぐことができる
失業・倒産・多重債務・長時間労働等の社会的要因については、制度や慣行の見直し、相談・支援体制の整備という社会的な取組により自殺を防ぐことが可能と言われています。また、身近な方の気づきにより、早期の相談や受診が可能となり予防へと繋がります。
自殺を考えている人はサインを発しています
自殺のサイン(自殺予防の十箇条)
- うつの症状に気をつけよう(気分が沈む、自分を責める、仕事の能率が落ちる、決断できない、不眠が続く)
- 原因不明の身体の不調が長引く
- 酒量が増す
- 安全や健康が保てない
- 仕事の負担が急に増える、大きな失敗をする、職を失う
- 職場や家庭でサポートが得られない
- 本人にとって価値あるもの(職、地位、家族、財産)を失う
- 重症の身体の病気にかかる
- 自殺を口にする
- 自殺未遂に及ぶ
(出典:自殺総合対策大綱パンフレット)
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