更新日令和6(2024)年3月26日

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麻しん(はしか)

麻しんとは?

  • 麻しんウイルスの空気感染および接触感染によって起こる病気です。感染力が非常に強く、くしゃみ、せき、鼻水などに含まれるウイルスが体内に入ることで感染します。
  • 麻しんウイルスに感染し症状が現れるまでの期間は約10日から12日間程度といわれています。
  • 麻しんを発症してしまうと、麻しんウイルスに対する有効な治療法はなく、せきや鼻水の症状をやわらげるための対症療法しかないので、予防に勝る治療はありません。予防接種で麻しんに対する免疫をあらかじめ獲得するのが最も効果的です。

症状は?

  1. かぜに似た症状で始まります。初めの2、3日間は発熱、鼻水、咳などの症状がみられます。この症状の時期が、最も人に感染させる危険性が高い期間です。
  2. 4日目に一度熱は下がりますが、目が赤くなり、目やにが出たり、口の中に麻しん特有のコプリック斑(白い泡状の斑点)が現れます。
  3. 半日から1日で高熱(38.5から40度以上)となり、同時に全身に赤い発疹が現れます。発疹の形、大きさは様々ですが、かゆみはありません。顔、首、耳の後ろから現れ、全身に広がります。
  4. 気管支炎や肺炎、中耳炎、脳炎(亜急性硬化性全脳炎など重篤な後遺症が残るもの)等の合併症が約0.1パーセントから10パーセントにみられ、油断のできないこわい病気です。
  5. 麻しんワクチン接種後数年を経過し抗体が低下してきたり、1歳前の乳児で母親由来の抗体が残っているなど不完全な免疫を持っている状態で麻しんウイルスに感染した場合、「修飾麻しん」という典型的でない軽症の麻しんを発症することがあります。

気になる症状があるときは

  • 上記のような症状があるときは、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 周囲の方に感染させないために、受診の際には必ずマスクを着用しましょう。
  • また、かかりつけの先生に受診する際には、事前に症状を伝えてから受診することをお勧めします。

予防は?

手洗いやうがいの徹底だけでは予防することはできません。

麻しんにかかったことがない人や、麻しんの予防接種をしてから10年以上経過しているような人は、予防接種を受けましょう。また麻疹が流行している時期は、できるだけ人ごみを避けるなどの対策も大切です。
万が一、麻しんにかかってしまった場合は安静にして、人との接触を避けるなどで人にうつさないようにしましょう。

麻しんにかかってしまう前に、予防接種を受けましょう!

特に接種を受けることが望ましいかた、お勧めするかた

  • 1歳以上の乳幼児でまだ、予防接種を受けていないかた
  • 予防接種を受けていない児童、生徒、学生
  • 幼稚園・保育所・学校等の教職員
  • 医療従事者
  • 福祉施設等の職員

(注意)定期予防接種の対象のかたは無料で接種できますが、それ以外の方は任意で自費での接種となります。在庫状況により定期接種優先となる場合がありますので、詳しくは医療機関へお問い合わせください。

柏市で実施している定期予防接種

詳しくは、こどもの予防接種のページをご覧ください。

予防接種スケジュール

国立感染症研究所 日本における予防接種スケジュール(外部サイトへリンク)をご参照ください。

関連情報(外部リンク)

国内で麻しん(はしか)の感染事例が報告されています。麻しんは感染力が強く、空気感染もするので、手洗い、マスクのみで予防はできません。麻しんの罹患歴がなく、2回の予防接種歴が明らかでない場合は予防接種をご検討ください。また、発疹、発熱などの麻しんのような症状がある場合は、麻しんの疑いがあることをかかりつけ医または医療機関に電話等で伝え、受診の要否や注意点を確認してください。

お問い合わせ先

所属課室:健康医療部保健予防課 (保健所)

柏市柏下65番1号(ウェルネス柏3階)

電話番号:

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