平成21年度柏市健康福祉審議会第2回障害者健康福祉専門分科会 会議録

最終更新日 2011年3月1日

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1 開催日時

平成21年8月27日(木曜日) 午後2時~4時

2 開催場所

柏市役所 第2庁舎 3階 庁議室

3 出席者

【審議会委員】

名川勝分科会会長、小林正之委員、佐野公子委員、為成勝五郎委員、菱沼正委員、山下秀徳委員、水野治太郎審議会会長

【事務局】

保健福祉部部長(木村精一)

保健福祉部次長兼高齢者支援課長(寺田一夫)

保健福祉総務課課長(秋山亨克)、副参事(上野哲夫)、副主幹(小林浩)

保健所所長(山崎彰美)

総務企画課   課長(下隆明)

保健予防課   課長(加藤いせ子)

地域健康福祉課 課長(大塚宏子)、副主幹(福田 智子)

十余二学園園長(関口洋一)

柏育成園    園長(鈴木敬子)

青和園     園長(福田栄)

児童家庭部部長(石挽峰雄)

児童育成課   課長(柴田均)、副参事(田村敬志)

社会福祉協議会局長(村田恒)、担当リーダー(桜井健一)

障害福祉課課長(宮本治道)、副参事(真家松雄)、副参事(枝川政子)、統括リーダー(黒須美浩)、副主幹(細野敏雄)、副主幹(髙坂十郎)、主査(河内大悟郎)

4 議 題

(1) 第2期柏市障害者基本計画の改訂について

  • ア アンケート結果について
  • イ 障害福祉関係団体ヒアリング調査結果について
  • ウ 柏市自立支援協議会の役割について

(2) 分科会の開催日程と審議事項について

5 資 料

  • 1. 議事次第
  • 2. 【資料1】アンケート結果からみた課題のまとめ
  • 3. 【資料2】自閉症のある児童に対するアンケート結果の概要
  • 4. 【資料3-1】障害福祉関係団体ヒアリング調査報告書
  • 5. 【資料3-2】障害福祉関係団体ヒアリング調査結果の概要
  • 6. 【資料4】柏市自立支援協議会の役割について
  • 7. 【資料5】分科会の開催日程と審議事項について
  • 8. 第1回障害者健康福祉専門分科会 会議録

6 傍聴者

1人

7 議 事(要旨)

開 会

(1) 第2期柏市障害者基本計画の改訂について

ア アンケート調査結果について

イ 障害福祉関係団体ヒアリング調査結果について

〔事務局より、資料2.3.4.5.に基づき説明〕

●委員次回以降は素案の作成に移るため、本日はアンケートやヒアリング結果から計画に踏み込むべき点を審議したい。あわせて前回事務局より説明のあった重点的な提案「総合相談」「就労」「子ども」についてもご意見いただきたい。

私から1点お願いがある。アンケートの自由記載やヒアリングでは個々具体的な意見も多い。計画に盛り込むことだけでなく、今すぐ対処できることも少なからずある。ここに参加しているみなさん各自がよく目を通し、それぞれが対応できることをぜひ確認してほしい。

●委員 全体的にみて所得保障や医療関係、意識啓発の3本を中心に要望が多いと感じた。記述では具体的で切実な内容が多く、知的・精神障害者を中心に「親なきあと」の政策を問う声が多い。知的では施設入所者が増加しており今後も入所希望が多いが、「親なきあと」を支えるはずのグループホームやケアホームの整備がまだまだ進まず、また本当に親がいなくても生活していけるのかという不安も大きい。かといって入所施設を増やすことは財政的にも困難なため、グループホームやケアホームを単なる住む場所というだけでなく、生活を支える仕組みを伴ったものとしていく必要がある。

 自由記入の提案で目を引いたものとして、身体障害の方から入所施設に個室はいらないという意見があった。法的には個室が原則となっているがその分コストが高くなる。制度的なしばりが普及をさまたげているのではないか。

 身体障害における介護者の負担も壮絶なものがある。介護者への支援も重要。

 利用サービスの設問で無回答が非常に多かった点について、利用サービスの名称が新体系の名称になっていたが、柏市の現行の施設では新体系に移行していない施設も多く、サービス名がわからなかったのではないか。

●委員 非常に重要な指摘をいただいた。特に「親なきあと」の問題、居場所の問題は以前から指摘されていながらまだ十分に整備されていない。福祉計画とのからみもあるが、不安を解消するためにも本計画にどうにか反映したい。

●委員 グループホームについて、現在住んでいる自宅を利用した継続居住の支援ができないかと思う。精神障害者の家族会ではACTという活動を推進しようとしている。厚労省が市川市でモデル事業を行っており、地域に暮らす精神障害者を巡回しながら見守る仕組みだが、モデル事業では医者や看護婦などがスタッフとなっており人件費が高額となるため、柏市で取り組む際は、ボランティアなどを活用し、より低額な仕組みを考えていきたい。

 いわゆる制度的なグループホームは建物ありきであるが、今後は、地域で支えるグループホーム、高齢者や障害者などが個々の住まいで居住しながら必要な支援を受けて暮らすような形を広げていきたい。

●委員 地域型のグループホームについては検討をして計画に反映できるようであれば書き込んでいきたい。

 ACTについて、現行の仕組みでは費用がかかり導入が難しいということだが、今回の計画には間に合わなくても、次の計画で何かしら反映できるよう今後研究を進めていただきたい。

●委員 アンケート等で入所施設に対する期待も増えてきている一方、グループホーム等の政策に対するいらだちもあるように思う。両方のニーズを見極めていく必要がある。

●委員 入所施設のほうが24時間お任せでき緊急事態にも対応してもらえるという点で家族としては安心していられる。一方、現行のグループホームやケアホームでは何かあれば家族が呼び出され対応を求められる。グループホームでどこまで任せてやってもらえるかということがわからない不安もある。

 グループホームを数値目標どおり確保することだけでなく、どれだけのケアができるのかという内容が重要。利用者が風邪をひいたら誰が病院に連れて行くのか、お見舞いに誰がいくのかといった小さなこと一つひとつが親には心配になる。ホームヘルパーを頼んでも細かい規制やしばりがあり、親がやるようには世話できない。そうしたところが「親なきあと」の不安となっている。よってサービス内容の向上が必要。

●委員 アンケートではショートステイや外出支援などの要望が多いが、こうしたサービスを充実し組み合わせることでそうした不安はまかなえるか。

●委員 そうした外側のサービスとグループホーム内のサービスのそれぞれの充実と、それらを組み合わせるコーディネート力が必要。

●委員 たとえばサービス内容の充実や研修の充実なども検討していく必要がある。

●委員 相談サービスや情報提供に関して述べたい。昨日ある会議で外国のかたに指摘されたことなのだが、障害者の生活史(ライフヒストリー)を詳細にインタビューし、専門医等の所見もあわせて、一般市民向けに情報公開してはどうかと思う。今まで研究としては行われていたが、一般に向けた情報公開には至っていない。

 ある難病の少年の例だが、神経性の病で痛みがひどく車いすの生活だったが、漢方医を紹介したところ痛みが和らぎ自立歩行も可能になったという。一方で同じ病気でいろいろな病院にかかったあげく結局自死された人もいる。

 ライフヒストリーを明らかにすることで、同じような悩みを持つ人が救えるのではないか。専門家にも相談した上でホームページなどを通じて公開することで、家族を救うネットワークとして広がっていけるのではないか。民間中心で行い市は監修などでサポートしてもらいたい。当事者の了解の基に行うことが大前提であるが、障害者や家族の不安や不満を解消することにつながるひとつの方法だと思う。

●委員 前回の会議で個別のデータ収集が十分ではないという意見もあった。今後行う調査ではもっと予算をつけてじっくりと調査することも必要。アンケートのみでは真の声は伝えられないという意見もある。そうしたことを踏まえつつ、調査したことを成果として知らしめるということも大事だと思う。

●委員 自由意見のなかには、聞いてくれること自体を感謝する言葉もみられる。相談支援を利用する方は前向きな方であり支援に結びつきやすいが、相談の窓口に来られない、困難事例を抱えた人たちの掘り起こしに、このアンケートは役立ったように思う。

●委員 今回の調査では個人の特定はできないが、個別の内容に今後の重要な手がかりが含まれている。アウトリーチの必要性についてもどのように反映できるか検討したい。

●委員 柏市で来年4月に総合相談窓口が設けられることは聞いているが、そこが具体的に何をやるのか、どこまで相談を聞き、どこまで対応できるのかが見えてこない。その点が市民としては不安なのではないか。

 高次脳機能障害について、比較的若い40代くらいの方が増えてきているが、市内には専門施設がないため、若いうちに障害が発症した方が自立して暮らすための支援がまだまだ足りない。

●委員 こうした施設については圏域構想も必要だと思うが、高次脳機能障害への対応についてはどのくらいの圏域が考えられるか。

●委員 現行では市川にある施設に頼らざるを得ない。発症後の短時間の対応だけでなく、長期にわたるケアが必要であるため、市としても長期のビジョンを持っていただきたい。

●委員 総合相談機能については重点的な課題の一つとしても挙がっており、市民への周知を含めた機能の充実を進めて欲しい。

●委員 就労についての要望が高い。特別支援学校では高等部3年30名のうち3割が就労していく。2割が最低賃金には届かない程度の作業能力で就労できるかどうかの境界線。そうした境界線の子どもたちに卒業後の2~3年ほど市の就労支援を行うことで就労につなげられるのではないか。学校は卒業後の支援が難しく、市としての就労支援に期待したい。

●委員 市の就労支援と特別支援学校の担当の職員とが連携することで、よりよい就労支援につながる。

●委員 ヒアリング結果から感じたことは3つ。1つは「親なきあと」の対応についての要望。2つめは緊急の一時的な施設の確保。3つめが障害者への理解や啓発普及。こうした点について今後計画への反映を検討していく必要がある。

●委員 障害者への理解という点について、どういう方法がいいか。

●委員 イベントの参加が減ってきているという結果があったが、障害者も遠慮なく参加してくださいと呼びかけるだけではなかなか参加しない。いざ参加するにしても保護者が同伴しなければならず、親と一緒だからと周囲も親に任せきりとなってしまい、結果イベントの中で障害者が浮いてしまう。そうなると次の参加は躊躇してしまう。ただ「いらっしゃい」ではなく、こういうお手伝いがあるなど、何らかの役割を明らかにしないと継続しての参加は難しい。

 啓発については障害者にかかわる施設としてももっと努力しなければと思う。社協などとも連携しながら、地区社協の活動の中で体験談などを披露するなどの取り組みをしていければと思う。

●委員 育成会などからの呼びかけはきっかけとなると思う。社協などと協力して取り組みを進めて欲しい。

●事務局 社協では、地域の中での役割として高齢者のサロンや子育てサロンなどの活動をやっているが、9月の地区社協会長会では障害者とのふれあい活動についても呼びかけを行う予定。地区ごとにある障害者施設を知り、そこに暮らす障害者とふれあうなど、地区ごとに障害者と何ができるかを考えていきたい。

●委員 その際にはぜひ当事者団体と連携して進めてほしい。

●委員 障害者理解は、頭で理解するものではなく、体験で理解するものである。柏特別支援学校は生徒が増えすぎて教室が足りず、流山高校の一教室を借りて分教室を開校した。開始前は教職員や周辺住民から心配の声が多く、ビデオなどを使い、どういう子どもたちかを知ってもらう努力をした。いざ開校してみれば苦情は1件もなく、うまくいっている。農作業に一所懸命な姿を見て、協力してくれる人たちもでてきた。

 地域活動も「きてください」というだけでなく、障害者施設にボランティアとして参加していただき、理解者を着実に増やしていくことが大事。小中学校との交流事業も行っているが、実際に体験しふれあうことで、回を追うごとにふれあい方が上手になっていく。言葉や頭ではなく、こうした「ふれあい」の場が大事だと実感している。

●委員 こうした事例こそ、公開するべきだと思う。

●委員 障害者への理解が足りないという意見は、障害児と精神障害者に多い。精神障害の場合は外に出る機会が少ないこと、また障害児は就学前で社会とふれあう機会が少ないことが原因ではないか。

●委員 障害者とただ一緒にいるだけでなく、どう関わるかということまで考えながら、ふれあいの場を設定する必要がある。例えば、ともに働きあう場を作るなど、関係機関と協議しながら進めていければと思う。

●委員 ふれあいの場を設ける場合、指導者、例えば学校の先生などが一番の理解者であるべき。小中学校などのうちにふれあうことは大事であり、そのためにも教職員の理解向上に力をいれるべき。

入所施設の個室について、個室をもつとみんな閉じこもりがちになってしまう。他人の目を感じながら共同で生活することの利点もある。

●委員 個人のプライバシーを望む人もいれば、そうでないかたもいる。柔軟性が必要。教育の指導者を障害者理解の指導者にという点は、どこかに取り込んでいければと思う。

●事務局 学校の先生への障害者理解という点について、昨年度から異業種体験として、新任の教師が青和園などで体験研修を行っている。また今後は中学生の研修も行っていく。

●委員 自分の関わる施設(いずみ園)では、日頃から職員に地域の福祉教育のセンター的役割を求めている。障害者をケアするだけでなく、周囲の人たちとのふれあいを通じて福祉教育は始まっていくと考えている。施設では、小中高すべてから体験学習などを幅広く受け入れている。こうした事例などを教育委員会を通じて流すなど情報公開していければと思う。

●委員 障害者理解への取り組みがいろいろなところで進んでいるということだが、今後こう改善したらよりよい理解につながるなどという提言などもお互いにやりとりしながら効果的なものにしていければと思う。

●委員医療について、特に知的障害からは入院したときのケアを求める声がある。一般病棟は無理なため個室にならざるを得ず、介助をつけると莫大なお金がかかる。うかつに病気になれないという声も聞く。

●委員 個室料金に関して、本人側からの希望でなく、医療側が個室での対応しかできないと判断した場合は、原則的に個室料金はかからない。

●委員 たくさんのご指摘があり、これをもとに今後の計画の内容に生かしていきたい。また先ほど申し上げたとおり、事務局は内容を熟読いただき、自分のところで対応できるものを考えていただきたい。

ウ 柏市自立支援協議会の役割について

〔事務局より、資料6.に基づき説明〕

●委員 自立支援協議会は障害者の地域福祉の推進という目的に向け動き始めたところということである。次回には自立支援協議会の会議報告があるということでよろしくお願いしたい。

(2) 分科会の開催日程と審議事項について

〔事務局より、資料7.に基づき説明〕

●委員 計画と日程についてご確認いただきたい。次回は10月30日(金曜日)14時から同じ会場での開催となっている。以上で本日の会議を終了する。

〔保健福祉部長より挨拶〕

閉会

以上

情報発信元

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