更新日令和3(2021)年2月26日

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令和2年度第1回教育福祉会館運営協議会準備会議事録

1 開催日時

令和2年8月7日(金曜日)午前10時から午前11時55分まで

2 開催場所

柏市役所第一委員会室

3 出席者

  • (1)委員
    牧野篤委員(Zoom)、藤原昌樹委員、根本智博委員、林真理委員、常野正紀委員、椎名幸司委員、手塚純子委員
  • (2)事務局
    保健福祉部:高橋部長、小川次長兼障害福祉課長、福祉政策課石毛課長、同鈴木主幹、高齢者支援課宮本課長、同野口主幹、障害福祉課天玉主任
    生涯学習部:生涯学習課沖本課長、同渡邊主幹、中央公民館山岡館長、同和島主査

4 次第

  1. 開会
  2. 挨拶
  3. 議事
    • (1)官民協働検討委員会等報告書について
    • (2)本会及び部会の設置及び今後のスケジュールについて
    • (3)柏市教育福祉会館運営体制支援コーディネーターについて
  4. 閉会

5 議事録(要旨)

(1)官民協働検討委員会等報告書について

事務局から説明を行い、委員に質疑及び意見を求めた。発言者なし。

(2)本会及び部会の設置及び今後のスケジュールについて

事務局から説明を行い、委員に質疑及び意見を求めた。主な意見は下記のとおり。

(根本委員)報告書の「柏モデルの構築について」に記載されている、近隣センターから地域への波及や学校との連携、また、ホームページやウェブ機能の充実、子育て世代、特に30代から50代の男性が積極的に関わっていけるしくみ作り、これらは運営体制のイメージ図のどこに分類されるのかを確認したい。

(事務局)事業企画部会や多世代交流・子育て支援部会において、3階のオープンスペースや2階の多目的スペースの使い方を議論する中で、地域への流れや連携についても話し合ってもらうことを考えている。情報発信や広報は運営委員会連絡会や、全体の中で調整していく。若い世代へのアプローチについても、館全体の運営を構成していく中で関わっていただければと考えている。

(藤原委員)部会のイメージがあまりわかない。教育福祉会館の理念がいわゆる基本構想にあたると思うが、この4部会は基本計画にあたるのか、それとも実施計画なのか。具体的に何をやるのか見えてこない。

(事務局)実施計画の想定である。オープニングの企画等も含めて、内容を具体的に詰めていく実働部隊であると考えている。

(牧野委員)この4部会を見るとどうも縦割りのように思えてしまう。新しいコンセプトである、教育と福祉が融合していくイメージがあまり見えてこない。実働部隊が逆に分かれていくことになりかねない。福祉部門は地域共生社会づくりを通して、人生100年の議論のなかで学びと出会いのプラットフォームを構築し、自ら社会を作っていく。一方教育部門は、コミュニティスクールを通して、地域のコミュニティをターゲットにして学校と融合していく。実働が縦割りになるとこれらが機能しなくなり、元に戻ってしまうのではないだろうか。

(事務局)ご指摘のような状態にならないように、運営委員会連絡会がしっかりとグリップし、各部会が融合して同じ目標に向かって進めるようにしたい。

(牧野委員)各部会や運営委員会連絡会が何をやるか明記すべきである。運営委員会は承認機関とあるが、加えて新しい理念を啓発する機能や、各部会や連絡会を調整する機能を持たせればよいと思う。

(事務局)運営協議会と部会を上下の関係にせず、横の関係として平行して進めていき、コーディネーターが後方支援をしていくイメージである。運営協議会の委員の皆様のご都合がつけば、各部会等の議論に加わっていただくこともありえると思う。

(牧野委員)口頭で説明を受ければ理解できるが、資料を見ただけでは伝わってこない。一見して分かるように、今の説明を入れた形にしてはどうか。

(事務局)修正する。

(藤原委員)まだ縦割りの印象はある。ベン図が重なるようにして、その重なる部分が連絡会にあたるように、連絡会が各部会にフィードバックするイメージを持たせたほうがよい。この連絡会が非常に重要な役割を果たすように思うので、機能を強化すべきではないか。

(林委員)行政の縦割りには困っているので、今後に期待している。引きこもりや不登校の問題は、担当部署が存在しないような相談事も抱えている。これらを社会で支えるイメージが欲しい。色々な人との関わりが大切なので、多世代交流や学習支援を通じて流れていくイメージがあればよい。部会が縦割りであるという指摘については、例えば部会の名称を、皆さんが同じイメージを持てるようなゆるやかなネーミングや、部会の目的などに変えてみてはどうか。

(常野委員)自分が所属する多世代交流のコミュニティは個々の責任で動いている。このプロジェクト成功させたいのであれば、自由度をもっと高める必要があると思う。企画するメンバーにもっと責任と権限を与えてもよいと思う。もっと思い切って取り組んでみてはどうか。

(事務局)旧態依然の縦割りをなくそうということで今回のリニューアルがある。名称もそうだが、後戻りするようなことはあってはならない。自分たちはそれほど縦割りではないと思っていても、周りから見るとそうではない。今までも議論を重ねてきているが、覚悟を決めてやっていきたい。

(常野委員)活動する人に、させてもらっているという意識ではなく、自分たちが動いていく、柏を変えていくのだという主体的な意識を持ってもらう必要がある。

(牧野委員)部会の名称も、結局はそれぞれの言葉をもって担当部署はどこかなのかとの議論になってしまうので、変えることは重要だと考える。「株式会社柏市」として捉えた場合の手塚さんの意見を聞きたい。

(手塚委員)行政に縦割るなと言っても無理がある、なぜなら横断の経験がないから。ここにいる皆さんが横断を経験し、それがどんな状態なのか、関わり方の違いを体感していく必要があると思っている。成功している時の状態、失敗している時の状態、それぞれの状態を分かってほしい。また、生涯学習を進めていくためには運営側の意識が大事だと思っている。スタッフが楽しそうにやっていれば現場も変わっていく。

(事務局)横断の議論についてはこれまでもなかなかうまくいかなかった。かなり大きなプロジェクトであり、市だけでは進めていくのが難しいということで手塚コーディネーターにも来ていただいた。福祉部門が大きく変わろうとしているので、責任を持ってしっかりやっていく。

(牧野委員)手塚さんに協力してもらい、ぜひ横断を体感してほしい。

(根本委員)縦割りの議論で感じるのは、行政の中でも若者のプロジェクトを作るのが効果的ではないかということ。上の役職だと縦割りをなくすのがなかなか難しい。最初は両部の若者で構成し、ゆくゆくは企画部門のアテンドとして入っていくと良いのではないか。

(林委員)縦割りは提供する側の意識である。利用する市民の目線を意識することが大事ではないか。例えば、不登校のお子さんがいるお母さんが来たとき、どうしたら楽しく参加できるのか。

(手塚委員)相手目線に立ち、肩書きを捨て、一人ひとりの人間として仲良くなれば自然と横断の意識が生まれる。行政と民間では横断の感覚が全く違う。横断にも限界があり、これ以上縦割りという言葉を使うのを控えたいと思う。まずはたくさん話をして、同じ夢を目指すところから始めたい。1対1だと対立しやすいため、少なくとも3ヶ所から集めたチームを作っていきたい。ひとつ質問がある。自分の各部会における立場は、企画を立案するコーディネーターなのかと思っていたが、常野委員から企画する人にもっと責任をという話があった。自分は企画の責任者というより、各部会からやりたいことを提案された時に、人をつなぐといった全体のコーディネーターということなのか。

(事務局)両方あると思う。これまでも、個々の思いやイメージで進んできたが、では具体的にどうするかという話がまだ出てきていない。これから具体的な企画をしつつ、かつ調整役をお願いしたい。例えば部会で出てきた具体案を、他の部会とコラボレーションした方が楽しくなりそうだということであれば、連絡会や運営協議会で話し合いながら調整してもらうなど、うまく交わりながらやっていければいいと思っている。

(3)柏市教育福祉会館運営体制支援コーディネーターについて

事務局からの説明に続き、手塚コーディネーターより自己紹介が行われた。

(手塚委員)自分がコーディネーターとしてやり遂げたいことは大きく3つある。1つは横断とは何か、職員が体感できる経験ができればと思う。プロジェクトがうまくいく状態は、お互いを尊重し、同じ目標を共有しているということを体感してほしい。市民が主役と言いつつ職員の考えが基礎となってしまうことは避けたい。2つ目は出て行ってもらうしかけを作ること。活動の場をここから地域に移して、自立して活発に活動する人が増えることが大切である。KPIの設定を変えるなど、発想の転換が必要。館に新しい人が常時3割いる状態を作っていきたい。3つ目は誰でもつながれるようにすること。行政にありがちな、全年齢、全方位対象ではなく、具体的なターゲットを決め順番に狙っていくことで、結果的に誰もが参加している状況にしたい。また、自分がいなくても館が回るようにするため、自分が去ることを前提にやっていきたいと思う。委員の皆様から何かご質問があれば伺いたい。

(藤原委員)質問ではなく感想になるが、融合は良いがどこかに限界があると思う。4つの部会で実施計画を考えるとのことだが、どこまで進められるか。ただ、最初からだめと決めるのではなく、とにかくやってみる、もっとこうすれば良くなると考えて挑戦することが大事だと思う。手塚委員にはできるだけ騒いでほしい。民間ならではの価値観に期待している。

(牧野委員)藤原委員の言う通り、手塚委員には大いに騒いでほしい。「そうだよね」と合意しながら「だけど…」ではなく、「だったら…」と言う状況づくりを期待したい。市民をサポートしているという体感を感じさせてほしい。お力添えをお願いしたい。

6 次回開催予定

令和2年10月下旬

7 資料

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