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更新日令和7(2025)年11月28日
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柏市土地開発公社(解散)
柏市土地開発公社(以下「公社」といいます。)は、令和7年5月26日に千葉県知事の解散認可を受け、解散しました。
その後、公有地の拡大の推進に関する法律及び柏市土地開発公社定款に基づき、清算の手続きを行い、令和7年10月2日開催の清算人会において残余財産の確定及びその処分について承認され、清算結了しました。
ここでは、公社がこれまで果たしてきた役割、公社の解散及び清算結了までの経緯についてお知らせします。
柏市土地開発公社の概要
土地開発公社とは、「公有地の拡大の推進に関する法律」に基づき、地域の秩序ある整備を図るために必要な公有地となるべき土地の取得等を目的に、地方公共団体が設立する法人です。
柏市では、つくばエクスプレスの開通に係るまちづくりにあたり、多数の土地を先行取得する必要性が見込まれたことから、平成4年に財団法人柏市都市開発公社(現在の一般財団法人柏市まちづくり公社)からの機能分離により「柏市土地開発公社」を設立しました。
設立以降は、北部地域の整備をはじめ、都市計画道路や公園など、多様な公共用地の先行取得を行い、柏市の都市基盤整備において重要な役割を果たしてきました。
名称
柏市土地開発公社
根拠法令
公有地の拡大の推進に関する法律
設置目的
公共用地等の取得管理、処分を行うこと等により地域の秩序ある整備及び市民福祉の増進に寄与
設立
平成4年4月1日
基本財産
10,000,000円(柏市の全額出資)
先行取得の主な実績
- つくばエクスプレス沿線整備(こんぶくろ池公園、柏の葉小学校、田中北小学校など)
- 北柏駅北口整備(駅前広場など)
- 道路整備(豊四季宿連寺線、吉野沢高野台線、船戸若柴線など)
- 公園整備(増尾城址総合公園、戸張地区公園、リフレッシュ公園など)
- 清掃施設(南部クリーンセンター、リサイクルプラザなど)
- その他(南柏駅東口駐輪場、青少年センター運動広場など)
解散の経緯
景気の長期低迷を受け、地方自治体の財政が厳しい時代を迎えたことに加え、つくばエクスプレス沿線土地区画整理事業の施行期間延長による買戻し計画の遅れによって、公社の土地保有の長期化が課題となりました。
また、まちづくりの進展に伴う公共事業の減少や、地価の下落など、社会情勢の変化により、公社を活用した用地先行取得の必要性は低下し、組織の存在意義は希薄化しました。
このような経営環境の変化を踏まえ、公社は平成18年度に経営健全化に関する計画を策定し、用地と簿価総額の縮減を進め、第2次後期計画において、計画の最終年次である令和7年度中に解散する方針を決定しました。
このような状況の中、令和6年11月29日開催の公社理事会において解散に同意する議決がなされ、令和7年3月に市議会の議決を経て、令和7年5月26日に千葉県知事の解散認可を受け、解散に至りました。
解散・清算結了の流れ
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 令和6年11月29日 | 公社理事会(解散の同意) |
| 令和7年3月18日 | 柏市議会令和7年第1回定例会において解散議案の議決 |
| 5月26日 | 千葉県知事の解散認可 |
| 5月29日 | 解散及び清算人就任の登記 |
| 7月1日 8日 15日 |
債権申出の公告(3回) 2箇月の申出期間中に申出はなし |
| 7月22日 | 第1回清算人会(令和7年度決算報告) |
| 10月2日 | 第2回清算人会(清算書と残余財産の処分について承認) |
| 10月3日 | 柏市へ残余財産を帰属 |
| 10月14日 | 清算結了の登記 |
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