次世代に伝える地域文化、かつての名産・豊四季の木釘

最終更新日 2016年10月14日

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木釘実演をする2人の職人

平成28年10月9日、豊四季の永寿稲荷神社の秋祭りで、今はほとんど見ることができない木釘作りの実演が行われました。

木釘を用いた箱とウツギの木

木釘とは、ウツギの木で作られた釘のことで、高級な和だんすなどの組み立てに欠かせないものでした。
木釘を用いて組み立てられた箱は、目を凝らしてもどこに釘があるのかわからない程、見た目も手触りも美しい仕上がりになります。
木釘は、明治時代の初期に開拓された豊四季で昭和30年頃まで特産品として生産されており、全国の需要の大部分を占めていました。しかしその後、強力な接着剤の普及等により木釘の需要も職人も減少していきました。

  

木釘記念碑
永寿稲荷神社外観

今回の木釘の実演に至った発端は、昨年11月に放送した市広報番組「これってナンダイ!?市立柏研Q所」第33話「メイド・イン・KASHIWA!世界に通用する柏のモノづくり職人を探せ!」を富士見町会内の方々がご覧になられたこと。

カシケンでは木釘の現役職人さんは見つからなかったので、木釘の見本や富士見町会で保管している木釘記念碑の紹介をしました。
これをご覧になられた富士見町会の方々の「地域の歴史や文化をもっと自分達の手で後の世代に伝えていきたい」という思いにより、永寿稲荷神社の秋祭りで、木釘作りの実演や道具および資料の展示をすることとなりました。

木釘製作を実演する2人の職人と語り部
木釘実演に聞き入る人々

実演では、生家が木釘問屋だったという語り部の方のお話しを聞きながら、元木釘職人の方等が実際にウツギの木から木釘をつくる様子が間近で見られました。
自分たちが住む地域と木釘の歴史に耳を傾けながら、元職人の熟練された手さばきに子どもも大人も見入っていました。

木釘に関する展示物
木釘実物の種類
木釘製作に掛かる各職人の家別道具

木釘の資料や製作する道具なども展示されました。
削ったり形を整える刃物は職人ごとに異なるもので、富士見町会の有志の方が地域を回られて集められた貴重な資料です。

木釘を触る子ども
木釘を作ってみるまつり参加者

実演の後、実際に木釘や道具を触ったり、木釘作りの体験をする祭りの参加者たち。
子どもたちは、祭りの屋台で手作り鉄砲の的当てや輪投げなどの昔の遊びに夢中になっていました。

子ども達が手作りの鉄砲で的宛てする様子
子ども達がビー玉で遊ぶ様子
子ども達が輪投げで遊ぶ様子
神主さんが祝詩を捧げる様子
お祈りをする参加者たち

祭りと交流を通して伝わった地域の文化と歴史、自分たちが住む地元を愛していく心も受け継がれていくのでしょう。
(平成28年10月13日掲載)

情報発信元

地域づくり推進部広報広聴課

所在地 柏市柏5丁目10番1号(本庁舎3階)
電話番号 04-7167-1175
ファクス 04-7166-8289
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