熊本県宇土市、柏市職員達の支援現場から(最終)

最終更新日 2016年6月7日

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 柏市職員26名を派遣

平成28年4月、最大震度7を観測し、大きな被害をもたらした熊本地震。

職員間の交流があったことをきっかけに、熊本県宇土市からの応援要請を受けて、4月20日~5月11日の間、3回にわたり柏市職員26名を熊本県宇土市へ派遣しました。

熊本県益城町の道路やガードレールが損傷している様子
震源地付近で大きな被害を受けた熊本県益城町
崩れた熊本城
崩れた熊本城(石垣部分)

第1班(4月20日~27日派遣)

市長に激励し出発の報告をしている様子 市長の激励を受ける第1班
出発前日、秋山市長から激励を受ける第1班

最大震度7が観測された4月14日から1週間余り、余震も続く中、柏市職員10名が熊本県宇土市に向かいました。

地震発生当初、5,000名ほどの住民が避難所へ押し寄せたため、宇土市職員は避難所運営の対応に追われ、中には24~48時間と過度な長期勤務をせざるを得ない職員もいたそうです。

その負担を少しでも軽減するため、柏市職員は長崎県・沖縄県の職員と共に、災害対策本部や避難所運営業務に従事しました。

崩れた宇土市役所庁舎
倒壊寸前の宇土市役所庁舎
体育館が庁舎替わり
災害対策本部が設置された
市民体育館
避難物資を運び入れる柏市職員
物資を運び込む柏市職員

第2班(4月27日~5月4日派遣)

ゴールデンウィーク中の4月27日~5月4日に従事した第2班10名。

宇土市の支援内容により幅広く対応するために、「応急危険度判定士」の認定を持つ建築技師を派遣職員に指名し、建築物倒壊等の危険性の判定を行いました。

また、宇土市から「避難所での女性に対してのケアを重視したい」との要望があったため、女性職員2名も派遣に参加し、女性の避難者の相談相手やトイレ等の介助などの活動を行いました。

どの避難所でも、避難者のほとんどが高齢者であり、見守りや介助といった高齢者への安全確保が必要でした。

そして避難生活の長期化と共に、気温も上がり始め、蚊や熱中症への対策、食中毒の発生など衛生面への取り組みが重要な課題となっていきました。

建物の危険性を判定中の職員
建物の倒壊等の危険性を測定中
避難所で働く女性職員
女性職員も避難所運営に従事
女性用のふとんとカーテンで仕切られた個室
避難所内に設けられた個室

第3班(5月4日~11日派遣)

第3班6名は、到着した5月4日の夜から3カ所の避難所の運営・管理を任され、必要物資を本部から調達し、第1・2班同様24時間体制で安全管理などに努めました。

5月10日夜、奈良市職員に引き継ぎを行い、翌朝、臨時の市役所として通常業務を再開した市民体育館で、元松宇土市長に派遣終了と帰還報告を伝え、柏に帰着しました。

宇土市長に挨拶を受ける3班の柏市職員
元松宇土市長から感謝のお言葉をいただく第3班
体育館で市役所業務を再開
5月11日、体育館で市役所の通常業務を再開

 変化する「避難所に求められるもの」

今回の地震で宇土市内の避難所には当初、人口の1割強に当たる5,000名のかたが避難。自宅が半・全壊し帰る場所がない方よりも、地震での精神的ショックや疲労、余震により、夜が怖くて眠れない方が多く避難していたそうです。

柏市職員が支援活動を行った3週間、日を追って避難所に求められるものが変化していきました。

第1班は大混乱の中の宇土市職員の人的不足をとにかく補い、第2班は気温の上昇に伴う、蚊や熱中症への対策、食中毒の発生など衛生面への対応、第3班は衛生面に加え長期化する避難生活への不安やストレスの解消といった精神面への対応の必要性を強く感じました。

そんな中、長期化する避難生活をできるだけ快適に、そして不安を少しでも軽減できるようできるようにと、市職員などの避難所の運営スタッフによりさまざまな工夫や配慮が施されました。

また、熊本県のゆるキャラ「くまモン」や宇土市に縁のある歌手・秋川雅史さんが避難所を訪れたり、地元の学生がお囃子を披露したりするなど、避難している方々を元気づけようと色々な支援の輪が広がっていきました。

所狭しと並べられた物資 携帯充電器等 広報うどが貼られている様子
避難所の受付では、食料品から薬・衛生品・携帯電話の充電器まで
生活必需品が所狭しと並べられ、臨時発行の「広報うと」も配布されました
床に畳がしかれたテーブルのエリア
畳が敷かれ、テーブルには花がいけられ、
避難者のストレス解消にと開設された憩いの場
手作業で床をバリアフリー化してあるもの
床の段差を市職員の手作業で解消
くまモンが避難所に来た様子
くまモンの登場に喜ぶ子どもたち
地元の学生が太鼓を披露
地元の学生がお囃子を披露

被災地の様子

派遣期間の中で与えられた休暇を利用して、第3班は被災地の視察を実施しました。

南阿蘇村

脱線している電車の様子
脱線したままの電車
家が崩れている様子
多くの家屋が崩壊
地面に入った大きなひび
地震の凄まじさを物語る地割れ

震度7を2回記録した益城町

崩壊する建物を道路から見た様子
壊滅的な状態の建物が多く
みられた町役場周辺
郵便車両
ATMが装置された郵便局の
特別仕様車もスタンバイ
立ち並ぶテント
立ち並ぶテントでは避難者が生活

派遣を終えて~広報かしわ平成28年7月1日号で特集予定

24時間勤務の中で、常々派遣職員が考えたことは「限られた派遣期間の中で自分にできることは何か」。目の前の避難している方のためにできることを一人一人が模索しながら、精一杯避難所運営に従事しました。

柏市職員が支援活動を行ったおよそ3週間、徐々に落着きを取り戻しているかのようにも見える被災地ですが、復興は始まったばかり。被災された皆さまに心よりお見舞い申し上げるとともに、一日早い復興を心からお祈りします。

第1班
第1班
第2班
第2班
宇土市職員と揃って写真をとる第3班
第3班

そして、いつどこで発生するかわからない震災。

もしも、私たちの街で大地震が発生したら…。市役所の機能を喪失したら…。全ての避難所に行政の手が届かなかった時、あなたはどうしますか?

広報かしわ平成28年7月1日号では、現地を訪れた柏市職員たちが避難所で体験したことや現場で感じた問題点などから、私たちの暮らす柏市で大きな災害が起きた時にどのように行動すべきかを一緒に考えたいと思います。

(平成28年6月6日掲載)

情報発信元

地域づくり推進部広報広聴課 報道・web担当

所在地 柏市柏5丁目10番1号(本庁舎3階)
電話番号 04-7136-1477
ファクス 04-7166-8289
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