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更新日令和3(2021)年2月26日

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市議会令和2年第4回定例会から

令和2年11月27日(金曜日)に開会した「市議会令和2年第4回定例会(11月議会)」において、次のとおり市政の主要な事項等について報告いたしました。

市議会令和2年第4回定例会 市政報告

令和2年第4回定例会の開会にあたり、市政運営の主要な事項について、その概要を申し上げ、議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

はじめに、新型コロナウイルス感染症に関連する事項についてご報告いたします。

まず、本市における感染状況についてです。

現在、全国的に新規感染者が増加している中、本市においても、11月20日の公表時点までの陽性者数は513人となっており、新規感染者は増加傾向にあります。特に9月以降は、市内医療機関、県立高等学校、市立小学校、飲食店、スポーツチームにおいて集団感染が発生しました。なお、集団感染は小康化しておりますが、現在も新規陽性者数は1週間あたり80人から90人で推移しております。今後は季節性インフルエンザの流行が懸念されることから、医療・衛生対策として、診療・相談体制を強化するため、まずは身近なかかりつけ医を経由し県が指定した「発熱外来」の医療機関を紹介する仕組みを保健所において準備しております。

加えて、重症化リスクが高い高齢者等への対策として、集団感染防止の観点から、高齢者・障害者施設への新規入所者等を対象とするPCR検査を導入するため、現在準備を進めております。

また、市内の新規感染者の増加を踏まえ、11月20日に柏市新型コロナウイルス対策本部会議を開催し、保健所の体制強化を決定したほか、職員間の感染拡大防止用アクリル板配備や定期的な換気の徹底により、感染の拡大防止に向けた対策に万全を期すよう全庁的に指示しております。

市民の皆様や事業者の皆様におきましても、今一度、日々の感染予防の行動を見直していただき、引き続き新型コロナウイルスの感染拡大防止にご協力をお願いいたします。

次に、経済支援についてご報告いたします。

まず、11月15日に実施された柏市商店会連合会によるプレミアム商品券事業について、販売場所の1つである柏駅ダブルデッキ上の販売が混乱により販売中止となりました。

現在、柏市商店会連合会において、販売方法を改め、抽選販売として事業を実施しております。本市としましても、円滑な事業の実施に向けて支援をしてまいります。

次に、市内中小事業者などの事業活動の継続や雇用確保支援を目的とした中小企業支援給付金については、8月末日で申請受付を終了し、これまで、延べ8、016件、合計16億3、200万円の支給を完了いたしました。

また、新たな経済支援として、市内事業者や農家が連携し「新しい生活様式」に対応した商品やサービスの開発、販路拡大に向けた取組に対し、費用の一部を支援する「柏市チャレンジ支援補助金」の申請受付を開始しているほか、さらなる追加支援として、中長期的に売上減少が生じている中小事業者に対し、従業者数及び売上金額に応じて事業の継続支援を目的とする新たな支援金制度の創設に向け、準備を進めております。

次に、市独自の生活支援策として、対象者を拡大し実施している「かしわ新生児特別給付金」については、11月15日までに出生届の確認ができた対象者約1、800名に対し順次申請書を送付しております。

引き続き、今後出生する新生児につきましても、円滑に支給の手続きが行えるよう、準備を進めてまいります。

続いて、新型コロナウイルス感染症対策を含む財政運営についてです。

本定例会における補正予算案について、一般会計では、国・県支出金などを財源に、新型コロナウイルス感染症対策事業として、衛生資材の拡充、感染症医療費公費負担のほか、小中学校のタブレット端末活用のための学習環境の整備強化について所要額を計上するなど、緊急度・優先度の高い事業の経費を計上しました。

このほか、繰越明許費の追加及び変更、工事発注の平準化などのための債務負担行為の追加、地方債の追加及び変更を行います。

特別会計では、柏都市計画事業北柏駅北口土地区画整理事業特別会計で繰越明許費の設定を行います。

企業会計では、下水道事業会計で継続費の変更、工事発注の平準化のための債務負担行為の設定を行います。

続いて、新型コロナウイルス感染症対策以外の主要事項についてご報告いたします。

はじめに、スポーツに関連する事項についてです。

本市のホームタウンチームである柏レイソルが、2013年以来7年ぶりに、2020JリーグYBCルヴァンカップ決勝へ進出しました。新型コロナウイルス感染症の影響により決勝戦が延期となりましたが、この苦難を乗り越え、素晴らしい試合を柏市民に見せていただけるものと期待しております。

また、大相撲においては、柏市出身の隆の勝関が前頭筆頭として臨んだ大相撲九月場所において好成績を収め、その勢いのまま11月場所では麒麟児以来となる柏市出身力士の関脇誕生となりました。今後の更なる飛躍を期待しております。

次に、ラグビーを通じた地域振興についてです。

2022年1月以降に開幕を予定しているラグビー「新リーグ」にNECグリーンロケッツが参入するにあたり、我孫子市と本市がホストエリアとして選定されました。これを機に、NECグリーンロケッツと「ラグビーを通じた地域振興・地域貢献の協働取り組みに関する協定」を12月に締結いたします。

今後、多くの市民の皆様に対し、魅力溢れる事業を展開していくとともに、国内トップクラスの試合が本市で開催されることとなります。引き続きNECグリーンロケッツと我孫子市・本市がスクラムを組み“ONETEAM”としてスポーツを活かしたまちづくりを進めてまいります。

次に、広報かしわについてです。

市民の皆様に広く市政情報をお届けする場を増やすため、市内コンビニエンスストアに広報かしわの配架を進めております。具体的には、8月1日号から「ファミリーマート」41店舗への配架を始めており、12月1日号からは「セブン-イレブン」の51店舗に配架を開始いたします。

今後はコンビニエンスストアだけでなく、日常的に利用する駅や大型商業施設などへも配架するとともに、広報かしわが入手しやすい環境を整えてまいります。

次に、ご遺族支援コーナーについてです。

10月15日から、ご遺族が必要な手続をサポートする「ご遺族支援コーナー」を開設し、各種手続のサポートを行っております。国民健康保険や介護保険など関連する手続の一部をワンストップ化したことにより、手続きに時間が掛からなかったなど利用者の皆様からは好評をいただいております。今後も、ご遺族に寄り添ったご案内に努めてまいります。

次に、教育福祉会館のリニューアルオープンについてです。

教育福祉会館の耐震補強及び大規模改修工事が、11月13日に竣工いたしました。

本工事により、災害時避難所となった際の耐震性を確保したほか、多機能トイレ増設などのバリアフリー対応、照明LED化などの省エネ化を行いました。

加えて、本工事に伴い、中央公民館の受付窓口と社会福祉協議会のボランティアセンター窓口の一体化や、支援が必要な方の総合相談窓口の設置、多世代の方が相互に交流できる場を新たに設けており、今後一層、教育と福祉が相互に連携する取組を進めてまいります。

また、リニューアル後の運営につきましては、市民や利用団体、有識者などで構成される協議会を設置し、まちづくりの拠点として、地域課題の解決に取り組んでいくとともに、市民による地域の自立的運営を促進していきたいと考えております。

なお、休館している中央公民館の貸出しにつきましては、令和3年1月18日から再開予定であるほか、本定例会におきまして、教育福祉会館内における従来の福祉センターを廃止し、総合福祉センターを設置するとともに、総合福祉センター内の施設利用を拡大するため、柏市教育福祉会館条例の一部を改正する議案を上程しております。

次に、ひとり親家庭等医療費等助成制度についてです。

千葉県の制度改正に伴い、11月1日から県内医療機関にて受給券を提示することで、受給券記載の自己負担額にて受診ができるようになりました。自己負担額は、児童と非課税世帯の保護者が無料となるほか、課税世帯の保護者は、通院1回・入院1日あたり300円となります。受給券は、10月21日から、児童扶養手当の現況届を提出した対象世帯へ順次発送しております。

次に、柏駅西口北地区市街地再開発事業についてです。

柏駅西口北地区市街地再開発準備組合が検討を進めている公共公益施設と施設計画(案)の概要について、10月12日より約1ヶ月間、意見募集を実施しました。

募集の結果、都市計画道路や交通広場、交流広場などの公共公益施設に関することを中心に、55名の方から延べ118件のご意見が寄せられました。市としましては、これらのご意見に対する市の考え方をホームページに公表し、公共性の高い施設整備については、準備組合と調整しながら検討を行うとともに、商業施設などの施設整備案については、市が集約して準備組合に検討を求めてまいります。

また、今後準備組合においては、いただいたご意見を踏まえた上で、都市計画提案に向けた素案を取りまとめることとなります。その後、地権者の合意形成が図られ、令和3年春頃に都市計画提案を行うことを目指していると聞いております。

引き続き、柏の駅前にふさわしいまちづくりの推進に加え、再開発事業の円滑な実施を支援する立場から、準備組合を指導・助言してまいります。

次に、千葉柏道路についてです。

千葉柏道路については、令和2年6月3日に国や県などで構成する「千葉県道路協議会」において、「千葉県北西部地域における新たな道路軸となる千葉柏道路の野田市から印西市間について、新たな検討の場を立ち上げ、検討を進める」との見解が出されました。

これを受け、10月28日に国、県のほか本市を含めた沿線市による「千葉北西連絡道路検討会」を設立するとともに、11月2日に千葉県、我孫子市、印西市、野田市及び本市により、アミュゼ柏においてシンポジウムを合同開催し、新たに「千葉北西連絡道路」として広く周知を図りました。

今後も地域のポテンシャルを引き出す可能性を秘めた「千葉北西連絡道路」の実現に向け、県及び関係市と協力し取り組んでまいります。

最後に、令和2年国勢調査についてです。

令和2年国勢調査は、10月1日を基準日として全国一斉に実施されました。今回は、新型コロナウイルスの感染対策を講じながらの調査で、様々な面でご不便をお掛けいたしましたが、回答にご協力をいただいた皆様並びに調査にご尽力いただいた国勢調査員の皆様に感謝申し上げます。

以上、新型コロナウイルス感染症に対する対策と市政運営の主要な事項等についてその概要を申し上げましたが、今後も市政発展のため鋭意努力してまいる所存でありますので、議員各位の一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、市政報告とします。

関連ファイル

令和2年第4回定例会市政報告(PDF:293KB)

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