柏市地方創生総合戦略策定懇談会(第1回)意見概要

最終更新日 2015年8月12日

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1 開催日時

平成27年7月28日(火曜日)午前10時~正午

2 開催場所

柏市役所本庁舎3階 庁議室

3 出席者

(1)委員

小川委員、門脇委員、薦岡委員、柴田委員、杉野委員、砂川委員(副座長)、関口委員、寺田委員、中屋委員、深津委員、布施委員、宮入委員(座長)、吉田委員(13人/14人)

(2)市・事務局

関口副市長、石黒副市長、岩崎企画部長、飯田企画調整課長他7名

4 傍聴者

4名

5 議題等

  1. 趣旨説明
    • 創生法策定から市策定決定までの経緯
    • 懇談会の趣旨と会員の役割
  2. 柏市の概況 
  3. 人口ビジョンの概要
    • 人口の現状分析と将来人口分析結果の概要、市に求められる策定内容等
    • 生活者意識調査の概要
  4. 総合戦略の概要
    • 市に求められる策定内容、総合計画との関係等
  5. 意見交換
    • 各委員から本趣旨に沿った意見等
  6. 今後の流れ
    • スケジュール等について

6 配布資料

7 副市長挨拶

  • 人口減少・消滅都市等の課題を踏まえ、国の支援体制のもと、地方自らが実効性を考えて検討する必要性がある。
  • 柏市はいわゆる一般的な「地方」とは異なるが、市も“働く場”の確保が必要であり、それがないとまちが存続できないと考える。そのため本懇談会では経済界・金融界をはじめ、多くの分野から委員を迎えて検討をすすめていく。
  • 現在、第五次総合計画の策定を進めており、総合戦略はこれとも整合を取らねばならない。
  • その中で、特に人口減少に関する取り組みを位置付け、財源をつけ、行政のみならず民間も支援が得られるような取り組みを作っていきたい。

8 意見概要

国が定める4つの政策分野ごとに以下、意見を整理

(1)地方における安定した雇用を創出する(雇用増対策)

  • 柏市を同じ県内の千葉市と比較すると、設備資金では柏市5,000万円が千葉市は2億円、運転資金は柏市2,000万円が千葉市8,000万円と、融資限度枠や利子補給の差があり、金融面にも手を入れる必要があると考える。
  • 旧沼南町地区では近年、事業者の後継者不足で廃業が多く、沼南町時代から比べると飲食店等は2割減の状況にある。
  • (農業が特徴的な)手賀地区では農業従事者の後継者は増えていない。
  • 現在、農業という産業自体が成立せず、後継者がおらず耕作放棄地も出ている。集約して米作を大規模展開する人もいるが、米価格も安くなり、野菜の価格も不安定等、農業が産業として成立しなくなっている。これに合わせて交通手段の問題や高齢化、ライフスタイルの変化等により、子ども世代は農業を継ぐことが極めて難しくなってきており、田畑が減少してきた。
  • 昨年1年間の千葉県内金融機関の伸び率の倍以上に柏市は伸びており、東京都下の自治体とも競争できる自治体だと考えている。成田・羽田の国際空港に1時間以内・30キロメートル圏内に位置するという優位性、商都だが自然が多くあることは、柏市のアドバンテージであり、大学も多い。
  • 商業で一人勝ちは難しい。農業・教育等ともコラボした話をしたい。ただ、農業振興地域が設定されている場合、観光農業には規制があり、どうクリアするかが問題だ。知恵を絞り、行政と話しながら提案させてほしいと考える。
  • 雇用情勢では、全国の有効求人倍率が1.19倍、千葉県1.00倍と改善傾向だが、ハローワーク松戸管内は0.63倍である。だが、柏市の新規を見ると、長期求人倍率で1.2倍と他4市より高く、求人が多い傾向がある。よって、全ての人が就職しても足りない状況だが、国勢調査では、東葛地域には都心で働く人は多いものの地元で働こうとする人が育っていない状況が見られ、求人が充足するかは不明だ。
  • 地域の企業が元気になることが第一。商業が盛んになるのも、購買力があるのも、賃金があってお金を落としているということである。地域が元気になり、若い世代を採用することが必要である。
  • 少子高齢化の中で不可欠な女性の労働力確保を考えると、長距離通勤より地域で働く場の確保が必要だろう。企業も雇用管理等の改善を進め、今雇用されている人にも魅力ある職場づくりをしてほしい。都心と地域では最低賃金が違い、同じ仕事なら割の良い方に流れることは止められないが、地元で仕事をしながら子育てをしたい等の価値観を作ることは大切だ。

(2)地方への新しい人の流れをつくる(人口・社会動態対策)

  • 大学生に話を聞くと、講義終了後に柏市内で何かして帰るということはないと言う。
  • 市外の実家住まいだったり地元に帰ってしまう等、学生がまちに住んでいない感じがする。
  • 若年層が集まっており、その意見が反映できる環境があればと考える。
  • 商工会議所の政策委員会では第五次総合計画の検討に際し、デマンドサイド、需要確保と創造という課題から人口問題に焦点をあてた提言を行っている。今までは商都・柏の街なかは店舗中心だったが、積極的に中高層部分に住居を誘導する等して消費の底上げが必要だ。
  • 農業従事者のみが力を尽くしても環境が変わらないのであれば、行政のトップダウンで何かを変えるしかないのではないか。若い人が田舎に住みたいと思うような街づくりをしてほしい。(全国的には)海士町、綾町、上勝町等、その街づくりに成功している事例はある。手賀の魅力は景観と言われるが維持しているのは農業従事者であり、稲穂が流れ、野菜がきれいに植わっているからきれいなのだ。そういう所に住みたいという価値観を共有できる若い人たちに住んでほしい。志の熱い新規就農者もいるが、結婚して子供を産んで育てられる経済力は無い。田の利用集積のように、畑地も利用集積をし、巨大な首都圏を支える有機農業を行う若者のまち等の取り組みは展開できないか。
  • 一昔前は、どの地域も観光・地域の魅力発信に比重をおいていたが、現在は都心からの移り住みに焦点をあて、定住や移住促進に力を入れる傾向があり、その中で地域に根ざした情報媒体も役割を担っている。
  • どの自治体も自分の所に移ってきてもらうことに注力し、さながら人口の取り合いだ。「柏市に住む」、「常磐線で通う」、「千葉に住む」等のわかりやすいイメージや戦略をメディア等で発信しないとビジョンが伝わらず、結果として移住促進につながらない。わかりやすさ、とんがったものを打ち出すことが会議では重要だ。
  • 人が来て、住まないと始まらず、地方創生の原点もそこにある。近隣他市との協力も提案力があり、そこで柏市がリーダーシップを発揮することも考えられる。
  • 柏市のように東京周辺にある中核市への期待として、国が触れていたことがある。地方創生では東京圏に人口集中をさせないというのがベースにある。東京の出生率は一番低く、若年女性が集まると自動的に人口減少が見込まれる。そこで出生率の高い地方へという流れだが、東京で仕事をしないと生活できない人は多く、いきなり地方に分散することは無理だ。そこで、東京の通勤圏で、かつ子育て環境の良い所が期待されているということだ。
  • 総合戦略では転入人口に焦点があたっているが、大事なのは定住人口だ。人口の定住で大事なことは「出て行かせない」ことであり、そのための戦略は街の中での各種取り組みである。
  • 外への発信もあるが、中をきっちりやることに意味がある。行政は外より中で何かやる方が得意であり、そこにも力を入れることだ。
  • 総合戦略では、どの自治体も人を呼びたいため、他自治体に名前を変えても代わり映えのない計画、実現性のない計画も散見する。柏市のポジショニングを意識し、実現性のあるものを考えるべきだ。
  • 大学生が卒業後に柏市に残らない話があったが、吉祥寺、京都の場合、住んでいた学生が「また住みたい」と答える例も聞かれる。これは、住むイメージが持てているということである。若者がここに住みたい、家族ができたらこんなライフスタイルができるこの柏市に住みたい、と感じてもらう事だ。

(3) 若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる(人口・自然動態対策)

  • 結婚・出産・子育てに関して浦安市では、市が旗振り役となってゼクシィと組んでの婚活の展開、卵子凍結等の施策をしてきている。総合戦略では、このようなことも出さないと他の市と差別化できない。
  • また、都市間競争が激しい中、選ばれ続ける都市であるためには、結婚・出産・子育ての課題は避けられない。だが、これに力を入れる自治体は多くあるので、先進的なものを一つではなく、短期間に若い世代のニーズをとらえたもの、例えば費用負担の軽減や保育環境の整備がニーズとして高いため、ここに集中した政策等をパッケージで展開し、プロモーションすることが必要だ。
  • 仕事を通して感じることは、柏市が子育て世代から選ばれないまちになりつつあるということ。流山市は力を入れていることが見えるが、柏市内の地主の子どもでも「柏市は教育に力を入れていないから都内に住む」と言う等、教育環境という点でも課題を感じる。
  • 例えば、(人口・在校生が減少している手賀地区の)手賀西小学校・手賀東小学校は統合した上で、小中一貫のユニークな教育を行う学校にはできないか。

(4) 時代に合った地域をつくり、安心なくらしを守るとともに、地域と地域を連携する(地域おこし)

  • 柏市はレベルの高い市と考えており、今以上に魅力や強みを発信してほしい。都市部と田舎の共存等を売りにしてほしい。
  • 人口減少・高齢化の時代に、元気な高齢者と若い世代がお互いにサポートするような施策をすすめることで、若い人が柏市に魅力を感じ、移住してきてほしい。
  • 商都、良い環境、住みやすいまちという戦略がつくれればと思う。町会自治会の加入率が下がる中、若い人が入会方法がわからないという声も聞くので、自治体自らが勧誘する等の活動も進めたい。
  • 手賀沼は貴重な観光資源であるが、その周辺を含め資源を有効に活用していない。農業振興地域なので難しいとは思うが、地方創生の中で手賀沼周辺(市東部地区)が活性化される施策を検討してほしい。
  • (手賀沼周辺地区における)集落間のインフラ整備を進めてほしい。
  • 手賀地区に居住しているが、近年は特に生活に不便を感じる。公共交通機関が無く、高校になると親の送迎がないと通えず、さらにその子たちが高校・大学卒業後に手賀地区に住むかと言えば、通勤に問題が出て駅近くに転居する。
  • 同地区ではいずれ65歳以上の人口が大半を占めるまでに高齢化し、兼業農家の放棄地も増え、自然や緑はあるかもしれないが、草ぼうぼうの街になる。
  • 全て市が行うべきとは思わないが、生活の足がないと活性化しようがなく、最低限のまちづくりとして、公共交通機関を含めた施策も考えてほしい。
  • 手賀沼流域は農業振興地域だが、何の振興策もないため既に地域が壊れているのは人口比を見ても明らかで、行政から見放され続けてきた。
  • 各々の立場からの貴重な意見があるだろうが、柏が今後どうなるのかを真剣に考え、市の持つ資源をフルに使い、他自治体との競合の中で魅力的であることを考えたい。
  • 各地域に色々なライフスタイルがあると思うが、多様な暮らし方ができる柏の魅力についてのイメージ提供が必要だ。今後の検討でさらに深めていきたい。

9 その他

次回は各委員日程調整の上、決定・連絡。

以上

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