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1-3.整備目標

中央ゾーンの個別課題については、都市を構成する7つの要素別(1都心、2拠点、3居住、4市民、5自然、6交通、7個性)に前記のとおり整理したが、ここでは、7つの構成要素ごとに1整備目標、2整備方針、3整備方向を示します。

1 都心

整備目標

中心市街地としての活力を維持・増進し、地域内外に開かれた都心をつくる。

整備方針

  • 柏駅周辺地区は、中心市街地としての活力を維持するとともに、首都圏の分散型ネットワークの一翼を担う広域連携拠点として、北部地域の常磐新線建設に伴う新しいまちづくりとの連携と機能分担のもと、新たな発展を見据えた都市機能の導入を図る。
  • 景観やバリアフリーに配慮した都市環境を整備し、地域の内外からさまざまな人・もの・情報が集まり、あらゆる世代の人を惹きつける求心力と、ここで培われた活力を地域内外へ発信する力を有するまちづくりを進める。

整備方策

1 都心機能の強化

  • 既存商業・業務機能の充実
  • 新たな都市機能の導入
  • 情報機能の導入
  • 活動拠点の導入
  • 産業基盤の強化 2都心環境の向上
  • 魅力の向上
  • 治安の向上
  • 都市景観の向上 3都心交通の改善
  • 自動車交通の整序と円滑化
  • 快適で安全で多様な歩行空間の創出
  • 歩行空間の東西連結強化による都心一体化
  • 北部・南部・手賀沼エリアとの接続性強化 4都心居住の推進
  • 都心型住宅供給の推進
  • 防災・防犯対策

2.拠点

整備目標

地域の資源と特性を生かし、便利で魅力ある地域拠点をつくる。

整備方針

  • 地域の均衡ある発展と利便性の高い生活を実現するため、南柏駅・北柏駅・豊四季駅周辺地区の生活関連サービス機能の充実を図るとともに、駅の立地特性等に応じた機能の導入を図る。
  • 既存の公共公益施設やスポーツ・文化・コミュニティ・自然等の地域資源を活用し、地域の持つ個性や魅力を発揮する拠点づくりを進める。

整備方策

  1. 生活拠点の充実(南柏駅周辺、北柏駅周辺、豊四季駅周辺)
  2. スポーツ文化拠点の充実
  3. 健康文化拠点の充実
  4. 緑の拠点の整備
  5. 生涯学習拠点の整備
  6. コミュニティ拠点の充実

3.居住

整備目標

都市化の進展に対応し、安心して暮らせる居住環境をつくる。

整備方針

  • 早くから都市化が進展したことによる少子・高齢化や空洞化等に対応し、あらゆる世代が共に暮らす都心居住を推進し、地域コミュニティの形成を支援する。
  • 住宅の密集による防災上の問題や宅地の細分化などによる居住環境の課題を改善し、安心して暮らすことのできるまちづくりを進める。

整備方策

  1. 多世代型都心居住の促進
  2. 市街地の改善
  3. 少子・高齢化を支えるコミュニティづくりの推進
  4. 治安・衛生環境の維持・向上
  5. 生活環境の維持・向上

4.市民

整備目標

誰もが主体的にまちづくりに参加できる活動基盤をつくる。

整備方針

  • 高齢者をはじめとするすべての市民・来訪者・ボランティア団体・事業者など、さまざまな主体が目的をもってボランティア活動や地域での活動に参加することができる多様で新しい市民活動を育成し、支援する。
  • また、地域の実状と要望を踏まえたきめ細かいまちづくりを実践するとともに、防犯や衛生等の課題に地域が自ら取り組むまちづくりシステムの構築を推進する。

整備方策

  1. 多様な主体が参加する新しい市民活動の構築 2市民参加・協働型まちづくりシステムの構築

5.自然

整備目標

豊かな自然を保全・活用し、健康的で安らぎのある都市空間をつくる。

整備方針

  • 柏市の代表的な自然環境でもある手賀沼・大堀川・大津川水系の水質浄化と周辺の斜面樹林を保全するとともに、まちなかに残された自然資源の活用や新たな水と緑の空間創出等により、市街地に向けて復元を図る。
  • 自然と市街地内をつなぐ緑の歩行空間整備など、都市のにぎわいと自然のうるおいが融合した健康的で安らぎのあるまちづくりを進める。

整備方策

  1. 手賀沼、大堀川、大津川の保全・活用
  2. 緑の拠点の整備
  3. 手賀沼、大堀川、大津川の水質浄化
  4. ひと・まち・みどりネットワークの整備

6.交通

整備目標

都心・拠点・居住を結び、自由に行き交える交通環境をつくる。

整備方針

  • 広域交通と地区内交通、自動車と歩行者・自転車等、交通の目的と手段に応じた道路の利用と整備を推進し、交通の整序化を図るとともに、迷惑駐車や放置自転車対策等により、安全で快適な交通環境を確保する。
  • 都心-拠点-居住を結ぶ有機的なネットワークの構築と公共交通機関の利用を促進し、都市生活を自由に楽しむことができるまちづくりを進める。

整備方策

  1. 幹線道路網の整備と拠点間ネットワークの形成
  2. 交通混雑・渋滞の改善に向けた交通施設の整備と交通円滑化への誘導
  3. 歩行環境の改善、歩けるみちづくりの推進
  4. 公共交通の利用促進

7.個性

整備目標

柏らしさを育て、発信し、実感できるまちをつくる。

整備方針

  • 活発な商業活動と若者の感性、都市の発展性を有し、新たな都市機能の融合と交流により、先進的で独創的な文化が生まれつつあり、このように独自性の高い文化を個性として育成し、柏ならではのライフスタイルが生み出されるまちづくりを進める。
  • 柏駅を有する市の玄関口として、さまざまな情報を発信する基盤を整備し、訪れる人が柏らしさを実感できるまちづくりを進める。

整備方策

  1. 柏文化の創造・発信
  2. スポーツ文化の支援・発信
  3. 柏情報の発信
  4. 都市景観の形成

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