市議会平成20年第4回定例会から

最終更新日 2011年3月1日

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 平成20年第4回定例会の開会にあたり、市政運営の主要な事業について、その概要を申し上げ、議員各位のご理解とご協力を賜りたいと存じます。

 はじめに、食の安全を脅かす事故等の発生に伴う本市の取り組みについて報告いたします。

 中国産冷凍いんげんによる健康被害への対応については、10月15日に市民からの通報を受け、市保健所において直ちに通報者の健康調査と千葉県衛生研究所への検査依頼を行ったところ、通報者の健康被害はなく、また、製品への薬物の混入はないことが判明し、これを速やかに公表したところです。

 また、本市の学校給食で出された厚焼き玉子に、事故米を原料とするでん粉が使われていたとの第一報を、9月20日に千葉県教育委員会から受けましたが、10月17日、農林水産省の再調査で、本市に納入された製品については、事故米でん粉の混入がないことが判明したとの報告を受け、安全であることを確認いたしました。

 伊藤ハム株式会社の工場内井戸水から、基準値を超えるシアン化物イオン及び塩化シアンが検出されたとの報告を受け、市保健所は10月24日、同工場内井戸水の水質検査を行ったところ、同物質については基準値以下であることがわかり、これを翌25日に公表しました。

 市では、周辺の井戸水の状況を確認することとし、10月27日、環境部において、同工場内井戸水3か所と周辺企業内の井戸4か所、水道部においては水道水源として使っている井戸36か所において、それぞれ臨時検査したところ、全ての井戸水について、同物質は基準値以下であることがわかり、翌28日、公表いたしました。

 今後も、市保健所を中心に各機関と連携を図りながら、市民の食の安全安心を確保してまいります。

 さて、わが国の経済は、個人消費が低迷する中で、アメリカ発の金融危機を背景にした世界経済の減速による企業収益の悪化や輸出の減少、円高、株安の同時進行など、景気後退が一段と鮮明になっています。

 このため、政府は、8月の経済対策に続く、定額給付金、住宅ローン減税などの生活者対策や金融・経済安定強化、地方支援などを盛り込んだ追加経済対策を決定いたしました。

 地方六団体では、この追加経済対策の実施と地方財源の確実な確保について、国へ強く要望したところです。

 このような中で、本市の財政状況は、引き続き厳しい状況が見込まれることから、今後も第三次行政改革の取り組みにより、財政基盤の強化に努めてまいります。

 また、平成21年度予算については、実施計画に位置付けた重点事業の着実な推進と、財政の健全性の維持に努めながら予算編成を進めてまいります。

 今回の補正予算について、一般会計では、国庫支出金、繰越金などを財源に、中小企業融資対策、老人福祉施設運営助成、街路整備事業、高田野鳥の森用地取得など、緊急性、必要性の高い事業について所要の額を計上するとともに、元町通り線・中通り線整備事業及び仮称・旧吉田邸整備事業について繰越明許費の設定を行います。

 このほか、学校給食センター事業特別会計では、食数の増加に伴う所要の額を計上するほか、水道事業会計で企業債の繰上償還及びたな卸資産購入限度額に係る補正を行おうとするものです。

 続きまして、前定例会以降の主要な施策や事業について、報告いたします。

 第一に、「市民とともにつくるまち」を目指す「市民との協働」の関連です。

 11月28日及び29日の二日間で、アミュゼ柏を会場に、つながるまちフェスタを開催いたします。これは、国際連合が行った世界人権宣言が60周年を迎えたことにあわせて、市民活動団体、柏人権啓発活動地域ネットワーク協議会等と連携し、人権を市民の皆さんとともに考えようとするもので、本市では初めての事業となります。

 仮称・柏市手賀近隣センターの整備については、用地取得について、現在、収用事業認定手続きを進めているところです。今後、平成21年度までに実施設計を行い、平成22年度から施設整備を行う予定です。

 情報化の推進については、今年度から3か年を計画期間とする第三次情報化基本計画を策定しました。同基本計画では、住民票の写しや印鑑登録証明書などの自動交付機の設置、地方税電子申告システムの導入、情報化社会に対応した情報モラル教育の充実など、市民が安心して情報通信技術の恩恵を受けられる情報化を進めていくこととしています。

 第二に、「人と交流が育まれるまち」を目指す「学習・交流」の関連です。

 常磐線沿線のイメージアップと活性化を目指し、本市を含む沿線の4区4市と東京藝術大学、JR東日本東京支社が設立したJOBANアートライン協議会では、11月をアートライン月間とし、イベントの開催や情報発信を行っています。

 本市では、柏駅周辺の商業関係者や東京藝術大学の学生などで組織するアートラインプロジェクト柏実行委員会の主催により、柏駅近辺で、音楽・絵画・工芸・ダンスパフォーマンスなど多彩な催しが実施されています。

 スポーツを生かしたまちづくりについては、11月3日、本市を活動拠点とするスポーツチームである柏レイソル、JOMOサンフラワーズ、日立サンロッカーズ、柏エンゼル・クロス、YBCフェニーズとの連携のもと、日立柏体育館などで、市内小中学生の参加によるスポーツフェスタかしわ2008を開催しました。

 新中央図書館の整備については、整備基本計画を踏まえながら、現在、柏駅東口D街区第一地区市街地再開発準備組合等と調整を行っております。今後は、関係団体などの意見を伺いながら、館内施設の配置やサービスのあり方を検討し、本市にふさわしい図書館となるよう、進めてまいります。

 大学との連携については、10月20日から11月8日にかけて、市立図書館と市内にある4つの大学図書館で、合同企画展を開催し、各図書館が所蔵する貴重な資料を一般に公開したところです。

 幼児教育については、「柏市の今後の幼児教育の在り方」について、9月26日、柏市幼児教育振興審議会から、本市の幼児教育施策全体を考える中で、市立幼稚園の廃止も含めた検討が必要であるとの答申がありました。

 姉妹・友好都市との交流事業については、9月26日から10月5日まで、オーストラリアのキャムデン町から青少年17人が来柏し、ホームステイや学校訪問を通じて、市民との交流を深めました。

 また、中国承徳市との友好都市締結25周年を記念して、10月14日から19日まで、市民22人による友好訪問団が訪中しました。承徳市では、両市の協働事業として整備された友誼林(ゆうぎりん)や、日本柏市植物園などの見学を行いました。

 10月23日から27日にかけては、市立柏高等学校吹奏楽部の生徒150人が承徳市を訪れ、友好校である承徳第一中学校の改築竣工記念式典に参加するとともに、記念コンサートで演奏を行い交流を深めました。

 第三に、「活力と賑わいのあふれるまち」を目指す「活力・賑わい」の関連です。

 北部中央地区のまちづくりについては、柏の葉キャンパス駅周辺に建築中の銀行や病院の完成が近づくなか、住宅系の建築工事も順調に進められています。

 なお、つくばエクスプレスを挟んだ東西の街区において、都市環境対策として省CO2化など、環境負荷低減の先導的な計画を策定しているところです。また、同駅周辺に指定されている景観重点地区については、区域の拡大に向けて手続きを行っているところです。

 北部東地区のまちづくりについては、土地区画整理事業者である都市再生機構が申請していた事業計画等の変更が、10月2日、国土交通大臣の認可を受けています。既に整備の進んでいる柏たなか駅西側の船戸・小青田地区に加えて、駅東側の大室地区においても整備が本格的に開始されると聞いており、今後は、学識者や地元町会等を交え、景観指針の作成や地域の特長を活かしたまちづくりの仕組みについて検討してまいります。

 公設市場の移転再整備については、事業の理解を深めていただくため、仮称・柏市柏インター第三土地区画整理組合設立準備会が事前の説明会を実施するとともに、都市計画の手続きに向けて調整をしています。

 また、本年度、埋蔵文化財の確認調査を行うための準備を進めているところです。

 一方、松戸市公設地方卸売市場北部市場の統合については、松戸市と具体的な協議を行うとともに、場内の仲卸事業者と面談を行っているところです。

 10月19日には、第4回市場まつりを開催いたしました。当日は、場内事業者による模擬せりや水産物の販売等が行われ、昨年を上回る、51,000人の来場者がありました。

 多重債務者対策については、千葉県弁護士会松戸支部の協力を得て、本年9月から月1回、消費生活センターにおいて無料相談会を行っています。また、今年2回目の開催となる、同支部と東葛6市で構成する東葛多重債務問題対策フォーラムによる無料巡回相談会が、今月、各市で行われ、本市では19日に開催されました。今後も引き続き、消費者生活相談の充実を図ってまいります。

 第四に、「自然が身近に感じられるまち」を目指す「環境共生」の関連です。

 廃棄物問題への理解と、廃棄物に関するライフスタイルの転換について普及啓発を図る3R推進月間の事業として、10月5日、リサイクルフェア2008を市民団体との共催により実施しました。

 当日は、リサイクル品の販売やスタンプラリー、フリーマーケットなどを行い、模擬店では、リユース食器を使うことで、「ごみはできるだけ出さない」などを実践し、約2,000人の来場者にアピールしました。

 環境美化事業については、9月12日に柏の葉キャンパス駅において、柏市環境美化サポーターの皆さんの協力のもと、市内での路上喫煙の禁止とたばこのぽい捨て防止を呼びかける早朝キャンペーンを実施しました。また、歩きたばこ禁止の呼びかけや、駅周辺のぽい捨てごみの清掃活動も合わせて行いました。

 市民から撤去等の要望が多かった柏駅南口自由通路の喫煙所については、12月15日をもって廃止することとし、利用者への周知を図っているところです。

 不法投棄対策については、年末にかけて人家のない行政界付近における不法投棄を防止するため、11月6日に我孫子市、印西市、白井市と情報交換会を行いました。今後も近隣市と密接な連携を図り、不法投棄対策を行ってまいります。

 柏市地球温暖化対策計画の重点プロジェクトのひとつとして、10月1日から12月19日までの間、職員を対象とするエコドライブコンテストを実施しています。このコンテストは、CO2削減を目指すものですが、職員の安全運転意識の向上にもつながるものと期待しているところです。

 第五に、「ともに育み、支え合うまち」を目指す「健康・福祉」の関連です。

 平成21年度から25年度を計画期間とする、第2期柏市地域健康福祉計画の策定については、「だれもが、その人らしく、住み慣れた地域でいきいきと暮らせるまち 柏」を地域健康福祉像と定め、現在、健康福祉審議会地域健康福祉専門分科会において審議を行っていただいているところです。

 今後は、昨年11月から本年10月まで9回にわたり実施してきた市民懇話会の意見や、庁内での検討ワーキングの議論を踏まえて、健康福祉分野の総合計画として策定してまいります。

 平成21年度から23年度を計画期間とする、第4期柏市高齢者いきいきプラン21の策定については、国が示した基本的な考え方に沿い、本市の介護保険の運営状況を踏まえ、現在、健康福祉審議会高齢者健康福祉専門分科会において審議を行っているところです。

 また、同プランについて、10月20日には、4月から実施してきた、高齢者いきいきプラン提言『百人』フォーラムから、在宅生活支援、健康・いきがいづくり、高齢者福祉施設のあり方、地域支え合い推進などに関する提言をいただきました。

 今後は、これらの議論や提言を踏まえた上で、介護保険のサービス量と介護保険料とのバランスが保たれた計画の策定を進めてまいります。

 がん対策については、10月30日に保健衛生審議会がん対策専門分科会を開催し、予防、検診、医療連携、緩和ケア、人材育成などの面から論点整理を行いました。

 また、予防の啓発活動の一環として、9月20日、柏レイソルのホームゲームが行われた日立柏サッカー場において、千葉県との共催により、乳がん予防のシンボルとなっているピンクリボンキャンペーンを行ったほか、28日には、がんに関するパネル展をららぽーと柏の葉で開催しました。

 このほか、地域での取り組みとしては、9月に、新富地区及び南部地区の社会福祉協議会が主催したがん緩和ケア講演会を支援したほか、健康づくり推進員の協力のもと、10月17日には南部地域で、11月7日には柏中央地域で健康講座を開催し、市民の皆さんに乳がんの早期発見の重要性について学んでいただきました。

 柏市の自殺予防に関する取り組みを推進するため、2006年に制定された自殺対策基本法を踏まえ、柏市医師会や柏商工会議所などからなる柏市自殺予防対策連絡会議を設置し、11月21日の第1回会議において、本市における自殺実態の現状認識、各機関の活動などの情報交換を行いました。今後、関係機関とのネットワーク構築へ向けての検討を行うほか、広く関係者の方々からいただく意見を反映して、柏市の自殺予防対策を推進してまいります。

 総合的な保健医療福祉施設の整備については、現在、基礎の躯体工事を行っているところです。なお、施設の建築工事を請け負い、東京地方裁判所に会社更生手続の開始を申し立てていた、りんかい日産建設株式会社については、9月22日に会社更生手続の開始が決定され、10月7日に同社の管財人から本市に対し、当該工事を引き続き継続していく旨の報告がありました。今後も、平成22年4月の開所を目指し、整備を進めてまいります。

 こどもルームの整備については、10月1日に36か所目となる花野井小こどもルームを開設しました。また、現在の整備計画が今年度で終了するため、新たに平成21年度から23年度までの3か年計画を策定しました。この計画では、期間内に新設2か所、移転1か所の整備を行うとともに、国の制度改正に伴う大規模こどもルームへの対応についても、既存施設の分割や第二保育室の設置を推進していくこととしています。今後も計画的にこどもルームの整備を進めてまいります。

 国民健康保険及び長寿医療制度については、本年4月以降、継続的に見直しが行われていますが、本市でも必要な対応を行っています。特に、保険料特別徴収方法の見直しにつきましては、所定の条件を満たした場合には、預金口座からの引き落としによる納付方法を選択できるようにし、その旨を対象者全員に通知いたしました。

 医療保険制度については、制度の枠組み自体についての議論も始まっておりますが、今後も引き続き動向を注視してまいります。

 第六に、「快適に住み続けられるまち」を目指す「定住促進」の関連です。

 新市建設計画に位置付けている幹線道路の整備については、本年6月に完了した柏公園入り口交差点の改良に続き、9月には県道柏印西線の刈込坂交差点から名戸ヶ谷小学校までの道路改良工事が完了いたしました。

 また、10月には、戸張新田の北千葉導水ビジターセンター前680メートルの区間の道路改良工事と、片山新田の曙橋入り口交差点の改良工事に着手したところです。

 中高層建築物等の建築及び開発行為に係る調整等については、本年12月にパブリックコメントを実施し、条例案をまとめてまいります。

 防災対策については、10月20日から31日まで、非常災害時に動員される第一配備までの職員1,720人を対象に、「市内で大地震が発生し、公共交通機関等が全線不通となった」との想定で、徒歩等による参集訓練を実施しました。

 防犯対策については、10月11日、柏駅東口サンサン広場において、安全安心まちづくりキャンペーンを実施したほか、10月1日から30日まで、エンジョイ・パトロール参加登録者を対象に、より効果的なパトロール活動ができるよう、コミュニティエリア単位に情報交換会を開催し、約350人の方に参加していただきました。

 また、11月20日から12月24日までの予定で、地域の防犯リーダーとしてご尽力いただいている防犯指導員の方々に対し、地域の現状を把握していただくため、サポカーの体験乗車を行っていただいているところです。

 今後も、安全で安心なまちづくりを目指し、防犯対策を進めてまいります。

 消防通信指令システムについては、10月1日に柏市・我孫子市消防通信指令事務協議会を設置し、具体的な協議を行っており、今後、平成22年4月1日の運用開始に向けて実施設計を行ってまいります。

 また、10月1日に発生した、大阪市の個室ビデオ店火災を受け、市内の類似店舗33施設を対象に予防査察を実施し、72件の違反是正指導を行いました。

 水道事業については、今後の水道事業に求められる施策を着実に実施するため、水道の目指すべき将来像と、その実現のための方策等を示した「柏市地域水道ビジョン」を作成しました。今後、本ビジョンに掲げた「生命(いのち)の水を未来につなぐ柏の水道」を基本理念として、安心、安全な水を安定的に持続して供給できるよう取り組んでまいります。

 最後に、その他の事項について報告いたします。

 行政改革については、平成21年度が集中改革プランの最終年度となるため、その目標の達成を見据えて新年度予算を編成するよう取り組んでまいります。

 また、平成18年度から導入した指定管理者については、3年の指定期間が満了となるスポーツ施設、あけぼの山農業公園及びあけぼの山公園施設、都市農業センターについて、指定管理者を更新するため、本定例会において当該施設の指定に関する議案を提出しています。

 今後とも、指定管理者制度の導入の拡大を図るとともに、道路占用制度を活用した駐輪場の管理など民間活力の導入を促進してまいります。

 なお、去る9月5日、本市小学校の女性教諭が窃盗の疑いで逮捕されたことについて、10月29日、千葉県教育委員会は、当該教諭を懲戒免職とする処分を行いました。また、11月13日には、本市中学校の女子生徒が詐欺の疑いで逮捕されたとの報道がありました。

 このような重大な事件が発生したことは極めて遺憾であり、今後、再発防止に努め、市民の学校教育への信頼を回復できるよう努めてまいります。

 以上、前定例会以降の当面する市の課題などについて、ご報告申し上げましたが、今後も市勢発展のため鋭意努力してまいる所存でありますので、議員各位の一層のご指導、ご鞭撻をお願い申し上げ、市政報告といたします。
 

情報発信元

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