更新日令和3(2021)年3月22日

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令和2年度第3回社会教育委員会議会議録

1 開催日時

令和3年2月26日(金曜日)午前10時から午前11時30分

2 開催方法

Web形式で開催

3 出席者

(委員)

寺本議長、常野副議長、岩田委員、杉本委員、門井委員、前川委員、羽村委員、村田委員、岩﨑委員、伊藤委員、牧野委員、青山委員、本多委員

(事務局)

宮島生涯学習部長、沖本生涯学習課長、渡邊同統括リーダー、山本同副主幹、高丸同主任、中澤同主事

(その他)

中央公民館:山岡館長

図書館:橋本館長

学校教育課:関根指導主事

4 内容

  1. 開会
  2. 生涯学習部長あいさつ
  3. 議長あいさつ
  4. 社会教育関係団体に対する補助金交付に係る意見の聴取について
  5. 協議事項「提言書(案)の内容について」
  6. 事務連絡
  7. 閉会

5 社会教育関係団体に対する補助金交付に係る意見の聴取について

 令和3年度社会教育関係団体への補助金交付について、生涯学習課、文化課、少年補導センターの順で説明を行った。

(牧野委員)コロナ禍での活動状況はどうなっていたのか。今後、新しい活動の在り方について模索する必要があると感じている。また、今年度の活動はどうであったのか伺いたい。

(事務局)今年度の活動について、先行きの見通しが立たず、中止の決断に至ったと伺っている。今後は、動画配信等の新しい可能性について検討を行いたいと思う。

6 提言書(案)の内容について

 別紙「提言書(案)」について、事務局より説明を行った。

(羽村委員)「学校との関わりが必要である」という話があったが、学校からすると部外者が学校にどんどん来るのは、必ずしも好ましいものではない。だが、我々のような団体は学校と関わりたいと思っている。このギャップを埋めるために、どこにどう相談やアプローチすればいいのか分かりづらい。学校か教育委員会への持ち込みなのか、提言書ではどのような想定なのか教えていただきたい。

(事務局)提言書(案)13ページには、今までの社会教育委員会議で協議されてきた話の流れを受けて、地域連携ルーム等の設置と想定される具体的活用策を①から④まで挙げており、この具体的活用策は実際に実施している内容になっている。

 学校と地域が連携していく時に、このルームなら地域でも使えると決まっていれば、地域との連携もしやすくなるのではないかと思い、地域連携ルームの提案をした。実際に場所があれば良いわけではなく、コーディネートする人の育成などもセットでないと、どこに相談するかという課題の解決にはならないと考える。

 まずは、想定される具体的活用策に話を持ち掛けていただき、そこから活動を広げていくことを提言書の中では想定している。

(牧野委員)意見出しされたものが反映されており、随分いい提言書になってきている。

 その上で、提言書(案)13ページの中の地域連携ルーム等を設置することは良いことだが、学校に負担がかかるのではないかと思う。地域連携ルームが出来れば、学校が中心になると考えられ、地域も学校が中心だと思い、様々な意見が挙がる事になり、結果として教員の負担になってしまう恐れがある。なので、負担が学校に集中するような書きぶりではなく、地域社会と上手く連携が取れて、学校の負担を減らしていく方向で、かつ、子ども達は様々な活動ができて豊かな体験活動ができますよといった書きぶりが良いのではないか。

 既存の活動と結びつけるお話しもあったが、あくまでこれまでの活動は、様々な形で、学校でなされていたのではないか。それを地域にベクトルを向け、学校の管理の在り方を少し行政的に変えてみてはどうか。例えば、放課後の時間帯というのは学校の先生方が管理するのではなくて地域の方々が学校に入り込みながら管理をしていくような仕組みに変えていく等、そうすれば、教員の負担も減ることになる。このような書きぶりにすると、もっと提言書の意図している、具体的な取組みの方向性として、より全体の方向性と合致するようになるのではないかと思う。

(岩田委員)提言書(案)13ページ、今後の活動の提案の一つとして、地域連携ルームなど学校のすべきことを一つの枠として書いていただくのはありがたいので、残しておいていただきたい。加えて、学校外で大人たちに何ができるかという今後の活動の提案がもう一つあればいいのではと思う。

 地域支援コーディネーターのような、学校の事をよく知っており、地域と学校の連絡調整を担う核となる人がいると理想だと思う。この核となる人と地域連携ルームがあり、そこに地域の人が集まっていて、学校の授業や児童の学校生活に関わりを持ってくれるのが理想的な形ではないかと思う。

(門井委員)提言書(案)について、今まで検討されてきた事項が盛り込まれており良い。

 ただ、学校に関連しない人たちの参加の入口が見えないというのが一つ感じる。どのようなかたちで普段学校に関わらない地域の人たちにアピールしていくかが、課題になると思う。

 地域連携ルーム等の設置は、学校の中に限られた話になるのか。近隣センターや中央公民館等、地域での設置は考えているのか。

(事務局)地域連携ルーム等は、学校の中に地域の人が入る足掛かりとしたいので学校が基本と考えている。ただ、地域ごとで余裕教室等の状況も異なるので、全ての学校に地域連携ルーム等を設置するものではない。

 イベントや体験活動を行う際に、規模や実施内容によっては近隣センターや中央公民館を活用することも含めて考えている。

(青山委員)提言書(案)14ページのエ不足している要素の箇所で、地域連携ルーム等と統括コーディネーターの2つが書かれているが、この章では地域連携ルーム等のことになっているので、ここを2項目に分け、地域連携ルーム等の設置と統括コーディネーターの設置に分けて書けば、今までの委員からの意見に適したかたちになるのではないかと思う。

 地域連携ルーム等の設置と統括コーディネーターを設けることで、学校の負担が減る事を見えるかたちで記載するといいかと思う。

 また、14ページウ具体案により期待できる効果は、既存の4つの連携が進むだけの書き方になっている。学校側の負担が軽減されることや授業の充実につながるという事、地域側の大人にとっても生涯学習という面もあって当然いいんだと思う。このような要素を提言書に盛り込んでもいいのではないか。

(前川委員)現在、コミュニティ・スクールがキーワードとなっており、学校中心での話になるのは、ある程度は仕方ない面もあるが、学校の教員の負担になっているのも事実であり、その負担をどうやって切り離すかが課題だと思う。学校と地域の双方が相談できる専属コーディネーターの様な人がいないと課題の解決は難しいのではないか。

 コミュニティ・スクールが進み、活動をしようとする際に、柏市では、どんなボランティア活動や事業が行われているかの情報を共有してほしい。これに際して提言書(案)14ページの不足している要素の中に、情報の供給を加えていただきたい。

(牧野委員)統括コーディネーターについてですが、令和2年度から社会教育士という制度が開始されている。社会教育士の活躍は従来の社会教育主事とは異なる形で展開を始めている。提言書(案)14ページの統括コーディネーターには、地域学校協働活動推進員等となっているので、社会教育士の取得推進をし、その方々が地域と学校の間に入って様々なコーディネートをする役割を加えてみてはどうか。

(事務局)現在の柏市のコミュニティ・スクールは、学校支援コーディネーターを中心に上手く回っているところもあれば、そうでないところもある。

 今後、地域学校協働活動が広がっていくことが考えられ、それに伴い、コーディネートする方の役割が幅広くなる。提言書(案)に記載されているものは、少し前のめりになっている面もある。提案頂いた案については、学校の担当課とすり合わせを行っていかなければならないと考えている。

(牧野委員)社会教育士には、学校と地域の調整役に入ってもらうだけではなく、地域で様々な活動をして、地域の子ども達を巻き込むことも、ある意味では専門的な知見を持った方々を育成していくことが大事という話につながると考えるので、そこも考慮に入れてくれればと思う。

(杉本委員)コミュニティ・スクールに関して、地域と学校のバランスやつながり方、事務局の設置について検討していかなければならないと思う。

 地域と学校の連携・協働のあり方について、地域の中に地域学校協働推進員や地域支援コーディネーターが入って窓口となっていただくのが良いと思う。実際にコミュニティ・スクールに移行し、地域が協働活動を実現するにあたって、当初は学校で事業の展開を図り、地域の人に学校との連携がどのようなものかイメージしてもらった上で、徐々に地域の方に事務局を委ね、地域支援コーディネーターを依頼する必要があると思う。

 提言書(案)では、子どものためにというところで、良い言葉を付け加えていただき、子どもを主役にし、関わり方を検討していく土台を作っていただけたと思う。

(寺本議長)いただいた意見を踏まえて、訂正等については議長に一任でよいか。

(各委員)一任する。

7 配付資料

  1. 会議資料(PDF:467KB)
  2. 提言書(案)(PDF:1,190KB)

お問い合わせ先

所属課室:生涯学習部生涯学習課

柏市大島田48番地1(沼南庁舎3階)

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