更新日令和3(2021)年3月22日

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平成30年度柏市健康福祉審議会 第1回児童健康福祉専門分科会会議録

1 開催日時

平成31年2月15日(金曜日)午後1時30分から3時30分まで

2 開催場所

柏市柏下65-1 ウェルネス柏大会議室

3 出席者

(1)委員

大木恵子、加藤民彌、鈴木美岐子、染谷正夫、寺本妙子、平野準子、水野誠志、望田八重子、栁川幸重

(2)事務局

髙木こども部長、松山こども部次長兼保育運営課長、松澤子育て支援課長、三富こども福祉課長、沖本学童保育課長、関野保育整備課長、その他13人

4 議題等

(1) 第3期柏市ひとり親家庭等自立促進計画の策定について
(2) 柏市特定児童福祉施設設備運営基準条例の一部を改正する条例の制定について
(3) 保育所の認可に係る意見聴取について
(4) 報告

5 議事等(要旨)

午後1時30分、定刻になり開会

(1) 第3期柏市ひとり親家庭等自立促進計画の策定について

事務局により資料1に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(加藤委員)資料1の項目18「行政サービスの認知」について。市の施策は市民に伝わっていないのが現状。市民に伝わりやすいような周知方法を実施してほしい。
(望田委員)面会交流を行った方が養育費の入金がなされると言われているため、県で実施している面会交流支援事業を市でも実施してほしい。また、ひとり親家庭では新聞を取っていない家庭も多く、情報が入りにくい。スマホは多くの家庭で所持しており、一斉にメール等を送ることもできるため、行政でも活用してほしい。
(こども福祉課担当者)戸籍担当課(市民課)の窓口に離婚届を受け取りに来た方に対し、面会交流や養育費の記載のあるリーフレットをお渡しし、離婚までに協議していただくよう案内を行っている。また、そのような方が相談できるよう月に1回弁護士の法律相談などを実施している。
スマホを利用した周知については、広報紙だけでは周知が行き届かないことをアンケート調査結果を見て感じた。資料1の項目17「抱える悩み(支援情報入手)」の中で、SNSの登録希望調査があるが、6割以上の方が希望する情報があれば登録すると回答したことも受け、前向きに検討していきたい。

(大木委員)資料1の項目12「子どもの学習状況」を見て、子どもの学習習慣が芳しくないことが分かる。また、学習習慣以前に学校に登校させることも厳しい場合もある。ひとり親家庭に限らず不登校は大きな問題であるが、保護者が子どもより先に家を出て、家に残った子どもが学校に行っていないということもある。保護者と連絡がつかず担任が自宅に迎えに行くこともあるが、そのような部分で支援があれば学校としても助かると感じた。
また、資料1の項目9「就労状況」によると、土・日に働いている方が多い。土曜日は学童保育があるが、日曜日は安心して預けられるような場所はあるのか。土・日は地域で受け皿となる場所があれば良いと考えている。学童保育も希望者が多いと聞いているため、今後考えていかなくてはならない。
(こども福祉課担当者)こども福祉課ではひとり親の支援として、生活支援課でもひとり親を含めた生活困窮世帯を対象として学習支援事業を実施している。こちらで学習以前の生活習慣やコミュニケーション能力も含めて積み重ねてもらう狙いがある。来年度の学習支援事業は更に低い学年から、そのようなサポート含めて指導できないかと検討しているところである。土・日については、生活支援課で実施している学習支援事業は日曜日の開催も行っている。今回のアンケート調査結果にて4割の方が土・日も仕事をしていることが分かったため、引き続き検討していきたい。

(2) 柏市特定児童福祉施設設備運営基準条例の一部を改正する条例の制定について

事務局により資料2に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(栁川委員)専門職大学について。専門職とは福祉に関する専門ということか。
(こども福祉課担当者)福祉的なものもあれば、動物、医療、ファッションなど、分野は幅広い。専門学校とは異なり、大学制度の中に盛り込まれており、より職業訓練のような実践に近い指導と伺っている。
(補足)当分科会の後、国の省令が再び改正されたことにあわせ、本条例の改正内容も国の基準に従い訂正した。訂正について、文書により委員へ通知。

(3) 保育所の認可に係る意見聴取について

11月2日の柏市健康福祉審議会第2回児童健康福祉専門分科会にて意見聴取を行った施設について、その後認可定員に変更があったため、改めて意見を聴取するもの。事務局により資料3に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(鈴木委員)該当園について、給食調理は自園調理か。
(保育整備課担当者)当該施設は調理室を確保し、かつ自園職員による調理となっている。

(4) 報告

事務局により資料4~8に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(平野委員)資料4の13ページについて。「情報をどこから得ているか」という質問項目に対し、柏市民健康づくり推進員、子育てサロン、妊娠子育て相談センターの回答が少ないため、充実させていかなければならないと感じた。

(鈴木委員)資料6「豊四季保育園・豊四季乳児保育園の統合・建て替え」について。豊四季保育園は複合施設となるのではなく、保育施設のみとなるのか。
(保育運営課担当者)保育施設のみとなる。

(水野委員)駐車場は何台駐車可能となるのか。豊四季乳児保育園は多くの車が来園していたため、245名の定員が入園し、運営を開始した際には、駐車場が少ないと近隣住民への迷惑とならないかと感じた。
(保育運営課担当者)土地が3,500平方メートルであり、園庭もできる限り広く取りたいため、園庭との兼ね合いで19台を予定している。

(水野委員)資料8「幼児教育・保育の無償化」について。幼稚園では25,700円を上限として無償化となるが、保護者の中には、上限に満たない保育料の場合、差額が返金されると思っている方もいる。周知する際には誤解のないように伝えてほしい。
(保育運営課担当者)無償化という言葉が先行しており、全てが無償になるという誤解もある。丁寧に周知していきたい。
(鈴木委員)幼児教育・保育の無償化後は、生活保護世帯やひとり親世帯についても等しく実費徴収の対象になるのか。国の方針もあると思うが、柏市として実施、検討していることはあるのか。
(保育運営課担当者)現行の制度では、各施設にて生活保護世帯やひとり親世帯に対して実費徴収を免除した場合に、その部分の補助金を各施設へ支出している。無償化後は、食材料費の内副食費は年収360万円未満の世帯を対象に免除するという国の方針が示されている。市としては、現在も2号子どもの主食費の実費徴収部分を、補助金を支出して無料としている。

(加藤委員)児童虐待について、どこに相談すれば良いのか教えてほしい。また、市に相談があった場合、市としてはどのような対応を取るのか。
(こども福祉課長)虐待や泣き声の通報等があれば、児童相談所全国共通ダイヤル「189(イチハヤク)」に電話をすると、管轄の児童相談所に相談ができる。もしくは、こども福祉課家庭児童相談担当に電話をいただければ、伺って48時間以内に状況を確認することになっている。虐待の通報は市としてもネットワークで情報収集に努めているが、地域の方の通報が虐待の防止や早期対応につながるため、ご協力いただきたい。
(加藤委員)通報先等が浸透してくると関心も膨らむ。DVの問題もあるため、市も検討してほしい。
(こども福祉課長)DVの相談から、子どもへの虐待もあるのではないかと市としても意識を高く持ち、子どもを守っていきたい。

(こども部長)児童虐待に関しては、国の法律で「疑いでも通告、相談をしてください」となっている。もし虐待でなかったとしても困っている状況であれば、より適切な相談機関を紹介することができる。適切な相談につなげていくことが一番大切な虐待予防策にもなるため、遠慮なく連絡しやすい場所へ相談していただきたい。通告や相談の周知は今後とも行っていきたい。

 

 

 

6 傍聴者

1名

7 次回開催予定

未定

8 資料

H30年度柏市健康福祉審議会第3回児童健康福祉専門分科会次第(PDF:57KB)
資料1 ひとり親家庭等自立促進計画アンケート調査結果速報(PDF:456KB)
資料2 柏市特定児童福祉施設設備運営基準条例の一部を改正する条例の制定について(PDF:96KB)
資料2別紙「柏市特定児童福祉施設設備運営基準条例」の一部改正について(PDF:178KB)
資料3 保育所の認可に係る意見聴取について(PDF:140KB)
資料4 柏市子ども・子育て支援に関するニーズ調査(速報版抜粋)(PDF:7,287KB)
資料5 柏市認定こども園の認定の要件を定める条例の制定に係るパブリックコメントについて(結果報告)(PDF:80KB)
資料6 豊四季保育園・豊四季乳児保育園の統合・建て替えについて(PDF:220KB)
資料6別紙【豊四季保育園】案内図(PDF:2,055KB)
資料7 はぐはぐ☆子育て応援フォーラム柏2019の開催について(報告)(PDF:98KB)
資料8 幼児教育・保育の無償化について(PDF:502KB)

お問い合わせ先

所属課室:こども部子育て支援課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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