第27回 柏市男女共同参画フォーラム開催報告

最終更新日 2019年12月26日

ページID 053293

印刷

第27回 柏市男女共同参画フォーラムを開催しました

令和元年11月16日(土曜日)パレット柏にて第27回柏市男女共同参画フォーラムを開催しました。

今年も多くの方がご来場くださいました。

講演会(午後0時30分~2時10分・参加者77人)

笑顔がもたらす私らしい働き方と生活

~落語で伝えるワークライフバランス~

講演会講演会

  • 講師 春風亭 鹿の子 氏 落語家
  • 会場 パレット柏(オープンスペース)

講演会では、雑誌「anan読者が選ぶ、好きな女流落語家」第1位であり落語家として寄席などで活躍する一方、子育て真っ最中の一児の母でもある春風亭鹿の子さんにワークライフバランスのお話をしていただきました。

男性社会である厳しい落語界での女性落語家の苦労から、自身の育児の経験までたくさん語っていただきました。女性落語課家の中で、その当時、出産後も落語家を辞めなかったのは鹿の子さんが初だったそうです。子育てには夫の協力と周りに頼ることが大切と話されていました。

また、「笑うことでストレスが発散され健康になる」と言い、鹿の子流顔面体操を参加者に伝授。副市長は鹿の子さんから「上手い!」と褒められていました。鹿の子さんから多くの元気と自分らしく生きる勇気をもらえた講演会でした。

    5つの分科会(午後2時40分~4時40分・参加者合計93人)

各分科会を企画運営した団体からの報告です。

第1分科会(参加者16人)

ブランクがすべての人に珍しくなくなる時代を見据えて~自分らしいキャリアを作る4つのヒント~

ふらっと

  • 講師 大嶋 寧子氏 リクルートワークス研究所主任研究員
  • 企画運営 ふらっとライブラリ

「こういう場ではアウトプットが大切、自分で話してみることで、何かつかんでください」と講師の大嶋寧子さん。4人ずつのテーブルに分かれ、お茶を飲みながら和気あいあいとグループワーク。その間に講師の話を聞く形式で進められた。

大嶋さんはリクルートワークス研究所で「ブランクのある女性のキャリア3000人調査」を実施し、令和元年、その結果を報告書にまとめた。結果からは「仕事をためす」「人とつながる」「この先を思い描く」というキーワードが浮かび上がった。たとえば、離職期間に大学や自治体の講座に参加し、自分を振り返る機会を得たこと。復帰当初からフルタイムではなく、短時間勤務など多様な働き方を試したこと。仕事について相談できる第三者がいたこと。再就職後もこの先の生き方や働き方を考える機会があること。そういったことが仕事継続の力となっていた。

もはや40年間だけ働くのでは済まない時代となり、誰もが、ブランクを経て働き続けることが当たり前。参加者は30代から70代まで幅広く、それぞれの立場で「これからの時代の働き方」について考える機会となった。

第2分科会(参加者13人)

豊かさとはどういうこと?~働き方改革によって何が変わったの?~

あい女性会議

  • 講師 鴨 桃代 氏 なのはなユニオン代表
  • 企画運営 I女性会議柏支部

働き方改革で非正規雇用の処遇改善が令和2年度から施行されるが、生産性を上げたい国・企業の要望による労働力確保がねらいの『働かせ改革』になっているのではないか。改革実行計画の項目毎に多くの実例を挙げながらその不十分さについて解説された。

・非正規雇用の処遇改善~雇用形態や差別・国籍・出身などの属性で賃金格差が作られてきたのに、ものさしを変える改善にはなっていない。

・長時間労働の是正~残業の上限設定など「残業がそもそもおかしい」となっていない。

8時間労働で生活できる賃金とセットで要求していかなくてはならない。

・パワハラ防止~パワハラに該当しない例をあげているため、優越的な関係にある側がそれを悪用するおそれがある。

最後に某企業と現在係争中の原告の方から職場での壮絶なパワハラの実態を直接聞き、パワハラ防止策指針に多くの欠陥があることが実感した。労働者として生き生きと生活できる本当の『豊かさ』を勝ち取ることの難しさを考えさせられた。

第3分科会(参加者17人)

DVを受けている母親が子どもを守れないわけ

CAP

  • 講師 斉藤 秀樹 氏 弁護士
  • 企画運営 CAPなのはな

目黒区・野田市虐待死事件どちらも一時保護され、行政機関の関与があったにも関わらず幼い命を守ることができなかった。どちらも背景にDVがあった。DVは身体的暴力だけでなく、一般的には、身体的・精神的・性的・経済的・社会的(社会的隔離)暴力という5つの暴力に分類される。DVの本質は、支配とコントロールであり、殴る、蹴るといった身体的暴力は必須ではない。多くの被害者は自分の被害を認識していないだけでなく「自分が悪い」と思い込んで「自分が頑張れば、自分が我慢すれば」と思って被害が表に出てこないうちに重篤な状態になってしまう。子どもや被害者を守るには、DVを理解して、身体的暴力以外にも対応できる法律が必要。

大変内容が濃く、質問も多くでたため時間をオーバーしたが、参加者は最後まで熱心に講師の言葉に耳をかた向けていた。

第4分科会(参加者15人)

恋愛って取り扱い注意?!~男女・LGBT・どんなカップルにもデートDVが起きるのはなぜ?

グループSEC

  • 講師 つじ・ゆーさく(辻 雄作) 氏 ジェンダーアクティビスト
  • 企画運営 グループSEC

男女共同参画社会という言葉は、できて20年経つが馴染みが薄い。男女平等=ジェンダー・イクオリティなのに“ジェンダー”の知名度も低い。講師は自身もLGBTsであるつじゆ-さくさん。アイスブレイキング(ゲーム)をしながら‘女らしさ’‘男らしさ’の社会的性別役割(二分法)を当たり前とした私たちの生活の中で人間関係や思考・感情にまでそれが影響していないか問いかける。スライドでLGBTsの多様な性の紹介や、ジェンダー・バイアスからくる経済的・性的な力の差がカップル間のDV(暴力的な支配)になりやすいことをレクチャーした。グループワークで話し合いを進めなら、3つのロールプレイのシナリオを完成させ発表。

参加した若者の感想には「グループワークやロールプレイは状況を客観視できて良かった」「固定観念にとらわれないように学び続けることが大事。DVを受けている友人もいるので今後も役立てたい」「LGBTsの視点や支援のことも話され、ワークで強く言われたら言い返せないなど色々考えるきっかけになり、本当に面白かった」数名参加されたLGBT当事者の方からは「もっとみんなの理解が深まって平和的に世論も変えられると思う。私も声を上げられる場があれば大声をあげたい」などあり講師と共に、参加者も交流しながら、やはり若い人たちが活き活きと話し合いに参加した講座だった。きっとこれを持ち帰ってそれぞれの現場で生かしてくれるんだろうなと感じた。

第5分科会(参加者17人)

「女性活躍」が言われていますが、その実態は

新日本婦人の会

  • 講師 岸 松江 氏 弁護士
  • 企画運営 新日本婦人の会柏支部

岸さんの講義の導入は、クイズからだった。「ある国ってどこの国?」ある国の国民は黒人が51パーセント、白人が49パーセント、差別禁止法もあり、選挙権も平等に行使できる。黒人が首相になったことは1度もない・・・等10項目から考える。「ある国の答えは日本」。議会制民主主義の体裁は取っているが2018年のジェンダーギップ指数は、149ヵ国中110位。経済・教育・健康・政治分野から女性の地位を示し、賃金格差・長時間労働の弊害・男性の家事・育児に参加できない理由等、資料に基づき、丁寧な講演だった。

その後、参加者全員から一言ずつ体験談などを交えての交流を行い、内容を深め合いました。最後に岸さんから「憲法の理念・男女平等原則・個人の尊厳原理」の重要性、「ありのままの自分・女性であることを喜びにできる社会へ」とまとめが行われ閉会した。

第6分科会(参加者15名)

どう作っていく男女共同参画社会~職場の声を聞いて共創しませんか~

麗澤大学

  • ファシリテーター 麗澤大学 自主企画大場ゼミ
  • 企画運営 麗澤大学 自主企画大場ゼミ

今回のフォーラムでは意外と男性の参加が多かった。驚きました。分科会では男女どちらとも今までの人生経験を感じられる「自分らしさ」が溢れる意見が多く見られ、充実した時間になった。4〜5人のグループワークでは、各自の意見をぶつけ合うだけではなくお互いにしっかりと聞く姿勢を持ち、そして相手の言っていることを理解して「自分はこう思う」ということを分科会に参加していたゲストも運営側の学生もしっかりと言えていた。これらのことから参加者全員が「男女共同参画社会をどうすれば形成できるか?」という点について関心を持ち、取り組めた分科会になりました。

情報発信元

地域づくり推進部協働推進課 男女共同参画センター

所在地 柏市柏一丁目7番1-301号 Day Oneタワー3階
電話番号 04-7167-1127
ファクス 04-7165-7323
メールフォーム
電話のかけ間違いにご注意ください

このページを評価する

ウェブサイトの品質向上のため、このページについてのご意見・ご感想をお寄せください。

より詳しくご意見・ご感想をいただける場合は、メールフォームからお送りください。
いただいた情報は、個人情報保護方針に沿ってお取り扱いいたします。


簡易アンケート