更新日令和6(2024)年2月1日

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令和5年度第3回柏市産業振興会議会議録

1開催日時

令和6年1月11日(木曜日)午後2時から午後3時30分まで

2開催場所

柏市役所分庁舎2第1・第2会議室

3出席者

(1)委員

吉田委員、高橋委員、池田委員、伊藤委員、大塚委員,柿田委員、後藤委員、嶋田委員、原田委員、古田委員,渡辺委員

(2)事務局

経済産業部長、商工振興課長、他3名

4議題

  1. 柏市観光基本計画の策定について

5議事要旨

事務局より資料について説明後、意見交換および質疑応答を行った。

 

(吉田会長)

プロジェクトチームの構成メンバーは。

(事務局)

令和4年より設置し、企画部、環境部、広報部、都市部、土木部、経済産業部と業務で関わりのある部門が一堂に会して定期的に意見交換や情報共有を行っている。

(吉田会長)

取り組み内容については、市役所内で合意が取れているということで良いか。

(事務局)

取れている。今後10年の取り組みになるためすぐに取り組む項目だけではないが、今後も手賀沼の魅力向上に向けて具体的に進めていきたい。

(池田委員)

SNSを使って魅力を発信していくところで、XにしろInstagramにしろ、柏市が発信していることをどうやって認知していただくのか。

(事務局)

商工振興課でも、部署としてXのアカウントを持っているため、発信媒体としては、Xが中心になると思う。フォロワーは約1、500人くらいで、公的機関のアカウントとしては多い。

また、市が運営を委託しているかしわインフォメーションセンターではInstagramでも発信をしているので、役割分担の中で、それぞれのSNSを使いながら発信していく。

(古田委員)

水上交通実施とは、どのような計画なのか。手賀沼近辺は我孫子市と混在しているが、観光を開発するにあたり、我孫子市側の方と連携して一緒にやった方が観光地らしくなると思うが、市の連携はどうなっているか。

(事務局)

毎年実施している手賀沼花火大会は、我孫子市と柏市で共催で実施している。また、現在、我孫子市、柏市と印西市で、それぞれの観光施設、観光資源をデジタルスタンプラリーで回る、広域的な周遊の取組を進めている。

水上交通に関しては、以前実証実験という形で、道の駅しょうなん前から我孫子側に、渡し船を行ったことがある。また、既存のボート事業者が我孫子側に集中している現状があるため、そういった方々の声を伺いながら進めていきたい。

新しい形での水上アクティビティいうことと、公共交通機関で例えば北柏駅からふるさと公園までお越しいただいた方が、さらに道の駅しょうなんやフィッシングセンターに行かれるときに、移動手段がないということで、一つの方法として、道路を通っていく道、緑道を通っていく道、そして水上交通というのも、中長期的には検討手段ではあると考えている。

(池田委員)

「都心から最も近い天然湖沼」であることを全面に出してPRしていくということだが、天然湖沼がどのような素晴らしさをもたらすのかが伝わっていないのではないか。具体的なPRが出来るとよいのでは。

(事務局)

天然湖沼と人口湖沼で何が違うのかというと、人口湖沼だとダムをせきとめて作られているため、水辺空間の距離が非常に遠く、コンクリートに囲まれていたりする。天然湖沼ならではの、水辺空間の近さと野鳥や水生生物の生態系など、様々な魅力を発信することができればと考えている。

(吉田委員)

天然湖沼の水辺でのキャンプについても訴求できると良い。

(事務局)

多くの方に知っていただき、楽しいと思っていただけるようなキャッチフレーズやキャッチコピーを含めて、具体的な楽しみ方もご提案したい。最近だとアウトドアメーカー展示会や、スポーツサイクルを使った形での緑道での試乗などでしっかり連携していくことができると、コアなファンの方々をお呼びすることができると思う。

(池田委員)

スポーツツーリズムの試合観戦前後での回遊促進というところで、いわゆるスタジアムグルメを食べていただきたいと説明があったが、一方試合前後にも周辺で飲食をしていただきたいと。試合は大体2時間で終わるので、2時間後にまた飲食という話になる。仮説検証しながら進めていくと思うが、まずはどちらを考えているか。

(事務局)

スタジアムグルメというと、しっかり食べるというよりは試合前に、お酒を飲みながら少し食べるイメージ。競技場が公共施設ではなくレイソルの競技場になるので、スタジアムグルメに何を入れるかも、所有者の判断になる。そのため、市の観光政策としては、試合前や観戦後の打ち上げを中心に推進していきたい。特に観戦後は、ホーム、アウェイ問わず柏のお酒や食材を使った料理を食べながら、試合の振り返りを楽しくやっていただけると良いと思う。

(伊藤委員)

インバウンド向けに、SNSは英語版を出しているか。

(事務局)

現在は外国語対応していないため、検討していきたい。海外の方向けというところでは、Instagramのように視覚的な魅力の伝え方も有効な手段と考えている。

(大塚委員)

あけぼの山農業公園の近くに、直売所のトマトハウスがある。小規模なものなので、もう少し大きな直売所があれば、さらに多くの方にお越しいただけるのでは。

(事務局)

現在、都市部であけぼの山農業公園の運営方法の再検討を行っている。その中でイベント時だけでなく、平時でも地元の農家の方々に気軽に農産物を出品いただけるような場も検討しているとのこと。そこで布施エリアの農産物を販売できると良い。

また、観光政策と農業政策を関連づけながら相乗効果が生まれるような形でやっていく必要がある。農政課とも連携しながらやっていきたい。

(柿田委員)

タウンツーリズムのインバウンドのところは、柏市でどれだけ期待できるのか。外国の方は何を目的に来られているのか。

(事務局)

帝国ホテルグループのクレストホテルでは外国の方にもお泊りいただいている。また、柏の葉では東京大学等の主催の国際会議が沢山開かれていて、様々な国から柏の葉に来ていただいている。ただ、現状は、泊まる、会議に出席するという単一目的になっていて、柏市へ観光に行くというお客様はほとんどいない。単一目的になっている海外の方々に、飲食や、免税機能のある百貨店等で買物をしていただくなど、いわゆる京都や日光みたいな観光地とは違うが、柏での楽しみ方をしていただければと思う。

(高橋副会長)

計画としてはまとまっていて良いと思うが、これだけを見ると全て市がやるという印象を与えてしまう。もう少し具体的に、連携している関係機関等の役割を明確にしていく必要があるのでは。

(事務局)

まさに商工団体や、観光協会、様々な機関とも連携していく必要がある。観光は、地域経済活性化の目的もあり、民間事業者の方々にとっても主体的に動いていただかなければ成り立たない。この観光基本計画を具体化するときに、役割分担もしっかりとお示ししながら進めていきたい。

(後藤委員)

全体として手賀沼に力を入れて、大事なリソースを生かす方針と理解した。手賀沼活用にもスポーツツーリズムにも言えるが、地理的な位置を示す計画図は入れないのか。地図上でどのルートを通ってどう行くと楽しいかを具体的にイメージできたほうが、計画推進するにあたっても具体的なアクションに繋がると思う。観光の目的があって、交通手段が概ね決まっている中では、恐らく典型的なルートはあるはず。この計画を10年かけて推進していくということなので、未来図を作ったほうが、1年ずつしっかりそれを進めていくことができるのではと感じた。

(事務局)

基本計画の中で、どこまでモデルコースを入れるのが良いかという点はあるが、ある程度人流分析の中で、こういう人を柏駅に置いたらこういう道を通ってここに行くというのは、結果として出ている。その中で、この沿道には美味しい飲食店があるとか、帰りのお土産はをここで買えば良いというコースづくりは、具体的な取り組みをやっていく中で、わかりやすくお示しすることができればと思う。

(嶋田委員)

あけぼの山であれば、車で行くことを考えて道を整備する必要があるだろうし、バスなどの交通整備もしていかなければならない。行きづらい場所に、あまり人は行かないのでは。

(事務局)

プロジェクトチームの中でも話題になっていて、あけぼの山へのアクセスは課題と考えており、駐車場の拡充は都市部で検討を進めている。北柏駅から手賀沼まで歩いて15分くらいだが、そこの道にワクワク感がない。民間の方や地元町内会の方と連携しながら、歩いて楽しいまちづくりをアクセスの課題含めて、市役所全体で考えていきたい。

(原田委員)

今後、柏市での国際会議は増えるだろう。実際に会議を実施する中では、最終日で1日もしくは2日間のツアーが必ず組まれる。そのような方向けのモデルコースなども、出していければ。

また、柏市の観光を考える上では、年齢問わず地元の方に多様な意見を出してもらい、地元の方も気づいていないような柏市の魅力を発見出来ると良い。

(事務局)

千葉県の中で国際会議の開催数1位は幕張メッセのある千葉市で、実は柏市は2位。ただ、東大の中で開かれるような会議が多いため、周辺のエクスカーションや飲食などの波及はこれからとなる。今後どのようなコンテンツを用意できるか、PR出来るかは関係機関と共に検討していきたい。

(古田委員)

食べ物に関しては、飲食店一同集まってB級グルメみたいなものを作り、イベントに出してみると良いのでは。例えば、他市のクリスマスマーケットでは、1ヶ月くらいテントを張って、飲食したり、クリスマスグッズを販売したりしている。柏市でも広場や人が集まりやすい場所でできたら。取っ掛かりとしてイベントに重点を置いて、魅力が持てるような発信をして、そこでお土産やB級グルメが生まれてたら良い。

(事務局)

今年度実施した手賀沼オータムバルではイベントでの誘客効果を実証することが出来たので、次のステップとしては民間のイベント会社を誘致できればと考えている。その中で、例えば、柏市ブースを一定程度設けて、柏の特産品の販売や、市内事業者の方が新商品を販売するようなブースを出店するような取り組みもやっていければ良い。

手賀沼は、観光というと現状飲食店くらいで博物館や子供の遊び場があるわけでないため、何か楽しいイベントを常に手賀沼周辺で飲食や土産物をワンセットで実施し、繰り返しトライアンドエラーでやっていくことが大切と思っている。

(渡辺委員)

方法論と手法が重要。情報発信もSNSは勿論大事であるが、例えば、広報かしわが今年度刷新されて、特に主婦層や子育て世代の方々が非常に興味を示している話をお店でもよく聞く。なので例えば、広報かしわに観光ルートやコラムを載せることも効果的では。例えば、舞浜駅では楽しい音楽が流れ、よしディズニーに来たぞというワクワク感が、その後園内でお金を使う流れができている。住宅街への配慮は必要であるものの、スタジアム近くからレイソルや相手チームの応援歌を流すだけでも、気持ちが高ぶっていくのでは。

また、市内飲食店や事業者にどう協力してもらうかも重要。例えば、レジのレシートに情報発信のための二次元コードを記載してもらい、買物客がそれを見て登録する。難しい事ではなく、事業者も街のためにやっているという相互の絆ができることは大きい。

(事務局)

広報かしわを刷新してから、裏表紙に柏市ふるさと産品の連載コーナーを持っていて、生産者の声や商品の魅力を紹介している。柏市にお見えになった方は、SNSより広報かしわで知った方が多く、この強力な発信媒体を有効活用しながら継続してPRしていけたら。重要なことは、計画策定後に私たちがこの目標や未来像をしっかり具体化していくこと。これまでもふるさと産品協力事業者という形で認定制度を実施しているが、ご提案いただいたように、官民連携すればさらに柏を盛り上げられると思っているので、引き続きご協力をお願いしたい。

(吉田会長)

国際会議の件で、会議後に柏の葉に限らず飲食などに連れ出すことは可能か。

(後藤委員)

交通手段があれば可能。例えば、同行されている奥様だけ参加するエクスカーションや、会議後にご夫婦で参加できるツアーを組むことはある。柏の葉のインバウンドは、現在は数年の中期滞在も多い。滞在している間に日常的に楽しめる観光として、例えば手賀沼のカフェで本を読むというような週末の過ごし方や、他の身近な観光スポットをPRしても良いのでは。また、そのような方々で作ったFacebookグループがあるので、そういう場所で英語で情報発信すると喜ばれると思う。

(吉田会長)

その街に強みがいくつあるのかが、重要。1つ強みの飲食店や洋菓子店があれば、それを目的に人がやってくる。強みが3つあればまたそれを目的にやって来るということにもなる。主体が事業者の方になるので、市と一緒にレベルアップをしていければ良い。

(吉田会長)

他に意見が無ければ、観光基本計画の策定については、本日のご意見を踏まえて事務局で修正し、最終案を事務局に一任する形で良いか。

(異議なし)

では、以上で議事を終了する。

(事務局)

今年度の産業振興会議は本日が最終回となる。今後のスケジュールについては、本日頂いたご意見を踏まえ計画を再度修正し、2月1日から3月1日までパブリックコメントを実施して、市民からの意見を募集する。なお、現在の委員の皆様は、令和6年2月1日で任期満了となる。昨年度は柏市産業振興戦略ビジョンの改訂、本年度は柏市観光基本計画の策定にご協力いただき、心より感謝申し上げる。引き続き、皆様のご協力を賜る際には、よろしくお願いいたしたい。

 

6傍聴者

なし

関連ファイル

次第(PDF:38KB)

委員名簿(PDF:108KB)

柏市観光基本計画(案)(PDF:4,495KB)

 

お問い合わせ先

所属課室:経済産業部産業政策・スタートアップ推進課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館4階)

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