更新日令和5(2023)年12月8日

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令和5年度第2回柏市産業振興会議会議録

1開催日時

令和5年11月16日(木曜日)午後2時から午後3時30分まで

2開催場所

柏市役所分庁舎2第1・第2会議室

3出席者

(1)委員

吉田委員、高橋委員、池田委員、大竹委員、柿田委員、佐々木委員、原田委員、古田委員、渡辺委員

(2)事務局

経済産業部長、商工振興課長、他3名

(3)関係機関

東京理科大学 鈴木助教

4議題

  1. 柏市観光基本計画の策定について
  2. その他

5議事要旨

事務局より資料について説明後、意見交換および質疑応答を行った。

(吉田会長)

アンケート調査について、回答者の属性は。

(鈴木助教)

例えば中心市街地の調査では、柏駅東口のデッキで二次元コードのついた調査票を配ってアクセスしてもらった。性別は男性が44.9%、女性が55.1%、年代は20歳未満が13%、20代が19%、30代が12%、40代が20%、50代が20%、60歳が10%、それ以上が約10%。また、柏市民と市外から来た方が約半々であり、比較的バランスよくアンケートを回収できたと考えている。

(吉田会長)

逆に偏ったところはあるか。

(鈴木助教)

あけぼの山は女性が約60%かつ30代以上が約80%で、比較的市外の高齢層の方が多かった。

(池田委員)

Jリーグ観戦のところで、ホームサポーターは柏市民が多いと推測されるが、市民がご当地グルメを知りたいということか。

(鈴木助教)

市民がご当地グルメを食べたいということ。例えばスタジアムグルメとして「柏のからあげ」など「柏」のものが求められている。

(池田委員)

いわゆる地産地消傾向が強いという、言い方もできる。

(鈴木助教)

私は以前名古屋にいたことがあり、グランパスの試合でご当地グルメを食べていたので、同じような結果と思っている。

(渡辺委員)

柏駅前で飲食業をしているが、アンケート結果は肌感としては想像通り。

我々の店に定期的にグルメレビューサイトの本部が来て情報を提供していくが、一つ面白かったのは、私たちの感覚とは逆方向で、彼らから見た柏のイメージは若者がいない。ある程度アッパー層の方たちが楽しむ飲食店は非常に評価が上がっていて、いわゆる都心にあるネオ居酒屋のような飲食業ができると、衰退が非常に速い傾向が、柏の街にはあるとのこと。

あるお店もホームページ等は持たずに全てインフルエンサーに委託して、インスタグラム等のSNSで発信をしてお店のアピールをして集客をするという手法を取っている。でもそのお店は、上手く東京ほど作用していない。

それが、今回のアンケートで20代30代前半の部分と、30代後半40代、60代の割合を見たときに、確かに若者はそんなに柏に来ていないと。リサーチをした時、100で割ると確かにその年齢層は満遍なくいるようなニュアンスはあっても、若年層、中年層、熟年層と大きく分けたら、確かにアッパー層が多いと。

そうなると本当に柏を若者の街としてイメージして作っていくのか、例えばもう少し成熟した文化性を持ったものを、今度は柏市としても観光の一端の中に入れるのかというのは非常に大きな話だと感じた。

(鈴木助教)

今回柏は若者の街というところから入ったが、アンケート調査をしてみると実はそれだけではなく、過ごす場のような機能も求められている。両方あれば一番良いが、どちらにどれぐらいの重きを置くかという問題は、中々難しいと感じている。

(佐々木委員)

市長は、柏の街をどのようなキャッチフレーズで打ち出したいのか。そこを踏まえて、私たちがどのように作りこんでいくことが出来るのかを考える必要がある。子供、若者、年配の方、全てをオールマイティには出来ないので、どこをターゲットにするか、市のコンセプトが一番大切ではないか。

(事務局)

市のコンセプトとしては、太田市長になってから「つづくを、つなぐ」を打ち出している。多くの方々が積み上げてきたものを大切に守って育てていきながら、次にバトンタッチしていくことで、柏の良さを表現している。そこで考えると、コアターゲットとしては、40代50代の現役世代で活躍されてる方を中心としつつ、そこから徐々に若い人たちにシフトしていく。年齢層の中でいくと、子育て世代や今高校生大学生の方々が一番コアになっていく。今回データ分析を踏まえて、今柏で活躍いただいてる方々のことを考えると、やはりその辺が中心になってくるとイメージしている。

(佐々木委員)

そうすると、例えばご当地グルメについては、街ぐるみで作ってしまえば良いのでは。例えば下北沢や神田だとカレーとか。そうやって街ぐるみで起こしていけば、それがB級グルメになり、それがサッカー観戦の時に食べようというPRにもなる。

また、柏でお土産も作って、柏で農業体験した小学生は道の駅でお土産は絶対にこれを買う、というものをPRしていけば売れるし、マーケティングをどうしていくかで変わるものが沢山ある。そういうことを作り込んでいければ活性化するとすごく感じている。

(事務局)

今、柏ではカレーの街として頑張っていらっしゃる方がいて、またラーメンの街としても情報番組等で取り上げていただいている。スイーツは、和洋問わず美味しいお菓子屋さんは沢山ある。その中で、一つの会社が作っている一つのブランドにおんぶに抱っこというよりは、どちらかというと京都の八つ橋や広島のもみじ饅頭のような、一定のブランド力がある種類のものを、色んな店が作って販売する方が、柏に合ってるとイメージしている。

昔、商工振興課でも、「柏でかしわもち」ということでお菓子組合の方々にも協力いただいて、キャンペーンをやろうという動きもあった。失敗を含めて、柏はこれだよねという定義付けのような部分をしっかりして、あとは各事業者の方々が創意工夫を出して、競い合っていけるようなムーブメントを起こせると面白いと思っている。

(佐々木委員)

あけぼの山農業公園に関しては、5分で風車を撮影して帰ってしまうのではなくて、例えば定期的にフェスやマーケット等何か企画をしたり、ラリーで例えば道の駅しょうなんに誘導していくなど、今あるものに頼るのではなく、人を呼び込んでいく、人を動かしていくことに、力を注ぐべきでは。

(事務局)

現在、あけぼの山農業公園は春はチューリップと桜、夏はひまわり、秋はコスモスとそれぞれお花見イベントをしている。冬もイルミネーションで夜のライトアップを行っているが、とても寒いので、なかなか人が集まらないというところがある。あとはやはり公園だけですべてを賄うというよりは、周辺に誘導する。すぐ近くに布施弁天や、5千年以上続くお寺、最近は昔の宿場町沿いに古い旅館を改修したレストランを若い人たちが担って運営しており、土日は予約で満席になっている。先日、やっと公園の陶芸の窯を復活させて試作品を作った。これが安定してできるようなったら、土産としての販売や陶芸教室の体験プログラムをしようと考えている。公園を中心としてエリア一体で色々なことが出来て、エリア全体の魅力として発信していければ。

また、今回、データ分析して初めてわかったことが、あけぼの山農業公園から道の駅しょうなんに意外と人が流れているということ。全くイメージしていなかったが、今後は、あけぼの山で道の駅のイベント情報発信や、道の駅しょうなんであけぼの山の開花情報発信など、お互いのリアルなイベント情報を発信していく仕組みづくりが出来ると、人の行き来が変わってくるのではと思っている。

(佐々木委員)

見ること、体験することも素晴らしいが、やはり食べることが大事。イベントには必ずフードトラックが居て、そこで賑わいが出る。賑わいが無ければ人は帰ってしまい、成功しない。私の会社でもフードトラックを持っているが、色々なフェスが成功しているのは、すごい量のフードトラックが出て盛り上がり、それを見て食べに行きたいという人もいて、相乗効果を生んでいるのではと最近感じている。

(事務局)

あけぼの山農業公園に飲食が欠けているところは認識していて、毎週土日に芝生広場でキッチンカーを展開しているが、お花で映えるスポットと芝生広場がなかなか連動せず、おそらく花を見に来た人は芝生広場があってキッチンカーで食べられることを知らずにそのまま駐車場に帰ってしまっている。

(佐々木委員)

駐車場に大きく順路はこちらと誘導するなど、しっかり情報発信することが必要。

(事務局)

食の関心の高さで言うと、11月3日に柏ふるさと公園で手賀沼オータムバルというバルイベントを初めて実施した。想定では来場者3千人を見込んでいたが、1万人以上にお越しいただいた。お待たせしたり、売り切れてご迷惑をおかけしてしまったが、関心が高いと改めて感じた。あとは柏と言ったらこれ、これがあるから柏に来る、柏に来たからこれ食べたい、そういうものをしっかりとPRし、発信していく必要がある。

(佐々木委員)

先日、熊本に行ったが、現地の方に馬刺しやからし蓮根などご当地グルメをおすすめしていただいた。逆に柏は何が有名か聞かれたが、答えるのが難しかった。

(吉田会長)

どのように方向性を決めていくかだと思う。カレーなのかラーメンなのか、市が決められるものなのか。その後どう展開していくのか。

(渡辺委員)

お店にとって、どうブランディングをしていくかというところ。例えば、先ほど出たラーメンだと、中華料理屋ならラーメンもできるが、フランス料理屋でラーメンやろう、例えばレイソルの試合の日だけ来てもらおうとなると、通常の営業と、そのラーメンの実益とを兼ね合わせた時と、誰がどう調整するかとなると、やりやすい業者だけが来る形になったらそれは魅力の半減になる。非常に難しいところもあるが、何かしら柏ならではの何かというのがあるとそれは非常にアピールしやすいと思っている。もう少し広く、「柏は駅から歩いたら農村部が沢山ある」とか「野菜が豊富」とか「お米が美味しい」とか、何かそういったところでの紐づけという形がやりやすいのではと思う。

(高橋副会長)

目的のところだが、柏は昔からスポーツタウンにこだわっているが、実際のところレイソルだけになってしまう。今は「音楽の街かしわ」を打ち出していて、文化会館で市立柏高校のコンサート等もやっている。目的にはスポーツだけではなく、音楽も入れた方が良いのでは。

(事務局)

文化という視点も大切だと思う。そういったものも合わせて入れられるか検討したい。

(原田委員)

先日、福島県で講演をさせてもらった。柏の魅力を発信しようと柏市民の方に何を入れたらいいか聞いたところ、特産のかぶだという意見が多かった。例えば、かぶであれば、フランス料理でも、中華でも和食でも、色んな料理に活用出来るので、そういうアプローチも良いのでは。

(事務局)

今までも大きな話題にはなっていないが、かぶのような有名なものを使って特産品を作ることも、何度かやってきた。ただ職員異動があるため、市が中心になってやるとやる気のある職員が折角頑張っても異動して衰退してしまうことが多い。いかに民間ベースに乗せて持続的にできるかを、今後考えていかないといけない。あまり市がやり過ぎてしまうと、堅苦しく面白くないものになってしまうので、皆さんのお力、知恵も借りながらやりたいと思っている。

(古田委員)

お土産の話だが、レイソルの試合で、サポーターが柏に来た時は、お土産を求めてまず柏高島屋に入る。私の店でカシワニのお菓子を売っているが、なぜ今日売れるんだろうという思うぐらい売れる。それで、お店に来た若者に声をかけたら、携帯で調べたらお土産の第一位に出てきたのでお土産に買って帰ると言っていて、そこで初めてわかった。それからはリサーチをして、試合のあるときには、売り切れのないように多めに置くようにした。今の若者たちは何を売っているのか、何がお土産なのかを全部携帯で調べているが、お土産を売っているコーナーや、柏のお土産自体も他に探しても、本当にないのだと思う。

先ほどもかぶの話が出たが、あつみ温泉というところで、赤かぶの漬物が色んなお店で売っている。私はこれを柏でやったら良いと思っていて、かぶの漬物であれば色々なお店でもデパートでも売れるのではないかと。やはりレストラン等でそのかぶを使ってやるのは求められるスキルが高くなる。私の店も昔市の依頼で、市全体でやるから柏餅やってくれと言われて、オムレットで柏餅風にして中に餡子とお餅、求肥を入れて作ったことがあった。ただそれも1年で終わってしまったので、継続してやるのなら、色んなお店で販売できて、賞味期限の長いものが良いと思う。

(事務局)

インフォメーションセンターや柏市観光協会等、観光や地域の売り込みを、担っていただける組織をしっかり作って、市の職員の異動に左右されずに、事業者の方と連携してやっていける仕組みを作り上げていかないといけないと感じている。

(佐々木委員)

商工会議所や商工会の事業者の方たちに、色々な意見を聞いてまとめられたら良い。

(池田委員)

色々なところに、色々な価値があるということだと思うが、この策定の目的に価値の再構築がある。一旦柏市で考えている、或いは柏市で保有している価値に対して、その中からこれは再構築する必要がある、これは現状維持、或いは価値自体を創出にする等方向性を検討できると良いのでは。その価値検証しながら、今回のアンケートがすごく役立つと思うので、この中からペルソナで仮説検証を繰り返しながら、商工会議所等からも話を聞くとまとまるのではないか。

(吉田会長)

やはり今の話の中では食べ物が課題というところ。例えばフルーツだと特殊な物とか甘いものができたとか、色々ある。ただ、野菜だと、生産量が多いことでPRして成功してるようなところはあまり無いイメージ。

(事務局)

例えば、船橋市では、今、小松菜を積極的にPRしていて、データ分析の裏付けや信用性というところで、小松菜を食べると身体にいいですよという発信を市で行っている。飲食店だったら小松菜ハイボールとかそういうものを結構やっている。

柏の場合、かぶ生産量日本一と農水省の統計で出ている。ブランド力がしっかりあるため、JA市場経由で流通として確保されているが、逆に市内であまり出回っていないところが現状としてある。そこを市内に振り分けていただいて、皆がかぶを身近に感じてこう食べると美味しいとか、どの飲食店でもかぶがあるとか、ケーキ屋さんにもかぶが入ったお菓子があるなど、広げていけると、かぶはもう少し身近なものになるのかなというところがあるが、かぶはなかなか扱いが難しい。

(渡辺委員)

食材は意外と難しくて、かぶにしても種類が変われば当然味も変わる。本当にそれが年間まちおこしになるほどの生産量と安定供給が賄えるかと言ったら、正直難しい。

今、道の駅から蜜が中に入り込んでしまって美味しいけど市場出荷できない梨が毎年1、2トンあって、これを通年出せる商品を開発してくれないかと言われている。それを1年間同じクオリティで同じ状況で出して、しかも街に出すのであれば常温で、そこの環境まで持っていけるだけの形を組むというのは、市がというよりは、受け皿になる事業者が動けるかというところも出てくる。

例えば、勝浦タンタンメンは、そもそも勝浦にはタンタンメンなんて無かったが、まちおこしのために単純に自分たちがPRしやすい商品を決めたと思っている。仙台でずんだといえば確かに美味しいとなるが、原材料はほぼ仙台ではない。いかにイメージをつけていくか、今あるもので形を作るというのは、あちこち考えなきゃいけない方向があると思う。

(鈴木助教)

道の駅しょうなんのかぶソフトはとても美味しい。例えば、柏カレー、柏ラーメン等、柏〇〇とついているメニューが欲しい。

(渡辺委員)

統計のグラフの中にある「その他」に、近郊の隣県や東葛地域からのパーセントが出ていたが、道の駅の方に聞いたところ、東京から半数近く来ていて、逆に茨城から来ていない。東京の人たちが道の駅に来ていろいろと遊んで、その後どこに行っているかというのが全くわからないと。今のグラフ見ると先にどこかに行って道の駅で買い物したというのはあるが、その後どこへ行っているのか、例えば、市内の飲食店で楽しんでそのまま休日を過ごすのか。例えば年収や世代等と数がわかると、街のイメージづくりが面白いことになるのではないか。

(鈴木助教)

アンケート調査でも、その前後でどこに行くというのは聞いているが、市内の観光施設にはあまり行っていない。

(事務局)

収穫体験で、神奈川からわざわざ3時間かけて柏まで来て、芋を掘って、そのまますぐに3時間かけて、道の駅すら寄らないで帰ってしまう。折角3時間かけて来ていただいたなら柏で楽しんでいただきたいので、PRと、人が集まるコンテンツに対しての情報発信、情報共有は大事だと感じる。

柏の野菜が美味しいからわざわざ収穫体験をしに来るが、柏に何があるかわからないから、ご飯もファミレスで食べて帰るという方が多い。実際にその野菜を食べられる柏の飲食店で食べて欲しい。

(佐々木委員)

かぶ等モノを固定すると大変だという話は同感。そうではなくて例えばカシワニカレー、カシワ二ビール、カシワニフィナンシェなどカシワニと頭につけて、特別メニューとしてお店ができるものを出す。ポーチやぬいぐるみを作り、コミュニティバスが走り、柏全体でカシワニをメジャーにしていけると良い。

(事務局)

カシワニは柏市に著作権がなく、インフォメーション協会が持っている。なので、今そこを拡大して皆で使えるようにしていこうとしている。

(古田委員)

ユニクロオープンの時に、カシワニの限定Tシャツが、すごく早く売り切れたと聞いた。今、柏市で、カシワニの使用をかなりしていただいてるので、皆さんの目に触れる機会も多くなってるのではないか。インフォメーション協会は、私の店で着ぐるみの管理、貸出をやっており、そこからカシワニのお菓子やグッズも私の店で販売している。

(佐々木委員)

カシワニを柏市のキャラクターにするのであれば、もっと使える方法を考えていく必要がある。

(事務局)

キャラクターのライセンス管理はインフォメーション協会にしっかりお願いして、民間の方々が自分の商品にカシワニを使いたいときに自由度高く出来るよう、来年の4月に向けて今ご相談している。

 

事務局より再度資料について説明後、意見交換および質疑応答

 

(吉田委員)

重点分野の「三本柱」を有効活用し、どう工夫していくかご意見あったが、この三本柱を前提の上で意見があればお願いしたい。

(渡辺委員)

先程の最重要分野の中で、手賀沼が元気になっていくために、道沿いに例えば飲食店が出店したい考えても地目の問題で出来ない。最重要分野に入れても、地目変換しない限りは今のままでは何も進まないし、結局は奥側の今住宅が建ってるところの改装になり、手賀沼が眺められないと景観もなく、それでは飲食業は来ない。都市開発も含めて、プランの中に入ってるのか。

(事務局)

都市計画マスタープランという、柏市全体のエリアをどう色分けしていくかという計画がある。一方でこの観光基本計画の中で、手賀沼周辺地域で色々な盛り上げをやっていくということを書くと、その土地利用規制の特例規制緩和が非常にやりやすくなる。将来的には他地域でやってるような特区を取るのか、それとも既存制度の中で、地区計画という新しい仕組みの中で変えていくのか。雑種地等の土地情報を市の方で収集して提供していく等、色々な形がある。

他地域でも例えばカフェがあるとブランド価値がぐっと上がるということもあるので、柏ふるさと公園から道の駅までの間にあったりするとまたイメージも変わる気がしている。

(渡辺委員)

市街化調整区域を転用する時期と今回の観光基本計画の時期があっているのか。転用に時間がかかるような計画を最重要にするなら、もう少しやりやすいエリアも考えていかないといけないのではないか。

(事務局)

今回、観光基本計画は計画期間10年間を想定している。10年の間には具体的な計画が持ち上がったときに、時間的なスケジュールは十分にあると思っている。ただ、ここで計画に書かないと規制緩和の根拠がなくなってしまうので、書いた方が良いと思っている。

(佐々木委員)

先程スポーツの話があったが、サッカー、ラグビーの他に相撲、ゴルフなども柏にはある。それと吹奏楽等文化の街というのも忘れないでほしい。

(柿田委員)

周囲に聞いても、手賀沼が観光資源と考えている市民は少ない。手賀沼フィッシングセンターも知らない市民も結構いる中で、市民も知らないのに外の方を誘致しても来てくれるのか疑問。認知度が低いのは問題と感じている。

(吉田会長)

まずは市内の方に知っていただいて、市外で発信してもらう流れが良いのではないか。

(事務局)

観光の目的として、一つは外の方を呼び込んで沢山お金を落としてもらって経済効果を高めるという、いわゆる今までの観光地。ただ、柏の北部地域のようにタワーマンションが出来て人口が増えている地域は、柏が好きで柏に来たわけではなく、たまたま良い物件があって便利そうだから引っ越してきた。だから柏に何があるか全くわからず、関心もなく、土日は柏より都内や、近隣の茨城県へ行ってしまうかもしれない。そういった方々に、柏のことを知ってもらって認知度を上げることは、とても大切なこと。手軽に楽しめるということを、まずは市民の方に知ってもらえれるように頑張っていきたい。

(大竹委員)

そもそも論だが、地域資源の定義はあるのか。具体的に地域資源とは何なのか。また、食べ物等皆さん今まで色々良い取り組みを行ってきていると思うが、サポート体制を考えないといけない。取り組みたいけれど事業者だけではできないこともあるので、そのあたりを考える必要があると思う。

(吉田会長)

地域資源は捉え方次第と思う。例えば竹林は近隣の方は迷惑と思われていても、竹やりを作りお金を生み出したらそれは地域資源となる。柏市はそれを地域資源とすると。

(事務局)

すごく漠然としていて、美味しい食べ物や綺麗になれる美容室、手賀沼には何もないけれど、空があって水辺がある、それも地域資源ということで考えると、柏にあるもの、人、何でも地域資源になるので、すごくふわっとした言葉ではあるが、そのように定義させていただきたい。

(渡辺委員)

地域資源の使い方がわからないのでは。例えば旧吉田家住宅にはいつ行ったら入れるのか。普段入っても良いのか。フィッシングセンターは子連れで行って良いのか。使い方が浸透していないから、資源が資源になっていないのではないか。

(事務局)

やはり、しっかりと価値を発信していく必要がある。

(池田委員)

インバウンド対応のところで、コロナ前と同じくらい外国人に来てほしいのか、それとも人数は関係なく売上を戻したいのか、目的はどこにあるのか。

(事務局)

現状だけで見てしまうと、柏市内で外国の方が訪れる場所というのは、ほぼ柏駅周辺のみ。一年間に数十万人規模で、柏に来る方がいらっしゃるが、その水準に戻すのがいいのかとなると、今まで観光で柏に訪れる方々を見ていないので、観光として柏を選んでもらえるよう、例えばツアー商品の最終日の夜に泊まって夜の街も楽しんでいただき、経済効果を上げていく。その観点でいくと来訪者を増やしたいし、消費額も増やしたい。

外国の方に人気のある免税店としてビックカメラやドン・キホーテもあるので、私たちも今まで観光資源として全く考えもしていなかったが、外国人の方々がどういう行動パターン、購買行動することによって喜んでいただけるのか、まさにペルソナやモデルを作った上で、ターゲットを定めて、やっていきたい。

(吉田会長)

他、ご意見がなければこれで議事を終了する。

(事務局)

観光基本計画の策定にあたり、第3回の会議を1月中旬頃に予定している。本日いただいたご意見や市役所内部署の意見を踏まえた事務局案を次回提示させていただきたい。

6傍聴者

なし

関連ファイル

・次第(PDF:39KB)

・委員名簿(PDF:108KB)

・柏市観光基本計画について(PDF:2,865KB)

お問い合わせ先

所属課室:経済産業部産業政策・スタートアップ推進課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館4階)

電話番号:

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