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更新日令和5(2023)年7月31日
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令和5年度第1回柏市産業振興会議会議録
1 開催日時
令和5年7月6日(木曜日)午後2時から午後3時30分まで
2 開催場所
柏市役所分庁舎2 第1・第2会議室
3 出席者
(1)委員
大竹委員、大塚委員、柿田委員、後藤委員、佐々木委員、髙橋委員、原田委員、古田委員、吉田委員、渡辺委員
(2)事務局
経済産業部長、商工振興課長、他3名
4 議題
- 柏市観光基本計画の策定について
- その他
5 議事要旨
(1)会長・副会長の選出
会長に吉田委員、副会長に高橋委員が選出された。
(2)柏市観光基本計画の策定について
事務局により資料について説明後、意見交換及び質疑応答を行った。
(大竹委員)
柏は活気のある街。柏の葉には大学や研究施設があり、古くからの技術力を持った企業も既存の製品だけでなく、新たな製品を生み出していく、産学連携で取り組んでいるのが素晴らしいところと感じている。
(大塚委員)
子供の頃から柏駅には買物にバスで通っていたが、現在の柏駅は40年前から様変わりし、昔の面影がなくなってきており少し寂しい。現在農協に勤めているが、柏の野菜と言えばやはり小かぶが有名。浅漬けや味噌汁にしても美味しいので皆様に是非食べていただきたい。
(柿田委員)
柏の葉に来た方に、こんな街があるんだと驚かれる。近未来のように発展しており、T-SITE等の雰囲気も凄く良く、大学も近い。都内へ通勤の利便性も高く、良い街だと感じている。
(後藤委員)
事務局の説明の中で、柏には関東近郊の人が数か月前から計画する旅行ではなく、孫が帰省した時にふらっと午後遊びに行くような気軽な場所が沢山あると知った。沿線の方や近郊で車を所有している方向けに、1時間位で行ける半日観光の魅力をPRできると良いと思う。
(高橋副会長)
観光が盛んな街は観光協会が法人化されている。現在は柏市観光協会との連携が不十分であるため、協会の位置づけや役割を明確にして、観光資源を発掘していけば、次回は更に良い観光基本計画になると思う。
(事務局)
観光基本計画の中で、観光協会の件については課題として触れていく。
(吉田会長)
職場の最寄りが南柏駅のため、学生や同僚と夜飲みに行くのは南柏駅前や柏駅周辺が多いが、夜遅くでも治安が良く安全に飲むことが出来るのは街の魅力だと思う。
(事務局)
今回実施する調査でも、夜飲食店にお見えになった方向けのアンケートを実施する予定。
(佐々木委員)
観光を活性化させる目的の一つは、市外から人を呼び込み柏でお金を使ってもらい、税金として柏市民に還元していくことだ。ライオンキングは今年25周年であり、長く公演されて話題になっているが、小学3年生でライオンキングを鑑賞することが定着しているようだ。
ここからヒントを得たときに、都内の学校に営業して、手賀沼、大学、吹奏楽、レイソル、など柏市でなくてはならないものから授業の一環として小学生が選択し、柏市を訪れてもらうのはどうか。幼い頃からマクドナルドに通うと、マクドナルドに行くことが当たり前に身近なものに感じるように、柏市を訪れた小学生がそのことを家族に話すと、今度家族で行ってみようか、さらに大人になったときに住んでみようかという選択肢に発展する。計画の中では、短期と中長期に分けて、長期での政策も考えていきたい。
(事務局)
市内の小学4年生は手賀沼をボートで巡って歴史を学んだり、5年生は1泊2日で農作業を体験したりしている。一方で縦で取り組んでいる取組を、横のパッケージで発信していく、ツアーを作り上げる組織がない。他市では観光協会等が中心的な役割を担っている。柏の人口減少対策としても、柏で生まれ育った方がこのまま柏で住み続けたいと思ってもらうことと、市外から新しい柏市のファンを獲得することが非常に重要なことであると考えている。発信力の強化にしっかり取り組んでいきたい。
(吉田会長)
先ほどの話の中で、小学校の授業として、他自治体に柏市に来てもらえるようなアプローチすることが可能か、確認してもらえるか。
(事務局)
確認する。
(原田委員)
事務局からの話を聞き、スポーツも文化も力を入れていると感じた。本当にインパクトのあるものが一つあると人々の記憶に残る。例えばひたちなかといえばフェス、そういうものが一つあると良いのでは。
また、何かを求めてではなく、自分が落ち着ける場所を探してその場所に行く、最近国が提唱しているウェルネスツーリズム。関東近郊で、観光マップには載っていない、良いところを地元の人が発信をしていって、関心のある人がまたそこに集う、そういった取り組みも良いと思う。
(事務局)
SNS分析の中で、インスタグラムのハッシュタグでどういうものが発信されているのかを見ていきたい。市内に住んでいる方が発信しているケースもあるし、外から来た人がふらっと撮った写真が結構私たちの印象に残るようなものもある。同じものでも人によって見方や感じ方が違う。色んな感じ方を受け止めて発信の仕方を考えられると良い。
(古田委員)
観光資源と言えば、やはり山・海・川・温泉・滝というイメージがあるが、近年豪雨などの災害が多いので、柏市は災害が少ないとうのは大事な資源だと思う。生活のしやすさも大事な観点だと思う。柏に住んでいると、敢えて行かなくてもすぐ行けるため、自分の生活エリア以外の多方面に目が向かない。
大堀川では、三月下旬から桜が咲き誇りとても綺麗だが、桜祭りのようなものがなく、勿体ないと感じる。柏駅からも近いので、資源を生かせる計画をしていただけると良いかと思う。
(事務局)
大堀川のエリアには、市民団体の方々が中心となって桜を植えて頂き、本当は手賀沼緑道の方まで植える予定だったが、市民団体で主に活動されていた方が亡くなってしまい、活動が止まってしまった経緯がある。貴重な地域資源だと認識しており、都市部と東京理科大学との現地調査の中では、大堀川エリアも現地データ集積の対象となっている。どういった方々がどのようなタイミングで訪れているのかを把握した上で、どういう盛り上げ方が出来るのか、ご意見いただければと思う。
(渡辺委員)
飲食店から見て柏の魅力的なところは、車で5分10分行くと畑が広がっていて、野菜が非常に豊富に揃っているところ。私の店では野菜は100%柏産。毎日入荷した柏の野菜をお客様に見てもらっている。柏市だけでなく、他市からのお客様も非常に多いので、柏市の野菜ってこういうものがあると紹介しているが、柏でここまでの野菜が揃うのかと皆さんびっくりされる。毎日それを続けることによって、柏の魅力をレストランから発信していくということは、非常に大事な役目だと考えている。やはり生産者の思いと情熱をどう伝えていくかが非常に大事である。
東京から柏を見たときに、柏に何のメリットがあって何が面白いのか、体験の価値の相違が生まれている。市内の農家さんで竹が沢山生えていて処理が大変だとしたときに、私の店の従業員は無償でも手伝いに行きたいと思う。体験したことがないので、お金を払ってでも学ばせて貰いたい価値となる。東京の人たちはわざわざ1時間かけてお金をかけて農園を借りて農業をやっている。また、地方から柏を見たときには百貨店やショッピングモール、近代的なエリアに価値を見出だす。どの人に合わせて柏の価値を伝えていきながら、お金に変えていくかということが非常に重要なポイントになると思う。
(事務局)
収穫体験に来られる方には、神奈川県から4時間かけてやってきて30分野菜を収穫して、また4時間かけて帰る方もいて、収穫にそれだけの価値を感じてくれている。まだ価値化出来ていないものも沢山あり、何に価値があるものなのか市民にはわからない部分もあるので、アンケート調査で柏に来られた方がどういう風に思っているのか、何を期待しているのかを見ていく。また、都内には手賀沼にしても知名度が低いので知ってもらうところから始めて、漠然とどこかで何かしたいという希望が、柏で実現できるかもしれない可能性も見ていくことが出来ると良いと思う。
(吉田会長)
一通り委員から意見を頂いたが、他に何か質問等はあるか。
(原田委員)
手賀沼にはレンタサイクルがあるとのことだが、サイクリングロードや自転車レースはあるのか?
(事務局)
手賀沼については、南側は県が整備したサイクリングロードとランニングロードになっており、そこを気軽に往復いただけるように我孫子市と柏市共同でレンタサイクル事業を行っている。通常の自転車に加え、電動アシスト付きもあるので体力に自信のない方でも利用していただける。今年は二人乗りのタンデム自転車と手賀沼の水面を移動する水上自転車も導入を検討している。レースは今のところ実施していない。
(佐々木委員)
柏市出身の方に広報タイアップをお願いすることは出来ないか?
(事務局)
今回、柏つなぐ大使というPR大使を任命して、第一号が国枝慎吾さんになった。今後も増やしていく予定。
(吉田会長)
PR大使に選ばれる基準はあるのか?
(事務局)
「つづくを、つなぐ」というキャッチフレーズに合っている方で柏が好きで柏を発信していただける方。単発ではなく、長くその活動に根付いて取り組んでいる方というところが、今後も選定の基準になっていくと思う。
(吉田会長)
他、ご意見がなければこれで議事を終了する。
(事務局)
観光基本計画の策定にあたり、次回の会議を10月末頃、第3回の会議を1月末頃に予定している。本日いただいたご意見を踏まえた事務局案を次回提示させていただきたい。
6 傍聴者
1名
関連ファイル
・柏市観光基本計画「概要版」(現行計画)(PDF:654KB)
・柏市地域ブランディング戦略プラン(抜粋)(PDF:205KB)
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