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概要

広報かしわ

2 広報      No.1536 平成29年(2017年)9月1日1面からの続き「支えあい」ってなんだ?自分に置き換えて考えてみてください。「支えあい」のある未来を理想で終わらせるか、少しでも現実にするかは、今の皆さんの行動次第です。65歳70歳???定年退職した男性65歳で退職した支枝(ささえ)さん。支枝さんはどんな85歳になるのでしょう。支えあい活動に参加しない支えあい活動に参加する時=とき 所=場所 対=対象 定=定員 内=内容 講=講師 費=費用 持=持ち物 申=申込 交=交通 他=その他 問=問い合わせあなたはどっちの未来をあまり地域の交流に参加してこなかったけど、こういう機会があると知り合いが増えるし、意外と楽しいなついでにごみを出すくらいなんてことはないよ。お隣さんは一人暮らしのご老人だし、みんなで見守っていけたらいいな庭木の剪定(せんてい)はまだまだ自力でなんとかなりますし、誰かに頼むほどのことでもないですよ人付き合いは面倒だし、自分のことができていればそれでいいや活動歴3 年の柴田孝治さん 退職後2カ月ぐらいは趣味や自分の好きなことだけをしていましたが、自分のぼけ防止のために何かできないかと思い、支えあい活動に参加しました。地域活動と聞くと「面倒そう」とか「そんな時間はない」と思いがちですが、自分にできる範囲でやっているので、特に負担だと感じたことはありません。「社会貢献」とか「地域のために」と難しく考えず、暇つぶしやぼけ防止といった軽い気持ちで始めればいいのではないかと思います。「支えあいは他人事ではありません」 サロンやコミュニティカフェなどに参加しているかたは、要介護認定率が半減するという研究データが出ています。組織の役員をしていると長寿になるという研究もあり、「支えあい」のような「他者との交流」や「役割を持てるくらし」は、一人で行う介護予防よりも、健康維持にとても有効な活動と言えます。▲千葉大学予防医学センター 教授・近藤克則さん2007?2012年までの5年間の要介護認定率を参加群と非参加群で比較(%)16141210864205年間で要介護認定率は約半分(6.3ポイント)抑制されていた参加群312名非参加群2178名※JAGES( 日本老年学的評価研究)による引地研究員、近藤教授ほかの資料より