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概要

広報かしわ

3第1号 平成29年(2017年)7月15日 柏では、今年から小学4年生の授業でプログラミング学習が始まりましたが、プログラミングって楽しい! と思った子どもたちも多いのではないでしょうか? 今や私たちの周りにある電化製品のほとんどにコンピューターが入っていて、プログラムで動いています。またスマートフォンやパソコンの中にもアプリと呼ばれるプログラムがたくさん入っています。 こうしたことを知ることや実際のプログラミング体験を通して、コンピューターに意図した処理を行わせるために必要な「論理的思考力」を身に付けることができるんですよ!● 自由研究を立派にやり遂げたきみは、次のテーマにチャレンジしたいと思っているはず。どんどん行きましょう!(上杉)● 知る楽しさを経験した後は、自然の捉え方が今までと違ってくるはず。不思議だらけの世の中はワクワクするでしょう?(石井)● 途中で思うように行かず、やめようと思ったりするかもしれません。でも、その時にもうひと踏ん張りして、最後までやりきりましょう。きみにとって貴重な経験となるから!(江村)● 実験や観察に失敗や予想と違うことはつきもの。その原因をよく調べてみることが大切! それをきちんとまとめ、次に進める道筋をつけるだけで、立派な自由研究の成果になります!(松尾) 「こうしてみたらこうなるはず」と実験してみたものの、「あれ?何だこの結果は」となったことはありませんか? ここで投げ出してしまっては実験の面白さは分かりません。やり方や条件を変えてみて試行錯誤する。そう、実験は何度でも繰り返しOKなところが醍醐味(だいごみ)なんですね。予想と違う結論が出ても、それが真実だと推定できる実験結果が集まれば大丈夫! それが大発明、大発見につながるかも!? そのためには、興味のある材料を自分で選び、自分で実験計画を立て、自分で結果を予想します。学校の授業ではできない、そんな実験ができると楽しいですよ!GOAL!ゴ ー ルけた時、なぜそこにいるのかということを考えてみましょう。例えば、岩にどんな貝がついているでしょうか。海水のしぶきがあたる陸地、常に水につかっている環境を好む貝もいます。その姿・形をしているのかを考えてみましょう。カニのはさみはでしょうか。左右のハサミの大きさが違うのはどうしてでしょう。で見ることも大切です。拾った貝殻に、小さな穴があいているこ。それはなぜなのでしょう。いろんな疑問が出てきますね。く、山や川でも同じように見てみると、いつもは気が付かない違いすよ。 「科学実験を家でやれるの?」とつい敬遠しがちですが、実は皆さんの日頃の暮らしそのものが物理や化学の法則の応用編。つまり先人たちが「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤(=実験)して築き上げた暮らし方なんです。ですから、身の回りにあるもののほとんどが実験材料になります。掃除用具、扇風機などの家電、果物の皮や果汁、台所用品、調味料、おもちゃなどなど。こうした材料から、「どうして」とか「面白そう」とか「教科書や本に出てた」と思ったものを材料に選ぶと、とてもいい自由研究に結び付くと思います。 材料が決まったら、どんなことが実験できるか調べてみましょう。学校の図書室で調べたり、私たち理科教育支援員に相談しても良いですよ! 理科の自由研究でプログラミングの技術を使うと、いろんなセンサーで温度や湿度・光・音などを検知して、モーターやLEDを思い通りに動かしてみることができます。例えば、ある温度より高くなると回りだす扇風機、一日の温度変化を自動的に記録にする装置などなど。 パソコンの他に装置が必要になりますが、これらを解説した本はたくさんあるので、それらも参考にしてみてください。 また、実験の予想をプログラミングでシミュレーションしてみることもできそうです。 プログラミングソフトは、インターネットを経由して、授業で使用しているプログラミング言語「スクラッチ」をダウンロードすることができます。誰でも無料で入手できるので、おうちの人と一緒に行ってください。研究をまとめるステージ4 研究の成果を人に伝えるために、どのようにまとめるとより良いかを考えます。いきなり仕上げようとせず、メモ帳などを使って下書きすると、きれいにバランスよく書くことができるでしょう。● 分かったこと、分からなかったこと、どちらも重要な研究の結果。その結果に対し、自分はどう思い、考えたのかはとても大事なことなので、ぜひ書くようにしましょう(江村)● 成果と同時に新たな課題や疑問が出てきたはずです。成果を伝えるだけではなく、これらのこともしっかりまとめて発表しましょう(上杉・松尾)生 田中北小学校 理科教育支援員水族館でイルカトレーナー・魚類飼育係として飼育および展示が恋人だったが、最近は昆虫に興味が移りつつある上杉 光榮先生田中小学校 理科教育支援員前職は、事務機メーカーで電気・ソフトの開発、商品企画や事業企画など新製品の立ち上げ全般に携わる。趣味は理科教育支援員松尾 薫先生 大津ケ丘第一小学校 理科教育支援員前職は、化学会社で薬の研究開発、営業、管理と広く従事。小さい頃は、昆虫採集、模型作り、科学マジックに夢中こがこ面白! いこがこ面白! い