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概要

広報かしわ

70 古紙配合率70%再生紙と植物油インキを使用しています。また、見やすいユニバーサルデザインフォントを採用しています。※広報かしわに掲載する有料広告を随時募集しています。 詳しくは広告代理店「株式会社ホープ」(?092-716-1401)へ有料広告広 報417,921人(前月比64人増)●男 207,708人  ●女 210,213人 ●世帯数 179,512世帯( 前月比168世帯増)(29.2.1現在)平成29年(2017年)2.158No.1523QRコード柏の情報をスマホで!無料宅配やメール配信サービスの申し込みも市内人口このコーナーでは市民の皆さんの活躍や季節の話題、笑顔が輝く市内の出来事などを取材、紹介しています第 10 回これは、鷲野谷地区の北ノ内古墳に立つ「古墳之址碑」の内容です。この文章を書いた坪井正五郎博士は、日本人類学の基礎を築いた人物の一人で、日本の先住民族論争で「コロボックル」説を唱えたことで知られています。染谷大太郎は、社会が大きく変わりつつあった幕末に生まれました。父治右衛門は来るべき新しい時代を見定めるべく、わが子を昌平坂学問所の教官で、自らも教えを受けていた芳野金陵に弟子入りさせます。当時、金陵の私塾には、長州藩の久坂玄瑞など、全国から多くの優れた若者が訪れていました。向学心に燃える大太郎は、ここで大きな影響を受けることになったのです。大太郎は、地元の畑から遺物を発掘したことをきっかけに、収集した土器や石器、出土地などを本にまとめて学会へ発表しています。本には、土器や石器の細密なスケッチや拓本が残されています。また、これらを教材として活用するために風早小学校など地元の小学校へ寄付。明治32年からは368点の遺物を東京帝国大学へ寄付し、大学からは、感謝状とともに歴史資料の収集係を委嘱されるまでになります。中には布瀬から出土した馬型の埴はにわ輪も含まれ、全て東京大学総合博物館(東京都文京区)に収蔵され、現在でも貴重な研究資料となっています。土器や古文書などの歴史資料を収集・整理して保管し、活用していくという今日では当たり前のことを、県内では誰よりも早く実践した染谷大太郎。彼もまた、ふるさと柏に輝いた人物だったのです。染そめ谷や 大だい太た郎ろう▲医王寺(鷲野谷)の北東部にある「古墳之址碑」(明治33 年建立) 鷲野谷村(現柏市)の豪農染谷家に生まれる。大規模地主として農業経営に手腕を振るう一方、明治22年には手賀村の初代村長に就任して新村の基盤整備に尽力する。少年期には儒学者芳野金陵に入門して学問を修め、後に東京帝国大学(現東京大学)の坪井正五郎博士らと親交。坪井博士に岩井貝塚(柏市岩井)を紹介し、現地案内するなど、柏の歴史研究者としても先駆的な役割を果たした。嘉永元年(1848)年~大正11(1922)年 74歳没~柏の歴史を最初に発信した鷲野谷の実業家~「およそ古墳を築いた人々は 永久に保存してもらうことを望んでいるが、その意思を継ぐものがいなくなると古墳は消えてしまう。この北の内古墳も同様であるが、地元の染谷治右衛門・大太郎父子は、出土した土器からその証拠を確認し、石碑を建てて来観者にこれを紹介することにした。……」揺るがぬ王者、4連覇を達成全日本総合バスケットボール選手権大会 1 月8 日、バスケットボールチームの日本一を決める全日本総合バスケットボール選手権大会の決勝戦が代々木第一体育館で開催されました。JX-ENEOS サンフラワーズは日本一を懸けて挑み、4 年連続21 回目の優勝に輝きました。この結果にトム・ホーバスヘッドコーチは「私たちのチームは、勝って当たり前という雰囲気がある中で、勝つことにほっとするのではなく、選手たち自身が楽しいゲームだったと思えることが大切。今回はみんなでバスケットボールの楽しさを共有できる大会になった」と振り返りました。2 月末にはW リーグプレーオフも控え、W リーグ9 連覇に期待がかかります。今後の活躍からも目が離せません! 市内在住の宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙飛行士・油井亀美也さんが1 月30 日に秋山市長を表敬訪問し、宇宙飛行前に柏市が提供した旗を返還されました。市では、市民に夢を与えた功績を称え、油井さんに市民特別功労賞を贈呈しました。▲胴上げされるホーバスヘッドコーチ▲4年連続日本一、おめでとう!▲油井さんの来庁を盛大にお出迎え▲国際宇宙ステーション「きぼう」で撮影された窓からのぞく地球と掲げられた旗宇宙の旅を経て、市の旗が帰還宇宙飛行士・油井亀美也さんが市長を表敬?JBA?JBA 油井さんが宇宙飛行に携行した旗と、それを保証するJAXA発行の証明書は、市役所本庁舎1階ロビーに展示しています。平成27年7月23日から12月11日までの142日間宇宙を旅した貴重な旗を、ぜひ見に来てください。