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概要

広報かしわ

70 古紙配合率70%再生紙と植物油インキを使用しています。また、見やすいユニバーサルデザインフォントを採用しています。※広報かしわに掲載する有料広告を随時募集しています。 詳しくは広告代理店「株式会社ホープ」(?092-716-1401)へ有料広告広 報417,692人(前月比113人増)●男 207,559人  ●女 210,133人 ●世帯数 179,229世帯( 前月比118世帯増)(28.12.1現在)平成28年(2016年)12.158No.1519QRコード柏の情報をスマホで!無料宅配やメール配信サービスの申し込みも市内人口このコーナーでは市民の皆さんの活躍や季節の話題、笑顔が輝く市内の出来事などを取材、紹介しています第 8 回ー後編ー 秋も深まる11 月20 日、柏市総合防災訓練が土小学校・土中学校・増尾西小学校を会場に開催されました。10 月に県立柏南高等学校で行われた同訓練の参加人数を含めると、今年は約850 人が参加。いずれも市と増尾地域ふるさと協議会の主催で、参加者は避難所の設営や市と地域との情報連携訓練、避難者数に合わせた市からの物資輸送訓練などを行い、災害時に必要な一連の流れを確認しました。この他にも、各学校では講演会やAED 体験、災害時に役立つ小物作り等も開催され、お子さんと簡易紙コップを作ったお母さんは「子どもと一緒に災害時に役立つことを学べてよかったです」と体験を振り返りました。地域主体で避難所開設・運営を進める柏市総合防災訓練調整池が憩いの場に柏の葉にアクアテラスがオープン 先進的なまちづくりが進む柏の葉キャンパス地区の駅北側徒歩10分のところに、11 月22 日、新たに「アクアテラス」がオープンしました。水害から地域を守る調整池としての機能に民間活力によるレクリエーションや憩いの場としての機能を加えて整備されたもので、2 カ所の噴水やイベントができるステージ、水辺を眺めることができるベンチなどを設置。今後人々が集う新しい街のライフスタイルとして期待されます。一面に広がる水辺は、先進的な街並みの中にも、水と親しむことができる空間となっていて、どこかほっとできる場所です。お近くに立ち寄った際には、ぜひ足を運んでみてください。▲土小学校では、消火器を使った消火訓練を体験▲実際に避難所で配布されるシチューの試食も▲2月末にオープン予定の商業施設に隣接しています▲張り出しデッキからアクアテラスの眺望を楽しむことができますこれは胤昭が35歳の時に残した言葉ですが、身を捨てて社会事業に向かわせた彼の魂の原点はどこにあったのでしょうか。その著書『前科者はナゼ 又やるか』の巻末で「予が信仰の先祖は、殉教者の巨頭ヨハネ・ハラ・モンド(原主水)」と述べています。原主水は原本家の後継者として徳川家康に仕えたものの、キリスト教に入信し、元和9(1623)年、指導者として他の信者とともに火刑に処された人物です。胤昭はこれに強い影響を受け、「手賀原氏の末裔(まつえい)であるこの体には、原主水の血の一滴が脈々と流れている。私も主水のように、『神の愛』をもって世に恵まれない同胞を介抱していくのだ」と決意したのです。明治6(1873)年ようやく明治政府がキリスト教を解禁すると、胤昭は翌7年アメリカ人宣教師カロゾルス師の洗礼を受けます。その後はキリスト教書出版に尽力しますが、弾圧されていた自由民権派に肩入れしたことで投獄生活となり、悲惨な体験をします。こうした経験や主水からの影響が日本の更生保護事業の基礎を築く胤昭の原点となるのです。ちなみに、熱心なクリスチャンであった胤昭は入信した年、神への感謝のための催しを開催しており、これが日本における最初のクリスマス会と伝えられています。この時胤昭は自らサンタクロースに扮(ふん)しており、その姿は着物に刀を差し、かつらをかぶった侍姿の純日本風サンタクロースだったようです。例年、年末の恒例行事として、子どもたちが心待ちにするクリスマスやサンタクロースですが、はじめの一歩には胤昭の「弱きもの」への優しいまなざしと、先祖が活躍した「ふるさと手賀」への熱い思いが込められていたのです。原はら 胤たね昭あき▲免囚たちと胤昭 日本の更生保護の父。また当時、教育機会に恵まれなかった女子のために女学校を設立したり、虐待される子どもたちのために防止事業を始めたりするなど、その生涯を一貫して「弱きもの」に捧(ささ)げる。嘉永6(1853)年~昭和17(1942)年 89歳没~手賀の地を愛した日本人初のサンタクロース~