ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play

概要

広報かしわ

平成28年(2016年)12月1日 No.1518 広報 3家庭内の事故死NO.1「ヒートショック」 暖房で暖かい居室と、家の中でも冷えやすい脱衣所や浴室との温度差が10度以上になるような温度環境下で入浴する場合、短時間のうちの急激な温度変化で、ヒートショックが起こる可能性があります。急激に血圧が上昇した場合は、脳出血や脳梗塞、心筋梗塞などで死亡する恐れがあります。逆に、急激に血圧が低下した場合は、脳貧血を引き起こし、浴槽でめまいや失神を生じてけがをしたり、溺れたりする危険があります。 対策方法 1 脱衣所に暖房器具を置き、居室との温度差をなくす2  浴槽のふたを開ける、シャワーで床や壁に温水をまくなどして脱衣所と浴室との温度差をなくす3  湯船に入る前に、手や足にぬるめの湯でかけ湯をして徐々に体を温める4 足からゆっくりと入り、徐々に体を肩まで沈めていく5 入浴時間は、汗ばむ程度にして長湯を避ける6 湯船から出る時は、ゆっくりと立ち上がる7 飲酒後の入浴は避ける8 入浴の前後にコップ1杯程度の水分を補給する快適に過ごすために消防局副局長 村井 浩 年の瀬も押し迫り、寒さが身にしみる季節になりました。外出時の寒さだけでなく、家の中でも注意が必要です。温度の急激な変化で起こるヒートショックは、家庭内で高齢者が死亡する原因の4分の1を占めており大きな問題となっています。 また、暖をとるストーブやヒーターなどの燃焼機器は、誤った使用方法やちょっとした不注意などで、火災などにつながることも少なくありません。火災による死者数は12月から3月までに多く発生しており、住宅火災による死者数も、その約7割が高齢者です。 普段の生活、身の回りで、事故や火災が発生する危険は多く潜んでいます。高齢者ご本人や、離れて暮らすお子さん、ご近所さんなどと一緒に、火災や事故につながる危険要素の予防と対策をチェックしましょう。ちょっとした注意で防ぐことができる事故を減らせるようにご協力いただけましたら幸いです。ちょっと待って! 4 住宅用火災警報器(住警器)の設置が義務付けられてから10年が経過しました(既存住宅は8年経過)。住警器の交換目安は10年です。古くなると電子部品の寿命や電池切れなどで、火災を感知しなくなる恐れがあるため、非常に危険です。ご自分の財産・生命を守るため、住警器は適切に管理しましょう。●適切に維持管理するための点検 定期的(1カ月に1回程度)に作動するかどうかを確認するようにしてください。点検方法は、ボタンを押したり、ひもを引いたりするなど、機種によって異なりますので、購入時に確認しておくことが大切です。専門業者などによる点検義務はありませんので、自ら行うようにしてください。●電池交換の時期 住警器が電池切れのときは、音声か音で知らせてくれますが、乾電池交換タイプの物は、定期的に電池交換が必要です。作動点検の時に電池切れを疑ったら早めに交換しましょう。住警器を適切に管理していますか?● 布団など、燃えやすいものの近くでたばこを吸うことで火災の危険があります。寝たばこは「ダメ!!ゼッタイ!」● ろうそくの火を付けたままにしていると、ちょっとした振動で倒れ、火災の危険があります寝 室仏 間● 朝晩が冷える冬場は、路面が凍結し、転倒の危険があります庭・玄関周りヒートショックの危険火災の危険火災の危険転倒の危険脱衣所・風呂ちょっと待って! 4● 階段に箱や雑誌などの物が置いてあると転倒の危険があります。また、火災などの緊急時に逃げることができなくなります転倒の危険階 段問火災予防課?7133?8792