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概要

広報かしわ

時=とき 所=場所 対=対象 定=定員 内=内容 講=講師 費=費用 持=持ち物 申=申込 交=交通 他=その他 問=問い合わせ6 広報      No.1514 平成28年(2016年)10月1日 問柏歯科医師会?7147-6500地域医療推進室?7197-1510保健所地域健康づくり課?7167-1256◎柏歯科医師会のホームページでは、情報誌「かむかむだより」のほか、市内の歯科診療所の検索、各種健診・訪問歯科事業等の情報をご覧いただけます このコーナーでは、歯・口こう腔くうの健康に役立つ豆知識や、市の特色ある取り組みを紹介します。◎柏歯科医師会の皆さんと制作し、毎月1日号で連載同会ホームページはこちらから▼抗がん剤治療でのトラブル 抗がん剤治療では、特に口腔粘膜が影響を受けやすく、口内炎や味覚障害などが起きやすくなります。抗がん剤投与による免疫の抑制は、投与開始から2週間ごろに起こるといわれていて、その後少し遅れて口内炎の発症頻度が高くなります。放射線治療でのトラブル 放射線治療で唾液を出す細胞が障害を受けると、唾液が少なくなり口腔内が乾 入院日・手術日が決まったら治療による口腔内トラブルを防ぎ、がん治療の効果を高めるために、入院の2週間前をめどに、歯科医院で口腔内の健康状態を確認してもらいましょう。がん治療の手術前の口腔管理は、保険診療で行うことができます。 柏歯科医師会では、東京慈恵会医科大学附属柏病院をはじめ、さまざまな医療機関と連携し、がん患者の手術前や入院中の口腔管理がスムーズに行えるよう、治療や口腔ケアを行っています。12 3がんの手術をする前に口腔のケアを行う意義●術後の肺炎リスクを下げる●気管チューブから歯を守る●術後の食事摂取の面から回復を支援●口や喉、食道がんの手術での術後の合併症のリスクを下げるがん治療の副作用等によって起こる口腔内トラブル●口内炎 ●味覚の異常 ●口腔乾燥症●顎骨や粘膜の壊死(えし) などがん治療前の口腔管理で行うこと●口腔全体の検査●歯・義歯の清掃●歯磨き方法の指導※検査の結果、緊急に歯科治療が必要と診断された場合は治療を行います燥し、むし歯になりやすくなります。また、唾液が減少することで味覚障害・嚥下(えんげ)障害・会話障害などが起こる可能性があります。その他 がん治療では、栄養状態や免疫機能の低下によって、喉・気管・肺の感染防御機能が損なわれます。口腔内の細菌やウイルスが肺に侵入して肺炎を起こすことで、がん治療の継続が困難になってしまうことがあります。 また治療中は、放置されたむし歯や管理されていない歯周病が悪化する恐れもあります。口腔内が不衛生だと、口内炎の症状が悪化し治癒が遅れます。 口腔内には多くの菌が繁殖しているため、手術の前から口の中の菌数を減らして口腔環境を整えておくことで、手術前後の感染症予防につながります。また、がんだけでなく、血液内科、消化器外科、心臓血管外科などの患者も、口腔ケアを行うことで、早期退院につながることが明らかになっています。 いざ病気になり、入院治療を余儀なくされたときに焦らないように、日頃からかかりつけ歯科医院で歯・口腔の状態をチェックし、健康を維持しておきましょう。 口腔内にできるがんを「口腔がん」といいます。口腔がんの主な原因は、たばこやアルコール、刺激の強い食べ物などです。口腔内の粘膜を持続的に傷つけたことで遺伝子が変化して起こるといわれています。40歳を過ぎるころから発生しやすくなり、年齢を重ねるごとにその割合は増加します。口腔がんは、初期には無症状なことが多く、病気が進行しないとわからないことがあるため、他のがん同様、早期発見・早期治療が重要です。 厚生労働省の発表では、口腔がんの患者は今後30年で4倍にまで増加するといわれています。柏歯科医師会では、口腔がん検診を実施し、口腔がんの早期発見、早期治療ができる体制を整えています。この機会に検診を受けてみてはいかがでしょうか。口腔がん検診時11月6日?午前9時30分~11時所柏地域医療連携センター対口腔内に不安や心配があるかた、先着200人費無料申込期限/10月26日?申柏歯科医師会会員の歯科医院へ直接※問診あり◎詳しくは、同会のホームページを見るか問い合わせを柏歯科医師会 矢島哲弥先生? ?次回は