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概要

広報かしわ

時=とき 所=場所 対=対象 定=定員 内=内容 講=講師 費=費用 持=持ち物 申=申込 交=交通 他=その他 問=問い合わせ2 広報      No.1510 平成28年(2016年)8月1日大雨により、手賀沼をはじめ利根川や付近の水路が氾濫し、大水害となる手賀沼排水機場が完成、機械排水による戦後干拓が始まる北千葉導水路が完成沼の一部(戸張周辺)が町営水泳場に定められる( 昭和30年まで)水面にフナ・ウナギ等が大量に浮かぶほど、水質汚染が進む水質汚染ワースト1位を返上、手賀大橋(4車線化)開通、道の駅しょうなんオープン県営のモーター渡し船「中秋丸」が就航(昭和39年まで)水質汚染全国ワースト1位になる。以後、平成12(2000)年まで27年間続く第1回手賀沼トライアスロン大会開催(以後、現在まで続く) 沼の惨状を目にした市民の中で「このままではいけない」との思いが膨らみ、手賀沼浄化に向けて活動する市民団体が数多く現れました。 その後、多くの市民団体の活動や、北千葉導水路(※)ができたことで沼の水質が改善。平成13年にはワースト1位を脱し、今年で15年になりました。今では道の駅しょうなんや遊歩道が整備され、多くの人が訪れる憩いの場として親しまれています。※手賀沼流域の洪水軽減や水質浄化などを目的に作られた、利根川と江戸川を結ぶ人工河川(水路) 1面からの続き「手賀沼のあゆみ」 ??? 手賀沼は、100年足らずで大きく姿を変えてきました。底が見えるほど沼がきれいだった昭和20年頃から、高度経済成長期の汚染を経た現在までの手賀沼の様子と、その周辺について見ていきましょう。 昭和20年代頃までの手賀沼は、漁業・狩猟が盛んでウナギなどの魚や、カモやガンなどの鳥がたくさん捕れる名産の宝庫。中でも、江戸まで運ばれたウナギは「青」と呼ばれ、日本一と言われるほどの人気でした。また、沼の一部は柏町の町営水泳場に定められ、夏には大勢の子どもたちでにぎわっていました。 一方、沼の周辺ではたびたび起きる氾濫等の水害に長年悩まされてきました。 鮮やかな羽色から、飛ぶ宝石ともいわれています。高度経済成長期に日本中の湖沼の水質が悪化し、姿を消しましたが、水質の改善に伴い手賀沼でも再び見られるようになりました。 かつて沼に群生していた水生植物。以前は豊富に採れたため、干して畑の肥料にされるほどでした。カワセミと同様に、一時は日本中で姿を消しましたが、手賀沼では、土の中から発見された種を育てて保護しており、現在もガシャモクを見ることができます。 ハヤとも呼ばれるこの魚は、産卵期に赤い筋が出るのが特徴です。沼の汚染が進んだ昭和30年代には見られなくなっていましたが、水質の改善に伴い増加傾向にあります。 これまで多くの市民の皆さんの力で、手賀沼の美化は進んできました。今秋には、かしわ市民大学の卒業生が企画する「手賀クリーンアップ大作戦」も実施される予定です。また、7月からは手賀沼の魅力を感じられるイベント「ぐるっと!手賀沼めぐり」も開催されています。美化と共ににぎわいも取り戻しつつある手賀沼を、今後もみんなの手で守っていきましょう。 水上遊覧船や、道の駅しょうなん・手賀沼フィッシングセンターでの各種催し、農産物の収穫体験など、いろいろな楽しみ方ができます。週末は、手賀沼でゆったり過ごしてみませんか。問農政課? 7167 - 1143▲沼底が見えるほど澄んでいた沼で、水遊びを楽しむ子どもたち▲手ですくえるほど大量に発生したアオコ(※)※ アオコ…水中の植物プランクトンが大量に増殖したもの。酸欠による魚の死滅・悪臭などの原因になる▲ 柏・我孫子両市を結ぶ手賀大橋と道の駅しょうなん手賀沼のあゆみカワセミガシャモク「ぐるっと!手賀沼めぐり」を開催中!主なできごと主なできごと主なできごと昭和16(1941)年昭和31(1956)年平成12(2000)年昭和27(1952)年昭和35(1960)年平成13(2001)年昭和28(1953)年昭和49(1974)年平成18(2006)年ウグイ手賀沼にすむ動植物たち 水害の防止を主な目的として、昭和31(1956)年に手賀沼排水機場が完成し、戦後干拓が始まりました。機械排水による干拓で沼の面積は約半分になり、洪水の問題は解決しましたが、今度は沼の汚染という新たな問題が発生。昭和30 ~ 50年代は、高度経済成長に伴い市の人口が急激に増加したことや、生活排水が直接沼に流れ込む仕組みであったことなどから、魚の大量死やアオコの異常発生など、沼の汚染が進みました。 昭和20年代頃まで手賀沼に多く生息していたこの貝は、「タマッケ」と呼ばれ味噌汁の具などとして市民に親しまれていました。汚染によってしばらく姿を消していましたが、最近では同種の貝が目撃されていることから、カラスガイの復活も期待されています。▲ 開催日など、詳しくは市のホームページをご覧くださいこれからもさらにきれいに!▲水上遊覧船カラスガイ