ブックタイトル広報かしわ

概要

広報かしわ

70 古紙配合率70％再生紙と植物油インキを使用しています見やすいユニバーサルデザインフォントを採用しています※広報かしわに掲載する有料広告を随時募集しています。　詳しくは広告代理店「株式会社ホープ」（?092－716－1401）へ有料広告広 報416,383人（前月比439人増）●男　206,834人　　●女　209,549人　●世帯数　178,043世帯（ 前月比381世帯増）（28.6.1現在）平成28年（2016年）6.158No.1507QRコード柏の情報をスマホで！無料宅配やメール配信サービスの申し込みも市内人口このコーナーでは市民の皆さんの活躍や季節の話題、笑顔が輝く市内の出来事などを取材、紹介しています第3 回　沼南地域に「はぐはぐひろば沼南」が、5 月2 日にオープンしました。沼南社会福祉センター（風早1 丁目）のこども室を改装してできたこの施設は、就学前の乳幼児と保護者・妊娠中のかたを対象とした地域の子育て支援拠点で、専属のスタッフが常駐して子育て相談等のサポートを行っています。お子さんと共に訪れていた中山琴こと子ね さんは「以前から利用していますが、リニューアル前よりおもちゃの種類が増えたことで、子どもがさらに楽しそうに遊んでいます。他にも、保護者が子どもの名札を付ける仕組みになったことで、保護者同士が交流しやすくなったのもうれしいです」と、利用した感想を話してくれました。雨の多いこの時期、親子で足を運んでみてはいかがでしょうか。新たな子育て支援拠点が誕生！雨の日は「はぐはぐひろば沼南」で楽しみませんか石いし川かわ 倉くら次じ明治12（1879）年7月19日、鷲野谷村(現柏市鷲野谷）の医王寺に設置されたばかりの鷲野谷学校（現手賀西小学校）に1人の教師が赴任してきました。名前は石川倉次。6月に千葉師範学校（現千葉大学教育学部）を卒業したばかりの、教育に並々ならぬ情熱を持つ青年でした。鷲野谷村で学区取締を務めた染谷家に、この時の資料が残っています。倉次の雇用契約書を見ると、月給は9円。まだ若かったにもかかわらず身分は教頭を兼ねていたことから、期待されていたことが伺えます。着任後、教師としての才能が花開いた倉次でしたが、だんだんと不満を覚えていきます。教師として契約が切れる直前の明治13（1880）年5月25日、彼は1通の要望書を村に出しています。「余よ は本校に眠ることほとんど一年なり……」で始まる手紙には、専用校舎の建設や学校統合による財源確保など、教育環境充実の必要性が切々とつづられていました。しかし、当時は校舎建設費から教師の給料に至るまで、教育費のほとんどを村人が負担する制度であり、人々の家計を圧迫していました。村人たちに倉次の要望に応える余裕などあるはずもなく、倉次はわずか1年で、失意のうちに鷲野谷村を去ることになります。その後、国語や仮名文字を研究する会合で知り合った訓くん盲もう唖あ 院（現在の東京都中央区築地）の小こ 西にし信しん八ぱちからの熱心な誘いで、同院に赴任します。フランスで発明された12点式のブライユ点字に感銘を受けた倉次は、日本語用に翻訳するべく寝食を忘れて研究を重ねます。そして明治23(1890）年、ついに6点式の「日本点字」を完成させます。正式に採用された11月1日は「点字の日」と定められ、倉次は日本点字の父と呼ばれるようになりました。126年前に彼が考案し、今日まで使われている「6つの点」は、障害による差別がない社会への希望の星となっていったのです。▲鷲野谷学校がおかれた医王寺本堂子どもたちの「できない」を「できる」にソトイコ！スポーツフェスタ　照りつける日差しで汗ばむ陽気となった5 月21・22 日。セブンパークアリオ柏（大島田）で、子どもたちの「できない」を「できる」に変える運動体験イベントが開催されました。参加した子どもたちは、走る・跳ぶ・投げるなどの基本動作から、お手玉のようなボールをサッカーのリフティングのように操る「フットバッグ」などの競技まで、専門家の指導を受けながらさまざまな運動を体験しました。ステージで行われたイベントでは、元プロ野球選手の里崎智也さんやサッカー元日本代表の前園真まさ聖きよさんと触れ合うこともでき、子どもたちは「楽しかった！」と息を切らせながらも声を弾ませていました。　静岡県浜松市生まれ。フランスで発明された点字に改良を重ね、日本人独自の点字を考案。視覚障害者活躍の場を広げ、「日本点字の父」と呼ばれる。享年85歳。安政6（1859）年～昭和19(1944)年鷲野谷学校に赴任した「日本点字の父」▲専属スタッフの読み聞かせに親▲カラフルなボールプールは子どもたちに大人気！ 子で夢中　筑波大学附属視覚特別支援学校所蔵▲キャッチボール体験で投げずに届ける愛らしい一幕も▲フットバッグ世界チャンピオンの石田太志さんの妙技にくぎ付け