更新日令和4(2022)年3月7日

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令和3年度第2回柏市福祉有償運送運営協議会 会議録

1 開催日時

令和4年2月18日(金曜日)午後2時から午後3時30分まで

2 開催場所

柏市役所 水道庁舎 403会議室

3 出席者

委員及び委員代理(敬称略)

会場出席

<委員>

高橋会長(柏市保健福祉部長)

星副会長(柏市土木部長)

松丸委員(柏地区タクシー運営委員会 会長)

武藤委員(東武バスセントラル株式会社 運輸統括部イースト業務課長)

山崎委員(NPO支援センターちば 事務局長)

<委員代理>

佐藤氏(国土交通省関東運輸局千葉運輸支局 輸送担当)
(補足)佐藤委員(国土交通省関東運輸局千葉運輸支局 輸送担当)代理

事務局

保健福祉部福祉政策課

橋本課長、吉田副主幹、三上主事

土木部交通政策課

坂齊課長、清塚主事、藤井主事補

申請団体

特定非営利活動法人 福祉サービスかしわ市民の会

特定非営利活動法人 ホリデー

4 報告事項

  • 柏市福祉有償運送の輸送実績について
  • 安全運転管理者の業務拡充における制度変更について

5 議題

柏市福祉有償運送の登録の更新(2件)

6 議事(要旨)

はじめに、柏市福祉有償運送の令和3年度の実績について、事務局より報告した。

次に、安全運転管理者の業務拡充における制度変更について、国土交通省関東運輸局千葉運輸支局佐藤委員代理より報告を受けた。

その後、特定非営利活動法人福祉サービスかしわ市民の会、特定非営利活動法人ホリデーの登録の更新に関して事務局から説明し、それぞれ質疑応答と採決を行い、どちらも賛成多数により承認された。

最後に、意見交換を行った。

報告事項、議事及び意見交換における主な意見及び検討事項は、次のとおり。

安全運転管理者の業務拡充における制度変更について

 副会長:令和4年10月1日からアルコールチェッカーによる確認が必要になるとのことだが、福祉有償運送を行う団体にも適用されるということか。

 佐藤委員代理:そうである。マイクロバス1台、または乗用車5台以上を所有する団体に義務化される。

 会長:アルコールチェッカーの数は足りているのか。機械に基準等あるか。

 佐藤委員代理:計れるものであれば種別は問わない。

 山崎委員:遠隔点呼の件はすでに数件問い合わせがあった。遠隔点呼が認められれば、もっと検査がしやすくなると思う。

柏市福祉有償の登録の更新について

特定非営利活動法人 福祉サービスかしわ市民の会

 松丸委員:運転者が高齢である。身体能力は個人差があるので、一定の年齢で線引きをすることはできない。一方で、タクシー業界でも高齢のドライバーがアクセルとブレーキを踏み間違える事故が起きているので、加齢による事故も考えられる。

 団体:運転者の若手の呼び込みについて、イベント等で活動についての周知は行っている。町会、自治会への呼びかけも頻繁に行っていく予定。

 副会長:会員数が12月に40名程度減少しているが、理由は何か。

 団体:利用されるかたとされないかたで整理を行った結果、12月の会員数となった。

 副会長:輸送回数が非常に多い。このまま運転手の高齢化によって事業が衰退しないよう、若手を取り入れる取り組みは行っているか。

 団体:運転手の高齢化は当団体の一番の課題である。月に一回対策会議を行い、プロモーションビデオの作成などを検討している。先ほど申し上げたように、イベントで運転者募集の周知活動も行ったが、新規雇用にはつながらなかった。今後も努力していく。

 副会長:これだけの輸送実績があるので、事業が衰退してしまうと困る方が多くいる。今後も努力していただきたい。

 武藤委員:運行管理体制について、運転者の病歴、既往歴は把握しているか。

 団体:自己申告だが、把握している。全員健常者である。

 武藤委員:投薬の状況等、健康管理を点呼にて行っているか。

 団体:行っていない。必要であれば行う。

 武藤委員:健康管理はしっかり行わないと大変大きな事故となる。気を付けてほしい。

 

特定非営利活動法人 ホリデー

 副会長:会員数が令和3年度4月から12月にかけて減少しているが、理由はなにか。

 団体:会員は知的障害者が主であるが、精神障害を持つ方も多い。不幸があったかた、高齢になって介護保険に移られたかた、入院されるかたがおり、会員が減少した。

 会長:利用者は高齢のかたが多いのか。新しく利用者が増える見込みはあるか。

 団体:年齢層の幅は広い。新型コロナウイルスの影響で、移動支援や居宅の仕事は激減した。今後、福祉サービスの利用者に対して福祉有償運送の周知を進めていくが、新しい利用者はあまり増えていない。

 会長:福祉車両1台、セダン等1台で運行しているとのことだが、どちらが稼働回数が多いのか。

 団体:およそ7対3の割合で、福祉車両を多く利用していただいている。利用者は同じ車の方が安心して乗れるため、福祉車両の方が稼働回数が多くなっている。利便性としても福祉車両を増やすことを検討している。

 会長:高齢の運転者がいるが、運転の安全性のための対策、考えなどはあるか。

 団体:75歳以上の運転者については、なるべく利用者の添乗の役割を担っていただき、極力2名体制での運行にしている。

意見交換

 山崎委員:タクシー業界と同様、どこの団体も高齢化が進んでいる。福祉業界も、担う方も高齢者という実態がある。この協議会で諮っているのは利用者の命に関わることであるから、慎重に行っていきたい。

 松丸委員:今後は、新規の登録などではなく、更新のみであれば、ある程度簡素化させていってもよいと思う。

 事務局:特段の変更がなく更新のみであれば、書面による協議も可能である。今回は、団体から料金改定希望があったことや、高齢の運転者が目立ったことから、委員の意見を伺った上での更新がよいと判断し、対面にて開催した。

 松丸委員:安全にかかわる内容はしっかり議論するべきだが、そうでない場合は書面でよいと思う。

 事務局:委員のみなさまが書面でよいということであれば、変更なしの更新の場合書面会議とする。

 山崎委員:更新のみで、議論の必要がない場合には、書面で問題ない。

 会長:議論の必要がない場合には、書面開催することも検討する。一方で、安全性を確保していくことは必要であるので、その場合には協議会を開催させていただく。

佐藤委員代理:千葉市でも、事前に資料を送付して書面開催した例がある。

 副会長:運転者が追加・変更された場合には、届出は必要か。期間が経過すると、当初申請した運転者と全く違う人が運転していることがあるのではないか。

 事務局:運転者の変更は自由だが、講習等を受講する必要がある。運行区域の拡大、種別(過疎地有償運送・福祉有償運送)の変更などは、変更登録が必要となる。代表者の氏名、区域の減少、自動車の数・種類などは、軽微な事項の変更届出で可能である。(柏市福祉有償運送の手引きより)

 事務局:安全運転管理者の業務拡充について、マイクロバス1両以上または乗用車5両以上を保有する事業者が対象となっているが、それ以下の小規模な事業者に対しても、柏市の上乗せ基準を用いてアルコールチェックを行っていただくかどうか意見を伺いたい。

 松丸委員:保有台数と安全性は関係がないので上乗せ基準に乗せるべきだと考える。4両以下だからといってチェックをしない理由にはならない。

 会長:保有台数が4両以下の事業者にも、運転者の区市確認やアルコールチェッカーを用いた確認等同様にさせるということか。

 事務局:同様にさせるか、努力義務にさせるかなど、様々な方法があると思う。

 会長:安全運転管理者が選任されていない事業者では、自身でアルコールチェッカーを使用するということになってしまわないか。

 松丸委員:対面点呼の場で行ってはどうか。

 事務局:個人所有の車両持ち込みの事業者等は、対面点呼を行わない可能性がある。

 市内では安全運転管理者の選任の必要がない団体が7団体ある。

 会長:7団体に上乗せ基準を適用したとして、運用の担保はとれるか。

 事務局:難しい。義務付けはできない可能性がある。

 山崎委員:安全運転管理者のいない事業者で、自身でアルコールチェッカーを使って確認をすることに懸念はあるが、八街市で起きた事故をふまえると、人の命の重さには変わりがないので、上乗せにした方がよいと考える。

 事務局:もし変更するのであれば、書面会議等で意見を伺う可能性もある。近隣市の状況を調査し、事務局で検討する。変更するべきと判断した場合には、委員のみなさまへ提案させていただく。

7 傍聴

傍聴者なし

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