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更新日令和3(2021)年9月27日
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令和3年度第1回柏市福祉有償運送運営協議会 会議録
1 開催日時
令和3年8月26日(木曜日)午前10時から午後11時まで
2 開催場所
柏市役所 別館4階第5会議室
3 出席者
委員及び委員代理(敬称略)
会場出席
<委員>
高橋会長(柏市保健福祉部長)
星副会長(柏市土木部長)
松丸委員(柏地区タクシー運営委員会 会長)
<委員代理>
佐藤氏(国土交通省関東運輸局千葉運輸支局 輸送担当)
(補足)佐藤委員(国土交通省関東運輸局千葉運輸支局 輸送担当)代理
ウェブ出席
<委員>
武藤委員(東武バスイースト株式会社 運輸統括部業務課長)
山崎委員(NPO支援センターちば 事務局長)
事務局
保健福祉部福祉政策課
橋本課長、吉田副主幹、石塚主任
土木部交通政策課
坂齊課長、清塚主事、藤井主事補
申請団体
一般社団法人 かしのわ
4 報告事項
- 柏市福祉有償運送の輸送実績について
- 福祉有償運送に係る移動制約者の状況について
- 道路運送法施行規則の改正に伴う、自家用有償旅客運送(福祉有償運送)の制度改正について
5 議題
柏市福祉有償運送の登録の更新(1件)
6 議事(要旨)
はじめに、柏市福祉有償運送の令和2年度、令和3年度の実績と、柏市福祉有償運送に係る移動制約者等の状況について、事務局より報告した。
次に、自家用有償旅客運送の制度改正について、国土交通省関東運輸局千葉運輸支局佐藤委員代理より報告を受けた。
その後、一般社団法人かしのわの登録の更新に関して事務局から説明し、質疑応答と採決を行い、賛成多数により承認された。
最後に、意見交換を行った。
報告事項、議事及び意見交換における主な意見及び検討事項は、次のとおり。
自家用有償旅客運送の制度改正について
(副会長)事業者協力型の自家用有償運送と、従来市町村で行っているコミュニティバスとの違いは何か。
(佐藤委員代理)コミュニティバスは、一般的に市町村が交通事業者に運行業務全般を委託するものだが、自家用有償運送は、運送主体がNPO法人または市町村であり、NPO法人や市町村の所有する車両を使い、運行管理の業務のみを事業者に協力してもらうものである。
(松丸委員)類型が3類型から2類型へ変更されたが、それによって実際に変わったことはあるか。
(佐藤委員代理)大きな違いはないが、運営協議会以外の別の会議体系でも協議を行うことが可能になった。
(松丸委員)例えば、福祉有償運送も、交通政策審議会の中で協議できるということか。
(佐藤委員代理)そこで議論を調えていただくことは可能である。選択肢としては、この協議会をなくすということもできる。
(事務局)統合することも可能だが、人数がかなり膨大となるため、どちらの方が運営しやすいかという話になる。
(山崎委員)今後、利用者へより多くの手が届く改正になっていると思う。NPO側としては、車両を所持していない事業者における車両の準備など、懸念するところはある。
柏市福祉有償の登録の更新について
(会長)会員数2名、輸送実績が0回とのことだが、今回の更新を行いたい理由は何か。
(団体)近年、新規会員の問い合わせがあったが、もともと輸送を行う人員が少ないため、新型コロナウイルスへの対応が難しいと判断し、近年は利用を断っていた。状況が変わり、受け入れられる体制が整えば受け入れていきたいので、更新を申請した。
令和元年の2回の輸送実績は、歯科通院に利用した。
(会長)会員・利用を増やしていく意向はあるか。
(団体)公共交通機関が利用できるのであれば、利用するのが望ましいと考えている。なるべく公共交通を利用できるように利用者と関わっていき、それでも公共交通の利用が困難な場合に福祉有償運送を利用したい。
(副会長)柏市民以外の方の利用はあるか。ほかの市での福祉有償運送の登録は行っているか。
(団体)行っていない。
(松丸委員)対面での確認だけでなく、アルコールチェッカーを使うということは必要である。アルコールチェックの義務がなかったとしても、先日起こった飲酒運転での交通事故などによる社会情勢を加味し、アルコールチェッカーを備え、始業と終業の際に確認するべきである。
(佐藤委員代理)歯科通院時の利用ということだが、流山市在住の会員は柏市内の病院への通院ということか。
(団体)発着地は柏市内での利用であった。
(武藤委員)ドライブレコーダーは付いているか。
(団体)付いていない。
意見交換
(副会長)タクシードライバーが減少し、高齢者が増加していくが、自家用有償運送は増加していくと想定されているのか。
(佐藤委員代理)移動制約者の状況は、どの自治体でも増えつつある。制度としては、今後も続いていくように思える。
(副会長)タクシードライバーやNPO法人のドライバーが高齢化する中で、若い人がドライバーとなっている傾向はあるか。
(佐藤委員代理)団体の代表の子どもがドライバーになり、若い人を呼び込んだ例があるが、一つの例であるので、若い運転の担い手が増えているとはいえない。
(松丸委員)ドライバーの減少傾向を受け止め、若干の動き出しはある。
タクシーのドライバーになるには二種免許取得というハードルがある。それに対して、全国ハイヤー・タクシー連合会と厚生労働省が協力して、二種免許の取得費用を補助し、二種免許を取得したドライバーへタクシー会社を紹介する取組みがある。
ハローワークでも、一般の求人とは別に、人材サービスコーナーでバス、トラック、タクシーのドライバーなどの職種の相談を行っている。9月3日(金曜日)には、求職者の個別面接会を行う予定である。
事業者においても、ドライバーを増やすための努力はしているが、それでも人手は足りない状況である。NPO法人の福祉有償運送のドライバーは更に足りないのではないか。
(副会長)ドライバーの給料を上げると利用者への影響は避けられないが、運賃が上がると利用者は減る。難しいところである。
令和2年2月よりタクシー運賃の改定があったが、その影響はあったか。
(松丸委員)令和2年2月1日に運賃が改定されたが、同年2月の後半から新型コロナウイルスの影響を受け始めたため、検証が行えていない。ただ、新しい料金体系については概ね良好。迎車料金も一回300円と分かりやすく、1キロ以内の「ちょい乗り」の利用者がワンコインで乗れる点についても好評である。事業者としても改定してよかったという声が上がっている。
タクシー配車アプリについても利用していただきたい。アプリでタクシーを呼ぶと近くのタクシーに通知が行き、お客様の獲得となる。どの会社のタクシーが来るかが分かるし、タクシーの位置情報が確認できるので事業所に確認の電話をする必要もなく、安心感もある。
(事務局)タクシーの相乗りの規制緩和について、情報はないか。
(佐藤委員代理)現在把握していない。
(松丸委員)タクシーの相乗りは、利用者にとっては一人で乗るよりも運賃が安くなり、ドライバーにとっては一人を乗せるよりも運賃が高くなるメリットがあるが、相乗りになるくらいの乗客がいないと成立しないため、難しい点もある。
7 傍聴
傍聴者なし
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