更新日令和5(2023)年6月13日

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令和5年度第1回柏市子ども・子育て会議 会議録

開催日時

令和5年5月22日(月曜日)午後2時から午後3時40分まで

開催場所

いきいきプラザ2階研修室

出席者

委員(敬称略)

秋田真紀、薄田さち子、奥倉徳士、紺野千穂、西藤尚子、新福麻由美、髙山勝幸、田村敬志、寺本妙子、水野誠志、山田聡

事務局職員

髙木こども部長、込山こども部次長兼こども福祉課長、眞塩こども政策課長、渡会子育て支援課長、野戸こども支援室長、前田保育運営課長、丸山こども発達センター所長兼キッズルーム所長、星地域保健課長、その他10人

議事等

  1. 第三期柏市子ども・子育て支援事業計画の策定スケジュール及びニーズ調査について(議事)
  2. (仮称)子ども・子育て支援複合施設の開設について(報告)
  3. (仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの開設準備状況について(報告)
  4. 公立保育園再整備の検討に係る今年度の予定について(報告)

議事(要旨)

(1)第三期柏市子ども・子育て支援事業計画の策定スケジュール及びニーズ調査について(議事)

事務局より資料1、資料1別添及び当日配布参考資料に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(寺本会長)

 資料の案について質問はあるか。

(奥倉委員)

 ニーズ調査は、平成30年度と同様の方法にて行うとのことだが、未就学児世帯を対象とする調査の回収率を上げるため、こどもルーム利用者世帯のように、保育園などを通じて配布しても良いのではないか。

(こども政策課)

 回収率の向上については課題だと認識している。頂いた御意見について検討していく。また、最近では郵送ではなく、QRコードを利用したアンケートなどを全庁的に行っており、この方法の活用により回収率を上げられるかについても検討していく。

(西藤委員)

 こどもルーム利用者世帯を対象とするニーズ調査は、働いている世帯に限定されるのではないか。こどもルームを利用していない世帯への調査についても必要であると考える。

(こども政策課)

 御意見について検討していく

(田村委員)

 ニーズ調査の対象を、中高生世帯まで引き上げてはどうか。また可能であれば、次回の委員改選の際、高校生や中学生を委員にしてはどうか。中高生へ大人の事情を理解してもらいつつ、我々が子どもの意見を聞く良い機会になると考える。

(こども政策課)

 こども家庭庁の発足と共に制定されたこども基本法では、こどもの定義を「心身の発達の過程にある者」としており、また、施策の検討に当たってはこども等の意見を広く聴くこととされている。これらを踏まえれば、調査対象年齢の引き上げについては国の方針にも合致するものと考えるが、子ども・子育て支援事業計画では、保育に対する需要と供給に重点が置かれているため、未就学児、小学生世代が主要な調査対象になっている。また、中高生などのこどもの意見の収集方法についても、審議会への参画のほか、こども会議やアンケート形式、モニター制度などの各種方法が考えられる。引き続きこども家庭庁からの情報や方針を踏まえながら、検討していきたい。

(こども部長)

 子ども・子育て支援事業計画を見直したばかりであるが、国が策定中であるこども大綱では、現時点において、対象年齢やこども施策などについて示されていない。このため、こども大綱の策定の進捗を見据えながら、子ども・子育て支援事業計画に反映させるべき内容や範囲について検討していく。また、田村委員から御意見のあった小中高生の意見について、生涯学習部や教育委員会が実態把握やニーズ調査を行っている。この調査結果などを整理した上で、不足している部分などがあれば、事務局としても検討していきたい。

(山田委員)

 平成30年のニーズ調査におけるこどもルーム利用者世帯の対象となる全体件数はどの程度か、抽出された3区域とはどこであるのか。また、調査対象エリアを広げる予定はないか。

(学童保育課)

 平成30年のこどもルーム利用者数は約3,300人である。

(こども政策課)

 抽出した3区域とは、北部、中央部、南部東部の3区域である。前回のニーズ調査時点では、利用者数は約3,300人であったが、現在のこどもルーム利用者数は4,000人を超え、こどもルームも43か所あるため、調査対象の拡充について検討していく。

(山田委員)

 ぜひ、調査対象数、エリアの拡充について進めてもらいたい。こどもルーム入所の対象は小学1年生から小学3年生までか。

(こども政策課)

 小学6年生までである。

報告

(1)(仮称)子ども・子育て支援複合施設の開設について

事務局より資料2に基づく説明の後、質疑応答を行った。

(寺本会長)

 資料について質問はあるか。

(秋田委員)

 5階 中高生世代の居場所事業とは具体的にどのようなものか。

(こども政策課)

 中高生世代の交流スペース、学習スペースのほか、Wi-Fi環境を整備する予定であり、居場所機能の提供を想定している。具体的な機能については、担当の生涯学習部にて中高生世代モニターによる会議を開催しており、どのような場所にするか検討中である。

(秋田委員)

 自習スペースは良いと考える。また、Wi-Fi環境もあるとのことから、ゲームなどを利用した不登校生徒の交流の場、家庭以外での友達の輪や、不登校生徒を持つお母さん世代の意見交換の場としても使えるとよい。

(西藤委員)

 中高生世代の施設には期待している。単なる空間提供ではなく、思春期悩み相談などができるよう、毎日でなくともカウンセラーなどを配置する時間を設けて欲しい。また、乳幼児一時預かり、遊びの広場が駅前にできることに期待がある。見守るスタッフを保育士などの専門的な人にすることや、親同士の交流の場などとしても活用することで、ライトな相談ができる場となり、レスパイトをうながすことができるものと考える。加えて、中高生の夏休み期間などにボランティアとして乳幼児一時預かりなどもできるとよいと思う。中高生が、乳幼児一時預かりの場に来るなど、近い世代の子どもたちの自由な空間になるとよい。

(こども政策課)

 ライトな相談支援、緩やかな相談支援については、担当する生涯学習部においても機能の検討における一つのキーワードになっている。ポピュレーションはこの施設で担いながら、相談の結果、ハイリスクや支援が必要な場合は、児童相談所などにつなげるという役割が考えられる。また、国からの通知にもあるとおり、2階の妊娠子育て相談センターの利用者に、一時預かり事業を紹介するなど利用を促進することで、レスパイトなどの支援につながることも考えられる。中高生によるボランティアについては、分野横断的な事業の実施という施設のコンセプトを踏まえ、施設の一体感や連続性の視点をもって、各機能間の連携が図れるとよいと考える。御意見を参考にさせていただく。

(水野委員)

 こども図書スペースとは、沼南のこども図書館と同様のものであるか。また、送迎保育ステーションの構想について伺いたい。

(こども政策課)

 こども図書スペースは、小学生などの居場所スペースのようなものであり、図書の貸し出しなどを行わない。生涯学習部にてニーズ調査など実施する予定であり、漫画を設置することなども検討している。

(保育運営課)

 送迎保育ステーションの構想については、定員72名、3個のブースとする予定である。1つのブースが、認定こども園や認可保育園と対になるように運営する方向である。時系列で整理すると、保護者がステーションに子どもを預けたのち、職員が認定こども園や認可保育園にバスで送迎する。日中は認定こども園や認可保育園で過ごした後、夕方頃にステーションに戻り、保護者の迎えを待つといった構想である。対象は、3才児から5才児までとする方向である。

(紺野委員)

 中高生の居場所事業は、ぜひ進めてほしい。施設利用者の対象世代が階によって異なるが、各階の開設時間はどのように検討しているか。

(こども政策課)

 中高生世代は、夕方、夜間がメインになると想定しており、生涯学習部にて検討中である。1、2階は、既存施設での現在の開設時間をベースに検討している。

(保育運営課)

 送迎保育ステーションは、午前7時から午後7時までを予定している。

(紺野委員)

 土日については検討しているか。

(こども政策課)

 既存施設の開設日をベースとしながら、施設の機能、柏駅前であることや複合施設であることなど施設の特色を踏まえ検討していく。

(山田委員)

 回答不要、独り言として聞いて欲しい。以前、柏市保育のあり方検討懇談会の際、こども関係のデパートみたいのがあるとよいといった話があったところだが、女性の起業、就労支援などの相談場所もあるとよいと考える。また、施設のコンセプトにある「賑わいと交流」という言葉に違和感を覚える。施設利用者は、子育てのために利用するのであり、駅前の賑わい創出目的ではないと考える。

 

(2)(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの開設準備状況について

事務局より資料3に基づく説明の後、質疑応答を行った。

(寺本会長)

 資料について質問はあるか。

(秋田委員)

 青少年の居場所スペースについて、どのような青少年が利用する想定か。

(こども支援室長)

 駅前複合施設での中高生の居場所事業と同様のものを想定しており、所管する生涯学習部と検討している。

(薄田委員)

 一時保護所は、どのような施設となるのか。

(こども支援室長)

 一時保護所は2階に配置する計画である。児童の安全上、具体の配置場所などをお示しすることは出来ないが、個室、食堂、学習室などを設ける計画である。

(西藤委員)

 はぐはぐひろばの広さは、今と変わらないのか。また、一時預かりは、はぐはぐひろばと連携していくのか。この他、カフェとはどのようなものか。

(こども支援室長)

 はぐはぐひろばは、既存より広くなる計画である。発達の課題を抱えるお子さんなども利用できる、インクルーシブ遊具の設置なども検討している。一時預かりについては子育て支援課と調整となるが、はぐはぐひろばと一体的な運営を目指しており、はぐはぐひろばの利用者だけでなく、保護者が相談している間のお子さんの一時預かりなども想定している。カフェは、施設を利用するこどもの休憩所や、簡易な相談場所、保護者同士の交流などの活用を想定している。

(新福委員)

 青少年センターの場所が分かりずらく、敷地入口部の通路も狭いことから、こどもの安全面なども含めて配慮して欲しい。また、一時保護の定員はどの程度を予定しているか。千葉県は定員の倍ぐらいを保護している。

(こども支援室長)

 一時保護の定員は、25名を予定している。これは、柏児童相談所での柏市のお子さんの過去最高保護数が24名であったことから設定している。ただし、施設を運営していく中で、25名以上の保護が必要になった場合でも、対応できるような施設の整備を進めている。

 

(3)公立保育園再整備の検討に係る今年度の予定について(報告)

事務局より資料4に基づく説明の後、質疑応答を行った。

(寺本会長)

 資料について質問はあるか。

(山田委員)

 再整備とは、統廃合を含めた検討であるのか。実施する調査は、誰がどのように調査するのか。

(保育運営課)

 再整備は、大規模改修と建替の2つをイメージしている。大規模改修は、既存の建物の躯体を残して新しくするものであり、建替は、既存の建物を取り壊した後、新築するものである。統廃合は、柏市保育のあり方に関する基本方針で示しているとおり保育需要の増減によって方向性を決めることとしており、今回の調査で決定することは想定していない。調査は、行政が主体となって実施する。建築士等が建物や立地条件等を調査し、再整備に係る技術的な課題を整理することを想定している。

(高山委員)

 質問ではないが、支援複合施設の整備について、交通の利便性やテナントの空き状況もあると思うが、中央部の人だけが利用できる施設とならないように配慮して欲しい。

(山田委員)

 柏市子ども・若者総合支援センター施設の整備にあたり、解体工事中の機能代替はどのように行うのか。

(こども支援室長)

 生涯学習部の担当であるが、青少年団体などの活動が継続できるよう大堀川の公園事務所にて機能を確保していると聞いている。グラウンド、体育館などの遊ぶ施設は、周辺の松葉中学校などで対応いただくこととなる。大変申し訳ないが、地域の皆様に御理解、御協力をお願いしたい。

傍聴者

1名

次回開催予定

令和5年7月31日(月曜日)

 

お問い合わせ先

所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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