更新日令和4(2022)年11月24日

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令和4年度第3回柏市子ども・子育て会議 会議録

開催日時

令和4年10月25日(火曜日)午前10時から午前11時40分まで

開催場所

柏市役所分室1第1会議室

出席者

委員(敬称略)

秋田真紀、薄田さち子、奥倉徳士、紺野千穂、西藤尚子、田村敬志、寺本妙子、福山壮子、水野誠志、元藤真悠子、山田聡

事務局職員

髙木こども部長、込山こども部次長兼こども福祉課長、眞塩こども政策課長、渡会子育て支援課長、野戸こども支援室長、染谷学童保育課長、前田保育運営課長、丸山こども発達センター所長兼キッズルーム所長、星地域保健課長、その他11人

議事等

  1. 第二期柏市子ども・子育て支援事業計画の中間年の見直しに係るパブリックコメント案について
  2. 柏市保育のあり方に関する基本方針(案)について
  3. 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用定員の設定に係る意見聴取について

議事等(要旨)

(1) 第二期柏市子ども・子育て支援事業計画の中間年の見直しに係るパブリックコメント案について

事務局より資料1・6・7に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った.

(田村委員)
 資料1 P21医療的ケア児の保育提供体制について、民間の保育園・幼稚園にて実施希望があった場合、各経費についての助成はどうなっているのか。
 また、資料1 P22公立・私立保育園等が一体となっての質の確保・向上に向けた取り組みとあるが、現在ではどのような取り組みをされているのか。今後の具体的な内容などを確認したい。

(保育運営課担当者)
 医療的ケア児の受け入れは今後増えていくことが想定され、受け皿の確保は重要なことだと考えている。今後、医療的ケア児受入のガイドラインを定めていく中で、民間事業者にも実施していただきたいところもあるが、技術面や費用面の課題もあり、すぐに実施をお願いする状況にはない。
 医療的ケア児が保育園から小学校に上がっていく中で、地域でどのように対応していくかが課題である。今後課題に対応するためのネットワークづくりをしていく中で、対応できる基盤が整っていくと民間の事業者の参入もできるのではないか。
 助成については、国からの補助金を活用して、市から助成ができると考える。

(水野委員)
 医療的ケア児の受け入れ側の立場としては、受け入れるためには設備の改修などが必要になってくると思われるが、個々の状況によるところもあり、受け入れる子どもによって都度改修が必要となる可能性が想定できる。
 また、看護師が確実に雇用できている状況を用意しなければならない。経費だけでなく、人材確保の問題も大きいところである。

(水野委員)
 公立・私立保育園等が一体となっての質の確保・向上に向けて、各園長同士が集まって、ヒヤリハットの安全対策の情報共有をするなど、一体となった研修会・交流会を開催していこうと思っている。柏市は頑張って取り組んでいると感じている。

(奥倉委員)
 医療的ケア児の受け入れについては、保育士も医療的ケア児についての理解が必要であり、園で受け入れたい意向はあるが、実際受け入れる際には慎重な検討が必要であると思う。

(奥倉委員)
 保育の質の確保・向上に向けて、公立・私立の園長が集まる意見交換を11月に実施する予定であり、今後も年2回意見交換する場を設けていきたいと考えている。

(秋田委員)
 資料1 P5地域子育て支援拠点事業について、自身は中央地区にて子育てサロンを開いている。利用される保護者から、どこで市が子育て支援事業を実施しているかが分からないという意見が多いことから、周知方法を見直す必要があると思う。
 資料1 P7子育て支援アドバイザーがいる施設もどこにあるか周知しきれていないという現状から、効果が発揮できていない状況だと感じている。健康推進委員の方と連携することなどを検討し、こどもが生まれる前の時点から情報提供ができる事業展開をしていってもらいたい。

(子育て支援課長)
 広報・PRの仕方について、若い保護者へ届ける方法を研究していく必要があると感じている。はぐはぐ柏LINEに登録されている方には、施設等の情報を届けられていると思う。
 また、健康推進委員との協力については、施設についてのお知らせは実施しているが、利用するイメージが湧きづらいとも考えられ、認識の定着にハードルがあると感じている。当該課題については、早期に取り組んでいきたいと思う。

(西藤委員)
 自身は資料1 P6 「はぐはぐポケット中央」を運営している。利用者からは、市で運営している施設が分からなかった、様々な方から紹介してもらったという声があり、周知の難しさとマンパワーで施設へ繋いでもらっている印象がある。
 HP、Facebook、Instagramを開設、はぐはぐ柏LINEでも情報提供しているところである。各登録者には施設の利用を促せているイメージがあるが、今後は各機関と連携、紙媒体も含め、情報提供の方法を検討していきたい。

(福山委員)
 健康づくり推進委員は、母と子のつどいが中心的な活動となっている。どこの地域も活動は盛んであったが、新型コロナウイルスの影響で2年間活動ができていなかった。しかし、光ヶ丘では、10月より活動を再開できたところである。
 現在も人数的には制限がかかっていることから、今までどおりの人数が利用できないことから、周知については課題となっている。
 また、保護者の声で町会の掲示板で子育て支援の情報を得たという方も多く、SNSだけでなく、紙ベースでの周知方法の見直しも必要かと考えた。

(2) 柏市保育のあり方に関する基本方針(案)について

事務局により資料2・3に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(西藤委員)
 送迎保育ステーション設置について、現在バスでの園児置き去りの事件が社会的にも注目されている。利便性を追求する中で、子どもの安全が保てなくなることは本末転倒となってしまう。そのような中で、市としての送迎のあり方などの考えを聞きたい。

(保育運営課長)
 バスの園児置き去り事案を受け、関係省庁による検討委員会が立ち上がり、9月から国主導により全国的な緊急点検が始まり、先週から保育運営課と県が協力してこども園・幼稚園の実施調査を行っているところである。今後、国の方針が示されていく中で、柏市としての考えをまとめていきたいと考えている。

(山田委員)
 先日、県の実施検査を受けたが、内容はバスの送迎体制、子どもの出欠状況の確認方法など約1時間のヒアリングを受検した。県としては11月を目途に検査を終了させたいと聞いている。

(山田委員)
 送迎保育ステーション設置について、柏市のスタンスとしては、新園を整備する代用としてなのか、今後の入園保留者等の見通しがあって事業をスタートするのか、流山市方式のような子育て支援としての利便性向上としてなのか、市としての考え方を確認したい。その考え方によっては、柏市保育あり方に関する基本方針の中の項目整理が異なってくる。

(保育運営課担当者)
 送迎保育ステーションの位置づけとしては、基本方針(案)では、変動する保育需要の項目で整理したところである。利便性向上という目的もありながら、今後の保育需要にあわせより丁寧な整備を行っていくため新園の数をコントロールするという目的もあることから、当該整理となった。
 入園保留者の人数は、令和4年4月1日現在219人となっている。前年は235人だったことから、若干減少しているところである。しかし、近年200人前半で入園保留者の人数が推移していることから、見通しが難しい状況である。

(山田委員)
 令和5年4月に7施設新たに開園予定のようだが、送迎保育ステーションの設置と組み合わせて考えているという解釈でよいのか。

(保育運営課担当者)
 来年度開園する新園の整備計画との連動はしていないが、今後検討していくこととなる。
 資料1 P13にて、エリア毎の保育のニーズ推計を掲載している。北部地域は令和5年度・6年度も増加する見込みである一方で、中央や南部地域は維持から減少に転じると予測している。このニーズを踏まえ、北部地域は土地の確保も可能で従来どおり新園整備という手を打てる。一方で、中央地域の柏駅周辺は土地確保が困難であり、中央地域の園児の受け皿確保と保護者の利便性向上という観点から、今回柏駅周辺において送迎保育ステーションの設置検討を進めている。全国的にも人口が衰退していく中で、整備するのか、定員の変更などで対応するのか事業者の意見を踏まえつつ調整していく。

(3) 特定教育・保育施設及び特定地域型保育事業の利用定員の設定に係る意見聴取について

事務局により資料4に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(元藤委員)
 資料4に限ったことではないが、送迎バスの置き去り事故などが発生している中で、利便性という点では働く保護者としては良い部分がある一方、子どもの安全という観点が重要と考える。
保育施設・幼稚園施設では、こどもの安全面についてにどのように担保するのか。便利なシステムが導入されることはありつつ、防犯・安心安全にこどもを預けられると良いと感じた。

(保育運営課長)
 子どもの安全安心が第一と考える。しかし、100%の安心というところは難しいところであり、常にリスクがある状況である。
日々、保護者・現場のスタッフと話し合い、工夫しながらリスクをつぶして100%になるよう努めていきたい。

(薄田委員)
 保育園が増え利用できる環境が整うことは良いことであるが、保育士の確保が難しいと聞いている。東京都の方が給料が良く、近郊の保育士が東京都に転職しているようだ。保育士を確保するためにどのような取り組みを行っているのか。

(保育運営課担当者)
 保育士確保という問題は非常に重要なものである。従前から、保育士の給与の上乗せ・宿舎の借り上げの金銭支援を行っている。
 また、保育士合同就職説明会を毎年2回開催しており、さまざまな園の説明を聞けるものとなっている。今年度については、公立・私立一体となって、柏市で働きたいと思う研修プログラムも検討中しているところである。

(田村委員)
 9番の幼稚園だけ、看護師の配属がないか大丈夫か。

(保育運営課)
 看護師、養護教諭の配置は望ましいが義務ではないため、設置要件とはなっていないものである。

報告

(1) 柏市しこだ児童センター通常運営再開について

事務局により資料5に基づく説明を行った。

傍聴者

1名

次回開催予定

令和5年2月20日(月曜日)

 

お問い合わせ先

所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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