更新日令和4(2022)年4月12日

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令和3年度第3回柏市子ども・子育て会議 会議録

開催日時

 令和4年3月14日(月曜日)から

開催場所

 書面形式

出席者

委員(敬称略)

石川洋子、奥倉徳士、笠原沙紀、紺野千穂、島良一、新福麻由美、髙山勝幸、田村敬志、寺本妙子、野妻正道、深田恒子、福山荘子、水野誠志、山田聡

議事等

 (1) 資料1 地域型保育事業の利用定員に係る意見聴取について

 (2) 資料2 柏市保育のあり方検討について

 (3) 資料3 はぐはぐフォーラム2022の実績報告について

議事等(要旨)

事務局より資料送付を行い、内容について質疑応答及び意見交換を行った。

(1)地域型保育事業の利用定員に係る意見聴取について

(笠原委員)

 敷地に対しての利用人数、子どもの人数に対しての安全な保育者の人数、保護者が安心して預けられるような数字であると考えました。

(保育運営課)

 柏市では引き続き保育の質を担保できるよう努めてまいります。

(田村委員)

 障害児や医ケア児の受け入れについて、市からお願いなどは行っているか。

(保育運営課)

 障害児保育については、新たに整備・運営事業者を募集する際の募集要項に、必ず実施する事業として障害児保育を記載しています。また、審査を行う選定委員会の中で、障害児の受け入れに対する考え方や受け入れ体制について必ず口頭での確認を行っています。なお、医療的ケア児については、人材や費用面の部分で私立保育園等において、現在は対応が困難であると考えられることから、まずは公立保育園にて対応し、体制や環境を整備した後に私立保育園等に普及させていければと考えております。

(2)柏市保育のあり方検討について

(石川委員)

 資料2の保育人材の確保について、小学校に上がって時間が空いた主婦は子育ての経験もあり近所で働けてメリットが多いと感じていました。希望すれば補助員から保育士試験が受けられるような支援をしていけば、もっと人材確保に繋がるのではないかと思いました。

(保育運営課)

 柏市の公立保育園でも現在、保育補助員を採用して玩具の消毒等の業務に従事いただいており、保育の担い手として活躍いただいております。

 市が主催する合同就職説明会は、子育て経験者や資格がなくても参加いただけるものとなっており、そのチラシを市内の小中学校の全生徒に配布し、子育て世代への周知にも力を入れてきているところです。今後も周知方法を検討し、説明会への来場や採用につながるよう取り組んでまいります。

(新福委員)

 資料2のP.3「障害児保育や気になる子どもの保育について」障害のあるお子さんを保育園で受け入れることはとても大変ですが、障害児療育等支援事業の巡回支援や保育所等訪問支援事業を活用しながらそのご家庭を支えていく仕組みを定着させていただきたいと感じます。

(保育運営課)

 保育者の発達支援に関する知識や技能の習得・向上が図れるよう、市といたしましても引き続き研修や巡回支援等に取り組んでまいります。また、個々のご家庭の状況や、「子どもの育ち」という視点も大事にし、関係機関と連携の上、障害児保育や気になる子どもの保育を進めてまいります。

(笠原委員)

 夜間保育については保育所の利用が短時間で十分な家庭もあれば、通勤だけで2~3時間かかる家庭もあるかと思います。現在の保育時間は厳しい人もいる時間設定なのではないか。

 また、一時預かりについては利用するためにはハードルが高いように見えます。一時預かりサービスがあることをよりアピールできるとよいと思う。

(保育運営課)

 夜間保育は、保護者の就業形態の多様化等によって一定のニーズがあるものと考えております。今後ニーズ調査の実施方法も含め、慎重に調査・研究してまいります。

 一時預かりにつきましては、情報発信の方法を今後検討してまいります。

(野妻委員)

 資料2の多様化する保育ニーズとして、他市が行っている送迎保育ステーションサービスを柏市で実施するのは難しいでしょうか。また、保育人材確保についても若者が小さな子供とのふれあう機会が増えると、保育士になりたい人も増えるのではないかと考えます。

(保育運営課)

 送迎保育ステーションにつきましては、柏の課題に対応するような設置の方法として、子どもの育ちを第一に考えながら、保護者支援の視点から利便性を向上させる施策を検討してまいります。

(水野委員)

 保育施設を増やすことも重要だが、少子化を鑑みて計画を慎重に立てていただきたい。質の良い保育を行うには、質の高い人材を確保しなければ実現できないと思います。そのためにより多くの人材が集まる施策が必要と考えます。

(保育運営課)

 保育の利用を希望する方が適切に利用出来るよう整備を進めてまいります。また、市が主催する合同就職説明会を継続するほか、人材確保施策を引き続き検討してまいります。

(寺本委員)

 資料2第6回「特別な支援を要する児」について、サポートの体制、専門家の配置、先生方への研修体制等、現状を整理し今後の展開にについて考えていただきたいと思いました。

(保育運営課)

 特別な支援を要する児への対応は、喫緊の課題と捉えております。現状を整理し、即効性のある施策、中長期的な施策を市全体で検討し取り組んでまいります。

(奥倉委員)

 離職防止への取り組み体制については柏市が保育士確保に向け、様々な施策を講じていることにつきまして、感謝しております。

しかしながら、いまだに離職が多いため不満を抱えている保育士の心のケアを考えてみてはいかがでしょうか。園内だけでなく、外部の方が介入するなどの取り組みが市内で行われていると市全体でも離職防止に繋がるのではと考えます。

 次に第5回2.保育需要増への対応ですが、仕事復帰の際にスムーズに保育を利用できる仕組み作りへの検討をお願いします。その際、送迎バスによって保護者の園選びの幅が広がっていくこともありますが、同時に園児獲得のため、各園が様々な施策を行っていくと考えます。

(保育運営課)

 離職による職員の頻繁な出入りは、園運営に支障をきたすだけではなく、保護者との信頼関係や子どもの育ちへの影響も懸念されることから、離職防止も大事な取り組みの一つと認識しておりますので保育士の心のケアも含め施策を検討してまいります。

 柏市における保育需要は、当面の間増加することが見込まれます。保育の利用を希望する方が適切に利用出来るよう、保育需要・供給の歳児間・地域間格差への対応も含め整備等を進めてまいります。また、駅前送迎保育ステーションは保護者の利便性向上や、保育需要の地域間格差解消に資する事業である一方、二重保育やバス移動への園児の負担、園の保育者と保護者が直接会う機会が減ってしまうなど、子どもの育ちや保育の質という面では課題もあると認識しております。保護者ニーズや他自治体の事例を調査研究し、慎重に検討してまいります。

(深田委員)

 特別な支援を要する児について考えると専門的知識を持った者の人材確保など課題はあるため、教育委員会で医療的ケアコーディネーターを配置しているような仕組みも良いのではないか。

(保育運営課)

 特別な支援を要する児への対応は、基本的には私立公立関係なく全園で受け入れをしていき、保育者の知識や技能の習得・向上に資する取り組みを共に考え、進めていきたいと思います。また、施策を検討する際は、教育委員会や他自治体で取り組みも参考にしてまいります。

(島委員)

 第4回(P.4~10),第6回(P.9,10)にある保育の質の向上・離職防止に関して直近数年間での保育士、幼稚園教諭の離職率はどのくらいなのか。まずは保育士向けの職場アンケートの調査での実態把握などを行うことが望ましいと考えます。

(保育運営課)

 離職率や勤続年数、退職理由など実態把握、分析をし、施策につなげてまいります。

(3)はぐはぐフォーラム2022の実績報告について

(山田委員)

 アンケートについて206件の回答について一部抜粋として報告をされていますが、アンケート分析の結果、次回開催の方向性や検討内容などの回答があると良かったと思います。さらに予算や決算といった経費の部分も報告すべきと考えます。

(子育て支援課)

 アンケートの分析及び課題の検討を現在実施しております。また、次回開催については、改めて実行委員会を立ち上げ、方向性等を検討していく予定です。予算・決算に関しましては、実施直後のご報告であったため、ご報告できませんでしたが、今後は可能な限り、予算・決算も含めてご報告させていただきます。

次回開催予定

 令和4年5月下旬

 

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