更新日令和5(2023)年3月20日

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令和4年度第4回柏市子ども・子育て会議 会議録

開催日時

令和5年2月20日(月曜日)午後2時から午後3時20分まで

開催場所

いきいきプラザ2階研修室

出席者

委員(敬称略)

秋田真紀、奥倉徳士、紺野千穂、西藤尚子、髙山勝幸、田村敬志、寺本妙子、野妻正道、福山壮子、水野誠志、元藤真悠子、山田聡

事務局職員

加藤副市長、髙木こども部長、込山こども部次長兼こども福祉課長、眞塩こども政策課長、渡会子育て支援課長、染谷学童保育課長、前田保育運営課長、丸山こども発達センター所長兼キッズルーム所長、星地域保健課長、その他11人

議事等

  1. 柏市保育のあり方に関する基本方針について(答申)
  2. 第二期柏市子ども・子育て支援事業計画について(答申)

議事等(要旨)

(1)柏市保育のあり方に関する基本方針について(答申) 

事務局より資料1・2・3に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(寺本会長)

 資料3の答申案について修正に関わる意見はあるか。修正に関わらない意見や質問は後ほど伺う。

 -意見なし―

(寺本会長)

 資料3の答申案のとおり、答申することする。

(2) 第二期柏市子ども・子育て支援事業計画について(答申)

事務局より資料4・5・6に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(寺本会長)
 別紙6の答申案について、修正に関わる意見はあるか。なお、修正に関わらない意見や質問は後ほど伺う。

(山田委員)
 柏市保育のあり方に関する基本方針の答申案では、「パブリックコメントを通じて市民からも多くの貴重な意見が出された」といった表現が記載されているが、第二期柏市子ども・子育て支援事業計画の見直しについての答申案では記載されていない。第二期柏市子ども・子育て支援事業計画でもパブリックコメントを実施しているので、同様の記載が必要だと考えるが、お考えをお聞かせ願いたい。

(事務局)
 第二期柏市子ども・子育て支援事業計画の見直しで寄せられたパブリックコメントの内容は、柏市子どもの貧困対策推進計画に対するものであり、ご意見というよりは、わかりにくい部分を説明して欲しいという趣旨のものである。直接的に第二期柏市子ども・子育て支援事業計画自体に反映は行わずに、第二期柏市子どもの貧困計画推進計画の策定を進めていく中でお示ししていくこととしているため、答申案にはパブリックコメントの表現を含めないこととした。

(山田委員)
 市民の貴重な意見が出されているので、「市民から貴重な意見が出されました」という表現が必要なのではないかという趣旨であるがどうか。

(事務局)
 委員の皆様から意見をいただくのとあわせて、パブリックコメントにより広く市民の皆様からも意見を募集しているので、例えばご指摘いただいた部分について、答申案に「市民の皆様からも」という表現を追加するのはどうか。

(寺本会長)
 山田委員からの意見に沿った対応だと考える。文言を少し修正するということでよいか。
 ―意見なし―

報告

(1) 令和5年度柏組織改編に伴う指導監査主管課の変更について

事務局により資料7に基づく説明を行い、質疑応答を行った。

(髙山委員)
 一般企業では、似たような同一性のある業務を固めて効率性をあげることはよくあるが、今回の変更で何か変わることがあるのか。

(保育運営課長)
 こども部では、通常の保育事業者とのやりとりや施設整備、補助金業務、指導監査も行っている。立場を代えて行った方がより良い指導監査が可能となるため、監査部門を切り分けたということである。

(髙山委員)
 様々な視点から見てけん制が効くような形になると理解した。よいと思う。

(田村委員)
 実地指導は指導監査課が担うのか。従前の保育運営課で実施するのか。

(保育運営課長)
 実地指導については、指導監査課が音頭を取るが、福祉分野の事務職では保育現場についてわからないことが多いため、引き続き、保育士・栄養士などこども部の職員が同行する形になる。

(山田委員)
 組織体制として、認可・許可と指導監査を一つの課で行うことが可能なのか。

(保育運営課長)
 認可・許可の事務について、相談や事前協議については引き続きこども部で実施し、許可・認可の最終的な決定の部分と指導監査については福祉部で実施する形となる。許可・認可の性質を鑑みると、指導監査の部門と分けたほうがよいという議論もあると思うが、今後業務を進めていく中で議論していきたい。

答申

(寺本会長)
 答申の清書作業中のため、しばらく休憩時間とする。
 ―休憩―
 ―修正後の答申案を配布-

(寺本会長)
 それではこの内容で柏市へ答申を行う。

〈柏市保育のあり方に関する基本方針〉 
 ―答申―

 〈第二期柏市子ども・子育て支援事業計画〉 
 ―答申―

感想・意見

(寺本会長)
 本日の会議が今年度最後の会議となるため、最後に委員の皆様から感想やご意見をいただきたい。

(元藤委員)
 子どもを保育園に10年以上通わせており、ずっとお世話になっている。子ども達が安全に過ごせるように、少しずつ手を加えていただいているのを日々感じている。今年度は2回のみの出席であったが、様々な議題について、水面下で委員の皆様が真剣に議論して検討されていることを実感して感謝している。

(福山委員)
 柏市民健康づくり推進員をしており、先日雪の日に、母と子のつどいを開催した。雪でお母さん達は来れないだろうと思っていたが、4組の親子が来てくれた。母と子のつどいをとても楽しみにしていたから、雪予報だったが意を決して来たという話を聞いて、ちょっとした関わりではあるが、楽しみにしているかたがいて、そこに自分が従事できていることに改めて幸せだと感じた。コロナ禍で皆様のニーズに応えるのが難しくなってきていたが、微力ながら、柏市のお子さん・お母さんのためにお役に立てればうれしい。

(髙山委員)
 本会議の委員は2期4年目で、この4年間町会の役員もやっている。この会議で議論していたことが町会の役員の中で話題にあがることがあり、取り組みは一気には進まないが、少しずつ浸透していることを実感している。委員をしていて誇らしく感じた。このような機会があれば、また積極的に参加していきたい。皆様のおかげでここまでこれたことを大変喜ばしく感じている。

(田村委員)
 柏市保育のあり方に関する基本方針及び第二期柏市子ども・子育て支援事業計画の目的や見直しを行った経緯について、児童福祉法の趣旨などを現場の保育士のかたにも認識いただいて各施策に取り組んでいただきたい。

(紺野委員)
 先ほど、意見や質問は後ほどという話があったため、聞きそびれてしまったことがある。この場をお借りして疑問を解消させていただきたい。資料4「第二期柏市子ども・子育て支援事業計画の見直し(案)」へのパブリックコメントの意見と市の考え方において、意見番号3・4の柏市子どもの貧困対策推進計画に対する意見に対する市の考え方の回答が、拝見しても具体的なものが見えてこない、わかりにくいと感じた。

(こども部次長兼こども福祉課長)
 この部分については、とてもわかりにくくなっている。その理由としては、第二期柏市子ども・子育て支援事業計画に対するパブリックコメントの中で、それとは別の計画についてご意見をいただいているためである。具体的には、柏市子どもの貧困対策推進計画に対してご意見をいただいており、柏市子どもの貧困対策推進計画も第二期を策定予定であるため、この記述は柏市子どもの貧困対策推進計画の第二期計画の中でお示ししていくという内容になっている。
 柏市子どもの貧困対策推進計画の第二期は令和7年度から開始できるように準備を進めている。子ども家庭庁が創設され、こども基本法が制定されて、国の施策の基になる大綱が動いている。子どもの貧困対策・少子化社会対策などの3つの大綱が一つになりこの秋に制定される予定であるため、それを含めて令和7年度に第二期柏市子どもの貧困対策推進計画が策定できるように進めているところである。

(紺野委員)
 現在の柏市子ども・子育て支援事業計画は、直接子どもを支援するよりは、子育てを支援する内容になっている。今後市民にヒアリングを行う際は、お子さんに直接意見を聞くとよいと思う。そうすることで子どもの想いをくみ取った支援事業計画ができると思うので検討していただきたい。

(山田委員)
 本会議では、柏市保育のあり方に関する基本方針について注目していた。公立保育園が老朽化していく中で、地域の中心に新しく公立保育園の基幹園が配置され、その周りに私立保育園やこども園が配置されていくイメージでいるが、今後具体的にどのように計画が進んでいくのか、注目している。

(水野委員)
 この会議を通じて、子育て支援に対して様々な人の考え方や想いがあり、簡単に決められる内容ではないと改めて考えさせられる機会となった。今回のパブリックコメントを拝見して、質問や意見は詳細に調べてあって鋭い内容となっており、それに対して柏市もしっかり受け止めながら対応していると感じている。

(奥倉委員)
 柏市私立認可保育園協会の事務局を務めているが、パブリックコメントを拝見して、正直コメントについては、驚きというかショックであった。公立保育園がとても信頼されていることを実感し、私立保育園も良い保育をしているところがたくさんあるが、それを市民に伝えられていないと感じた。これから私立保育園の信頼を底上げしていかなければならないと思う。

(野妻委員)
 中学生と小学生の子どもがおり、おやじの会でイベントに関わっていて、柏市ではどのようなこども政策が行われているか興味があり参加した。今までは柏市の市政について結果だけを聞いて、それに対していろいろな想いを抱いていた。民間では、組織の中だけで決定して、トップダウンで降りてくる形だが、市政では、ひとつのことを決めるのに、素案を出して審議を行い、市民の意見を聞きながら修正していくため、時間と期間がかかることを実感した。今まではもっと早く決められないのかと考えることもあったが、流れを知って理解することができた。
 委員になってからは、柏市のホームページをよく見るようになり、市政について興味を持つ機会が増えた。これをきっかけに柏市のことをもっと知って、子育て関係を含めて柏市の役に立てればよいと思う。

(秋田委員)
 主任児童員をしており、保育園と連携して取り組んでいるが小学校との連携が難しい。貧困、問題のあるお子さんをどうやったら小学校につなげていけるか奮闘している。ルーツが海外にある家庭や貧困家庭は、保育園にも通わせていない。一人一人取りこぼさずに目をむけて欲しい。
 永楽台児童センターから声があったのでお伝えする。今年から避難訓練を再開し、2階から1階に逃げる訓練を行ったがとても大変であった。おんぶすると子どもは泣き叫び、階段での避難中に他の利用者と混ざってしまう。実際に震災が起きた際に対応が難しいのではという話になった。今まで何回も児童センターの部屋を1階にするよう市の職員の要望しているが、その時はわかりましたと返事があっても、しばらくすると担当替えがあり、新しい職員に要望した内容が引き継がれていないことがよくある。本当に震災が起きたときに対応できるのかを鑑みて児童センターを運営して欲しい。

(西藤委員)
 第二期柏市子ども・子育て支援事業計画について、私自身は計画創設時も委員として関わらせていただいた。当時のことを思い返すと感慨深い。
 コロナ禍により創設当時と環境が変わっていきている中で計画が進んでいるが、最初に策定した支援事業計画に盛り込まれた一時預かり事業のはぐはぐポケット中央がその支援事業計画に則って具現化されて、子育て支援として一時預かりやフリースペースでの親子の交流に寄与していることを身に染みて感じている。残りの在任期間の責務を全うすると共に、行政施設であるはぐはぐポケット中央の運営を使命感を持って取り組み、支援事業計画に寄与していきたい。

(寺本会長)
 私も西藤委員と同様、柏市子ども・子育て支援事業計画の創設時から参加している。他の委員からも意見があったように、計画の策定にはすごく時間がかかるということを実感している。みんなで意見を出し合って参画していく中で多様な立場からいろいろなご意見を伺い、改めて肝に銘じなければならないと感じている。
 時々刻々と事態が変化しており新しい課題が生じる中で、すべての柏の子ども達のことを柏市民である私たちで一緒に考えていくという大変意義のある話し合いの場になったのではないか。

(事務局)
 皆様からのお考え・想いを改めて聞かせていただき、励みにするとともに、今後の子育て支援・ひいては子ども達のために努めていく。

傍聴者

4名

次回開催予定

令和5年5月頃

 

お問い合わせ先

所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

電話番号:

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