更新日令和5(2023)年11月13日

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令和5年度柏市健康福祉審議会第2回児童健康福祉専門分科会会議録

開催日時

令和5年10月20日(金曜日)午後1時55分から午後3時15分まで

開催場所

柏市役所分室1第1会議室

出席者

委員(敬称略)

秋谷正、石橋真理子、大塚紫乃、川野優、水野誠志、村上広子、望田八重子

議事

  1. (仮称)子ども・子育て支援複合施設条例の制定について
  2. 幼稚園型認定こども園、幼保連携型認定こども園、保育所及び地域型保育事業の設置の認可に係る意見聴取について
  3. (仮称)柏市送迎保育ステーション事業の概要について
  4. 公立保育園再整備の検討について
  5. 第三期柏市子ども・子育て支援事業計画に係るニーズ調査(調査項目案)について
  6. (仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの開設準備状況について

議事等(要旨)

事務局より、資料1~6に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

1.(仮称)子ども・子育て支援複合施設条例の制定について

(秋谷委員)

条例案第9条に規定されている標準時間、延長時間について伺いたい。

(保育運営課)

午前7時から午前9時と午後4時から午後6時を標準時間、午後6時から午後7時を延長時間とすることを予定している。

(望田委員)

私はひとり親家庭に関する審議にも参加している。ひとり親家庭の親は土日も働いているが、休業日は変更できないのか。

(こども政策課)

開設時間や休業日等は、条例制定後に施行規則にて定めることとしており、資料に記載している休業日は、現時点の案としてお示ししたところである。施設の各機能によっては、土日のニーズもあろうかと考えるが、人材確保や財政負担、施設管理面など総合的に検討した結果、開設時点ではお示しした案での運用が現実的と捉えているところである。今後、施設を運営していく中で、改めて利用者ニーズや要望などを収集しながら、引き続き検討していきたい。

(水野委員)

乳幼児一時預かりの定員は定まっているのか。

(子育て支援課)

1時間あたり10名である。開設時間は、午前9時から午後5時までを予定しており、それそれ必要な時間にお預かりできるようにしている。

(大塚会長)

定員は施行規則にて定められるのか。

(子育て支援課)

御認識のとおりである。ただし、規則を作成していく過程で、定めること、定めないこともあるため、引き続き検討していく。

2.幼稚園型認定こども園、幼保連携型認定こども園、保育所及び地域型保育事業の設置の認可に係る意見聴取について

(川野委員)

「特別の事情がある場合を除き園舎は原則として2階建て以下」との記載があるが、特別の事情とはどのようなものか。

(保育運営課)

想定として、駅周辺等の敷地面積の確保が難しい場所での整備については3階建てを認める場合がある。

(秋谷委員)

資料9ページから12ページの関係性について伺いたい。また、令和6年4月1日開園又は移行予定の施設について、地域住民への説明などは行っているのか。

(保育運営課)

資料9ページ内、「量の見込み」は保育を必要とされている方の人数、「確保方策」は量の見込みを満たすための利用定員数を示している。この数量は、市の事業計画策定時の人口推計等を基に定めており、令和5年度整備においては、保育所4園、小規模保育事業A型3園程度を公募したところである。その結果選定された事業者を資料12ページに記載しており、11ページではグラフにて遷移数等をまとめている。また、地域住民への説明については、整備事業者として選定時に1回、工事着工前に1回の計2回行っており、個別訪問や資料投函にて説明を行ったが、特段の御意見等はいただいていない。

(水野委員)

量の見込みについて、北部は増加しているが、その他の地域は減少している。この状況を踏まえ、申し込みのあった園に対して、市として意向等を示しているのか。また、減少傾向にある地域で申し込みがあった場合には、どのように対応しているのか。

(保育運営課)

保育施設等の公募については、人口推計や入園申し込み状況等を勘案しながら、慎重に整備を進めているところである。令和5年度整備においては、優先地域を設定するなどにより整備が必要な地域への誘導などを実施しており、4回目の公募では南部地域に限定して行ったところである。

3.(仮称)柏市送迎保育ステーション事業の概要について

(秋谷委員)

この事業は、小規模認可保育事業所等を卒園し、入園先のない子どもたちを、3歳児以降でも通園できる園へ繋ぐといったコンセプトで行うことを第一の目的としているということでよいか。

(保育運営課)

働く保護者の利便性向上を第一の目的としている。柏駅の周辺は、新たな保育所や認定こども園を設置できる場所がほとんどないという課題があるが、送迎保育ステーション設置による利便性の向上と併せて、この課題を解決できないか検討を進めてきたところである。なお、小規模認可保育事業所等の卒園児については、現在も卒園後の入園先として連携園を設定しており入園先は用意されているが、連携先が幼稚園の場合、働く保護者のニーズに合わず保育所などを希望する保護者が苦労しているといった話も聞いていることから、入園先の選択肢を増やすという意味で検討を進めているところである。

(大塚会長)

この事業の対象を認定こども園や認可保育園とした理由について伺いたい。

(保育運営課)

幼稚園においても、通常日課後に夕方までの預かりといったサービスを行っており、働く保護者のニーズに応えていただいているものと認識している。しかしながら、夏休みや冬休み、平日に行なわれる行事などを理由に、保護者の方が認定こども園や認可保育所を希望する傾向にあることを踏まえ、検討を進めてきたところである。

(石橋委員)

3階まで子どもを預けに行くのは大変だと思う。また、日中、この施設はどのように利用されているのか。

(保育運営課)

当初は1階で行うこととして検討していたが、複合施設であることから各機能のバランスなどを踏まえ、3階にて行うこととした。また、日中の活用方法については検討中である。当面は、送迎保育ステーションを安全に利用できることに注力して準備していきたいと考えている。

4.公立保育園再整備の検討について

(水野委員)

再整備とは、建替えを意味するのか、リフォームのような改修を意味するのか。また、障がい児保育では、精神的な問題を抱える子どもが多くなっているように思えるが、このような子どもたちへの施設改修を考えているのか。

(保育運営課)

延命措置の必要性や園の広さなどを総合的に勘案して、建替えとするか、改修とするか検討を進めている。2点目の障がい児保育について、柏市では、全ての保育園、認定こども園で保育することとしており、この方向性に変更はない。公立保育園は建築年が古い園が多く、その当時の考え方で建物が設計されており、障がい児保育を行いにくい構造となっている園もある。現在は、保育士の努力でカバーしているが、再整備に当たっては保育しやすい環境を整備すべく検討を進めている。

(水野委員)

保育ニーズが減少していく中で、税金を使用した園の建替えなどについてどのように考えているか。

(保育運営課)

公立保育園に係る再整備の基本方針は、柏市保育のあり方に関する基本方針において定めている。保育需要が高い局面においては公立保育園の再整備を検討し、保育需要が低い局面においては公立保育園の統廃合を検討することとしている。公立保育園は定員の調整機能という役割も担っており、需給のバランスが崩れないように再整備を検討をしていく。

(大塚会長)

障がい児保育について、各園での受け入れ方法などの状況について伺いたい。

(保育運営課)

入園申し込みの際、保育運営課の看護師や保育士と面談を行いながら実施している。お子さんの状態によっては、保育士の確保や設備などを理由に希望の園に入園できなかったり、入園をお待ちいただている状況もあるが、出来る限り保育できるよう努めているところである。

5.第三期柏市子ども・子育て支援事業計画に係るニーズ調査(調査項目案)について

(大塚会長)

調査対象数の増加、放課後の居場所に関する事項が追加されたなど、関心を持っている。次回審議会において、結果を伺いたい。

6.(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの開設準備状況について

(秋谷委員)

この事業での若者とは、どの年齢層を対象としているのか。また若者に対して、どのような支援を提供する予定であるのか。

(こども支援室)

施設には「中高生世代の居場所」と「若者の相談居場所」という機能を設ける予定である。「中高生世代の居場所」は、議題1にて説明のあった生涯学習部にて検討しているものと同様のものとする予定である。「若者の相談居場所」は、こども福祉関連であり、不登校や一時保護後に家庭復帰した場合など、要支援児童等の居場所と想定している。先の児童福祉法改正においてもこのような居場所づくりが事業化されている。年齢については、こども家庭庁では「子ども」の年齢を特別定めていないが、困難を抱える子どもに必要な支援が行えるよう取り組んでいきたい。

傍聴者

2名

次回開催予定

令和6年2月8日開催予定

資料

お問い合わせ先

所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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