更新日令和5(2023)年8月18日

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令和5年度柏市健康福祉審議会第1回児童健康福祉専門分科会会議録

開催日時

令和5年7月21日(金曜日)午後2時から午後3時25分まで

開催場所

いきいきプラザ研修室2階会議室

出席者

委員(敬称略)

秋谷正、石橋真理子、岩田久美、大塚紫乃、川野優、水野誠志、村上広子、望田八重子、山田聡

議事

(1)(仮称)子ども・子育て支援複合施設条例の制定について(議事)

(2)(仮称)子育て支援施設設置に関する条例の制定について(議事)

(3)(仮)柏市送迎保育ステーション条例の制定について(議事)

(4)公立保育園再整備の検討について(議事)

(5)第三期柏市子ども・子育て支援事業計画の策定準備について(報告)

(6)(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの開設準備状況について(報告)

議事等(要旨)

事務局より、議事(3)「(仮)柏市送迎保育ステーション条例の制定について」に関して、当初想定していた条例案の構成に変更が生じたことから、議事(1)の「(仮称)子ども・子育て支援複合施設条例の制定について」に議題(3)を組み込むことを説明した。また、資料1~5に基づく説明の後、質疑応答及び意見交換を行った。

(1)(仮称)子ども・子育て支援複合施設条例の制定について

(水野委員)

4階図書スペースの主たる利用者は小学生である思うが、幼児用絵本などがあるとよいと考える。1階や2階の利用世代との繋がりや、兄弟での図書スペースの利用など、幼児・小学生が利用できるよう検討していただきたい。

(こども政策課)

詳細は生涯学習部にて検討しているが、本をツールとした交流や学びを創出するため、未就学児やその保護者、中高生等の利用があることも想定して検討を進めていると聞いている。

(山田委員)

議題(3)を議題(1)に組み込むことになった詳細について伺いたい。

続いて、小学校2・3年生が一人で施設を利用する場合などを考えると、各階ごとに閉館時間を設定する方がよいのではないか。こどもが非行に走るといったことも懸念される。

また、本施設については、3部で管理することとされているが、この条例の所管課は、どの部署となるのか。

(保育運営課)

議題(3)を議題(1)に組み込むことについては、送迎保育ステーションを先行して開設するため、当初は条例を分けて制定する予定であった。法務部門と協議していくなかで、柏市全体としての他の条例とのバランスや、施設各階での共通部分があることなどを踏まえ、一体的に制定することとした。

また、条例での送迎保育ステーションに関する規定は、営業時間、定員、利用料、禁止事項などを想定している。

(こども政策課)

閉館時間については、ご意見のとおり、利用者の安全面や利便性などを考慮し、各階の機能ごとに変える方向で検討しており、規則で定めていく予定である。条例所管部署については、こども部が所管する予定である。本施設は、機能ごとに順次開設していくことになるため、条例についても新たな機能の開設のタイミングで改正を行う予定である。

(秋谷委員)

送迎保育ステーションの形態や対象範囲の想定について伺いたい。

また、条例改正を行うとのことだが、生涯学習部など他部署所管分の扱いについては、どのように行っていくのか。

(保育運営課)

送迎保育ステーションの形態などについて、流山市が行っている1つの拠点から市内全域への送迎保育を行うといった形態をイメージされているかと思う。柏市では、送迎保育ステーション内に預かりスペースを3か所設置し、3つの法人に事業を委託することを検討している。受託した3つの法人が、それぞれが運営する園にお子さんを送迎して、日中は園で保育を受ける想定である。また送迎時間は、30分程度とする方向で検討している。

(こども政策課)

条例自体の所管部署はこども部を予定しているが、条例に規定する各階の機能の所管部署は生涯学習部をはじめ複数の部をまたぐことになる。今回の複合施設は、こども家庭庁が掲げる一体的な切れ目のない支援体制の考え方を踏まえ、部局横断的に一体的に取り組むこととしているため、サービスの提供に当たっては、部局間で連携を図りながら取り組んでいきたい。

(山田委員)

3つの法人に委託するとのことだが、受託する3法人だけがお子さんを預かるということか。

(保育運営課)

ご認識のとおりである。

(山田委員)

送迎保育ステーションを運営する法人が1つあり、その法人が市内の保育園などに送迎するといったイメージであった。現在の検討では、3つの法人の園に在籍しているお子さんのみが利用できるものになると思うが、どのような考えから3つの法人での送迎保育を行う方針としたのか。

(保育運営課)

柏駅周辺では大規模な認可保育園や認定こども園を整備するだけの土地がないといった特性があり、実態としては定員19名以下の0歳児から2歳児までを保育する小規模園が多くなっている。このため柏駅周辺にお住いの方は、0歳児から5歳児まで通える園に入園しにくい状況にあるが、小規模園は3歳児以降の通園先を改めて探す必要があることから、敬遠される傾向にある。

柏市全体の保育園等の空き状況をみると、0歳児から2歳児までについてはほとんど空きがなく、その一方で3歳児から5歳児までについては比較的余裕がある状況となっている。送迎保育ステーション事業は、働く保護者の方の利便性向上を目指した事業であるが、同時に柏駅周辺の課題の解決につながるよう、柏駅周辺と、駅から離れた場所にある3歳児から5歳児までに空きのある園とを結ぶ現在の検討内容に至ったところである。

(大塚会長)

具体的な運営方法については、条例の中では定められないという認識でよいか。

(保育運営課)

具体的な運営方法については条例では定めず、今後実施予定の運営事業者の公募や、保護者向けの案内などで定めていく予定である。

(2)(仮称)子育て支援施設設置に関する条例の制定について

(山田委員)

第7条の損害賠償については、故意でない場合も責を負うのか。

(子育て支援課)

協議の上、適切な対応を行っていく予定である。

(大塚会長)

条文(案)のやむを得ない理由があるときに含まれるといった認識でよいか。

(子育て支援課)

ご認識のとおりである。

(3)(仮)柏市送迎保育ステーション条例の制定について

議事(1)にて議論

(4)公立保育園再整備の検討について

(水野委員)

保育園、認定こども園の園児数は、徐々に空き定数が多くなってきていると認識している。公立園の建替などを検討していくなかで、私立園の運営がままならないといったことにならないよう、また、私立の保育園、こども園の経営状態を圧迫するといったことにならないよう検討していただきたい。

(保育運営課)

昨年度策定した「柏市保育のあり方に関する基本方針」においても、私立園を含めた市全体の保育が安定的に提供されるよう努めることとしている。十分に配慮した上で検討を進めていく。

(山田委員)

公共施設等管理計画における中長期的に優先的に取り組む事項として、規模の縮小や統廃合の下、検討することとされている。必要な施設については長寿命化工事などを行うことになると思うが、これを機に私立園が充実してきていることなどを考慮の上、行政が積極的にダウンサイジングを行うなど、計画策定を進めていただきたい。

(保育運営課)

市民サービスの低下、保育の質の低下を招かないように検討を進めていく。

(大塚会長)

過去の議論にて、公立保育園に求められる具体的な機能として、障害児などの多様なニーズに応えることとされているため、今後も議論していきたいと思う。

(5)第三期柏市子ども・子育て支援事業計画の策定準備について

(大塚会長)

子ども・子育て会議の内容についても理解しながら、本分科会について進めていきたい。

(6)(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの開設準備状況について

(秋谷委員)

他の場所にある「はぐはぐひろば」のように愛称なども検討しているのか。

(子育て支援課)

現在、青少年センターで行っている事業が「はぐはぐひろば若柴」、南部の沼南社会福祉協議会で行っている事業が「はぐはぐひろば沼南」という名称で運営している。青少年センターの閉鎖に伴い、柏たなかに機能を移転することとしているが、同様に「はぐはぐひろば○○」と名称をつけて運営していきたい。また、(仮称)柏市子ども・若者総合支援センターの開設後は、「はぐはぐひろば若柴」という名称で再開する予定である。

(山田委員)

2階に整備する施設の利用定員について伺いたい。

(こども支援室)

25名である。

傍聴者

1名

次回開催予定

令和5年10月20日開催予定

資料

お問い合わせ先

所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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