更新日令和4(2022)年3月4日

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令和2年度柏市健康福祉審議会第2回児童健康福祉専門分科会会議録

開催日時

令和3年2月15日(月曜日)

会議形式

書面審議

出席者

委員(敬称略)

大木恵子、川野優、鈴木美岐子、寺本妙子、平石久美子、平野準子、水野誠志、宮尾晃代、望田八重子、山田聡、渡邉直

議事等

1.柏市放課後児童健全育成事業設備運営基準条例の一部を改正する条例の制定について

2.柏市児童センター条例の一部を改正する条例の制定について

議事等(要旨)

1.柏市放課後児童健全育成事業設備運営基準条例の一部を改正する条例の制定について【議題1】

事務局により資料1の資料送付を行い、内容について質疑応答及び意見交換を行った。

(川野委員)有意義な資格だと思いますので、今回の改正で指定都市及び中核市の長が研修の実施者に加わることにより受講する機会が増えて良いと思います。

(学童保育課)今回の条例改正により、指定都市や中核市の実施する研修を修了されたかたも本市のこどもルームをはじめ、放課後児童健全育成事業所の放課後児童支援員として採用することができるようになり、放課後児童支援員の確保につながるものと考えております。

(鈴木委員)条例の一部改正について賛成です。学童保育の利用者が増加している中ですが、発達に課題のある児童、また、家庭環境や養育に課題のある児童等が増えていると感じています。特に入学当初や低学年時にスムーズに学校生活に移行できるよう、また、様々な学年児との関わり等、放課後のケアや家庭との連携、さらにその子が在籍する学校との連携や情報の共有、協働が重要であり、支援員のより高い専門性が求められていると思います。支援員認定資格研修に大いに期待しています。研修項目等、カリキュラムがわかるとありがたいです。

(学童保育課)特に配慮を要する児童を含め、すべての入所児童が安全に、安心してこどもルームで過ごせるよう、引き続き有資格者である放課後児童支援員をはじめとする指導員の確保と育成に努めてまいります。なお、放課後児童支援員認定資格研修のカリキュラムにつきましては、国のガイドラインに定められており、概要は別紙「放課後児童支援員に係る都道府県認定資格研修ガイドラインの概要」のとおりです。

(寺本委員)当研修について、柏市の現状を教えて下さい。具体的にカリキュラム内容についてもお願いします。

(学童保育課)現在、県内では、千葉県がエリアごとに年に数回ずつ、合計で年10回程度の研修を開催しており、本市のこどもルーム指導員や市内の事業所にお勤めのかたも県の研修を受講しております。今年度は柏市内で2回の研修が開催され、期日までに申込みをされた28人の方は全員が研修を受講できております。なお、放課後児童支援員認定資格研修のカリキュラムにつきましては、国のガイドラインに定められており、概要は別紙「放課後児童支援員に係る都道府県認定資格研修ガイドラインの概要」のとおりです。

(平石委員)子どもを「預かる場所」は社会的責任があり、常に安全な場所でなければならないと思います。放課後児童健全育成事業に従事する者の質を向上させるためには、研修を経て業務にあたることで「預ける者」の安心につながると思います。異議なしです。

(学童保育課)入所児童が安全に、安心してこどもルームで過ごせるよう、引き続き有資格者である放課後児童支援員をはじめとする指導員の確保と育成に努めてまいります。

(望田委員)有資格者等の採用は賛成です。ルームに通う子ども達への考え方、指導の仕方、個々の対応の仕方も変わってくるのではないかと思います。また、子ども達も家ではなくルームに帰って家と同じ様な感覚及び雰囲気で過ごせる環境を作ってくれると思います。児童心理等を勉強されたかたを望みます。

(学童保育課)よりよい保育を提供できるよう、今後も有資格者である放課後児童支援員をはじめ、こどもルームの指導員の確保と育成に努めてまいります。なお、放課後児童支援員認定資格研修では、子どもの発達や障害のある子どもへの理解、特に配慮を必要とする子どもへの理解等の内容もカリキュラムに組み込まれております。

(山田委員)国の政策により女性の社会進出が進み、都市を中心に共働き世帯が急増しています。一方で、学童クラブの整備や支援員の配置が急務となってきています。このことから、従来の都道府県が行う研修制度が身近な市町村に権限が移譲されることは、適正配置の支援員が増え安心して学童クラブに児童を預けられるものと考えます。ついては、研修回数や研修場所など条例の中身は不明ですが身近な場所で支援員の資格を取得できるのであれば必要な条例改正であると思います。

(学童保育課)本市におきましても、こどもルームを利用されるかたは年々増加していることから、保育室や保育を行う指導員の確保に努めているところです。こうした状況の中、今回の条例改正により、従来の都道府県が実施する研修に加えて、指定都市や中核市の実施する研修を修了されたかたも、本市のこどもルームをはじめ放課後児童健全育成事業所の放課後児童支援員として採用することができるようになることから、放課後児童支援員の確保につながるものと考えております。

2.柏市児童センター条例の一部を改正する条例の制定について【議題2】

事務局により資料2の資料送付を行い、内容について質疑応答及び意見交換を行った。

(川野委員)移転することについては安全性を考慮し、やむを得ないことだと思うので賛成です。今回のようにクラックや雨漏り等が判明していますが、保育施設においては定期的にチェックすることが決まっているのでしょうか。

(子育て支援課)建築基準法第12条により、公共施設等は1年に1回の建築設備定期点検、3年に1回の建築物定期点検など定期的にチェックすることが義務付けられております。

(鈴木委員)条例を改正することには賛成します。移転の理由は理解できますが、この移転は一時的な対策でしょうか。旧豊四季乳児保育園の園舎そのものが老朽化したために、保育園が現在の所に統合されたのではなかったでしょうか。乳児保育園が統合されたのは、老朽化だけが理由ではないと思いますが、いかがでしょうか。

(子育て支援課)ご指摘の統合は主に(1)豊四季保育園(平屋建て・解体済み)の老朽化のため(2)0歳から2歳までと3歳から5歳までの分離解消を目的にしているためで、今回移転先となる旧豊四季乳児保育園は安全性の確認は取れております。現時点では未定ですが、関係部署との連携を図りながら、他の施設との複合化も将来の検討の一つと考えております。

(平石委員)老朽化に伴う移転はやむを得ないと思います。ここで疑問に思うことですが、移転後施設の建築年が昭和51年ということでやや古い建物のようですが、こちらはクラックや雨漏りの心配はどうなのでしょうか。また、豊四季台児童センター修繕の工事や立て直しなどは検討しないのでしょうか。異議なしです。

(子育て支援課)建築年としては近い建物になりますが、移転先の旧豊四季乳児保育園は「鉄筋コンクリート造」であり、現在の児童センターは「コンクリートブロック造」のため、安全性はより高まるものと考えています。児童センター「個別施設再編方針」や「個別施設再編アクションプラン」に基づき、検討することとしており、現在の豊四季台児童センター自体は取り壊し等含めて今後、検討、協議していきます。

(山田委員)児童館(センター)は、0から18歳未満までの子どもたちが自由に利用することができる施設であることから、老朽化に伴う施設の危険性から子ども達の安全を配慮して移転することには理解できます。ただし、移転先の豊四季保育所は、乳幼児施設であることから、児童及び生徒は、運動量があるので施設のエリアをしっかりと分けることを望みます。移転計画について、平成31年3月に策定した「柏市公共施設等総合管理計画、個別施設再編方針、4-2-6柏市子育て支援施設」の記載では、「豊四季台児童センターについては、規模の『縮小』を図り、豊四季台団地建替えに伴うUR都市機構の面整備にあわせて、新たな場所に『移転+複合化(建替)+廃止(既存施設)』を行う。なお、複合化の対象施設については、豊四季台近隣センター、図書館豊四季台分館、豊四季台老人いこいの家を想定する。」としています。計画との乖離を分かりやすく丁寧に御説明されることを望みます。また、公共施設の移転、集約に伴う市民の意見(パブリックコメント)はどのようにされたのでしょうか。

(子育て支援課)移転先の豊四季乳児保育園での利用エリアについては、プレイルームなど広い場所は小学生以上に利用していただくことや、乳幼児親子へは専用スペースを安全に提供できるように努めていきます。移転計画についてですが、個別施設再編方針に示されている第1期計画をより具体化した「個別施設再編アクションプラン」では「複合施設が整備されるまでの間は、廃止された豊四季乳児保育園へ令和3年度を目途に移転し、当該施設を暫定的に使用する。」と明記されており、計画の方向性に向かっての暫定措置と御理解ください。したがって、移転・集約に伴うパブリックコメントについては、方向性が固まりましたら他部署とも連携しながら調整していきます。

次回開催予定

令和3年7月頃

資料

令和2年度柏市健康福祉審議会第2回児童健康福祉専門分科会次第【書面開催】(PDF:105KB)

資料1)柏市放課後児童健全育成事業設備運営基準条例の一部を改正する条例の制定について(PDF:127KB)

資料2)柏市児童センター条例の一部を改正する条例の制定について(PDF:110KB)

放課後児童支援員に係る都道府県認定資格研修ガイドラインの概要(PDF:737KB)

はぐはぐ☆子育て応援フォーラム柏2021(PDF:1,405KB)

 

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所属課室:こども部こども政策課

柏市柏5丁目10番1号(本庁舎別館3階)

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