市による市内農産物の放射性物質検査の流れについて

最終更新日 2011年9月9日

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このページの情報は、平成27年度以前のものになります。

農産物の放射性物質簡易検査はこのように行われています。

 市が実施する農産物の放射性物質簡易検査について、どのように行われているのかといったお問い合わせを多く頂いております。そこで今回、検査の流れについてお知らせしたいと思います。

 農産物の放射性物質簡易検査は、大きくわけると「サンプリング(試料の採取)」と「放射能測定」の2つの作業工程からなります。

サンプリング(試料の採取)

  まず、サンプリングについて説明します。

 市内全域を北部、中央、南部、手賀沼周辺の4つの地域に分け、農産物の生産状況を把握しながらJAや直売所などの農業関係者と調整し、採取する地域や品目などの選定作業を行っています。  

 そして、選定した圃場へ農政課職員が出向き、播種時期などの基本情報を生産者の皆さんから直接聞き取りをした後、試料となる農産物を採取して計量していきます。

 採取した試料は、その日のうちに検査室へ運び込み、検査の順番になるまで保冷庫の中で一時的に保管しておきます。

(1)選定した圃場の風景(栽培品目はナス)

(2)左の写真の圃場で採取したナスを計量しているところ。

サンプリング1 サンプリング

(3)選定した圃場の風景(栽培品目はネギ)

(4)左の写真の圃場で採取したネギを計量しているところ。

サンプリング風景3 サンプリング風景4

(5)採取した試料は、その日のうちに検査室へ運び込みます。

(6)検査室入り口

検査室入り口 検査室入り口2

(7)放射性物質による汚染を防止するため、入室の際は土足を履き替えます。

(8)この保冷庫の中に採取した試料を一時的に保管します。

スリッパ 保冷庫

放射能測定

試料の前処理 

 次に放射能測定について説明します。

 測定を実施する前には「試料の前処理」が必要になります。

 農産物の測定前の処理方法は、測定結果の評価に非常に重要であるため、厚生労働省が定めた「緊急時における食品の放射能測定マニュアル」 の中では、主として食品衛生法における『食品、添加物等の規格基準』の試料の調製に従って行うこととされています。

 また、前記の規格基準に記載のない試料については、文部科学省放射能測定シリーズ24「緊急時におけるガンマ線スペクトロメトリーのための試料前処理法」 に準じて行います。

(1)検査室
検査室全景
(2)試料を洗浄する流し場です。

(3)試料の洗浄水は、ポリバケツへ採って一時保管し、検査終了後に問題がないことを確認してから処分します。

シンク1 シンク3
(4)試料は、ほこりや土などをよく洗い流します。

(5)前処理に使用する道具は、試料間で汚染が拡散することを防ぐため、洗浄などの手入れがしやすい道具を用います。

洗浄 前処理場所
(6)洗浄後、キッチンペーパーなどを使って水気をしっかり拭き取ります。

(7)根や皮など(非可食部)を取り除き、細かく刻ざんでいきます。

水気の拭き取り 試料カット
(8)試料を専用の測定容器に隙間なく入れます。

(9)フタを閉め、容器の口をビニールテープでしっかり留めてから検査日と試料番号を記入します。

試料充填 試料充填完了

(10)さらに、漏れた試料が測定器内に直接触れないよう、チャック付ビニール袋へ入れます。

(11)試料の性状にあわせて、色々な道具を使いながら前処理を行っていきます。

試料充填ジップロック 前処理ハンマー
(12)調製した試料 (13)調製した試料
完成試料 農産物の前処理

放射能測定

 いよいよ農産物の放射能を測定するわけですが、市では「NaI(Tl)シンチレーションスペクトロメータ」という測定器を使用しています。通常、市が行っている測定条件などは「市による市内農産物の放射性物質検査結果 内部リンク」を御覧下さい。 

(1)検査環境を安定した状態に保ち、測定値のばらつきを低減するため、24時間検査室の温度を一定に保っています。(25度管理)

(2)前処理、測定、分析の各工程で必要となる参考図書など。
測定器設置全景 参考図書

(3)放射能測定器の外観です。この装置は、セシウム-137や塩化カリウムなどの既知の線源を用いて、エネルギー校正 (キャリブレーション) を正しく行うことにより、信頼性の高い測定値を得ることができます。

(4)内部は、厚さ50ミリの鉛の遮蔽により、宇宙放射線などの環境放射線といった外的要因を低減しています。(総重量約200kg)

測定器アップ 測定器内部
(5)試料を量る電子天秤です。

(6)解析機器。ガンマ線のエネルギーデータを統計処理するためのソフトウェアがインストールされています。

電子天秤 解析PC

(7)前処理を行った試料の重さを電子天秤で量り、測定器にセットします。

(8)試料がセットされた状態。
試料セット 試料セット完了

(9)解析機器に基本情報を入力し、測定を開始します。より精度の高い測定値を得るため、現在行っている検査は1時間測定で実施しています。

(10)検査結果の判定は、市のアドバイザーである株式会社アトックス技術開発センターの技術者の方々を交えて、ガンマ線のエネルギースペクトルや統計処理された測定値を確認しながら行っています。

測定開始 スペクトル

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