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勤務サイクル
消防署の勤務形態は、災害に24時間対応する「交替制勤務」と、朝から夕方までの「毎日勤務」の2形態に分かれています。
交替制勤務
「消火隊」や「救急隊」などの部隊に所属している消防職員で、2交替制24時間勤務の当直勤務です。(指令センターの職員は、3交替制になります。)
1日の勤務の流れ
出場要請がない場合は、災害時に備えつつ、訓練や地理や水利(消火栓や防火水槽など)調査、事務処理などを行っています。
勤務中は消防署を離れることができないため、食事は自炊もします。作っている途中や食事中に出場要請があると、そのまますぐに出動します。
勤務交替、体操
当番日は交替で始まります。車庫前に整列し、人員の確認を行い、前日の当務員から任務を引き継ぎます。
その後、体操を行い、体をならし災害出動に備えます。
車両及び資器材点検、整備
車両のウィンカーやライト、サイレンの作動点検をはじめ、車載の空気呼吸器やエンジンカッター、ホースカー、救急資器材などさまざまな道具を実際に動かしてみて、正常に作動するかを確認します。
ミーティング
職員で共有すべき情報の周知職員や、前日の当務員からの引継ぎ内容を共有します。また、その日の予定や注意事項を確認し合います。
訓練、地水利調査、防火(救急)指導
火災や救急を想定した訓練を行います。
地水利調査では管内の道路等の状況や消火栓、防火水槽が有効に使用できる状態であるか確認調査します。
小・中学校や事業所、町(自治)会等に、消火器の使い方や119番通報の訓練、応急手当など、防火や救急に関する意識を高めてもらうために出向いています。
事務処理
火災予防、警防、救急などの担当に分かれ、それぞれ事務を行います。
火災予防等に関する市民の方や企業などからの打合せや、防火、救急講習会の受付などを行っています。
2交替制勤務の1サイクル
14日間を1サイクルとして週休2日制の勤務です。
「1.当番2.非番3.当番4.非番5.当番6.非番7.週休8.週休」と「9.当番10.非番11.当番12.非番13.週休14.週休」を繰り返します
勤務時間は、当番は午前8時30分から翌日午前8時30分までです。
月間スケジュール(例)2020年4月
毎日勤務
消防局や消防署所において総務業務、火災予防業務、警防業務、救急業務などの事務等を担当している職員が多く勤務しています。
1日の勤務の流れ
各担当により仕事の内容が異なりますが、火災予防の業務を例にすると、建物や設備の場所へ出向き、検査や事務処理を行ったりしています。
危険物施設や建物などの検査
危険物施設(工場やガソリンスタンドなど)、建設工事中や工事完了時の建物が、防火に関する基準を満たしているかどうかの検査、指導等を行います。
来庁者、電話対応
届出や申請の受付のほか、建物の新築・改修等に伴う事前相談に訪れる設計・施工業者との打合せや指導を行います。ほかにも防災に関する相談なども行います。
火災予防査察
すでに使用されている建物へ立ち入って、消防用設備等の設置・維持管理の状態や避難経路の管理状況などを確認します。
毎日勤務のスケジュール
週休2日、平日5日勤務が毎日勤務のスケジュールです。
月間スケジュール(例)
毎日勤務(例)2018年3月(補足)土日・祝日はお休みになります。
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