教えて!先生~柏の学校あれこれ~

更新日 2017年3月22日(水曜日)

36時間目「家庭訪問って、何を話したらよい?」

 同じクラスの仲間と学校生活を過ごすのもあとわずかとなりましたね。
 3月24日(金)には、今年度最後の通知表をもらいます。実は、その通知表は、学年の修了証書にもなっていることを知っていましたか。もしかしたら、修了を認められていないってこともあるかも!?
 という冗談はさておき、通知表の中身だけでなく、裏表紙の修了証書を確認し、1年間のがんばりを振り返ってくださいね。こんにちは、KASHIWA先生です。

 さて今回は、来年度初めて入学する保護者の皆さんに、「家庭訪問」についてお話ししたいと思います。
 ところで、家庭訪問というと、皆さんは何を思い浮かべますか。

  部屋を見られたら一大事。家族みんなで大掃除した とか。
  大好きな先生に手作りケーキを食べてもらいたくて、用意した とか。
  先生が来ても恥ずかしくて出られず、部屋の中に閉じこもり息をひそめていた とか。

思い出はつきないのではないでしょうか。

家庭訪問には、2つの種類があります。
1つは、4月下旬から5月初旬にかけて実施される年間計画に位置付けられたもの。
そしてもう1つは、不登校や大きな病気・けがによる長期欠席、問題行動など、特別に配慮を必要とする児童・生徒に、必要に応じて実施されるものです。
どちらも、保護者の皆さんとの懇談を通して、子供の健全な成長に向け連携協力を強化するとともに、子供たちへの理解を進め、教育活動に生かしていくことが目的です。
今回は、年間計画に位置付けられている春の家庭訪問にスポットをあてて紹介しますね。

4月に実施される家庭訪問。これには、先に説明した目的に加え、子供たちの家の場所や地域の特色、通学路の安全を確認することも目的としています。何かあった時には、すぐに駆けつけられるよう、下見を兼ねているのですね。

写真
入学式後には、学区のどの辺りに家があるか、
地図にシールを貼っていただいています。
子供たちが住む地域を確認する最初の機会となります。



いざ先生が家に来た時に、何を話せばいいのかと、心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。
担任の先生は、子供たちに出会ってからまだ1か月も経たずに家庭訪問をしていますので、実際は子どもたちのことをまだあまり深く知らない状態です。よって、先生が一方的に話す場というよりも、保護者の皆さんからお子さんの情報を聞いて理解につなげようとしている場、としていることが多いです。これにより、学校で的確な指導や支援をすることができるのですね。

では、保護者の皆さんはどのような話をすればよいのでしょうか。
小学校低学年でいえば、学校の様子を家でどのように話しているか(楽しんでいるか、嫌がっているか)、また、家での学習の様子や、放課後の交友関係などを話すとよいでしょう。
小学校高学年でいえば、林間学校や修学旅行のなどの宿泊学習がありますので、宿泊上で配慮してほしいことは、必ずこの段階で伝えておきましょう。
中学校では、高校進学がありますので、受験について(進学するのかしないのか、希望校はあるのか、など)を話しておくとよいでしょう。

家庭訪問というと、家の中に上がるイメージがあると思いますが、最近は、家の中には入らず、玄関先での家庭訪問も増えています。授業時数増加の関係もあり、昔ほど長く家庭訪問の日数を取っていない学校が多いです。すると、先生方は1日に十数件の訪問を予定することもあり、次のご家庭を待たすことなく訪問するためにも、ご家庭に時間をとらせない玄関先の訪問が効率的なのかもしれませんね。

家庭訪問は、「訪問時間が来るまで時間が拘束される」「プライバシーまで入り込まないでほしい」「家で話す必要性を感じない」など、好意的でないご意見を持たれている方もいるかもしれませんが、子供たちが住む地域を確認し、保護者の皆さんとざっくばらんにお話をすることは、子供たちを理解するために大変意義あるものですので、先生方は疲れも何のその、スマイルで頑張っています。 

私もかつて家庭訪問をした時には、子供が玄関先で待ってくれていたり、次の訪問先まで案内してくれたり、宝物を見せてもらったりと、学校では見せない一面を見て理解が深まったという記憶があります。また、子供の教育について熱く語り合ったり、突然の雨で傘を貸していただく優しさに触れたりする中で、保護者の皆さんとの関係づくりにもつながった記憶があります。

「家庭訪問って面倒だなあ」と思われがちですが、先生と親交を深めたり、教育への不安を解消したり、学校の様子を詳しく知ったりすることができるチャンスととらえて、先生を迎えてみてくださいね。

更新日 2017年3月15日(水曜日)

35時間目「通学路(ルート)はなぜ決めるの?」

今週は、柏市の全小中学校で卒業式が行われています。
小学校6年生、中学校3年生の皆さんは、通った学校で良い思い出ができましたか?
保護者の皆さんも、お子さんの成長を嬉しく頼もしく思う一方で、時が経つのは早いものだと感じているのではないでしょうか。
こんにちは、KASHIWA先生です。

 
卒業式といえば、登校しながら「毎日学校に通ったこの道を通るのも、今日で最後か・・」と寂しくなったことを思い出します。
しばらく経った今でも、その道を通ると「好きな子と一緒に帰ったな」とか、「ここで友達と喧嘩したな」とか、色んな思い出が蘇ってくるものです。
そこで今回は、学校への行き帰りに皆さんが使う道路のことについて、紹介していきます。


子供たちが登下校に使っている道路は「通学路」といって、学校が決めたルートです。
学校と一口に言っても、校長先生をはじめ学校の先生、PTAの役員や地域のボランティアなどが共同で、実際に現場を見たり、話し合ったりして決めているんですよ。
どんな基準で決めているかというと・・

①交通安全(交通事故にあわないように)
登下校時間帯の車の交通量はどのくらいか、交差点に信号機や横断歩道があるか、安全に歩ける歩道はあるか、など。
②防犯(犯罪に巻き込まれないように)
人通りはあるか、防犯灯や街灯があるか、緊急時に逃げ込める住宅やお店などがあるか、など。
③防災(災害にあわないように)
大雨が降ると冠水する場所や、崩れそうな崖などがないか、など。

これらのことに注意して、現状で最も安全と思われる道路を通学路にしています。
ですから、子どもたちが好き勝手に自由な道を歩くのではなく、学校が決めた道路を歩くことで、危険が少なくなると考えられますよね。
しかし、実際には、交通量が多い箇所や歩道が狭い箇所など、様々な危険は残っています。
ですから、横へ広がったり、ふざけたりせず、車や自転車などに気をつけて歩くことがとても大切です。

具体的には、子供たちには次のことに気をつけてほしいと考えています。


1 信号が青であっても、左右を確認し、十分に安全を確認してから道路を横断すること。
2 道路への飛び出しはしない、歩道上であってもふざけたり押し合ったりしないこと。
3 渋滞している車の間を通って道路を横断しないこと。
4 自転車の正しい乗り方、交通ルール、マナー等を学び、自転車の点検整備をすること。
5 自転車は「自転車安全利用五則」にしたがって運転すること。
 (1) 自転車は車道が原則、歩道は例外です。
 (2) 車道は左側を通行すること。
 (3) 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行すること。
 (4) 安全ルールを守ること。
 (5) 13歳未満の子はヘルメットを着用すること。
6 交差点では、大型車が左折する時に巻き込まれる可能性があるので、道路から離れた位置で待つこと。
7 住宅街等の交通量が少ない道路であっても、道路上では遊ばないこと。


いかがでしょうか。
ご家庭でも、これらのことに気をつけて、いつも身の回りに注意しながら登下校するよう、お子さんと改めて確認し合ってみてください。

見守り
見守ってくれる人がいるおかげで,
安心して通学できます。


通学路では、先生や地域のボランティアの方々が、いつも子供たちを見守っていますが、広い通学路すべてをカバーできる訳ではありません。
子供たちを交通災害や犯罪から守るためには、多くの人の目が大切です。
子供たちが安全に登下校できるよう、保護者の皆さんに、ぜひ登下校時の見守りに積極的にご参加いただけると嬉しいです。

更新日 2017年3月8日(水曜日)

34時間目「時間割ってどうやって作るの?」

もうすぐ進級、入学の時期となり、子どもたちは、新しい環境に「毎日体育の授業があるかな」「算数が苦手だから1時間目にある曜日は少しゆううつになりそう」など、期待と不安でいっぱいではないでしょうか。
こんにちは、KASHIWA先生です。

さて、みなさんは、時間割にどんな思い出がありますか?私は、いつも好きな科目の時間割に一喜一憂していました。
たいてい4月の始業式に配られます。ランドセルのふたの裏側に入れたり、自分の机の前の壁に貼ったり、あるいは同じ教科を同じ色で塗ってデコレーションしたり…。毎日、翌日の持ち物をそろえるのに欠かせない表ですよね。
一見、国語や算数などの教科がバラバラに並んでいるように見えますが、この1枚の時間割ができるのにもいろいろな決まりや手続きがあるんですよ。今回は、この時間割がどのようにできあがるのかをお伝えします。

まず、お手元に時間割がある方は、どれか一つの教科を決めて数を数えてみてください。例えば小学校1年生の時間割の場合、国語の数を数えると9個あると思います。この個数も「学習指導要領(※1)」によって決められています(下の表参照)。学校の1年間は35週(1年生は34週)とされています。
(※1)学習指導要領・・・全国のどの地域で教育を受けても、一定の水準の教育を受けられるようにするため、各学校で教育課程(カリキュラム)を編成する際の国が定めている基準

学習指導要領の時間割
学習指導要領に定められている各教科の年間学習時間


例にあげた小学校1年生の国語は1年間に306時間以上学習しなければならないことになっています。その306時間を34週で割ると、9時間という数字が出てきます。つまり、小学校1年生の国語は週に9時間勉強しなくてはいけないので、時間割に9個、国語が入っているのです。
それぞれの学年の時間割に載せる教科の個数が決まったら、次は教科の並び方を決めていく訳ですが、実は、学級担任の先生が決められた個数の教科を自由に並べているわけではないんですね。さらに、小学校と中学校でも時間割の作り方が違います。

まずは、小学校の決め方からお話しします。小学校は初めに、教務主任(※2)の先生が体育館や図書室、理科室、家庭科室など特別教室の割り当てを決めます。例えば、「月曜日の2時間目の体育館は、4年1組が使うようにしよう」という感じです。それと並行して、音楽や図工などの教科を専門とする先生たちの割振りをします。「金曜日の1・2時間目の○○先生(図工)は5年1組」というように…。
(※2)教務主任・・・時間割の編成や年間の行事計画など、学校全体の一年間の活動を見通して計画を立て、スケジュール通り円滑に学校が動けるように連絡・調整を行う先生

学校全体の特別教室と教科を専門とする先生の時間割を教務主任の先生が決めた後、職員会議でその時間割が了承されると、それを基に各学級の時間割が作られるんですね。

一方、中学校の場合、小学校と違って教科によってすべて先生が違うので、全学級の時間割を教務主任の先生が一人で作ります。特に、学級数が多い中学校の時間割は、とても難解なパズルを解くような感じなんですよ。なかなか時間割が完成しなくて、何日もかかって、期限までに間に合いそうにないと、涙が出そうな時もあります。
そんな中で組み上がった時の感動といったら、もうなんて表現したらよいか(涙がこぼれ出す)、あっすいません。私が作っていた当時のことを思い出してしまいました。作成したことのある別の先生にお伺いしたら、「完成したその瞬間は、まさに神が舞い降りたよう」と表現されるくらい、大変な作業なんです。

実際の時間割
各教室に貼られた時間割は手づくり感があって素敵ですよね!

先生が自由に決めているように見える時間割。それは、まさに先生の英知(と涙)の結晶だったんですね。今度、自分のクラスや他のクラスの時間割を見たら、この実は壮大な結晶のお話を思い出してもらえたら、先生はとても嬉しいです。

更新日 2017年3月1日(水曜日)

33時間目「新学年を迎えるためにどのような準備をしているの?」

早いもので、今日から3月。いよいよ卒業のシーズンですが、皆さんは卒業式にどんな思い出がありますか?制服の第二ボタンをあげたとか、もらったとか、甘酸っぱい思い出が蘇ってくる方もいるかも知れませんね。
こんにちは、KASHIWA先生です。

3月の学校は、卒業式や修了式など今年度の教育活動のまとめと並行して、来年度のスタートに向けた準備に追われています。そこで今回は、新年度を迎えるために、この時期にどんな準備を進めているか、2つ紹介したいと思います。

まず1つ目は、来年度「どんな学校にしたいか」「子供たちにどんな力をつけさせたいか」といった、学校教育目標や取り組みを検討することです。

新たな目標を立てるためには、まず、今年度の目標がどの程度達成できたのか、どんな課題があるのかについて、明らかにする必要がありますよね。

そこで学校では、「学校評価」というアンケート調査を実施しています。保護者の方は、毎年学校からアンケートを依頼されていると思います。


たとえば、

  • 子供は楽しく学校生活を送っていますか
  • 子供にとって授業は分かりやすいですか
  • 子供は進んで運動や外遊びをしていますか
  • 学校は校舎、校庭、教室、トイレなどの環境が整備されていますか
  • 授業参観や行事等により教育内容を知ることができますか

など、学校生活全般に関する様々な質問をしています。

もちろん、学校評価は保護者だけが行うものではなく、各校の教職員自らの点検・評価に加え、児童生徒アンケートも行っています。さらに、保護者や地域住民等の学校関係者などにより構成された委員会(学校評議委員会)でも評価していただいています。
こうして、様々な立場の方からの意見を聞くことで、今年度の成果と課題を客観的に分析し、教育活動の改善や質の向上を目指しているのですね。

なお、この学校評価の結果については、印刷物や学校ホームページで公表しています。学校は、課題を共有することで、保護者や地域の皆さんからご支援やご協力をいただけることを期待しています。お時間があるときに、お子さんが通っている学校やお近くの学校のものを一度ご覧になってみてください。


アンケートの一部画像


学校評価のまとめの一部画像
各校がそれぞれの形でまとめ、公表しています。
これらは柏第八小学校のアンケート結果と学校評価の一部。
柏第八小学校のホームページで詳細をご覧いただけます。


学校評価は今年度の取り組みを見直し、来年度の方向性を検討する上で、大変重要な役割を担っています。ですので、アンケート項目が多くて面倒に感じるところもあるかも知れませんが、ぜひご協力くださいね。

次に2つ目は、新入生を迎える準備です。
「小1プロブレム」や「中1ギャップ」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。小学校や中学校に入学することで、それぞれを取り巻く環境がこれまでと大きく変化します。そのため、中にはその変化に馴染むのに時間がかかってしまう子供たちもいます。

そこで、できる限り子供たちの戸惑いや困り感を減らすために、入学してくる子供一人一人について、幼稚園や保育園、小学校と丁寧に引き継ぎを行っています。この時期に、幼稚園や保育園の先生を小学校で見かけたり、小学校の先生が中学校に行ったりしているのは、そのためだったんですね。

柏八小,1年生初登校日の様子
新1年生が元気一杯登校してくる日が
今から待ち遠しいですね!


このように、学校は、今年度のまとめをしながらも、既に来年度に向けて動き出しています。
進学・進級に向けてドキドキワクワクするのは、子供たちも先生がたも同じなんですね。

更新日 2017年2月22日(水曜日)

32時間目「休日や夜間の運動場や体育館ってどう使われているの?」

最近、ぐっと冷えてきましたね。あまりの寒さに体が縮こまっていませんか。寒いからこそ、体をたくさん動かして、心も元気に過ごせる2月にしたいですね。こんにちは、KASHIWA先生です。

さて、みなさんは、土曜日や日曜日に子どもたちの元気な声が校庭や体育館から聞こえてきたことがありませんか。また、子どもだけでなく大人たちが、楽しそうにスポーツで汗を流している様子を見たことがありませんか。

柏市では、より多くの市民が地域の身近な場所で気軽に生涯スポーツを楽しめる場を提供するため、学校の活動に支障の無い範囲で小・中・市立高等学校の体育館や武道場、あるいは校庭を地域のスポーツ団体等に利用開放しています。

開放している施設と時間帯は、

  • 小学校

 体育館と校庭を土・日・祝日の日中(9時~17時まで、11月から翌年4月は、9時~16時)

  • 中学校

 体育館と武道場を夜間(18時~21時)

  • 市立高等学校

 体育館を夜間(19時~21時)
となっています。

主な利用団体は、体育館ではバスケットボールやバドミントン、校庭ではサッカーや野球チームなど幅広い種目の利用が見られ、なんと約400もの団体が登録されているんですね。

バトミントン教室
ある日の夜、田中中学校の体育館ではバドミントン教室が行われて、子どもから
大人までが汗を流していました


また、学校施設開放を利用している団体の中には、学校と円滑な相互関係を深める活動の一環として、地域の方や学校職員が一緒になって校庭などの清掃活動を行う取り組みを行っているところもあります。

清掃活動実施中1
清掃活動実施中2
気持ち良く利用するため、少年野球の団体、地域の方と学校職員で
清掃活動実施中


みんなが顔を合わせ、みんなが利用している施設をみんなできれいにする活動は、良好な人間関係づくり、信頼関係づくりに役立つすばらしい取り組みだと思います。生涯スポーツはもとより学校と連携した地域社会活動の拠点として、少しでもこのような取り組みが、市内の学校に広まっていくと良いですね。

皆さんもこれをきっかけに、お住まいの近くの学校開放を利用している団体を探してみてはいかがでしょうか。地域に根ざしたスポーツや社会貢献活動は、新たな出会いや発見とともに、きっとあなたの体も心も満たして、寒さなんて吹き飛ばしてくれますよ。

お問い合わせ先
広報広聴課 / 電話:04-7167-1175 メールフォーム