過去の記事一覧

2017年4月の全ての記事一覧

更新日 2017年4月24日(月曜日)

探訪・蕎麦の道 ~ 第三回

最近、蕎麦を重点的に食べるようになって体の調子がイイです

奇怪!蕎麦人間!になるかな?と心配してたんですけど大丈夫です

これはアレですね、蕎麦の成分や栄養素が体にイイとか

低カロリーだとか、自然食品だとか、そんなんじゃないです

「ハラ減った・・・ナニ食べようか・・・ウ~ン、ウ~ン」

なんて悩むときあるでしょ?延々と

悩んでるうちにランチタイム終わった~とか

彼氏がデートで何食べるか決められない~とか

これがストレスになって体調を崩すワケです

でもね、最近のオレは違います

「ハラ減ったからソバ食べよう」

コレです、コレだけです

どうです?迷いが微塵もないでしょ?

まさにストレスフリー社会の実現です!Yeah~~~ッ!

ゴール前でシュート打つべきか、パスすべきか・・・

迷ってるJリーガーは蕎麦の教えに従うべきです


そんなワケで日々、美味しい蕎麦を探しているんですけど

柏市の旧沼南地区・手賀の杜で「杜の葉」ってソバ屋を発見

ここらは交通の便がイマイチよくない地域なんですね

でもね、だからこそ隠れた名店があったりします


そこは普通の住宅街

目隠しして連れてこられたら、絶対にドコだかわからない

「貴ッ様~!ここはドコだ!三郷か!守谷か!我孫子か!町田か!」

と叫んでもおかしくないぐらい、普通の小綺麗な住宅街

人通りは、まあざっと見た感じ、渋谷ハチ公前の千分の1ぐらい

平日ランチタイム、店には蕎麦好き(たぶん)が何人か集っていた

閑静な住宅街なのに、この集客!

さすが隠れた名店の宝庫と言われる沼南地区です

それじゃ~何を頼もうかな?

な~んてオレは悩まないんです、蕎麦はザルそばと決めてます

いわゆるストレスフリーです、ハイ

え~と、おね~さん、ザルそばください・・・え?女将さん?

いやいや~見えないですよ~お綺麗で~ホントにぃ

奥の厨房でダンナさんが蕎麦を打っているの?へぇ

ナニナニ・・・・ダンナは蕎麦を打ち続けて20年!?に、20年も!?

マジでッ?そんなに・・・ふぅ・・・とりあえず蕎麦ください

そば03

蕎麦が出てきました

なんかこう・・・凛とした佇まいです

そば歴20年の重圧、正座するしかありません

間違っても漫画とか読みながら食べられない!そんな雰囲気

では・・・イタダキマ~ス!

蕎麦が細い!うん、細いとつゆがほどよく絡むんですよ、ハイ

かといって細すぎると切れやすい・・・この加減に20年ですよ

おッ、そばつゆが具沢山系ですか、ほうほう・・・ではでは・・・

ズズッ・・・ズズゥゥゥ・・・ムグッ・・・!?

なんだコレは~ッ!この懐かしい感じィ!いわゆる走馬灯系

山寺の和尚さんが、フォッフォフォフォ、客人、さあ食べなされ

と言いながら出すような、包まれるような美味さ

わかりづらい?だよね~だよね~ズズズッ・・・うん、ウマイ

そうだ、アレだ、給食のソフト麺の感動に似てる

味じゃないですよ、感動ね、感情の部分ね

今日はソフト麺だよ、Yeah~~!のアレね

わかる?やっぱね~わかるよね~

ソバの盛りも十分ですね

フランス料理みたいにオシャレに、ほんのチョットだけ

なんてのはダメです。柏のソバ屋には実用性も必要なんです

ズズッ・・・ズィズィィィ・・・ムグンッ!

ふぅ・・・これは美味い!ご馳走様!

そば04

そば歴20年の稲葉さん、39歳です

息子さんは風早北部小学校でソバを打って・・・いや、勉強してます

奥様は松戸出身、4年前から夫婦でソバ屋をやってます


今日から、日本三大イナバと言えば

B'zの稲葉さん

イナバ物置のイナバさん

「杜の葉」の稲葉さん

ってコトになりましたので、ヨロシク~!

(つづく・・・いよいよGWですね、フフフ)

更新日 2017年4月17日(月曜日)

探訪・蕎麦の道 ~ 第二回

1987年・冬

オレはチラチラと粉雪が舞う、長野駅ホームに立っていた

ふぅ・・・寒いな・・・

次の電車まで・・・うん、まだ時間がある

よし、信州と言えば蕎麦だ!立ち食いソバを食うぞ!

「オバチャン、かけそばください」

「はいよ~!」

イタダキマ~ス!ハフハフ・・・ズウッ!

ムグッ・・・フッフッ・・・ズズ~ッ!

うん、蕎麦の香りが鼻腔から脳にピシ~ッとくるね

刻みネギと唐辛子も効いてるなぁ・・・

あ、ちなみにオレは万能ネギじゃなくて長ネギ派ね

唐辛子は一味じゃなくて七味派、ザルだったら当然ワサビね

んで、聖子派か明菜派かって問われたら・・・

無理ッ!これは無理ッ!オレには決められないですよォォ~ッ!

え?聞いてない?あっ・・・そうでした

ズズズ~ッイ、ゴグッ・・・うん、つゆもダシが効いてる

あのさ、蕎麦を発明したのってダレなの?

いや~でもさ、よく蕎麦の実を挽いたよね、栄養なさそうなのに

で、よくそれを麺にしたよね、で、よく食べたよね、ホントに

いや~美味しかったです、さすが信州です、ご馳走様~!

そば01
   当時はこんなセーターが流行ってましたね

さてと、そろそろ電車の時間だな・・・

オレは空になったドンブリをオバチャンに手渡す

するとオバチャンがポツリと言った

「アンタ・・・いい人だね」

え?なになに?オレがいい人?

ど~ゆ~コト?何で?とオレが尋ねると

オバチャン(推定56歳、当時のオレ26歳)は語りはじめた

あのね、アタシはね、何年もココで蕎麦をつくってるのよ

毎日、毎日、寒いときも暑いときもね

で、朝一番に刻みネギを作るのね、わかるでしょ?トントンってね

でもね、たま~に切れてないネギがあるの、つながってるネギがね

でね、そのつながったネギを「何だコレ?切れてないよ」って・・・

ドンブリから捨てる人がいるのよ・・・悪気は無いんだろうけどね

そりゃ~ね、ワタシだってね、疲れてるときもあるのよ

失敗だってするわよ~切れてないネギだってあるわよ~わかるでしょ?

でもね、なにも捨てるコトはないでしょ?ネ、そうでしょ?

でね、アナタのかけソバにも切れてないネギが混ざってた

でも、アナタは捨てないで食べたでしょ・・・ん?気付かなかった?

ううん、食べたの、ワタシ見てたのよ

アンタいい人ね、ワタシうれしかったわ

はいコレ、あげるよ・・・体に気をつけてね

そう言いながらオバチャンはカウンターの下から

ちいさなヤクルトを取り出してオレに手渡した

どうやらオバチャンの私物らしい

「ほら、これ・・・お飲みよ」

よくわからないけどオレは

「いいんですか?じゃあ・・・ど~も」

とヤクルトをゴクゴクと飲んだんです

そば02

あれから30年経ちましたけど

オバチャンがフイにくれたヤクルトが心に残ってて

長野駅のソバ屋の出来事をよ~く覚えてるんですよね

で、アレは何だったんだろうな?って今でも考えるんです

たぶんオバチャンは、あのとき心が疲れてて

オレが失敗ネギを食べてくれたコトが

よほど嬉しかったんじゃないかと・・・

で、見ず知らずのオレにヤクルトを差し出した・・・

オレもオバチャンと同じ56歳になって

なんかオバチャンの気持ちがわかる気がしたんです

あのときからオレの蕎麦道ってのが始まりましたね

なんかね、立ち食いソバ屋には、他とは違う何かを感じます

カレーはちょっとなぁ・・・って時もソバなら食えます

ソバにはドラマがある!

ソバには人情がある!

ソバはアナタのソバにある!

ってコトで、またまた新しい美味しいソバ屋を発見しました

それは旧沼南地区、手賀の杜にありまして

夫婦で営む「杜の葉」ってソバ屋で・・・

え?もう時間がない?それは残念・・・ではまた来週!

(つづく・・・本当につづきます)

更新日 2017年4月10日(月曜日)

衝動

先週の水曜日のコトなんですけど

手賀沼ジョギングコースの桜がキレイだと聞いて

ホントに?じゃあオレ、確かめに行くよ~!

と、見に行ったんです

桜、咲いてました

確かに綺麗でした、見事な桜です

でも桜を見ていたら、なんかムズムズしてきたんです

正確に言うと桜の「太い幹」を見ていたらムズムズしてきたんです

花粉症とか、そ~ゆ~アレじゃなくて

湧き上がる衝動ってヤツです、ハイ

フツー井戸から出てくるのは貞子ですよね

で、階段を四つんばいで降りてくるのは伽椰子ですよね

で、木の陰からヒョイと顔を出すのは

美少女や美少年と相場は決まってますよね

ホラあるじゃないですか、ニコっと笑って木の陰から出てきて

木の根っこのトコに座ってる恋人を両手で目隠しして

イチャイチャを開始するアレですよ

男「ダ~レだ?ウフフッ」

女「え~誰?わかんない~!イジワル~!」

男「ウフフ、ボクだよ」

女「なんだ~靖夫さんね・・・もう~知らない!」

とか言いながらグリコアーモンドチョコを食べるアレです

そんなコトしたことあります?

オレはありません

56年間生きてきて一度も木の陰から顔を出して

カワイイ女子に目隠しなんてしたことがないなんて・・・

悔しいじゃないですか!

無念じゃないですか!

恨めしいじゃないですか!

オレだってトシちゃんみたいに、聖子ちゃんに目隠したい

三浦友和さんみたいに、百恵ちゃんに目隠ししたい

オレは桜の木の太い幹を見て思ったワケです

「今がチャンス・・・ウラミハラサデオクベキカ!」

よし、この木の陰から顔を出してウフフと笑おう

満開の桜がオレを呼んでいる

目隠ししてイチャイチャする女の子がいない・・・この際、省略だ!

一生に一度でイイんだ、夢をかなえるんだ

さくら01

オレはそっと顔を出してニコリと笑った

うん、この気恥ずかしいような、テレ臭いような・・・

トシちゃんになったような、三浦友和さんになったような・・・

これが桜の魔力ってヤツ?

チチチチチチチ・・・チェリ~ボ~ム!ってヤツ?

うん、実に晴れ晴れしい気分です、満願成就です

ついにオレは証明した

木の陰から顔を出してニッコリはオヤジだってできるのだと

証人は市役所広報課のM子(27才)とN君(26才)です


今からでも遅くありません

オジサン、オバサンは木陰ニッコリ~イチャイチャをするべきです

手賀沼のほとりには、ソレをさせる魔力がひそんでいるのです

(つづく・・・今日あたり満開だよ~!)

追伸 

一応、手賀沼の現場写真を掲載しておきますね



さくら03

更新日 2017年4月3日(月曜日)

探訪・蕎麦の道 ~ 第一回

最近、蕎麦にハマってまして

必須栄養素のほとんどを蕎麦から吸収できればイイなぁ

なんて思うぐらいハマってるんです

まあ蕎麦屋もいろいろあるんですけど

いま、オレのイチオシは3ヶ月ほど前に開店した

柏駅3・4番線ホームにある「いろり庵きらく」のざるそば

1月にもココで書いたんですけど、コレです、イヤほんとに

一昨日も朝と夜、2回食べました

で、その一昨日の朝の時の話なんですけど

オレはいちばん端に座って、ざるそば食べてたんですよ

すると男性が入ってきて店員に食券を差し出して言いました

「蕎麦で」

食券には「うどん・そば」って書いてあるので

どっちか指定する、まあよくあるシステムです

すると店員はこう言いましたね

「茹でるのに、40秒、お待ちいただけますか~ッ!?」

40秒!こ、細かい!時間指定が細かい!

さすが秒単位で運行が管理されているJR東日本経営

と、言わざるをえない

しかも設定が絶妙

30秒じゃ言ってるうちに、残り20秒になってしまい

待てる?って問いかける意味がない

でも、1分待てる?じゃあ駅そばとしては長い、長すぎる

つまり40秒ってのはホームで待つのに最適な時間なのです

ドーラが40秒で支度しなと言うのも理にかなってるワケです

男性は店員の問いかけに「いいですよ」とだけ答える

そして蕎麦が約30秒後に出てくる。うん素晴らしい

でもね、オレは思ったんです

「40秒待てない!キャンセルだ!」

なんて言う客は居るのか?そんなせっかち人間がいるのか?

いや、居ない。そもそも食券を前払いで購入しているし

おそらく店員も「待てない!」と言われないのはわかっている

じゃあ何で40秒待てますか?なんて聞くのか

それは店員さんの気配りなのである

朝のホームは時間がない。みんな急いでいる

でも蕎麦が食べたいんだ!でも40秒なら待てるんだ!

店員はそこまで客の心理を読み切ってる

で、実は注文と同時に作り始めてる

で、待てますか?の会話に10秒

で、客が着席、かばんを置くのに10秒

で、セルフの水を汲むのに10秒

さあ食うかな・・・って時に

お待ちどうさま~!

完璧だ!

店員さん、もしかしてJR東日本ナンバーワン店員さん?

だってオレには「40秒待てるか?」って聞かなかった

つまり、急いでそうな人にだけ聞いてる

あせる気持ちを落ち着かせるために聞いてる

これはアレですよ、包丁人味平が客の顔色をみて

チャーハンの塩加減を変えるシステムと同じですよ

もう天才料理人としか言いようがない

なんて感心してたら次の客がやってきた

「コロッケそば、つゆ少なめで」

「はいよ~!」

おおお、なるほどォ~ッ!そんなコトもできるのか

コレはアレです、コロッケの衣がつゆにひたって

フニュフニュ化し、金魚のエサ状態になるのを回避する技

店員「(差し出して) これでイイですか?」

お客「(覗き込んで) ああ、イイですよ~」

客もプロなら店員もプロ

いい光景を見ました



きらく
  ココがいろり庵きらく。朝は満席でした。夜はすいてました

そして夜の話なんですけど・・・え?もう十分?

そうですか・・・残念です

さようなら

(つづく・・・ズズッ!ズズズ~ッ!←蕎麦の音)