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更新日 2018年5月2日(水曜日)

第11回篠籠田の三匹獅子舞「千葉県指定無形民俗文化財」

篠籠田の三匹舞

(今)西光院前に掲げられる獅子舞由来の解説板

三匹獅子舞は篠籠田に伝わる行事で、毎年8月16日に西光院で行われます。篠籠田は昔から沼沢地(しょうたくち)で,水田耕作には最も適し、古くから稲作が発達していました。米作りを生業としていた農民にとって、水はきわめて大切で水を支配するといわれる龍神信仰が生まれました。そのため篠籠田の獅子は龍神をかたどる「龍頭の獅子」です。獅子舞の始まりは徳川五代将軍綱吉公の元禄時代と言われています。盆の施餓鬼(せがき)の日、西光院の前庭で祖先の霊をなぐさめ五穀豊穣(ごこくほうじょう)と家内安全を祈願して舞を奉納するものです。古来から「篠籠田の三匹獅子の日は三粒でも雨が降る」と言われています。篠籠田の獅子舞保存会は昭和49年8月に結成され近年では、地元の小学生も参加しています。昭和50年12月12日無形文化財として千葉県指定の郷土芸能になりました。

篠籠田の三匹 

(今)昭和61年(1986年)11月に設置された篠籠田の三匹獅子舞(西光院)入口の標柱

篠籠田の三匹

(今)三匹獅子の舞台西光院

西光院は阿弥陀如来を本尊としています。真言宗豊山派の寺院で、報恩山無量寺と言います。

三匹 

(今)山門(薬医門)から本堂を見る。平成30年(2018年)4月

三匹獅子舞い

(今)本堂前に竹を四隅に立てて七五三縄を張り砂を敷き詰めた特設の場が300年近い伝統を誇る三匹獅子舞の舞台です。雨乞い、豊作祈願の行事で、獅子、ひょっとこ、さる、きつね、花笠持、金棒びき、はやし方で構成されます。平成22年(2010年)

篠籠田の三匹

(昔)境内を清める「猿舞い」

「塩まき」の曲が鳴って、ひよっとこ、さる、きつねが、ひょうきんな動きで舞台や見物客に清めの塩をまき、まかれた塩をあびると無病息災に恵まれるという。昭和45年(1970年)頃                          篠籠田の三匹

(昔)猿舞衆の道化踊り

猿舞は背をかがめて腰を落とし前かがみの姿勢で左右に自然に振る舞います。昭和45年(1970年)頃

篠籠田の三匹

(今)三匹獅子登場

獅子舞「女獅子・中獅子・大獅子」と続きます。平成22年(2010年)

篠籠田の三匹

(今)優雅で女らしく、しとやかな女獅子、活発な舞で足を使う中獅子、獅子一家の族長、貫禄を誇示し勇壮な大獅子が登場。平成22年(2010年)

三匹獅子

(昔)三匹獅子が揃って精進返し後の念仏。腰をおろし、首を小さく振り,平和に感謝の気持ちを捧げながら感情を込めて和歌を奉納します。

篠籠田の三匹

(今)三匹獅子が揃って精進返し後の念仏。平成22年(2010年)

三匹獅子舞い

(昔)篠籠田の三匹獅子舞見物客で賑わう本堂前

晴れた日の炎天の下、舞手も笛吹きも汗だくの熱演でした。