2018年2月の全ての記事一覧
第8回高島屋がオープンした柏駅西口と豊四季台
(昔)昭和48年(1973年)
柏駅東口のそごう・西口の高島屋と大型店の出現で,柏駅の東西は、古いものから新しいものへと変化する時代の幕開けの年になりました。柏駅周辺は、都市的景観を大きく変貌させ,新しいファッショナブルな街、柏が誕生した年でもあります。昭和48年11月2日柏駅の西口に高島屋がオープンした当日の写真で,建物の上部には割れたくす玉が2つ見えます。昭和54年(1979年)にローズタウンが開業,専門店が高島屋と結ばれ商店業界に新風を招きました。同店の8階の市民サロンが市民ギャラリーとしてオープンしました。
(昔)高島屋オープンで賑わう柏駅西口バスターミナル 昭和49年(1974年)
(今)現在の西口広場
バスターミナル、高島屋、ステーションモールが見える 平成28年(2016年)
(昔)柏駅西口広場バスターミナル夜景 昭和50年代
(今)現在の柏高島屋正面入口
入口にクリスマスツリーが飾られている 平成29年(2017年)12月
(昔)第1回柏まつりで賑わう柏駅西口広場
後ろに高島屋が見えます 昭和53年(1978年)8月
(今)柏駅東口ダブルデッキから望む柏高島屋全景 平成29年(2017年)12月
(昔)柏一小通り商店街入口から岡田病院を望む
右手が建設中の柏高島屋で,中央の岡田病院はこの後に取り壊されて新しい病棟になった。天神会館は、結婚式場で柏一小通りの両側には居酒屋、肉屋、八百屋などが並んでいた。 昭和48年(1973年)
(今)現在の柏一小通り商店街入口
懐かしい街灯に柏一小通り商店街の名称が付けられている。 平成30年(2018年)1月
(昔)柏一小通り商店街
商店街の両側には飲食店が並び,人通りも多かった。 昭和62年(1987年)5月
(今)現在の柏一小通り商店街 平成29年(2017年)12月
(昔)柏駅西口あさひ通り 昭和62年(1987年)7月
(今)現在のあさひ通り
「KASHIWA CITYあさひふれあい通り ふれあいの道」とおしゃれなアーケードに変わりました。柏駅西口ダブルデッキより望む 平成29年(2017年)12月
(昔)柏競馬場
あさひ通りに沿って歩き,国道6号を超えた先にある豊四季地域には,かつて東洋一の競馬場がありました。幅30m、長さ1600mのコースで総面積8万8590坪,建物1633坪の規模でした。
花野井の吉田甚左衛門が私有地に誘致したもので、昭和3年(1928年)5月にオープン。第一回柏競馬会は、3日間開催。
初日の入場者2万5000人は柏町の人口の3倍でした。その後昭和25年に中止となり,現在は豊四季台団地・向原町の地となっています。
(昔)昔のゴルフ
昭和4年(1929年)柏競馬場のコース内や隣接地に柏ゴルフ場を併設しました。現東葛高校脇の今の向原町会全域にあたる広さには全9ホールあり,来客の多くは皇族、著名人でした。
(昔)昭和39年(1964年)豊四季に日本住宅公団による大型集団住宅豊四季団地が完成しました。5階建て106棟4,768戸。当初は1万3000人が入居しました。現在は建て替え事業が行われ「高齢者だけでなく、すべての世代が安心して元気に暮らせるまちづくり」が進められています。
(今)現在も建て替えが終わっていない棟が残っている。 平成30年(2018年)1月
(今)建て替えられた豊四季団地
奥に新しく新設されたイオンマーケット(株)ピーコックストアが見えます。平成29年(2017年)12月1日にオープンしました。
(昔)柏競馬場前停車場 昭和10年(1935年)
東武野田線が総武鉄道と呼ばれていた昭和8年(1933年)、気象大学校東門傍に「柏競馬場前」という停車場が開設されました。主として柏競馬場、柏ゴルフ場のお客と、東葛飾中学校生徒が利用していました。戦時中競馬が廃止されると「北柏」と改称。昭和20年4月末に営業休止、同30年7月正式に廃止となりました。
(今)柏競馬場前停車場跡 平成29年(2017年)12月
気象大学校とレーダー、昭和37年(1962年)に2年制の大学校となり2年後には4年制となっています。頂上が丸い高い建物は気象レーダーで高さは51mあり,遠くからでも眺められる地域のシンボルタワーです。このあたりに「競馬場前」停車場がありました。住所は旭町4丁目7番地。
(昔)アメリカ軍が撮影した航空写真 昭和22年(1947年)
お知らせ
2月18日(日曜日)から4日間,パレット柏市民ギャラリーにて「写真展「変わりゆく柏の風景」」を開催します。
柏市誕生期から現在までを伝える写真を展示しますので,ぜひご来場ください。