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更新日 2016年2月26日(金曜日)

【第46号】手賀沼ポンプ場あれこれ

手賀沼周辺は、徐々に春の様相を呈してきました。

今回は、知ってるようで知らない手賀沼周辺の<ポンプ場>をちょっと調べてみました。

  

手賀沼自然ふれあい緑道を歩いていると、公園と田圃を区別する用水路際に小さな小屋、ちょっと向こうにクリーム色のしっかりした窓の大きな建物が見えます。
いったい、どんな役目をしてるんでしょう?
 

★【北千葉導水路第二機場】
まず、手賀沼自然ふれあい緑道で目に触れるのは、戸張地籍にある「北千葉導水ビジターセンター」の北千葉導水路第二機場です。
手賀沼付近には第一機場、第二機場、第三機場 と3か所に大きなポンプ場があります。それぞれ役目が違っていて
◆我孫子市布佐、印西市発作地籍にある<第一機場>(北千葉揚排水機場) は、

 1.手賀川⇒利根川へ内水の排除(最大80m3/s)を行うとともに、2.利根川⇒取水して手賀沼に導水(既設40m3/s)しています。==吐いて!~吸って!~==

◆又、松戸市根本地籍にある<第三機場>(松戸排水機場)では

 利根川の水を、第二機場を経由してなんと坂川から江戸川へ の洪水を排除(最大100m3/s)しています。==吐いて!~==
今回説明する
◆<第二機場>は北千葉導水ビジターセンター内にあって

 1.手賀沼へ の浄化用水の注水(最大10m3/s) を行い、2.江戸川、坂川への導水(最大40m3/s )を行っています。 ==吸って!~吐いて!~==

 となります。
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北千葉導水路は、利根川と江戸川を結ぶ水路(人工河川:流況調整河川)なんですね。

1974年(昭和49年)に着工し2000年(平成12年)と実に26年の歳月をかけた一大事業。
全長28.5km(内、地下水路は22.2キkmを占める)。最大導水量は約40m³/s。
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着水井(ちゃくすいせい)。ここで利根川の水を、<手賀沼と江戸川>に分かれて流します。
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これによって、手賀沼がきれいになったんですね。
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北千葉導水路ビジターセンターの階上からは、すばらしい手賀沼が望めます。

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かつては、案内嬢がいて、説明していたのですが、今はだた建物だけが・・・
【裏話:ここの建物の内部のトイレきれいですよ】
   

★【泉(地区の名前)揚水機場】

さて、次はこの建物です。手賀大橋より東へ約3.5kmあたりにあります。ちょうど手賀沼自然ふれあい緑道が90度左に折れる地点で見えてきます。

揚水機とは低い所から高いところまで水を汲み上げる装置のことです。
例えば、ダムなどから高い山などの貯水槽に汲み上げたりするのによく見られますが。手賀沼の場合は、千葉県手賀沼土地改良区が管理していて、手賀沼の水を陸地に揚げる役目をしています。




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ここで汲み揚げられた水は、なんと藤ヶ谷、高柳、鎌ヶ谷方面までの水田に水を供給してるとのことです。まさに農家にとっては、命の水なんですね。

泉揚水機場の裏手には、道路を挟んで、揚水用の太い鉄管が設けられています。この鉄管、人間が立って通れるほどの太さだそうです。
田植えの時期になると、水を汲み揚げるポンプの音が元気よく響いているとのこと、ちょうどこの鉄管の登り切ったところは、「手賀の丘少年自然の家」付近になります。

  

次は

★【染井入落橋際のポンプ場】 
さて、次はこの建物です。手賀大橋より東へ約3kmあたりにあります。ちょうど染井入り落橋(俗称:日の出橋)の傍らにあります。
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このポンプ場は、田圃に水を供給するのではなく、逆に余分な水田の水をここに集め、この染井入落(川)に流す役目をしているそうです。そして、手賀沼に注ぎ出ます。
ポンプは吸い揚げるばかりでなく、余分な水をかき集める役目もしてたんですね。知りませんでした。

 

 

★【かわいいブルーのポンプ場】 

最後は、手賀沼自然ふれあい緑道の公園並びの水路で、あちこちによく見られるこの小さな小屋です。
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このポンプ場は、手前の水路から、水をくみ上げて田圃に水を供給してる役目を持ってるそうです。

以上今回は、手賀沼の周りにあるポンプ場のあれこれを見てきましたが、大・中・小それぞれ違った役目を持ってるんですね。

それぞれどれもとっても農家にとって大切なポンプ場なんですね。普段何気なく見過ごしてるこれらに多少興味をもっていただけらば幸いです。

  

それでは、今回はこの辺で。
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もう手賀沼では、コブシの花が咲き始めています。今月もあと3日。そこまで春が来ています。


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